JPH01195700A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JPH01195700A
JPH01195700A JP2037688A JP2037688A JPH01195700A JP H01195700 A JPH01195700 A JP H01195700A JP 2037688 A JP2037688 A JP 2037688A JP 2037688 A JP2037688 A JP 2037688A JP H01195700 A JPH01195700 A JP H01195700A
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Takio Tomimasu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、X線発生装置に関し、特に設計電子軌道に
沿って周回しながら高周波加速空胴で加速され、蓄積さ
れている高エネルギー電子のベータトロン振動特性を利
用して、電子蓄積リングから取り出されたシンクロトロ
ン放射光を分光用結晶板に照射してエネルギーと方向の
揃った大口径X線ビームを発生させ、これによりX線の
大面積照射を可能とするX線発生装置に関するもので、
例えば心臓の冠頭動脈系の毛細血管の撮影や、超々LS
I回路パターンの転写等の加工に好適な大強度X線の大
口径平行ビームの照射を可能にするものである。
[従来の技術] 第12図は従来の電子蓄積リングの一例の概略構成を示
す。ここで、1a−1hは軌道半径2m、偏向角45°
の偏向電磁石、2は入射用セプタム電磁石、3はキツカ
ーコイル、4は高周波空胴、5は垂直方向の集束力をも
つ四重極室磁石(以下、q。
と呼ぶ)、6は水平方向の集束力をもつ四重極室磁石(
以下Qtと呼ぶ)、7は上述のQt6をQd5の両側に
配した3台1セツトのトリプレット、8はウィグラ(ま
たはアンジュレータ)、9は分光用結晶板、およびlO
は単色X線である。なお、11は設計電子軌道、12は
電子を示す。
従来の電子蓄積リングを用いたX線発生装置では、電子
がウィグラ8を通過するときに放射するウィグラX線を
分光用結晶板9で分光して、エネギーの揃った単色X線
10の平行ビームを得ていた。
次に、第12図のX線発生装置から発生する単色X線l
Oの特性を第13図の図面に基いて説明する。
この図において、電子12は電子蓄積リングの設計電子
軌道ll上におかれたウィグラ8によって蛇行しながら
強力なX線を放射する。このウィグラX線は、水平方向
(あるいは垂直方向)に偏平で、垂直方向(あるいは水
平方向)にのみ指向性を持ち、水平方向でも幅狭のX線
ビームであり、分光用結晶板9によっても水平方向(あ
るいは垂直方向)の一方向にのみ広がったX線IOであ
るという特徴を有する。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来のX線発生装置から得られるウィグラ
X線は、第13図の斜線部分で示すように、極めて照射
野が狭いのでX線の大面積照射を必要とする心臓の冠状
動脈系の毛細血管の撮影や超LSIリソグラフィ技術へ
利用していく上で問題があった。
この欠点を解決するために、本出願人が先に出願したよ
うな可変電磁石を電子蓄積リングの電子軌道上に設けて
電子軌道を上下に動かす試みもあるが、これは電子蓄積
リングにおいて軌道位M、FA整などに従来使用されて
きた手法を利用したものであって、照射野拡大の手法と
しては実用上あまり有効なものではなく、改善の余地が
あった。また、可変電磁石を蓄積リングの電子軌道上に
設けたときの電子軌道は非常に複雑で、所定方向へ放射
光SRを出力するのは容易でなかった。
この発明は、上述の問題点を解決するためになされたも
ので、電子蓄積リング固有のベータトロン振動特性を利
用して電子ビームを設計電子軌道のまわりに波動運動さ
せ、その波動(振動)の節近くで放射光を取り出すこと
により設計電子軌道からの開き角を大きくして垂直方向
のシンクロトロン放射光SRの照射野を拡大できるよう
にするとともに、電子ビームを水平、垂直方向に安定し
て移動でき、かつ放射光SRや高輝度のウィグラX線を
発生して大面積照射することによって、分光用結晶板に
よる単色大強度X線の大口径平行ビーム発生が可能なX
線発生装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、この発明では、電子蓄積
リング固有のベータトロン振動特性を利用して、設計電
子軌道上に蓄積された電子を垂直方向偏向手段により設
計電子軌道のまわりに垂直方向に任意の振幅と振動の節
をもつ波動運動をさせ、放射光SRの照射野を拡大する
ことにより、分光用結晶板によって単色大強度X線の大
口径平行ビームを取り出すように構成したことを特徴と
する。
また、この発明の別の発明にかかるX線発生装置は、電
子蓄積リングのベータトロン振動特性を利用して設計電
子軌道上に蓄積された電子を垂直方向偏向手段および水
平方向偏向手段により電子軌道のまわりに垂直方向およ
び水平方向の波動運動をさせ、さらに垂直方向および水
平方向に同時にまたは別個に波動運動をする電子にウィ
グラ(またはアンジュレータ)により大口径で平行ビー
ムの大強度X線を発生させ、分光用結晶板によって単色
大強度X線の大口径平行ビームを取り出すように構成し
たことを特徴とする。
[作 用] この発明においては、垂直方向の偏向手段により蓄積さ
れた電子を設計電子軌道のまわりに垂直方向の波動運動
をさせ、放射光SRの照射野を拡大することによって分
光用結晶板によって単色大強度X線の照射野を拡大する
また、本発明の別の発明にかかる電子波動リングでは、
垂直方向偏向手段、水平方向偏向手段およびウィグラま
たはアンジュレータによって、大口径で平行ビームの大
強度X線を発生させ、分光用結晶板によって単色大強度
X線の照射野を拡大する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例であるX線発生装置の概略
構成を示す。ここで、1a〜lh、  2〜7゜および
11.12は第12図の従来例と同じものである。
第1図において、8は電子ビームの波動運動によって平
行移動あるいは偏向された電子のエネルギーの一部を赤
外線からX線までの領域の光子に変換するウィグラまた
はアンジュレータである。
21aは前述したトリブレット7^の例えば下流側のQ
d5 とQr6の間に設けた可変垂直偏向電磁石、21
bは同じくトリブレット7Aに近接して設けた可変水平
偏向電磁石である。以下、電子ビームの軌道偏向につい
て垂直方向への偏向、水平方向への偏向の順に述べる。
まず、垂直偏向を実行するために、トリブレット7への
Qr6.Qd5.Qr6のうち下流側のQt6 とQd
5 との間に設けた可変垂直偏向電磁石21aを励磁す
る。この可変垂直偏向電磁石21aの磁場(例えば10
0ガウス程度)の方向によって、第2図に示すように、
下流側のQt6に入射する電子ビーム軌道が上方向また
は下方向に偏向し、ざらにQt6の垂直方向の発散力に
よって実線で示すように増幅されて偏向し、偏向角45
°の偏向電磁石1dに入射する(第1図)。
偏向電磁石1dは、第3図(a)に示すように、傾入射
角θl (例えば11.7°)がつけられていて、第3
図(b)  に示すように、縦集束力を持っているので
、上方向または下方向に偏向して入射してきた電子ビー
ムは偏向電磁石1dによりそれぞれ下方向、上方向に軌
道修正を受けて偏向電磁石ld中を通過し、偏向電磁石
1dの下流側の伸出射角θ2(例えば11.7°)によ
って縦集束され軌道を修正する。
また、偏向電磁石1dを平行に通過する電子ビームは、
第4図に示すように、安定軌道から上下にdxcmll
!iれてほぼ水平に通過し、下流側の偏向電磁石Ifで
上述と同じように縦集束力を受けながら通過する。その
時、さらに下流のトリブレット7Dに入射する電子ビー
ムはそのトリブレット7のQd5で安定軌道と交叉し、
上方向に偏向したものは下方向に、下方向に偏向したも
のは上方向に偏向する。
これにより電子12は第4図に示すように、可変垂直偏
向電磁石21aをほぼ中心とする前後3番目の偏向電磁
石1a、Ifをそれぞれ節N0とする上下波動を行う。
この可変垂直偏向電磁石21aと上下波動の節N0と振
幅dzとの位置関係は、電子蓄積リング固有のベータト
ロン振動特性によって決まるものであり、可変垂直偏向
電磁石21aが第1図の位置にあるときは、電子ビーム
12は設計電子軌道12からほぼdzllfれた所に移
動する。この点が従来の電子ビーム軌道の説明で多くの
人が間違って説明していた点である。
本発明では、波動電子12が設計電子軌道11の上下に
波動するとき放射するシンクロトロン放射光を用いて電
子軌道面に垂直な方向の照射野を拡大することにより、
分光用結晶板9によって単色大強度X線10の照射野を
拡大する。
第5図は、上述の設計電子軌道(安定軌道)11に対し
て上下に波動する電子ビーム12を立体的に図示したも
のであり、Hは照射野の縦幅、Wは同じく横幅であり、
放射光SRの垂直方向の照射野が著しく拡大されている
様子が示されている。なお、図中の斜線部分は従来の照
射野である。
このように、照射野の拡大を利用することにより、分光
用結晶板9によって単色大強度X線lOの照射を拡大す
ることが可能になる。
次に、電子ビームの水平方向の波動運動による水平方向
への安定した移動について説明する。なお、水平偏向を
実行するための可変水平偏向電磁石21bの設置位置は
可変垂直偏向電磁石21aの設置位置または他のトリプ
レット7B〜7Dの位置で良いが、本実施例ではトリプ
レット7Aの下流側のQd5とQr8の間とする。
可変水平偏向電磁石21bの磁場(例えば±100ガウ
ス程度)の方向によって、下流側のQt6に入射する電
子ビームの軌道は第6図に示すように、左方向(内側)
■または右方向(外側) IIに偏向され、ざらにQt
6の水平方向集束力によって、それぞれ逆方向に軌道修
正されて偏向電磁石1dに水平に入射する。このとき、
偏向電磁石1dの傾入射角θl (例えば、11.7°
)によって上述の偏向による左右方向のずれは磁場中の
軌道半径Rに大きく影響を与えることなく、その電子ビ
ーム12の軌道は安定軌道に対してほぼ平行に外側また
は内側に安定して移動し、また下流に位置するQr6に
よって、電子ビームはさらに水平集束されていく。
この電子ビームの水平方向の波動特性は第6図に示すよ
うに水平方向のベータトロン振動数が1.5以上で2.
5以下の場合に、振動の節N。が4個所ある。また、ウ
ィグラまたはアンジュレータ8の位置では電子ビームが
設計電子軌道11に対してほぼ平行移動して、第6図に
示すように、左右にそれぞれdxcmずれる。
第7図は上述の可変垂直偏向電磁石21aと可変水平偏
向電磁石21bにより上下、左右に平行移動する電子ビ
ームを立体的に図示したものであり、ウィグラまたはア
ンジュレータ8の中で発生した指向性の良い大強度光子
を振動の腹にあたるところから放射して大面積照射でき
ることを示している。dxは前述した左右方向の移動量
、dzは上下方向の移動量であり、H,Wは第5図と同
じものである。また、電子ビーム12の軌道はベータト
ロン振動特性によって波打っているので、振動の節N0
のところで安定軌道に対して最大傾斜となる。従って、
この節N0のところにウィグラーをおいて光をとり出す
と、そのウィグラX線の拡がりは最大となる。
このように放射光SRの照射野が拡大されることを利用
すれば、分光用結晶板9からの単色大強度X線lOの照
射野も拡大される。
このような電子波動特性は、第1図に示したトリプレッ
ト7(7A〜7D)を集束レンズとする蓄積リングだけ
ではなく、第8図、第9図に示すような各偏向電磁石1
a〜lf間にそれぞれ1個または2個の四重極電磁石2
2を設けて電子を蓄積する蓄積リングであれば、また、
第8図、第9図に示した8ケの偏向電磁石を有する蓄積
リングだけでなく、電子を蓄積できる蓄積リングであれ
ば、先に述べた電子波動用の偏向手段21a、21bを
用いることによって、その蓄積リング固有のベータトロ
ン振動特性に応じた電子波動特性を持たせ、分光用結晶
板9と連動させることによりX線発生装置として使用す
ることが可能である。
この点も、この発明の大きな特徴の一つといえる。
次に、電子ビームの波動振幅制御について第10図の励
磁電流波形図を参照して説明する。
第1O図で、横軸は時間t、縦軸は励磁電流I0であり
、第1図の可変垂直偏向電磁石21a、可変水平偏向電
磁石21bに対し時間t。−1,の間に任意可変な励I
iI!電流I0を第1O図のように印加制御する。
この場合では、電子ビームを等速にt0秒の間に垂直方
向および水平方向に対し、最大振幅でdzcm、 dx
cm変位することになり、 1.秒間停止した後、再び
等速でt。秒の間にそれぞれ最大振幅で−dzcm、 
−dxcmまで等速に変位し、 1.秒間停止後、再び
もとの位置に復帰するように励磁電流Ioを制御する。
このようにすることによって上述した第5図に示すよう
に、大面積にわたってほぼ均一に放射光SRを分光用結
晶板に照射することによって単色X線の大面積照射が可
能になる。
次−に、波動電子ビームに大強度X線を放射させるウィ
グラまたはアンジュレータ8の構造と作用について、第
11図(a) 、 (b) 、 (c) 、 (d)を
参照して説明する。
第11図(a)はウィグラ8の概略を示す。ここで31
は超伝導コイルを含む電磁石で、極性は交互に上下に配
列している。また、33は電子ビームである。ウィグラ
8から放射される放射光、WRは、クイグラ磁場Bがl
Oテスラ以上の高磁場であるため従来の蓄積リングから
の放射光SRと比較すると光子のエネルギーで10倍以
上も高エネルギーのX線である。
電子のエネルギーをE (GeV)とすると、上記放射
光WRのピークエネルギーE、は次式で与えられる。
εp (KeV) =1.584  X E2(GeV
)  X B (T)放射光WRの強度は第11図(a
)の蛇行する電子軌道の腹の数に比例して増し、Nを周
期数とすると強度は2N倍以上、干渉効果が生じた場合
は4N2倍の強度が得られる。
ウィグラ8を通過する波動電子は、第7図に示すように
、大面積にわたってほぼ均一に放射光WRを分光用結晶
板9に照射できるので、分光用結晶板9からの単色で方
向の揃った大強度X線lOの大面積照射が可能となる6 第11図(b)はアンジュレータ8の概略を示す。
ここで32は小型永久磁石であり、異極性の磁石を交互
に配列している。また33は電子ビーム、λ。
は周期長である。
アンジュレータ8から放射される放射光URは従来の電
子蓄積リングからの放射光SRと比較すると、102〜
10’倍の高輝度で準単色の放射光である。・従来の電
子蓄積リングからの放射光SRの指向性は、第11図(
d)に示すように、設計電子軌道面11に対して垂直な
方向のみで、軌道面では円軌道の接線方向に拡散する発
散光源である。
ところが、アンジュレータ8からの放射光0口は、第1
1図(C) に示すように、電子が蛇行しながら放射す
る直線状指向性をもった放射光である。
この放射光URと放射光SRとの相対輝度比[UR]/
[SR]を示すと、 2N< [IIR]/ [SR] < 4N2の関係と
なる。上記式中のNはアンジュレータ8の周期数である
。ここで、相対輝度比の最小値は蛇行した電子軌道の腹
の数に等しく、最大値は電子ビームの方向が揃っている
腹のところで放射された放射光の干渉効果が生じた時の
値に等しい。
また、磁性体としてSmCO5等を用いた永久磁石のア
ンジュレータ8の場合の周期長λ。は3〜4Cffl程
度で、このときの周期NをlOとすると、放射光tlR
は放射光SRに比べて400倍の輝度が得られ、周期数
Nを16とすれば、放射光tlRは放射光SRに比べて
1000倍の輝度が得られ、このようにアンジュレータ
8を通過する電子は大強度X線を放射する。なお、アン
ジュレータ8の設置位置は電子波動リングの構成上、電
子入射部と高周波空調を除いた直線部分とする。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、第1に、電子
蓄積リング軌道上に設置した可変垂直偏向電磁石によっ
て電子ビームを波動させ、放射光SRの大面積照射がで
きるようにしたので、従来のX線発生装置と比べて、分
光用結晶板9からの単色X線lOの照射野を大きく拡大
できる。また、第2に、電子蓄積リング軌道上に設置し
た個別の水平、垂直偏向電磁石およびウィグラまたはア
ンジュレータ8によって、従来の放射光に比べてはるか
に照射野の広い大強度X線を得ることができ、また安定
して波動電子ビーム軌道の振幅を垂直。
水平方向に任意の速度で変化させることによって、放射
光WRまたは放射光ORを分光用結晶板に大面積にわた
って照射できるようになり、単色X線の大面積照射が自
由自在になるので、心臓の毛細血管撮影や超々LSIリ
ソグラフィー技術等に利用でき、その医学診断や工業利
用上意義はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成図、 第2図は可変垂直偏向電磁石と電子ビームとの関係を説
明する図、 第3図(a)は偏向電磁石の平面図、 第3図(b)は偏向電磁石の側面図、 第4図は電子ビームの垂直方向の波動特性を示す図、 第5図は上下に波動する電子ビームを立体的に図示した
もので、単色X線の照射野が拡大されることを示す図、 第6図は電子ビームの水平方向の波動特性を示す図、 第7図は上下、左右に平行移動する電子ビームを立体的
に図示したもので、ウィグラまたはアンジュレータの中
で発生した指向性の良い大強度光子を大面積照射できる
ことを示す図、 第8図および第9図はそれぞれこの発明の他の実施例を
示す概略構成図、 第10図は励磁電流の波形を示す波形図、第11図(a
)はウィグラの構成を示す概略図と放射光WRの指向性
を示す図、 第11図(b)はアンジュレータの構成を示す概略図、 第11図(C)は放射光tlRの指向性を説明する図、
第11図(d)は放射光SRの指向性を説明する図、第
12図は従来の電子蓄積リングの構成を示す概略図、 第13図は従来の電子蓄積リングを用いたX線発生装置
からの単色X線を説明する図である。 1a−−1h・・・偏向電磁石、 2・・・入射用セプタム電磁石、 3・・・キツカーコイル、 4・・・高周波空洞、 5.6・・・四重様電磁石、 7・・・トリプレット、 8・・・ウィグラまたはアンジュレータ、9・・・分光
用結晶板、 10・・・単色X線、 11・・・設計電子軌道、 12・・・電子、 21a・・・可変垂直偏向電磁石、 21b・・・可変水平偏向電磁石、 22・・・四重極電磁石、 31・・・超伝導コイルを含む電磁石、32・・・小型
永久磁石、 33・・・電子ビーム、 λ。・・・周期長。 第2図 3:キ・ツカ−フィル          1o:輩e
X線4:J+着し皮を月gl           1
1:絞計電子執蓮。 7 ニドリフ゛レット            21b
:5T変氷乎A扁向◆す磁石第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)偏向電磁石を設計電子軌道上の所定個所に所定数配
    置し、この偏向電磁石の間に所定数の高周波加速空胴と
    、入射する電子を集束する多重極電磁石の所定数とを前
    記設計電子軌道上の所定位置に設けて前記入射する電子
    を蓄積する電子蓄積リングと、 前記設計電子軌道上の任意の位置に蓄積された電子を前
    記設計電子軌道のまわりに所定の方向に所定の振幅と所
    定数の節を持つ波動運動をさせ、波動する波動電子から
    放射されるシンクロトロン放射光を取り出す偏向手段と
    を具備し、 かつ前記波動電子が前記偏向電磁石で放射するシンクロ
    トロン放射光を前記電子蓄積リング外に取り出し、取り
    出した前記シンクロトロン放射光を分光用結晶板に照射
    することによりエネルギーと方向の揃った大口径X線ビ
    ームを発生することを特徴とするX線発生装置。 2)前記偏向手段は、前記波動電子の振幅と波動の節の
    数を任意に変化させるものであることを特徴とする請求
    項1記載のX線発生装置。 3)請求項1記載の電子蓄積リングと、 前記設計電子軌道上の任意の位置に蓄積された電子を前
    記設計電子軌道のまわりに軌道面に垂直方向および水平
    方向に所定の振幅と所定数の節を持つ波動運動をさせ、
    電子から放射されるシンクロトロン放射光を取り出す垂
    直方向偏向手段および水平方向偏向手段と、さらに、各
    前記偏向手段で垂直方向および水平方向に同時にまたは
    別個に波動運動する電子にX線領域で高輝度X線を発生
    させるウィグラとを具備し、 前記波動電子が前記ウィグラで放射するウィグラX線を
    取り出し、前記分光用結晶板に前記ウィグラX線を照射
    することによりエネルギーと方向の揃った大口径X線ビ
    ームを発生することを特徴とするX線発生装置。 4)前記偏向手段は、前記波動電子の振幅と波動の節の
    数を任意に変化させるものであることを特徴とする請求
    項3記載のX線発生装置。 5)請求項3記載のX線発生装置において、前記ウィグ
    ラの代りにアンジュレータを具備したことを特徴とする
    X線発生装置。 6)請求項5記載のX線発生装置の偏向手段は、前記波
    動電子の振幅と波動の節の数を任意に変化させることを
    特徴とする請求項5記載のX線発生装置。
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