JPH0119385Y2 - - Google Patents

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JPH0119385Y2
JPH0119385Y2 JP4753783U JP4753783U JPH0119385Y2 JP H0119385 Y2 JPH0119385 Y2 JP H0119385Y2 JP 4753783 U JP4753783 U JP 4753783U JP 4753783 U JP4753783 U JP 4753783U JP H0119385 Y2 JPH0119385 Y2 JP H0119385Y2
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JP
Japan
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electrode
sheet
electrode foil
electrode foils
foils
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JP4753783U
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JPS59152725U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は無誘導の円筒状巻取型コンデンサの構
造に係る。
背景技術 従来、2枚の電極箔の間に誘電体膜を挟んだシ
ートを渦巻状に巻き込んで円筒型とした円筒状巻
取型コンデンサにおける交流印加電圧に対して流
れる交流電流は、誘導体膜を流れる電流と2枚の
電極箔を渦巻状に流れる電流とにより構成されて
いる。そして、2枚の電極箔を流れる電流は互い
に逆方向となり、発生する磁束は互いに逆方向と
なつて打ち消され、インダクタンス分は発生しな
いはずであるが、実際には巻き込んだ場合の2枚
の対向する電極箔の長さが外周と内周の関係で等
しくない為、残留インダクタンス分が発生する欠
点があつた。尚、従来無誘導型と称するコンデン
サとして、2枚の電極箔の側縁全長にわたつて交
流電圧を供給するように、2枚の電極箔の側縁を
ずらせて配置し、それらの間に誘導体膜を挟んだ
シートとし、これを渦巻状に巻き込んで円筒型と
したものがある。このコンデンサはこれらの電極
箔にリード線を取付ける場合に複雑な工程を必要
とする欠点があつた。
考案の開示 本考案の目的は前述した従来技術の欠点を解決
し、従来よりも簡単な工程で製造し得る無誘導型
コンデンサを提供し得るものである。
本考案は前述の目的を達成する為に、2枚の電
極箔の間に誘電体膜を挟んだシートを中央部より
折り返し、その折り返し部より前記シートを渦巻
状に巻き込んで円筒型とし、前記2枚の電極箔に
リード線を取付けて構成するものである。
本考案は前述のように構成したので、従来より
も少ない工程で無誘導型コンデンサを実現し得る
ものである。
考案を実施するための最良の形態 以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図の本考案に係る無誘導型コンデンサの
斜視図と、第2図のシート構造を説明するための
図と、第3図の第1図に於けるX−X′断面図を
参照すると、1は無誘導型コンデンサで3の電極
部とリード線5,6とより構成されている。電極
部3は第1のシート部7と第2のシート部9と第
1の絶縁シート部50と第2の絶縁シート部60
とを有するシートを折り返し部101を中心とし
て渦巻状に巻き込んで構成されるものである。そ
して、シート部7は可撓性の第1の電極箔10と
第2の電極箔20と電極箔10,20との間に挟
まれた第1の誘電体膜30とにより構成され、シ
ート部9は可撓性の第3の電極箔10′と第4の
電極箔20′と電極箔10′,20′との間に挟ま
れた第2の誘電体膜30′とにより構成されてい
る。シート部7,9の間には可撓性の絶縁シート
部50が挟まれ、折り返し部101付近から電極
箔10′に沿つて可撓性の絶縁シート部60が配
置されている。そして電極箔10,10′ならび
に20,20′と誘電体膜30,30′の各々は折
り返し部101にて接続され、リード線5は電極
箔10の端部に、またリード線6は電極箔20の
端部に接続されている。
次に実現方法と動作について説明する。まず、
平板状のシート7,9の所定位置に絶縁シート部
50,60を載置し、その平板状のシート7,5
0,9,60の中央部の折り返し部101より折
り返し、第2図に示すようなシート7,50,
9,60を作成する。次に、このシート7、5
0,9,60を折り返し部101を固定して、そ
の回りを渦巻状に巻込んで第3図に示すような円
筒型の電極部3が実現されるものである。そし
て、巻込んだ場合にシート部7では電極箔10が
電極箔20に対して外周となり電極箔20より電
極箔10の長さが所定の長さ丈長くなる。一方、
シート部9では電極箔10′が電極箔20′に対し
て内周となり電極箔20′より電極箔10′の長さ
が所定の長さ丈短かくなる。
すなわち、折り返し部101で接続された電極
箔10,10′の総長と電極箔20,20′の総長
とは等しくなる。そして、リード線5,6に交流
電圧を印加すると、電極箔10と20の端部にこ
の交流電圧が印加され、誘電体膜30,30′を
通じて電極箔10と20,10′と20′との間に
交流電流が流れる。ここで、電極箔10と20と
を渦巻状に流れる交流電流の向きは互いに逆方向
であり、また、電極箔10′と20′とを渦巻状に
流れる交流電流の向きは互いに逆方向であるが、
電極箔10,10′の総長と電極箔20,20′の
総長は等しいので、それらの交流電流により発生
する磁束は互いに打ち消し合う。したがつて、電
極箔によるインダクタンス分は発生しない。
本考案は前述のように、従来よりも少ない工程
で残留インダクタンスの少ない無誘導の円筒状巻
取型コンデンサを実現し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る無誘導型コンデンサの斜
視図、第2図は第1図の無誘導型コンデンサのシ
ート構造を説明するための図、第3図は第1図に
於けるX−X′断面図である。 10,10′,20,20′……電極箔、30,
30′……誘電体膜、7,50,9,60……シ
ート、101……折り返し部、5,6……リード
線、1……無誘導型コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚の電極箔の間に誘電体膜を挟んだシートを
    中央部より折り返し、その折り返し部より前記シ
    ートを渦巻状に巻き込んで円筒型とし、前記2枚
    の電極箔にリード線を取付けたことを特徴とする
    無誘導型コンデンサ。
JP4753783U 1983-03-31 1983-03-31 無誘導型コンデンサ Granted JPS59152725U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4753783U JPS59152725U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 無誘導型コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4753783U JPS59152725U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 無誘導型コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59152725U JPS59152725U (ja) 1984-10-13
JPH0119385Y2 true JPH0119385Y2 (ja) 1989-06-05

Family

ID=30178083

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4753783U Granted JPS59152725U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 無誘導型コンデンサ

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JP (1) JPS59152725U (ja)

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JPS59152725U (ja) 1984-10-13

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