JPH01193768A - 電子写真装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な電子写真装置に係り、特に２色プリント
を可能とする２色電子写真装買に関する。

従来、カールソン方法、或は本出頭人が先に特公昭４２
−２３９１０号公報、或は特公昭４３−２４７４８号公
報に開示した電子写真方法等の電子写真方法を利用した
プリンタは、帯電と光情報によって静電潜像を作り、こ
の静電潜像を現像し、この現像像を転写紙に転写するも
ので、２色のプリント像を得る場合は、上記の電子写真
方法で転写紙上に得た第１情報の現像像の上に同じよう
に電子写真方法により得た第２情報の現像像を重ね転写
する等、同じ電子写真手法を２度くりかえすものであっ
た。

本発明は、連続する一連の工程によって特に２色のプリ
ント像を得ることができる新規な電子写真装置を提供す
るものである。第１図１乃至■は、本発明装置における
連続する一連の基本工程を説明するもので、列イの各図
は感光体表面の電荷変化を模式的に示し、別口の各図は
感光体表面の電位変化を示し、列−入の各図は感光体表
面の電荷密度の変化を示すものである。

なお以下の説明において便宜上感光体１の先導電層２２
はＮ型とする。

感光体１は、導電性基板２１上に光導電層２２、その上
に透明絶縁ＦＪ２３を有する構成を基本構成とするもの
で、まず工程Ｉにおいてプラスコロナ帯電器２によって
感光体１表面に一様に帯電（−次帯電）する。絶縁層２
３表面にプラス電荷が与えられ、絶縁層２３と光導電層
２２の界面にマイナス電荷が導電性基板２１より注入さ
れる。導電性基板２１からのマイナス電荷の注入を助け
るため工程Ｉの前、或は工程Ｉと同時に露光を与えても
良い。次に工程１１として感光体１の表面に第１の光情
報αを与え（この部分をα部とする）、これと同時、若
しくはその直後に一次帯電と逆極性（この場合マイナス
）及び／又はＡＣのコロナ放電（即ち、−次帯電と逆極
性の成分を有する放電）を与え、−次帯電とは逆帯電あ
るいは０■近債に除電する。

説明図では、ＡＣコロナ放電器３でＯＶ近傍に除電した
例を示した。

電位はα部、他の部分とも略ＯＶ、帯電はα部で略ｏ１
他はプラスである。又この場合、光照射がなされたα部
と他の部分の電位差を少なくするため、図中２４のよう
な制御格子をコロナ放電器３の前に設けることは帯電電
位の安定性と相俟って非常に有効である。

次に工程Ｉ１１として第２の光情報βを感光体に与える
。（この部分をβ部とする）β部のみ電位が上り、第２
の光情報に応じたプラスの静電潜像が形成される。この
静電潜像を工程１ｖにおいて現像器４により現像する。

この現像によって第２の情報の顕像が感光体１上に形成
される。

この現像の方法は、既知のあらゆる現像法が使用できる
。例えばマグネットブラシ法、カスケード法等の２成分
現像剤を使用した現像法文ハウダークラウド法、コンタ
クト現像法、マグネドライ法、ジャンピング現像法（例
えば特公昭４１−９４７５号公報に記載の方法）等の１
成分の現像法がある。

次に工程Ｖにおいて感光体１表面にランプ１２により一
様に露光すると、α部具外の電位が上り、第１光情報α
によるネガの静電潜像が形成される。このときβ部は工
程ＩＶにおいて現像されたトナーがのっているのでトナ
ーの電荷による電位低下が少し表われる。

工程■においてはα部だけを現像器５で現像するため、
プラスの電極効果を有するように現像電極、或はトナー
保持部材にプラスのバイアスＶ、を印加しプラスの極性
のナトーを使用する。

又工程■における現像は工程ＩＶにおける現像とは異な
って、β部の顕画像をみださないような現像法、例えば
前記特公昭４１−９４７５号公報に記載のジャンピング
現像法、即ち、感光体ドラムとトナー保持材上に形成し
たトナー薄層との間に空隙を形成して感光体ドラム上の
静電的電荷パターンを現像する現像法を用いることが望
ましい。

以上の工程１／Ｉまでの完了によって感光体の表面に第
１と第２の情報の顕画像が形成され、第１と′ｊ４２の
色を違えることによって２色の像が同一感光体に形成さ
れるわけである。感光体上の顕画像は一般には普通紙等
の転写紙Ｐに転写するのが望ましく、そのためには顕画
像を有する感光体に帯電器６により一様に帯電する工程
■がある。工程■における帯電はプラスでもマイナスで
も良いが、図示の例ではマイナスとした。

次に工程■において工程■と逆の電荷を転写帯電器フに
より転写紙Ｐの背面に与えて感光体の顕画像を転写紙に
転写する。

工程■において転写された像は既知の方法で定着され（
図示せず）、２色のプリント像が与えられる。

第２図は本発明の１実施例の模式図である。

感光ドラム１は第１図で説明した如く、導電性基板２１
上に光導電性層２２、透明絶縁層２３を有するドラム状
感光体である。導電性基板２１としてはアルミ等の金属
ドラムを用い、光導電性層２２は銅で活性化された硫化
カドミウムを透明樹脂バインダーに分散したもので、約
４０μ厚に塗布したものを用い又その上に約３０μの透
明樹脂をデイツプコートしたものを用いた。

感光ドラム１は矢印の方向に回転し、まず工程Ｉの前工
程として交流コロナ放電器１０及び露光ランプ１１で感
光体１の前歴を消去する。次いで、−成帯電器２により
感光体１表面を均一帯電（−次帯電）し、略＋１５００
Ｖの電位とする（工程Ｉ）。次に、第１の情報光αを照
射しながら、交流コロナ放電器３によって除電（二次帯
電）し、略−１００Ｖにする（工程Ｉ＋　）。第３図は
各工程の電位状態を示すものであるが、工程１１におい
て一次帯電により略＋１５００Ｖに帯電された感光体１
は二次帯電によって第１の情報光αのあたった所は■α
、同情報光αのあたらなかった所は■。のような除電特
性を示す。

次に感光ドラム１はさらに回転することによって第２の
光情報βが与えられ同情報光βのあたった所は、第３と
図のＶβのごとく電位が略＋６００Ｖに上がる（工程ｍ
　）。次に現像器４によって先ず第２の光情報βによる
電位■βの静電潜像か現像される。現像器４は一般にス
リーブ型マグネットブラシ現像といわれる現像を行なう
ものであるが、キャリアに鉄粉、トナーに赤色に着色し
た熱可塑性樹脂を使用することにより、第２の光情報β
部は赤色に現像される（工程■）。次に工程Ｖとしてラ
ンプ１２で感光体１の前面を一様に露光することにより
■。部の電位が略◆６００Ｖ上り、第１の光情報部をも
つα部の電位Ｖｃｔのみが一１００Ｖのままであり、次
の工程■によって第１の光情報をもつα部を現像器５に
よって黒色に現像すれば、感光ドラム上の上に赤黒二色
の画像か形成される。現像器５には本出願人提案の特願
昭５２−１０９２４０号（特開昭５４−４３０３７号公
報）記載の所謂ジャンピング現像による現像器を使用し
た。即ち、この現像法によればトナー担持体上に形成さ
れるトナー層の厚みは静電像保持面とトナー担持体との
間隙よりも小さくされ、これにより静電像保持面上の潜
像を現像することができる。本実施例においては、トナ
ーＴ、には磁性体を含む黒色に着色した熱可塑性樹脂を
用い、固定マグネットローラ１３の回りに回転する非磁
性スリーブ１４に、磁極に対向するように設けられた鉄
ブレード１５によってトナーＴＢＫをスリーブ上に薄く
コートし、現像は感光体表面とスリーブ１４の電界によ
ってトナーＴａｘ（この場合トナー鉄ブレード１５でコ
ートされる際プラスに荷電するものである）を飛翔させ
現像器４による顕画像をみだすことなく現像することが
できる。

次に転写の前にマイナスコロナ帯電器６によって感光ド
ラム１の表面を一様に帯電し、次に転写帯電器７によっ
て転写紙Ｐの背面からプラスコロナを与えて赤黒２色の
顕画像を転写紙Ｐに転写する。転写された顕画像は定理
器８により加熱定着され、転写紙Ｐ上に第１情報光αに
対しては黒、第２情報光βに対して赤の２色のプリント
像が形成される。

感光ドラム１は転写したのち残留したトナーをクリーニ
ング装置９によりクリーニングされ再び使用される。

第２図の工程１１　（二次帯電）において交流コロナ放
電の代りにマイナスコロナ放電を使用し、二次帯電電位
を略−６００■にすることにより第１光情報の電位ｖＯ
ｔと第２光情報の電位■βをｏ■に対してふりわけにす
ることも可能である（第４図）。

又コロナ転写帯電器フの代りにゼロあるいはプラスのバ
イアスを印加した導電性ローラを転写紙Ｐに背面に押し
あてて転写するローラ転写法等他の既知の転写法が可能
である。

本発明によれば、第２現像手段はその現像剤担持部材と
感光体との間の間隙よりも小さい厚さの現像剤層を現像
剤担持部材上に形成して現像するため、先の第１現像手
段で現像した感光体上の第１現像部に第２現像手段の現
像剤が直接接触することはない。従って、第１現像６５
に第２現像手段の現像剤が混入して混色を招来し、第１
現像部の顕画像をみだすといった問題を防止することが
できる。よって、本発明によれば、混色のない鮮明な２
色画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図１乃至■は本発明プリンタによる２色プリント工
程をその工程順に示す説明図であり、同図の第１列イは
感光体表面の電荷変化を示す模式図、第２列口は感光体
表面の電位変化を示す模式図、第３図ハは感光体表面の
電荷密度の変化を示す模式図模式図である。第２図は本
発明プリンタの一実施例の模式図、第３図および第４図
は実施例の感光体表面の電位変化を示す模式図である。 １・・・感光体　　　　　２・・・プラスコロナ帯電器
３・・・ＡＣコロナ放電器　４・・・現像器５・・・現
像器 ６・・・マスナスコロナ帯電器 ７・・・転写帯電器　　　８・・・定着器９・・・クリ
ーニング装置 １０・・・ＡＣコロナ放電器　１１．１２・・・露光ラ
ンプ１３・・・固定マグネットローラ １４・・・非磁性スリーブ　１５・・・鉄ブレード２１
・・・導電性基板　　　２２・・・光導電層２３・・・
透明絶縁層 、　　　１ 代理人　　本　多　小　平；−」 他ａ名 第４図 丁　　　ｎｍｚσ　　Ｖ　　）ン＝［ ｌ　　　　　　　　ＩＩ　　　　　　　　１１　　　　
　　　１尤誦級 手続補正書（方式） Ｉ　／年Ｊ　月ｌン日 １′或 特許庁長官吉山文毅　殿　　　　　　、ｌ、事件の表示
　　　　　　　　　　　　　　　　〕昭和ｔ３年特特許
部２０今３Ｓ♂号 ”　　′ｖ′””　東京Ｊｉｌｉ　大ＩＩＩ　区下丸子
３丁１ｊ３Ｕ’ｔｆｉ’２Ｂ１８（８＃）（１００）キ
ャノン株式会社４、代理　人 住　所　　東京都千代田区丸の内２丁目６番２号丸の内
へ重洲ビル３３０７７７年　９月７Ｂ 、　　　− ７、補正の対象 補　　　　　正　　　　　書 本願明細６中下記事項を補正いたします。 記 １　第１１頁８行目に 「第３図ハは感光体表面の」とあるを 「第３列ハは感光体表面の」と訂正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 感光体上の第１静電潜像を第１現像手段で現像して第１
   色の現像像を感光体に形成した後、その感光体上の第２
   静電潜像を第２現像手段で現像して感光体に第２色の現
   像像を形成するようにした電子写真装置において、 上記第２現像手段は上記感光体に対して所定間隙を有し
   て対向配置される現像剤担持部材を有し、この現像剤担
   持部材上に上記所定間隙よりも小さい厚さの現像剤層を
   形成して上記第２静電潜像を現像する現像手段であるこ
   とを特徴とする電子写真装置。