JPH01193462A - 傾斜接合部密封構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般にガスケット密封機構、ことに相対的に
或る角度をなして配置した２枚のガスケットの間の接合
部を相互に漏れ止めの状態で密封する構造に関する。

〔発明の背景〕

車両エンジン又はその他の装置の互いに組合う２個の部
品間を相互に漏れ止めの状態で密封するようにしたガス
ケットは、よく知られた物品である。これ等の２個の部
品はそれぞ訛、使用中に相互に隣接して配置した平らな
表面を持つ。２個の部品の互いに組合う表面間にガスケ
ットを挿入しこれ等の表面間に圧縮して相互に漏れ止め
の状態の密封部を形成するようにする。このようなガス
ケットに対して当業界では多くの互いに異なる構造のも
のが知られている。

若干の車両エンジン及びその他の装置においては、部品
の一方は、各別の２個のぎ−ス（ｐｉｅｃｅ）で形成さ
れている。これ等の２個のピースは、第１及び第２の部
品を相互に密封するのに先だって、先ず第１の部品を形
成するように相互に密封しなければならない。この密封
を行うには初めに第１のガスケットを２個のピースの間
に挿入する。次いでこれ等のピースは互いに固定してこ
れ等の間にこの第１ガスケットを圧縮し相互に漏れ止め
の状態の密封ができるようにする。互いに固定したとき
に２個のぎ−ス及び第１のガスケットは第１の部品を形
成する。この第１部品の組合い面を越えて延びる第１ガ
スケツトの余分な材料はできるだけなめらかな表面を形
成するように切取る。次いで第１の部品及び第２の部品
の互いに組合う表面の間に第２のガスケットを挿入して
前記したように密封部を形成する。このような装置では
第１のガスケットは通常筒２のガスケットに対して直角
を挾む向きにして、第１ガスケツトの下縁部が第２ガス
ケツトの上面に係合するようにしである。

第１及び第２のガスケット間のこの傾斜接合部は、第１
ガスケットの第２ガスケットに対する衝合が大体におい
て平らな表面に沿って生ずるから漏れを生じやすいこと
が分っている。

〔発明の要約〕

本発明は、相対的に或る角度をなして配置した２枚のガ
スケットの接合部間を相互に漏れ止めの状態で密封する
密封構造に係わる。車両エンジン又はその他の装置の第
１の部品の２個のピースの間に第１のガスケットを挿入
する。２個のピースを互いに組付けるときは、第１の部
品はこの装置の第２の部品に形成した対応する表面に組
合うようにした表面を形成する。第１のガスケットの下
縁部は第１の部品の組合う表面を越えて延びる。

第１のガスケットのこの下縁部はこれに一体に形成した
複数個の外向きに延びる突起を備えている。

第１及び第２の部品の互いに組合う表面間に第２のガス
ケットを挿入する。この第２のガスケットはその上面に
形成した複数のくぼみを備えている。

これ等の各（ぼみは、第１のガスケットに形成した突起
の１つに対応する。第１及び第２の部品を互いに組合せ
たときに、第１のガスケットの下縁部に形成した突起は
第２のガスケットの上面に形成したくぼみ内に延びこれ
等のくぼみにはまる。

第１及び第２のガスケットの協働によりこれ等の両ガス
ケット間の平らな表面の衝合部の形成を防ぎ相互に漏れ
止めの密封部を生ずるようにする。

本発明の目的は、相対的に或る角度をなして配置した２
枚のガスケット間の接合部に相互に漏れ止めの状態の密
封部を生ずる傾斜接合部密封構造を提供することにある
。

本発明の他の目的は、構造が比較的簡単で安価な前記の
ような傾斜接合部密封構造を提供することにある。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明すると、第１図に普
通の車両エンジンの一部の展開斜視図を例示しである。

本発明を車両エンジンの場合について説明し例示するが
、その他の場合も含まれるのは明らかである。任意普通
の手段により相互に固定することのできるエンジンブロ
ック１０及びフロントカバー１１を設けである。このた
めにエンジンブロック１０及びフロントカバー１１の両
方に上下方向に延びる互いに組合う扁平な表面を形成し
である。エンジンブロック１０及びフロントカバー１１
の間には第１のがエラスト１２を上下方向は挿入する。

エンジンブロック１０及びフロントカバー１１を相互に
固定するときは、これ等の間によく知られているように
して互いに組合う表面により第１のガスケット１２が圧
縮され相互に漏れ止め状態の密封部を形成する。エンジ
ンブロック１０及びフロントカバー１１は、互いに固定
したときに第１のエンジン部品を形成する車両エンジン
の２個のピースである。エンジンブロック１０及びフロ
ントカバー１１を互いに固定したときに、第１部品の底
部に沿い大体扁平な水平方向に延びる組合い面が形成さ
れる。

油受け（オイルパン）１３は車両エンジンの第２の部品
を形成する。油受け１３は、その周辺の大部分のまわり
に延びる上部唇状部分１３ａを備えている。唇状部分１
３ａの上面に沿い大体扁平な水平方向は延びる組合い面
を形成しである。この組合い面は、第１部品の底部に沿
って形成した水平方向に延びる組合い面に対応する。エ
ンジンブロック１０及びフロントカバー１１を前記した
ように互いに固定し第１部品を形成した後に、油受け１
３をこの第１部品に任意普通の手段によシ固定すること
ができる。第２のガスケット１５（２つの区分で示しで
ある）は、詳しく後述するように第１及び第２の部品の
互いに組合う水平方向に延びる表面の間に水平に挿入し
圧縮して相互に漏れ止め状態の密封部を形成する。第２
図は、エンジンブロック１０、フロントカバー１１及び
油受ゆ１３を第１及び第２のガス、ケラ）１２，１５に
より互いに組付けた後の車両ニシンを示す。図示のよう
に第１がエラスト１２の下縁部は第１部品の底部組合い
面の下方に延び第２のガスケット１５の上面に約９０°
の角度を挾んで衝合する。

第１及び第２のガスケラ）１２，１５の構造は第６図、
第４図及び第５図になお詳しく例示しである。図示のよ
うに第１のガスケット１２はエンジンブロック１０及び
フロントカバー１１の間に配置しである。第１のガスケ
ット１２は、任意普通の圧縮シートパツキン材料から形
成され、とくにゴム及び石綿の複合の繊維質材料から形
成してもよい。第１のガスケット１２は厚さが約０．０
６２５１０である。第４図に明らかなように第１のガス
ケット１２の下縁部には複数の湾曲した突起１２ａを形
成しである。図示の実施例では４個の突起１２ａを第１
のがエラスト１２に一体に形成しである。各突起（１２
ａ）はたとえば、第１のガスケット１２を繊維質材料の
素材（図示してない）から型押ししたときに形成されが
エラスト１２の下縁部から約０．０４４インチだけ延び
ている。

第２のがエラスト１５はゴムのような任意普通のエラス
ト・７−質材料で形成すればよい。第４図に明らかなよ
うに第２ガスケツト１５の上面には複数個のくぼみ１５
ａを形成しである。図示の実施例ではこのような４個の
くぼみ１５ａを第２ガスケツト１５の上面を横切って形
成しである。各くぼみ１５ａは、平らな底部部分に終る
扁平な傾斜した側壁部分により形成されている。（ぼみ
１５ａの各側壁部分は約３０°の再度を挾んで内方に傾
斜しているが、くぼみ１５ａの底部部分の深さはＣ１，
０４４インチである。くぼみ１５ａの寸法は約ｏ、ｉｓ
ｏインチ×肌１００インチに形成しである。くぼみ１５
ａの個数は突起１２ａの個数に対応するのがよい。所望
により第２のガスケット１５の上面及び下面の両方に他
のくぼみ区域１５１）を形成してもよい。第２のガスケ
ット１５の他のくぼみ区域ｌ　５　ｂ　’ｔｔ第１のガ
スケット１２及び第２がスタット１５間の傾斜接合部の
区域内に延びていないのは明らかである。

各突起１２ａ及び各くぼみ１５ａは相互に整合し、第３
図及び第６図に示すように車両エンジンの第２部品〔油
受げ１３〕を第１部品〔エンジンブロック１０及びフロ
ントカバー１１〕に固定したときに、各突起１２ａが各
くぼみ１５ａ内に受入れられるようにしである。このよ
うに固定したときにこれ等の部品間に第２のガスケット
１５が圧縮される。第２のガスケット１５は、エラスト
マー質材料で形成しであるので、このような圧縮によっ
て変形する。第２のガスケット１５の上面は第１のガス
ケット１２の突起−のまわりに合致するが、第２のガス
ケット１５の下面は油受け１３の唇状部分１３ａの扁平
な水平方向に延びる組合い面に合致する。。

第１及び第２のガスケラ）１２．１５間の協働作用によ
って、これ等のガスケット間の傾斜接合部に沿い蛇行形
係合面が生成する。この蛇行形係合面により第１及び第
２のガスケラ）１２．１５の間に、このような係合面が
平らな場合に通常生ずるよしも一層良好な密封部を形成
する。このようにして−層良好な密封部が得られても、
第１及び第２のガスケラ）１２．１５は、現用の普通の
ガスケットに比べて製造費があま）高くなることがない
。さらに第１及び第２のガスケット１２゜１５間の協働
作用の性質上、突起１２ａ又はくぼみ１５ａの精密な寸
法公差を保証するのに前もって異常なほどの注意を払う
必要がない。本発明のガスケラ）１２．１５は、普通の
ガスケットに対する現用の普通の製造を使って形成して
も満足の得られる機能を果すことが分った。

以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による傾斜接合部密封構造の１実施例を
含む車両エンジンの一部分の展開斜視図、第２図は第１
図に例示した車両エンジンの組立て後にその一部を示す
拡大正面図である。第５図は第２図の６−６線に沿う拡
大断面図、第４図は後述の第５図に例示した傾斜接合部
密封構造を展開して示す上下方向断面図、第５図は第２
図の５−５線に沿う拡大断面図である。 １０・・エンジンブロック、１１・・フロントカバー、
１２・・第１のガスケット、１２ａ・・突起、１３・・
油受げ、１５・・第２のガスケット、１５ａ・・くぼみ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも１個の突起を形成した縁部を備えた第１
   のガスケットと、 この第１のガスケットの前記縁部に係合する面を持ち、
   この面に前記突起を受入れる少なくとも１個のくぼみが
   形成され、前記第１ガスケットに対して或る角度をなし
   て配置された第２のガスケットと、 を包含する傾斜接合部密封構造。 ２、複数個の前記突起を、前記第１のガスケットの前記
   縁部に一体に形成し、前記突起を、前記第２のガスケッ
   トの前記面に形成した対応する複数個のくぼみ内に受入
   れた請求項１記載の傾斜接合部密封構造。 ３、４個の前記突起を、前記第１のガスケットに形成し
   、４個の前記くぼみを、前記第２のガスケットに形成し
   た請求項２記載の傾斜接合部密封構造。 ４、前記第１のガスケットを、圧縮シートパッキン材料
   で形成した請求項１記載の傾斜接合部密封構造。 ５、前記第２のガスケットを、エラストマー質材料で形
   成した請求項１記載の傾斜接合部密封構造。 ６、前記突起を湾曲した形状にした請求項１記載の傾斜
   接合部密封構造。 ７、前記くぼみを、平らな底部部分に終る複数の平らな
   傾斜した側壁部分により形成した請求項１記載の傾斜接
   合部密封構造。 ８、（イ）相互に固定され、第１の部品を形成するのに
   適する第１及び第２のピースと、（ロ）前記第１の部品
   に固定されるのに適する第２の部品とを備えた車両エン
   ジンに設けた傾斜接合部密封構造において、 少なくとも１個の突起を形成した縁部を備え、前記第１
   及び第２のピースの間に挿入した第１のガスケットと、 前記第１及び第２の部品の間に挿入され、前記第１のガ
   スケットの前記縁部に係合する面を持ち、この面に前記
   突起を受入れる少なくとも１個のくぼみが形成され、前
   記第１のガスケットに対して或る角度をなして配置され
   た第２のガスケットとを包含する傾斜接合部密封構造。 ９、複数個の前記突起を、前記第１のガスケットの前記
   縁部に一体に形成し、前記突起を、前記第２のガスケッ
   トの前記面に形成した対応する複数個のくぼみ内に受入
   れた請求項８記載の傾斜接合部密封構造。 １０、４個の前記突起を、前記第１のガスケットに形成
   し、４個の前記くぼみを、前記第２のガスケットに形成
   した請求項９記載の傾斜接合部密封構造。