JPH01192958A - コンクリート用型枠合板の製造方法及びその該方法に用いる塗料組成物 - Google Patents

コンクリート用型枠合板の製造方法及びその該方法に用いる塗料組成物

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JPH01192958A
JPH01192958A JP1665688A JP1665688A JPH01192958A JP H01192958 A JPH01192958 A JP H01192958A JP 1665688 A JP1665688 A JP 1665688A JP 1665688 A JP1665688 A JP 1665688A JP H01192958 A JPH01192958 A JP H01192958A
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concrete
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ethyleneimine
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Sadaichi Suzuki
貞一 鈴木
Tadao Ikeda
池田 忠男
Masaru Akasaka
赤坂 勝
Hisao Ogawa
小川 久男
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築用、土木用モルタルの打設、硬化養生時
に使用するコンクリート用型枠合板の製造法に関するも
のである。
[従来の技術I コンクリート用型枠合板では、コンクリート表面の仕上
がり平滑性および表面光沢の良好なことが重要視され、
合板をそのまま使用すると、合板木材中の糖分によるコ
ンクリートの硬化不良、ヤニによるコンクリートの着色
や型枠合板自体の耐久性等の問題が発生する。
これらの問題を解決し、さらに、コンクリート表面の仕
上がり平滑性および光沢の改善を目的として、型枠合板
のモルタルとの接触面を塗料で塗装した塗装型枠合板が
用いられている。
従来より、このような塗装型枠合板は、主としてアクリ
ルラッカー、アクリル/ウレタン、ポリエステル/ウレ
タン、塩素化ポリオレアイン等の溶剤型塗料を塗布した
後、常温乾燥または30℃〜80℃での比較的低温で加
熱乾燥を行い製造している。
しかし、上記溶剤型塗料を使用しコンクリート用型枠合
板を製造する際には、揮発する有機溶剤の毒性及び引火
性があり、公害に対する関心が高まり、時代の傾向とし
てこれらの問題に対する管理、規制がますます強化され
つつあるので、塗料の無溶剤化、水性化ないし水希釈性
の、いわゆる無公害型塗料は工程の合理化につながり、
これに対する期待、要求が急速に高まっている。
水性塗料として、たとえば酢酸ビニルエマルジョン、酢
ビ−エチレン共重合エマルジョン、塩化ビニリデン−ア
クリル酸共重合エマルジョン、アクリル酸エステル重合
体エマルジョンなどを顔料や骨材などの結合剤として使
用した塗料組成物等がよく知られている。
しかし、一般に、水性エマルジョンは低分子界面活性剤
やポリビニルアルコール、ポリアクリル酸塩のような高
分子乳化剤などを用いて、あるいはカルボキシル基やス
ルフォン基などを含む親水性上ツマ−を用いた乳化重合
によって得られる分散体であり、また、水溶性樹脂はそ
の殆どがカルボキシル基やスルフォン基および水酸基な
ど極性基を多く有する樹脂を用いて、このカルボキシル
基やスルフォン基を一般の塩基で中和することにより水
溶性にされている。
そのため、これら水性エマルジョンおよび水溶性樹脂は
、耐アルカリ性及び耐水性が悪いという本質的な欠点が
ある。
一方、コンクリート用塗装型枠合板をコンクリート打設
に反復使用すると、打設時の物理的衝撃やセメント混和
物のアルカリ成分、水分などにより、塗膜に大小不同の
亀裂が入り、コンクリートの変色、硬化不良、塗膜の剥
離などの問題が発生し、使用可能な反復打設回数が少な
く、塗装型合板の耐用期間が短縮される欠点がある。
そのため、上記水性エマルジョンおよび/または水溶性
樹脂を配合して成る塗料組成物を塗布して製造した塗装
型枠合板では、コンクリート打設に際しコンクリート混
和物のアルカリ成分や水分に対する耐久性が十分に得ら
れず、コンクリートの変色、硬化不良や塗膜の剥離等を
起こし易い欠点がある。
また、この水性塗料組成物を下塗りとして塗布した場き
、特に湿潤時の上塗りとの付着不良を起こし、上塗り塗
料が剥離し易い欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 従って、水性塗料組成物を塗布してコンクリート用塗装
を枠金板を製造するに際して、上記欠点を解決するため
には、水性塗料組成物の根本的な改質が必要である。
最近は、自己架橋性官能基や反応性官能基を付加した自
己架橋型、反応性アクリル酸エステルエマルジョン等が
使用されるようになったが、これとてもコンクリート用
型枠合板の製造に使用するための十分な性能を持ってい
ない。
また、外部架橋剤としてインシアネート系化合物、水溶
性メラミン樹脂を用いる方法も一般的に知られているが
、インシアネート系化合物は水との反応により短時間で
耐水性が急激に低下し、また著しい発泡や増粘が起こり
、ゲル化するなどの欠点がある。
一方、水溶性メラミン樹脂の反応は、ホルムアルデヒド
が塗装作業の環境を悪くする上、100℃以上の高温乾
燥を必要とするため、乾燥時に合板の反りや割れの危険
性があり、コンクリート用塗装型枠合板として適してい
ない。
このような状況に対し、本発明は、耐アルカリ性、耐水
性に優れた水性塗料組成物を塗布して、コンクリート打
設に際しセメント混和物のアルカリ成分や水分に対する
耐久性を十分に持ち、また同組成物を下塗りとして塗布
したとき、常態時および湿潤時の付着性に優れるコンク
リート用塗装型枠合板の製造方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決するためコンクリート用
を枠金板に塗布する水性塗料組成物を適当な架橋剤で変
性することに想到し、架橋剤を種々研究して好適な架橋
剤を見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、水性エマルジョンおよび/または
水溶性樹脂に、分子中2以上のアジリジン環を有するエ
チレンイミン誘導体を配合して成る塗料組成物を合板表
面に塗布することを特徴とするコンクリート用型枠合板
の製造方法及びこの製造方法に用いる塗料組成物を提供
するものである。
本発明は、水性エマルジョンおよび/または水溶性樹脂
に分子中に2以上のアジリジン環を有するエチレンイミ
ン誘導体を配合した水性塗料組成物を合板に塗布し、常
温または30〜80℃の比較的低温で乾燥させることに
より、コンクリート打設に際し耐アルカリ性、耐水性を
十分に持ち、また該水性塗料組成物並びにこれを下塗り
として塗布したときに、湿潤時における上塗り塗料との
接着力に優れるコンクリート用塗装を投合板の製造方法
である。
本発明に用いるエチレンイミン誘導体の分子中に2つ以
上台まれるアジリジン環は、水性エマルジヨンおよび水
溶性由脂に含有される活性水素を有する官能基と反応す
ることにより架橋構造を形成し、架橋剤として作用する
従って、このような架橋構造を形成する反応性を有する
アジリジン環を2以上有する化合物であれば、その2個
のアジリジン環以外の分子構造等は、塗料組成物として
使用可能なものであればどのようなものでも本発明に用
いることができる。
本発明に用いる2以上アジリジン環を有するエチレンイ
ミン誘導体は、1分子中にアジリジン環を2以上有する
化合物であり、特に2個のアジリジン環が分子内の互い
に離れた位置にアジリジン環があるものが反応性の点か
ら望ましい。
本発明には、例えば、エチレンイミン環又はこれにメチ
ル基を付けたプロピレンイミン環などのアジリジン環を
2以上有するエチレンイミン誘導体などを好適に使用す
ることができ、ヘキサメチレンジイソシアネート−エチ
レンイミン付加物、ジフェニルメタンジイソシアネート
−エチレンイミン付加物、トリメチロールプロパントリ
アクリレート−エチレンイミン付加物、トリメチロール
プロパントリアクリレート−エチレンイミン付加物、ヘ
キサメチレンジイソシアネート−プロピレンイミン付加
物、ジフェニルメタンジイソシアネート−プロピレンイ
ミン付加物、トリメチロールグロバントリアクリレート
ーブロピレンイミン付加物、トリメチロールプロパント
リアクリレート−プロピレンイミン付加物などが挙げら
れる。
このアジリジン環と反応可能な官能基として、カルボキ
シル基、スルフォン基、水酸基、エポキシ基、アミノ基
、不飽和二重結合、アルデヒド基などが挙げられるが、
カルボキシル基、スルフォン基などその活性水素が酸性
を示す官能基とより架橋構造を形成する。
また、アジリジン環は前述のようにカルボキシル基やス
ルフォン基などその活性水素が酸性水素を示す官能基と
より有効に反応するため、樹脂の極性すなわち酸性度を
低下させ、樹脂を疎水性にする効果を与える。
このように本発明の組成物中のアジリジン環は樹脂の架
橋構造形成と疎水性付与の一石二鳥の効果全付与し、水
性エマルジョンおよび水溶性樹脂の耐アルカリ性、耐水
性を向上させ、これによりコンクリート用塗装型枠合板
の製造に好適な水性塗料組成物を与える。 本発明に用
いるエチレンイミン誘導体は、樹脂に対する架橋形成お
よび疎水化効果を有するのみでなく、水性塗料組成物中
の他の成分、例えば、界面活性剤、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシルエチルセルロール、アルギン酸ソーダ
など必要により加えられる乳化剤、増粘剤等に対しても
架橋形成および疎水化効果を引き起こし組成物の系全体
の耐アルカリ性、耐水性を向上させる。
添加される分子中に2以上のアジリジン環を有するエチ
レンイミン誘導体の樹脂に対する配合割合は、特に制限
するものではないが、水性エマルシヨンおよび/または
水溶性樹脂中の樹脂分に対し0.1〜30重量%が好ま
しい。
本発明に用いる水性エマルジョンとしては、例えば (1)酢酸ビニル系重合体水性エマルジョン、(2)ア
クリル酸エステル系水性エマルジョン、(3)ゴム系水
性ラテックス、 (4)水性ウレタンエマルジョン、 (5)塩化ビニル系重合体水性エマルジョン(6)塩化
ビニリデン系重合体水性エマルジョンなどを挙げること
ができる。
前記(1)の酢酸ビニル系重合体水性エマルジョンとし
ては(i)保護コロイドとしてポリビニルアルコールな
ど分子中にアジリジン環と反応する活性水素を有する官
能基を持つ化合物を使用した酢酸ビニル重合体水性エマ
ルジョン、(■)酢酸ビニルとアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などの不飽和酸
およびこれらのエステルとの共重合体水性エマルジョン
や酢酸ビニルとエチレンなど他のモノマーとの共重合体
の水性エマルジョンで活性水素を有する官能基を持つも
のを例示することができる。
前記(2)のアクリル酸エステル系共重合体エマルジョ
ンとしては、例えばアクリル酸若しくはメタクリル酸お
よびそれらのエステル並びに、スチレンなどからなるア
クリル酸エステル系共重合体の水性エマルジョンで好ま
しくは活性水素を有する官能基を持つものが挙げられる
また、自己架橋型、反応をアクリル酸エステル共重合体
の水性エマルジョンにさらにエチレンイミン誘導体をさ
らに配合することもできる。
前記自己架橋型、反応型アクリル酸エステル共重合体水
性エマルジョンにおける自己架橋性官能基としてはメチ
ロール基、エポキシ基など、反応性官能基としてはカル
ボキシル基、アミド基、ヒドロキシル基などが挙げられ
る。
ここに、メチロール基を含むモノマーとしては、例えば
メチロールアクリルアミド若しくはメチロールメタクリ
ルアミドなどが挙げられ、エポキシ基を含む七ツマ−と
してはグリシジルアクリレート若しくはグリシジルメタ
クリレートなどが挙げられ、またカルボキシル基を含む
モノマーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸などが挙げられ、アミド基を含む七ツマ−としてはア
クリルアミド、メタクリルアミドなどが挙げられ、ヒド
ロキシル基を含む七ツマ−としてはヒドロキシアクリレ
ート、ヒドロキシメタクリレートなどが挙げられる。
これらの官能基を含む七ツマ−と共重合せしめるアクリ
ル酸エステル系モノマーとしては、例えばアクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチルなどが挙げられる。
前記(3)のゴム系水性ラテックスとしては、例えば、
(i)スチレン−ブタジェン共重合体水性ラテックス(
SBR) 、(i)アクリロニトリル−ブタジェン共重
合体水性ラテックス(NBR)、(ii)メチルメタア
クリレート−ブタジェン共重合体水性ラテックス(MB
R)、特に好ましくは、活性水素を有する官能基を持つ
ようにこれらラテックスを変性したカルボキシル化ゴム
水性ラテックス、自己架橋型ゴム水性ラテックス、クロ
ロプレンゴム水性ラテックス、ブチルゴム水性ラテック
ス、ポリブタジェンゴム水性ラテックスなどが挙げられ
る。
前記のカルボキシル化ゴム水性ラテックスとは、例えば
、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸などの不飽和
カルボン酸を共重合したカルボキシル変性SBR%NB
R,MBRなどのラテックスである。または、これらラ
テックスは共重合性のカルボン酸の1種または2種を含
むターポリマーまたはマルチポリマーを使用することが
できる。
さらに本発明に用いられる自己架橋型SBR。
NBR%MBR,の自己架橋性官能基としては、メチロ
ール基、エポキシ基などがあり、メチロール基を含むモ
ノマーとしては、アクリル酸メチロールアミド、メタク
リル酸メチロールアミドなど、エポキシ基を含む七ツマ
−としては、グリシジルデクリレートまたはグリシジル
メタクリレートなどを例示することができる。
前記(4)の水性ウレタンエマルジョンとしては、例え
ば、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)テトラメチ
レングリコール、(ポリ)テトラメチレングリコール、
ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオールなど
のポリオール成分や2,2−ジメチロールプロピオン酸
などの親水性成分とトリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、インホロンジイソシアネートなどのポリイソ
シアネート化合物を重合せしめた自己乳化型水性ウレタ
ンエマルジョンなどが挙げられる。
本発明に用いられる水溶性樹脂としては例えば(1)水
溶性アクリル樹脂、 (2)水溶性アルキド樹脂 などが挙げられるが、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シルエチルセルロースなど乳化剤、増粘剤等として配合
され活性水素を有する官能基を持つ水溶性樹脂も含むこ
とができる。
上記(1)の水溶性アクリル樹脂としては、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート
、ヒドロキシエチルメタクリレートなどの親木性モノマ
ーとアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチ
レンなどとの共重合体などが挙げられる。
本発明に使用される水性塗料組成物に、顔料(体質顔料
を含む)を配合し塗布することもできる。この顔料は一
般的に塗料に使用されて、塗料の安定性、流動性、作業
性や塗膜の平滑性および隠蔽力の向上ならびに増量剤と
しての効果などを付与するものであればどのようなもの
でも使用でき、例えば、酸化チタン、ベンガラ、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、クレー、カ
オリン、タルクなどが使用することができる。
また、これらの2種以上の混合物として使用することが
できる。
本発明に用いる顔料の配合割合は、水性エマルジョンお
よび/または水溶性樹脂の固形分に対し、0〜800重
量%使用することができ、特に、下塗りとして使用し、
目止め効果を持たせる場合は100〜800重量%配合
するのが好ましい。
さらにまた、塗料の安定性、流動性、密着性、作業性な
らびに塗膜の平滑性の向上などを付与するため、必要に
応じて塗料に一般的に用いられるトリポリリン酸ソーダ
、エチレングリコール、ジブチルフタレート、ヒドロキ
シエチルセルロース、トリブチルフォスフェートなどの
公知の湿潤分散剤、増粘剤、消泡剤、凍結防止剤、可塑
剤および界面活性剤等の添加剤を加えて塗布することが
できる。
アジリジン環は、pHにより反応性が異なるため、本発
明に用いる水性塗料組成物は塩酸、トリエチルアミン等
の酸、アルカリでpHを調整して塗布する方が好ましい
本発明の塗装手段としては、刷毛塗り、ローラー塗装な
ど通常の塗装方法がいづれも採用可能であるが、水性塗
料組成物を下塗りとして塗布し目止め効果を期待する場
合は、平滑な面を得るためヘラまたはナイフコーターな
どの塗装手段が好ましい。
塗装後、常温乾燥のみで十分その目的を達することがで
きるが、さらに性能を向上させるため、および生産性向
上のため、30〜80℃の比較的低温で加温乾燥をする
方が好ましい。
本発明により、水性塗料組成物を下塗りとして塗布した
後、塗布される上塗り塗料としては、例えば(1)アク
リル/ウレタン、(2)アクリルラッカー、(3)ウレ
タンアクリレート系等の紫外線硬化型塗料、(4)水性
塗料、好ましくは、これらにエチレンイミン誘導体を配
合した物などが挙げられる。
また、必要に応じて中塗り塗料を塗布することができる
。さらに、水性下塗り組成物を塗布後、ポリ酢酸ビニル
共重合体等の接着剤を塗布するなどして、樹脂フィルム
を貼付することもできる。
[発明の効果] 本発明により製造したコンクリート用塗装を枠金板は、
従来の水性塗料組成物を塗布した塗装型枠合板に較べ、
耐アルカリ性、耐水性に優れ、コンクリート打設におけ
るセメント混和物や水分に対し耐性を持ち、コンクリー
ト用塗装型枠合板としての反復打設における耐用期間が
長いという利点を有している。
また、本発明により、水性塗料組成物を下塗りとして塗
布して製造した塗装型枠合板は、従来の水性塗料組成物
を下塗りとして塗布して製造した塗装型枠合板と較べ、
上塗り塗膜との付着性特に湿潤時の付着性に優れ、コン
クリート打設あるいは、屋外放置における塗膜の剥離を
全く起こさない利点がある。
[実施例] 本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。
実施例1 カルボキシル変性SBR(旭化成社製、商品名DL−6
36、pH−10、加熱残分4B重量%)100重量部
に対して、炭酸カルシウム140重量部および水20重
量部を加えてよく撹拌混合し、粒度50.um(JIS
  K5400 4.4に基づくつぶの試験法及び同6
.2B法の線で判定する試験による粒度)までデイシル
バーで分散した。
この分散液にヒドロキシエチルセルロース(バーキュレ
ス社製、商品名ナトロゾール250HR)10%水溶液
10重量部、ブチルセロソルブ6重量部、エチレングリ
コール5重量部および消泡剤(ヘンケル社製、商品名デ
ヒドラン671)1重量部を加えよく撹拌混合した。
このとき得られた水性下塗り塗料組成物の加熱残分は約
68.8重量%、P/B−2,9、粘度450ポイズ(
25℃)であった。
上記水性下塗り塗料組成物100重量部に対しトリメチ
ロールグロパントリアクリレートーエチレンイミン付加
物(日本触媒株式会社製、商品名ケミタイトPZ−33
)0.5重量部(カルボキシル変性SBR中の加熱残分
に対して3重量%)を加えて混合した後、厚さ12Il
IINのコンクリート用を枠金板素材に2回ナイフコー
ターで塗布した。
乾燥条件は各塗布毎に50℃×5分で行った。
また、この2回の塗布量の合計は90〜100y/rx
”であった。
このようにして得られた下塗り塗装を枠合板にさらに市
販のを枠周アクリル/ウレタン塗料(ウレタンNO,5
00グレー、日本油#(株)製、商品名)を塗布量12
0 g/ rx”となるようロールコータ−で塗布し、
60℃で40分加熱してコンクリート用塗装型枠合板を
製造した。
比較例1 トリメチロールプロパントリアクリレート−エチレンイ
ミン付加物を配合しないで、その他は、実施例1と同様
にしてコンクリート用塗装型枠合板を製造した。
実施例2 自己架橋型アクリル酸エステル系共重合体エマルジョン
(−E菱油化バディシュ社製、商品名アクロナールYJ
−2720−D、 pH8,5、加熱残分48を量%)
100!![置部に対して、炭酸カルシウム90重量部
、スイヒ性硫酸バリウム50重量部および水io重量部
を加えてよく撹拌混合し、粒度50.um(JIS  
K5400 4.4および6.2に基づき測定)までデ
イシルバーで分散した。
この分散液にブチルセロソルブ6重量部、エチレングリ
コール5重量部および消泡剤(ヘンケル社製、商品名デ
ヒドラン671)1重量部を加えてよく撹拌混合しt;
このとき得られた水性下塗り塗料組成物の加熱残分は7
8重量%、P/B −4,0、粒度230ボイズ(25
’(りであった。
上記水性下塗り塗料組成物100重量部に対して、ヘキ
サメチレンジイソシアネート−エチレンイミン付加物(
日本触媒株式会社製、商品名ケミタイトH2−22)2
重、置部、すなわち、自己架橋型アクリル酸エステル系
共重合体エマルジョン中の加熱残分に対して13重量%
相当量を添加し混合した後、実施例1と同様にして、コ
ンクリート用型枠合板を製造した。
比較例2 ヘキサメチレンジインシアネート−エチレンイミン付加
物を配合することをせず、それ以外は総て実施例2と同
様にしてコンクリート用塗装を枠合板を製造した。
実施例112および比較例1.2で製造したコンクリー
ト用塗装型枠合板にオルファカッターナイフ(オルファ
社製、商品名)でクロスカットを入れた後、箱型の型枠
を作製し、普通ポルトランドセメントを水/セメント比
0.57に調整したセメントモルタルを型枠内に打設し
、温度25℃、相対湿度75%で5日間養生した後脱型
し、脱型後のコンクリート表面の仕上がり外観性を評価
した。
脱型後のを枠は水洗、乾燥後、塗膜の状態の評価と布貼
着テープによる剥離テストを行った。その結果を第1表
に示す。
また、上記塗装型枠合板の常態(温度25°C1相対湿
度75%)での−次付着性と、水浸漬72時間(温度2
5°C)直後の湿潤時の二次付着性を2ra/mのゴバ
ン目剥離テストで評価した。その結果を第1表に示す。
コンクリート外観性の評価基準の符号は次の通りである
0:平滑性、光沢が良好 Δ:平滑性、光沢が劣る ×:ヤニによる着色とコンクリートの硬化不良平滑性、
光沢が劣る (以下余白) 以上の結果から明らかなように、本発明により製造した
コンクリート用型枠合板は養生後のコンクリート表面の
仕上がり外観性、塗膜外観、耐アルカリ性、付着性、耐
水性に優れている。
これに対して本発明の下塗り塗料組成物を使用しないで
製造したコンクリート用型枠合板の比較例1と2は、い
づれも養生後のコンクリート表面の仕上がり外観性、塗
膜外観、耐アルカリ性、付着性(二次付着性)、耐水性
に劣る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水性エマルジョンおよび/または水溶性樹脂に分子
    中2以上のアジリジン環を有するエチレンイミン誘導体
    を配合して成る塗料組成物を合板表面に塗布することを
    特徴とするコンクリート用型枠合板の製造方法。 2 水性エマルジョンおよび/または水溶性樹脂に分子
    中2以上のアジリジン環を有するエチレンイミン誘導体
    を配合して成るコンクリート用型枠合板用塗料組成物。
JP1665688A 1988-01-27 1988-01-27 コンクリート用型枠合板の製造方法及びその該方法に用いる塗料組成物 Pending JPH01192958A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03108744U (ja) * 1990-02-23 1991-11-08
US5454545A (en) * 1991-06-25 1995-10-03 Taraldsson; Leif B. Shuttering panel, contact layer and a method for producing shuttering panels

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03108744U (ja) * 1990-02-23 1991-11-08
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