JPH01192939A - 家屋の改修工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は既存家屋における人体部、現存エネルギー源を
より有効に活用し、特に冬季に経済的で暖かい家屋にす
る改修工法に関するものである。

［従来の技術〕 既存の家屋は居住性の改善として、断熱材を内外壁間に
挿入するか、外壁に断熱材付の外壁材を装着するか、単
にストーブ、ファンヒータを増設するか、床暖構成とす
るかのいずれかであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従前の・改善方法によれば、断熱材を既
存外壁、天井に充填するのは作業上、経済上、性能上も
好ましい結果が得られないものであった。また、外壁を
改修した際高価となり、さらに、熱源を増加した際は、
温度の上昇を図れるが、内壁を加温するまでに敗らず空
間のみが高温になり、温度の割に寒く感じる不利があっ
た。しかも、従前の改修工法による家屋は、全て居住空
間、そのものを加温するか、断熱を図ることであり、体
温、現存のエネルギーをより効果的に、しかも直接に健
康の増進を図る要素を付加した改修工法が全く存在しな
かった。その上、ストーブ等は空気が汚染されて、目、
呼吸器系にもよくないものであつた。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、居住空間の周
囲、例えば内壁表面、襖、床板、天井板等に体温、他の
熱源で居住空間を暖かくする輻射層を形成し、壁面の温
度と居住空間の温度差があまりない環境とし、かつ遠赤
外線による健康増進と経済的節約と好適な居住空間に形
成し得る家屋の改修工法を提案するものである。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明に係る家屋の改修工法につ
いて説明する。第１図は上記家屋の一例を示す構成略図
であり、土は既存家屋で木造、コンクリート造、鉄骨造
の１種からなり、木造としては例えばパフシブエアサイ
クル構造、アクティブエアサイクル構造、プレハブ構造
、２×４構造、軸組構造の１つからなる。２は屋根、３
は小屋真空間、４は小屋裏換気扇、５は外壁、６は内壁
、７は内外壁間の空間、８は居住空間、９は天井板、１
０は床板、１１は襖、障子戸等、１２は床下空間、１３
は土台、１４は床下換気口、１５は地面、１６は輻射層
である。さらに説明すると、既存家屋上において、少な
くとも居住空間８に輻射熱が作用するように第２図（ａ
）、（ｂ）に示すような構成で輻射層１６を形成するも
のであり、輻射層１６は体温、ストーブ等の最小熱源で
遠赤外線を放射し、人間の健康とクリーンな環境、およ
び経済的なエネルギーの使用を図り、かつ防虫、防腐に
も役立つものである。その形状としては、第２図（ａ）
、（ｂｌに示すように塗膜１７、シート状物１８のいず
れかであり、シート状物１８の場合は接着剤１９を介在
させ一体化するものである。また、輻射層１６は第３図
（ａ）、（ｂｌに拡大して示すように塗膜１７は合成樹
脂バインダ１７ａと遠赤外線輻射材１７ｂとからなり、
合成樹脂バインダ１７ａとしてはポリウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フッソ樹脂等の１種からなり、遠赤外線輻射材
１７ｂとしては常温でも遠赤外線を輻射する金属酸化物
（ＴｉＯｚ、Ｍｎ０ｚ、Ｍｉｄ、Ｃｏｏ、Ａｆ、０３）
等、あるいは常温で１０〜２０μのピーク波長を持つ粉
末材、シート材の１種からなるものである。さらに、シ
ート状物１８の場合はクラフト紙、アスベスト紙、金属
箔（Ａｌ、Ｆｅ、ステンレス）、合成樹脂シート等の基
材１８ａに塗膜１７を形成して接着剤１９により貼着す
るか、シート状物１８自体を塗膜１７の構成材で形成す
る等の１種からなるものである。なお、シート状物１８
は襖、クロス的に使用するものである。

次に施工法について簡単に説明すると、いま既存家屋上
の内壁６がモルタル壁であるとすると、モルタル壁の化
粧材を剥落し、その下地に塗膜１７を塗布するか、ある
いは下地にシート状物１８をクロスとして貼着するもの
である。また、第４図に示すように襖、障子戸等１１を
改修する際は、シート状物１８を紙の代わりに使用する
ものである。

以上説明したのは本発明に係る家屋の改修工法の一実施
例にすぎず、第１図に点線で示すようにダクト２０と熱
交換器２１、吸、排気器２２を設けたり、図示しないが
貼着、塗布可能な面に輻射層１６を形成することができ
るものである。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明に係る家屋の改修工法によれば
、■居住空間に体温、ストーブ等からの熱源が輻射層に
よって輻射され、同一室温度でも熱が周囲から奪われる
ことなく、加温されることになり経済性にすぐれると共
に、非常に温かい環境となる。■輻射層から輻射される
遠赤外線は人間の健康増進に役立つため、安全で、かつ
居住しながらにして治療的効果も期待できる。■輻射層
は省エネ、防露、防虫、吸臭等の機能を発揮する。

■外壁を改修する際にその内側面に輻射層を形成すると
よりエアサイクルが効果的に行われる。等の特徴がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る家屋の改修工法の一実施例を示す
説明図、第２図＋ａ）、（ｂｌは内壁の一例を示す説明
図、第３図＋８）、（ｂｌは輻射層の拡大図を示す説明
図、第４図は襖、障子戸等の一例を示す斜視図である。 上・・・既存家屋、６・・・内壁、１６・・・輻射層、
１８・・・シート状物。 第１図 ｆｌ １６格肘Ａ 第２図 （ａｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　（ｌｌＩン第３図 （α）（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）既存家屋において、少なくとも該家屋の内壁表面
   、襖、障子戸等を遠赤外線輻射シート、塗膜の１種以上
   で改修したことを特徴とする家屋の改修工法。