JPH01192634A - 積載板の分離取り出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明は、積載した板材を１枚ずつ分離して取り出す
ための積載板の分離取り出し’Ｌｉｔに関するものであ
る。

（従来の技術〕 合板やその他の建材を製造する場合には、木材の薄単板
や無機質繊維板などの通気性を有する多孔質板を多数枚
積載した状態から１枚ずつ分離して加工工程に搬送する
必要がある。たとえば木材の薄単板では薄単板の貼り合
わせのための単板供給や、無機質繊維板における表面加
工のための供給などである。このような場合の従来の積
載物の分離搬送方法は、積載されたパレットまたはマガ
ジンに分離装置を設けて、板材を一枚ずつ取り出すよう
にしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のように積載されたパレットまたはマガジンに分Ｊ
ｆｉ装置を設けたものでは、投資コストが大きく、また
被取り出し物の寸法のばらつきにより一枚ずつの取り出
しが不安定であり、とくに通気性を有する多孔質の板材
の場合は２枚取りとなるトラブルが多発していた。さら
に、分離装置が個々の積載物に個別に対応する専用機と
なるため、汎用性に乏しいという欠点があった。

したがって、この発明の目的は、積載された板材の１枚
ずつの取り出しが可能となり、板材の供給の自動化、無
人化を図ることができる積載板の分離取り出し装置を提
供することである。

（課題を解決するための手段） この発明の積載板の分離取り出し装置は、鉛直方向に配
置されエアーを下端口から吸引する吸気管と、この吸気
管の下端に軸方向に沿って上下動可能となるように上部
が吸気管にスライド自在に嵌着され下面に板材を吸着す
る吸着孔を設けた吸盤装置とを備えたものである。

〔作用〕

積層板から最上部の板材を１枚ずつ取り出す場合は、ま
ず吸盤装置の下面を積載板の上面に接触させる。これと
同時に、吸気管からの吸気により吸着孔が塞がれ、内部
圧力が減圧増となって吸盤装置が急激に吸気管の軸方向
δ已沿って上方にスライドするため、最上部の板材を２
枚目の板材から分離して取り出すことができる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説
明する。すなわち、この積載板の分離取り出し装置は、
第１図に示すように、鉛直方向に吸気管１を配置し、こ
の吸気管ｌの下端に軸方向に沿ってスライド自在に吸盤
装置２を嵌着したものである。

吸盤装置２は、通気ボックス３と、この通気ボックス３
の内部空間と連通して通気ボンクス３の上面から突設し
前記吸気管１に内挿されたヘッドパイプ４と、前記通気
ボックス３の下面に取付けられ通気ボックス３の内部空
間と連通ずる複数の吸着孔５を設けた吸盤６とから構成
される。

前記吸気管ｌには軸方向に沿って長孔７が穿設されてお
り、この長孔７にヘッドバイブ４の外周面から突設した
ピン８が挿通する。

次にこの実施例の動作を第２図（Ａ）〜（Ｄ）に基づい
て説明する。図示しない昇降装置により吸気管ｌおよび
吸盤装置２が下降し、吸気管１からの吸気状態で下端の
吸盤６が積載板９に軽く接触する（同図（Ａ）、（Ｂ）
）。これと同時に、吸着孔５が塞がれ、内部圧力は減圧
増となり、内部静圧にて急激に吸盤装置２が上昇する（
同図（Ｃ））。

これにより、最上部の板材９ａと２番目の板材との分離
が行われる。

積載板９から取り出された最上部の板材’９ａは吸盤６
に保持されたまま次工程の所定位置まで図示しない搬送
装置によって搬送される（同図（Ｄ））。

〔発明の効果〕

この発明によれば、たとえ通気性を有する板材であって
も、積載板からの１枚ずつの取り出しを確実に行うこと
ができ、板材の次工程への供給作業の自動化、無人化を
図ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の一部破断正面図、第２図
はその動作を示す説明図である。 を−吸気管、２−・吸盤装置、５・−吸着孔第１図 （Ａ）　　　ＣＢ）　　　（Ｃ）　　　　（Ｄ）第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛直方向に配置されエアーを下端口から吸引する吸気管
   と、この吸気管の下端に軸方向に沿って上下動可能とな
   るように上部が吸気管にスライド自在に嵌着され下面に
   板材を吸着する吸着孔を設けた吸盤装置とを備えた積載
   板の分離取り出し装置。