JPH0119142Y2 - - Google Patents

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JPH0119142Y2
JPH0119142Y2 JP1983085835U JP8583583U JPH0119142Y2 JP H0119142 Y2 JPH0119142 Y2 JP H0119142Y2 JP 1983085835 U JP1983085835 U JP 1983085835U JP 8583583 U JP8583583 U JP 8583583U JP H0119142 Y2 JPH0119142 Y2 JP H0119142Y2
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JP
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conductive
photosensitive drum
conductive sleeve
brush
electrode
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は電子写真装置に使用される感光ドラム
帯電装置に関するものである。
〔従来技術〕
電子写真装置は高速かつ高品質な画像や文字を
印刷できる利点があり、現在複写機や高速プリン
タとして広く利用されている。
一般に、電子写真装置では、感光ドラム上で帯
電、露光、現像、転写、クリーニング及び除電等
のプロセスが行われるが、そのうちの帯電を行う
従来の装置としてコロナ帯電器が多く用いられて
おり、このコロナ帯電器により感光ドラム上に電
荷を付着させることが行われていた。
しかしながら、コロナ帯電器は5KV以上の高
電圧を細線に与えることにより、該細線の周辺に
強電界を発生させて気体放電を行うため、感電や
漏洩の危険があり、また気体放電に伴うオゾンの
発生により強い臭気が立ち、人体に有害であつ
た。
更にコロナ帯電器は、性能上においても、温度
や湿度の影響を受けて帯電電位が不安定になると
いう欠点があつた。
このようにコロナ帯電器は多くの欠点を有する
ため、最近では放電を伴わない装置、例えば導電
性繊維によるブラシや、導電性磁性粒子による磁
気ブラシ等の導電性ブラシにより直接感光ドラム
を摺擦し、この導電性ブラシの保持部材に電圧を
与えて感光ドラムを帯電させる装置が提案されて
いる。
しかし、この導電性ブラシによる帯電装置にも
以下のような欠点がある。それは、感光ドラムの
感光体にピンホールや損傷等があると、導電性ブ
ラシが直接感光ドラムの導電基材に接触すること
があり、このとき導電性ブラシを通じて多くの電
流が流れ、電圧を供給している電源の安全装置が
作動して電圧を降下させてしまうということであ
る。つまり、導電性ブラシによる帯電装置は、感
光体に傷等があると、所期の帯電電位が得られな
いという欠点を有している。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来技術の欠点を解決するた
めになされたもので、安全性に優れると共に、性
能面において温度や湿度の影響を受けることが少
なく、かつ感光ドラムの感光体に傷等があつても
所期の帯電電位が得られて安定した帯電を行うこ
とができる感光ドラム帯電装置を実現することを
目的とするものである。
〔考案の構成〕
上述した目的を達成するため、本考案は導電基
材の外周面を誘電体層で被覆して成る導電性スリ
ーブと、この導電性スリーブに保持される導電性
ブラシと、一定電圧が付与された電極とを用い、
前記導電性スリーブを回転させて導電性ブラシに
より前記電極と感光ドラムとを順次摺擦すること
により、感光ドラムに電荷を与えて帯電させるよ
うにしたものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図及び第2図により説明
する。
まず、第1図は本考案による感光ドラム帯電装
置の第1の実施例を示す側断面図で、図において
1は矢印A方向に一定の速度で回転する感光ドラ
ムであり、導電基材1a上にセレンやアモルフア
スシリコン等の感光体1bを有する構造となつて
いる。
2は導電性スリーブで、この導電性スリーブ2
は非磁性金属による円筒状の導電基材2aの外周
面を誘電体層2bで被覆することにより形成さ
れ、前記感光ドラム1と一定の間隔をもつて対向
するように配置されており、矢印B方向に回転す
るようになつている。
3は円柱状のマグネツトロールで、円周方向に
複数のN極とS極とが分割着磁された構造となつ
ており、前記導電性スリーブ2内に非接触の状態
で配置されている。
4は導電性を有する磁性粒子であり、例えば磁
性体微粒子と樹脂を熱練成して粉砕した後、導電
処理して得たものである。
5は前記磁性粒子4を収容した容器で、前記導
電性スリーブ2の一部を囲うように形成されてい
る。
6は定電圧電源、7は該定電圧電源6の出力側
に接続された板状の電極で、該電極7はその先端
が前記導電性スリーブ2に対して一定の間隔をも
つて対向するように配置されていて、導電性スリ
ーブ2により搬送される磁性粒子4の搬送量を規
制するようになつており、かつ接地された感光ド
ラム1の導電基材1a及び導電性スリーブ2の導
電基材2aに対して一定電位を保持している。
次に、上述した構成による帯電装置によつて感
光ドラム1を帯電させる方法について説明する。
まず、磁性粒子4は導電性スリーブ2を矢印B
方向に回転することにより感光ドラム1に向つて
搬送され、その際マグネツトロール3の磁力によ
り導電性スリーブ2上で磁性粒子4の磁気ブラシ
が形成され、感光ドラム1と導電性スリーブ2と
の対向部すなわち帯電領域において、前記磁気ブ
ラシにより感光ドラム1が摺擦される。尚、この
ときマグネツトロール3も回転させるならば、電
極7の位置での塊集が発生せず、安定した搬送が
行えることは、磁性トナーの現像装置で一般に知
られている。
さて、電極7には定電圧電源6によつて一定電
圧が付与されており、この電極7を導電性を有す
る磁性粒子4が摺擦することにより導電性スリー
ブ2が帯電される。このとき誘電体層2bがコン
デンサとして働き、この誘電体層2bの表面に蓄
電され、その電位は電極7の電圧とほぼ等しくな
る。
このようにして、電極7により順次導電性スリ
ーブ2が帯電され、帯電された部分は矢印B方向
への回転により現像領域へと進み、矢印A方向に
回転している感光ドラム1を摺擦する前記磁気ブ
ラシを介して導電性スリーブ2から感光ドラム1
に順次電荷が流れ、帯電が行われる。感光ドラム
1に電荷を付与した部分は矢印B方向への回転に
より再び電極7と相対する位置に戻る。
感光ドラム1の帯電電位は、導電性スリーブ2
と感光ドラム1の単位面積当りの静電容量の比、
磁気ブラシの電気抵抗や接触時間、及び導電性ス
リーブ2と感光ドラム1の回転速度等によつて決
まる。
実験によれば、セレン系感光ドラムを100mm/
秒の回転速度で、また厚さ10μmのテフロンによ
る誘電体層を有する37mmφの導電性スリーブを
300rpmで回転させたとき、電極電圧800Vに対し
て感光体帯電電位600Vを安定して得ることがで
きた。
以上説明したように第1の実施例では、定電圧
電源6に接続された電極7により導電性スリーブ
2の誘電体層2bに一度電荷を与えた後、この電
荷を磁気ブラシを介して感光ドラム1に流して帯
電を行うようにしているため、以下の効果が得ら
れる。
すなわち、導電性スリーブ2における誘電体層
2bの絶縁性及び耐電圧性が十分高いので、定電
圧電源6から過電流が流れる危険性が著しく減少
し、安全性が大幅に向上する。
また、感光ドラム1に損傷等があつて、導電基
材1aに導電性の磁気ブラシが直接接触した場合
でも、磁気ブラシの形成方向に対して垂直方向へ
の電気抵抗は高いので、非帯電部分は微小な損傷
部のみで、他の部分では正常な帯電電位を得るこ
とができ、更に定電圧電源6に過電流が流れるこ
ともないので、安定した帯電を行うことができる
という効果が得られる。
次に、本考案による感光ドラム帯電装置の第2
の実施例を第2図により説明する。上述した第1
の実施例は磁性粒子による磁気ブラシを導電性ブ
ラシとして用いたものであるが、この第2の実施
例は導電性ブラシとして繊維ブラシを用いるもの
である。
すなわち、第1図において1は感光ドラム、2
は導電性スリーブ、6は定電圧電源であり、これ
らは第1図のものと同じである。
8は導電性を有する繊維で形成された繊維ブラ
シで、導電性スリーブ2の外周面全域に絶縁物に
より固定されており、導電性スリーブ2が矢印B
方向に回転することによつて繊維ブラシ8の外端
が矢印A方向に回転する感光ドラム1を摺擦する
ようになつている。
9は前記定電圧電源6の出力側に接続された金
属等によるロール状の電極であり、所定の位置で
前記繊維ブラシ8と接触するように配置されてい
る。
このような構成による第2の実施例において
も、電極7により導電性の繊維ブラシ8を介して
導電性スリーブ2を帯電させ、その後この導電性
スリーブ2から繊維ブラシ8を介して感光ドラム
1に電荷を流して帯電を行うことができるので、
第1の実施例と同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は一定電位が付与
された電極により導電性スリーブを帯電させ、こ
の導電性スリーブに保持された導電性ブラシを介
して感光ドラムに電荷を流すことにより帯電を行
うようにしているため、安全性に優れると共に、
温度や湿度による影響を受けることが少なく、か
つ安定した帯電を行うことができるという効果が
得られるものであり、電子写真技術を利用した複
写機や高速プリンタ等の感光ドラム帯電装置とし
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による感光ドラム帯電装置の第
1の実施例を示す側断面図、第2図は第2の実施
例を示す側断面図である。 1……感光ドラム、1a……導電基材、1b…
…感光体、2……導電性スリーブ、2a……導電
基材、2b……誘導体層、4……磁性粒子、6…
…定電圧電源、7……電極、8……繊維ブラシ、
9……電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯電用の一定電位が付与される電極と、 円筒状の導電基材の外周面を誘電体層で被覆す
    ることにより形成された回転可能な導電性スリー
    ブと、 該導電性スリーブに保持され、かつ前記電極と
    感光ドラムを順次摺擦する導電性ブラシとを備え
    たことを特徴とする感光ドラム帯電装置。
JP1983085835U 1983-06-07 1983-06-07 感光ドラム帯電装置 Granted JPS59192160U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983085835U JPS59192160U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 感光ドラム帯電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983085835U JPS59192160U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 感光ドラム帯電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192160U JPS59192160U (ja) 1984-12-20
JPH0119142Y2 true JPH0119142Y2 (ja) 1989-06-02

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ID=30215793

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983085835U Granted JPS59192160U (ja) 1983-06-07 1983-06-07 感光ドラム帯電装置

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JP (1) JPS59192160U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3629679A (en) * 1970-06-29 1971-12-21 Information Storage Systems Linear motor power failure detection circuit and fail-safe control

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JPS59192160U (ja) 1984-12-20

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