JPH01190832A

JPH01190832A - 作業機械

Info

Publication number: JPH01190832A
Application number: JP1187188A
Authority: JP
Inventors: Noriyoshi Amano; 天野　憲悦
Original assignee: AMANO KOGYO KK
Current assignee: AMANO KOGYO KK
Priority date: 1988-01-23
Filing date: 1988-01-23
Publication date: 1989-07-31
Also published as: JPH0423051B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、樹木の移植、電柱等の立設、左右方向の掘
削、フォークリフトなどの作業に便利に使用できる作業
機械に関するものである。

［従来の技術］従来、各種の土木用その他の作業機械が提供されている
が、特殊なものとして、第９図乃至第１４図は実公昭５
３−２３６４４号公報に示された樹木移植機械である。

図において、９２はアーム、９４はバケット、９５はク
ランプ片である。

この樹木移植機械は、アーム９２の先端に取り付けられ
た左右一対のバケット９４で穴を堀り。

樹木を堀起し、クランプ片９５で樹木を挟持し、根の周
囲の縄掛けおよび移動を行う作業に使用するように提案
されたものである。

［発明が解決しようとする課題］従来の土木機械はそれぞれの作業目的に対応した機能を
有している。また、前記公報に示された樹木移植機械は
樹木の根回し縄掛け、移植等には便利に使用できるであ
ろうが、バケット９４は左右方向の間隔が一定であるの
で、樹木の大小に対して堀起し作業に適応性がない。ま
た、クランプ片９５も位置が一定であるので、樹木の形
状に対して適合し難い場合がある７また、樹木の移植以
外の作業には使用し難いという課題がある。

この発明は上記の韮うな課題を解消するためになされた
もので、樹木の大小、幹枝の形状等にかかわらず移植作
業が容易にできるだけでなく、電柱のような柱状物の立
設に適し、また、前面横方向の溝堀りなどの土木作業、
ならびに、物を掴んで移動させるフォークリフト作業な
どに便利に使用できる作業機械を得ることを目的とする
。

［課題を解決するための手段］この発明に係る作業機械は、自走台車上の旋回台に起倒
可能な一対のブームを設け、該ブームの先端に左右方向
に変角可能なアームを取り付け、該アームの先端に左右
方向に首振り可能なバケットを設け、アームに昇降可能
なはさみ手を設けたものである。

［作用］この発明における作業機械は、起倒可能な一対のブーム
と、左右方向に変角可能な一対のアーム及び左右方向に
首振り可能な一対のバケットを具備しているので、これ
らの構成要素の機能を駆使して所望の位置、大きさ、深
さの穴を効率よく強力に掘ることができる。また、はさ
み手は昇降可能であるので、樹木、電柱、移動すべき物
等の大小、形状にかかわらず適合性よく抱持することが
できる。

［実施例］以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図乃至第８図はこの発明の一実施例による作業機械を示
し、第１図は側面図、第２図は前側方斜視図、第３図は
アーム、バケット等の前方斜視図、第４図はブーム、ア
ーム等の平面図、第５図は他の状態のブーム、アーム等
の平面図、第６図は正面図、第７図ははさみ手等の平面
図、第８図は変形例のはさみ手等の平面図である。

図において、１は旋回台、２はブーム、３はアーム、４
はバケット、６はカウンターウェイト、１０は自走台車
、５１は第１はさみ手、５２は第２はさみ手、２１はブ
ーム２を起倒する油圧シリンダ、３１はアーム３を変角
させる油圧シリンダ、４１はバケット４のすくい角を変
える油圧シリンダ、５１１は第１はさみ手５１を昇降さ
せる油圧シリンダ、５３ははさみ手５１．５２を開閉さ
せる油圧シリンダである。

自走台車１０はクローラ式または車輪式であって内燃機
関のような動力によって自走可能な台車である。自走台
車］０の上に水平方向に旋回可能な旋回台１が搭載され
ており、旋回台１の上には左右並列に設けられた一対の
ブーム２，２．運転台７．カウンターウェイト６等が搭
載されている。

一対のブーム２，２はそれぞれブーム用油圧シリンダ２
１．２１によって起倒可能である。カウンターウェイト
６は水タンクとなっており、重量調整は容易であり、樹
木の移植の場合は、移植完了後カウンターウェイト６の
タンクの水を樹木の根元にかけることもできる。

前方へ延びた各ブーム２，２の先端には、ブーム２．２
のほぼ軸線方向の軸２３．２３が設けられ、この軸２３
．２３に嵌合させて取り付けることにより、アーム３．
３が左右に揺動可能に取り付けられている６第４図、第
５図に示すように、ブーム２，２とアーム３，３との間
に互い違いに斜交して設けられた一対のアーム用油圧シ
リンダ３１．３１によって斜め方向に押し引きされるこ
とにより、アーム３．３は左右方向に変角駆動される。

シリンダ３１と３１とが衝突しないようにブーム取付は
金物の高さは相異なるものとする。

２２は左右のブーム２．２を補強のため連結している着
脱可能な連結棒である。

各アーム３．３の先端にはバケット４．４が取り付けら
れており、バケット４．４はバケット用油圧シリンダ４
１．４１によって左右方向にすくい角を変化するように
駆動される。

各アーム３．３にはそれぞれ第１はさみ手５１゜５１、
第２はさみ手５２．５２が装着されており、第１はさみ
手５］、、５１はアーム３，３に沿って油圧シリンダ５
１１，５１１によって昇降駆動され、任意の位置に停止
可能である。各はさみ手５１．５１，５２．５２は各一
対のはさみ手にそれぞれ設けられた油圧シリンダ５３に
よって開閉駆動される。はさみ手５１．５２の形状は、
第７図−６＝に示ずように棒状であってもよく、第８図に示すように
「＜」字状であってもよく、湾曲形状でもよく、抱持す
る対象物に対して適当な形状とすればよい。その場合、
はさみ手５１．５２をはさみ手支枠５４に連結している
ピン５６や油圧シリンダ５３に連結しているピン５７は
着脱が容易なものとするのが望ましい。なお、昇降可能
なはさみ手５１．５１のはさみ手支枠５４．５４には所
要のローラ５５が設けられており、アーム３またはアー
ム３に設けられたレールまたは清等のガイドに沿って昇
降可能となっており、それぞれ油圧シリンダ５１１によ
って昇降駆動され任意の位置で停止できるようになって
いる。なお、旋回台１の旋回運動や各油圧シリンダの伸
縮運動等の動力は例えば前記内燃機関によって駆動され
る油圧装置によればよい。

以下、この発明の実施例による作業機械の使用法につい
て説明する。まず、樹木の移植に使用する場合について
説明する。移植先の土地の穴掘りは、自走台車１０で移
動し、旋回台１で方向を調整し、油圧シリンダ２１．２
１でブーム２，２を起倒させ、油圧シリンダ３１．３１
でアーム３゜３を動かし、油圧シリンダ４１．４１でバ
ケット４．４を動かして、穴を掘る。この場合、従来の
バックホ・−やショベルでは手前方向または前方方向へ
掘るだけであるが、この作業機械では２個のバケットが
横に対向してすくい取るので作業効率が高い。また、前
記樹木移植機械と比べると、この作業機械は変角駆動さ
れるアームをもっているので、作業の自由度が高い。

次に、樹木の根元を堀り出すのは、以上と同様にして、
小さい樹木であれば一度にバケット４゜４ですくい上げ
ることができる。大きな樹木の場合は樹木の根の周りを
バケット４，４で掘るが、そのとき、ブーム２，２も、
アーム３．３もバケット４，４も、各油圧シリンダで自
由に動かすことができるので、所望の形状の穴を根の周
囲に掘ることができ、ひき続き、根の下方まで同様にし
て堀り出すことができる。前述の従来例ではバケットの
位置が一定であるので大きな樹木の場合はうまく堀り出
すことは困難である。

次に、はさみ手５１，５１．５２．５２で樹木の幹や枝
を抱持して持ち上げ、根元の縄かけを行う。次に、樹木
の根もとをバケット４．４で支持しながら−はさみ手５
］、、５１，５２．５２で幹や枝を抱持して運搬する。

そのとき、はさみ手５１．５１は昇降可能であるので、
樹形に応じて適当な位置にはさみ手５１．５１をセット
して抱持させることにより、樹木を傷めず、確実に抱持
することができる。目的地に移送して植え付けるのは問
題がない。植え付は後、カウンターウェイト６のタンク
内の水を出して樹木に注水してやることもできる。

次に電柱のような柱状物の立設作業について説明する。

地上に倒しである電柱を、バケット４゜４ですくい、ア
ーム３，３等を動かして持ち上げ、はさみ手５］、、５
］、５２．５２で支持しながら立てる。次に、はさみ手
５１，５１．５２．５２で抱持させておいて、バク・ソ
ト４，４で電柱の根元をすくい上げて電柱を持ち、ブー
ム２，２．ア−ム３，３等を動かして姿勢を整え運搬す
る。立設地では、はさみ手５１．５１，５２．５２で抱
持させながら電柱を下して立て、各油圧シリンダで機械
を動かして電柱を鉛直に立て、埋め込む。

次に、石垣のような段差がある土地に、例えば石垣の下
から石垣の上の土地に石垣に平行に溝を掘るような作業
について説明する。このような作業に対しては、従来の
ショベル車やバックホーは作業方向に対して前方または
後方に土砂をすくうものであるので、前方左右方向の溝
堀り作業は容易でなく、深い溝を掘ることはできなかっ
た。これに対して、この発明による作業機械は、バケッ
ト４，４で作業方向に対して左右方向から土砂をすくう
ものであるので、アーム３の長さまでの深さの溝を容易
に掘ることができる。

また、この発明による作業機械は、位置を任意に設定で
きるはさみ手を持っているので、フォークリフトとして
、物を持ち上げて、そのまま旋回して、例えばトラック
等に積み込むなどの作業に便利に使用できる。

＝１０− 以上のように、この発明による作業機械は各種の作業に
便利に使用することができる。なお、片方のブーム以下
を取り外せば、通常のショベルまたはバックホーとして
使用することもできる。

［発明の効果］以上のように、この発明によれば、一対のブームに左右
方向に変角可能な一対のアーム及びバケットと、昇降可
能で任意の位置とすることができるはさみ手とを設けた
ので、種々な樹形の樹木に対してはさみ手を昇降させる
ことにより樹木を傷めず確実に抱持ことかでき、左右対
向する一対のアーム及びバケットにより穴掘り、溝堀り
作業の自由度が向上し、一対のバケットとはさみ手によ
って電柱のような長物の立設作業を容易に行うことがで
き、フォークリフトとしても便利に使用できるるという
ような多目的に使用できる作業機械が得られる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図はこの発明の一実施例による作業機械
を示し、第１図は側面図、第２図は前方斜視図、第３図
は要部の前方斜視図、第４図は要部の平面図、第５図は
他の状態の要部の平面図、第６図は正面図、第７図はは
さみ手の平面図、第８図は他の実施例によるはさみ手の
平面図である。第９図乃至第１４図は従来例を示し、第９図は側面図、
第１０図は要部の斜視図、第１１図、第１２図はクラン
プ片の平面図、第１３図、第１４図は作動説明図である
。図において、１は旋回台、２はブーム、３はアーム、４
はバケット、５１．５２ははさみ手、１０は自走台車で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】

自走台車と、該自走台車に搭載された水平旋回可能な旋
回台と、該旋回台に並列に取り付けられた起倒可能な左
右一対のブームと、該ブームのそれぞれ先端に取り付け
られた左右方向に変角可能な左右一対のアームと、該ア
ームのそれぞれ先端に左右対向するように取り付けられ
た左右方向に首振り可能な左右一対のバケットと、前記
左右一対のアームにそれぞれ対向するように設けられ前
記アームに沿って昇降可能で前記アームに垂直な平面上
で変角可能なはさみ手とを備えたことを特徴とする作業
機械。