JPH01190232A - 軸流フアンの固着構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 各種電子機器に広く使用される軸流ファンの固着構造に
関し、 軸流ファンのの固着を容易とするとともに、フランジの
割れおよびボルトの緩みが発生しない構造とすることを
目的とし、 円筒の外周に少なくとも２個の係着手段を設けたフレー
ムに、モータと直結した羽根車を前記円筒内に配した軸
流ファンと、該フレームの前記円筒の外周が遊嵌できる
通風孔の端縁に、該軸流ファンの係止手段を該係着手段
と対向させて設けた取付板からなり、上記軸流ファンの
前記円筒外周を該通風孔に挿入して回転することにより
、該軸流ファンを該取付板に固着するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、各種電子機器に汰（使用される軸流ファンの
固着構造に関する。

最近、電算機システム等の機器は、機器構成のプリント
板ユニットおよび各種部品が高密度に装着されて発熱量
が増加し、その発熱量により機器の筐体内部の温度が上
昇してるので、複数個の軸流ファンを筐体に固着して内
部の温気を外部に排出するとともに、外部の冷気を筐体
内部に送り込んで機器の構成部品を冷却することが必要
となっている。

そのため、複数個の軸流ファンを機器筐体の何れの場所
でも容易に固着できる新しい軸流ファンの固着構造が要
求されている。

〔従来の技術〕

従来広く使用されている軸流ファンの固着構造は、第２
図に示すように羽根車１−２が遊嵌できる内径の円筒両
端に正方形のフランジ部１−１ａを設けて中央部に風洞
を形成して、円筒両端で対向するフランジ部１−１ａの
各角近辺に軸心と平行な締着孔１−１ｂを配設した軽金
属２例えばアルミニュウム、又は合成樹脂材よりなるフ
レーム１−１に、図示していないモータと直結した羽根
車１−２を前記風洞に固着した軸流ファン１を、図示し
ていない軸流ファンの取着用孔を穿設した取付板２の通
風孔と前記風洞が連結するように当接させて、フランジ
部１−１８に配設した締着孔１−１ｂより取り付は板２
の前記取着用孔に４本のボルト３を貫通し、その先端に
図示していないナツトを螺入することにより軸流ファン
ｌを取付板２に固着している。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明した従来の軸流ファンの固着構造で問題となる
のは、アルミニュウム或いは合成樹脂よりなるフレーム
のフランジ部に配設した締着孔に４本のボルトを貫通し
て軸流ファンを取付板へ固着しているため、固着作業に
多くの工数を要するとともに、フランジ部の締着孔近辺
の割れ、軸流ファンの振動によるボルトの緩みが発生す
るという問題が生じている。

本発明は上記のような問題点に鑑み、軸流ファンのの固
着を容易とするとともに、フランジ部の割れおよびボル
トの緩み発生しない構造となるこ軸流ファンの固着構造
の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、第１図に示すように円筒両端縁の外周面で対
向するように係着手段９例えば外周よりの切り欠き１１
−１　ｂを２箇所に設けた１／４円弧より若干短い円弧
状のフランジ１１−１　ａを配したフレーム１１−１に
、モータと直結した羽根車１−２を前記円筒内に配設し
た軸流ファン１１と、前記フレーム１１−１の円筒外周
が遊合する大きさの通風孔１２ａを穿設した平板に、軸
流ファン１１の係止手段２例えばＺ字形断面で１／４の
円弧状に成形したガイド金具１２−１を通風孔１２ａの
外周端縁で前記フランジ１１−１　ａと対向させて固着
し、ガイド金具１２−１と前記平板とで形成される隙間
に、一方向からは挿入でき反対方向からは停止する形状
の板バネ１２−２を対向するよう設けた取付板１２とか
らなり、軸流ファン１１の円筒外周を通風孔１２ａに挿
入してフランジ１１−１　ａを取付板１２に当接して、
その状態で回転させることにより取付板２へ固着するよ
うに構成する。

〔作　用〕

本発明では、軸流ファン１１を構成するフレーム１１−
１の円筒外周を通風孔１２ａに挿入して回転すると、フ
レーム１１−１のフランジ１１−１２が取付板１２とガ
イド金具１２−１で形成された隙間に挿入され、フラン
ジＨ−１ａのそれぞれの切り欠き１１−１ｂに取付板１
２の各板バネ１２−２が弾性で嵌入して回転を規制し、
それにより取付板１２の通風孔１２ａとフレーム１１−
１の円筒外周および、ガイド金具１２−１とフランジ１
１−１　ａとで軸流ファン１１を係着して保持するから
、軸流ファン１の固着を容易にすることができるととも
に、軸流ファン１の振動による割れ、緩み等を防止する
ことが可能となる。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本実施例による軸流ファンの固着構造の斜視図
を示し、図中において、第２図と同一部材には同一記号
が付しであるが、その他の１１は機器の構成部品を冷却
する軸流ファン、１２は軸流ファンを機器筐体に取着す
る取付板である。

軸流ファン１１は、羽根車１−２が漉嵌できる内径の風
洞を設けた円筒両端縁の外周面に、外周からの切り欠き
１１−１ｂを２箇所に設けた１／４円弧より若干短いフ
ランジｔｔ−ｔａを対向するように配した軽金属１例え
ばアルミニュウム、又は合成樹脂材よりなるフレーム１
１−１に、図示していないモータと直結した羽根車１−
２を前記風洞内に配設したものである。

取付板１２は、中央にフレーム１１−１の円筒外周が遊
合する大きさの通風孔１２ａと、各月に筐体への取着用
孔１２ｂを穿設した金属よりなる４角の平板に、軸流フ
ァン１１の係着するＺ字形断面で１／４の円弧状に成形
した金属よりなる２個のガイド金具１２−１を前記通風
孔１２ａの外周端縁で対向させて固着し、そのガイド金
具１２−１と平板とで形成されるそれぞれの隙間に、一
方向からは挿入でき反対方向の移動を停止するような形
状２例えば逆へ字でその先端を平板と垂直に成形した弾
性を有する２個の板バネ１２−２を、前記フランジ１１
−１　ａの切り欠き１１−１ｂにそれぞれ嵌入するよう
に対向して設けたものである。

上記部材を使用した軸流ファンの固着構造は、軸流ファ
ン１１の円筒外周を通風孔１２ａに挿入して回転するこ
とで、フレーム１１−１に設けたフランジ１１−１ａを
ガイド金具１２−１と取付板１２で形成された隙間に挿
入し、フランジ１１−１　ａのそれぞれの切り欠き１１
−１ｂに取付板１２の各板バネ１２−２を弾性により嵌
入する。

その結果、取付板１２に固着した各板バネ１２−２がフ
ランジ１１−１　ａのそれぞれの切り欠き１１−１ｂに
嵌入して回転を規制して、取付板１２の通風孔１２ａと
固着したガイド金具１２−１により軸流ファン１１を保
持することにより、軸流ファンを容易に固着することが
できるとともに、軸流ファンｌの振動による割れ、緩み
等を防止することができる。

以上、図示実施例に基づいて説明したが、本発明は上記
実施例の態様のみに限定されるものでなく、例えばフレ
ーム１１−１において円筒両端縁の外周面に設けたフラ
ンジ１１−１　ａを、円筒中間の外周線上に等分割角度
で設け、そのフレーム１１−１を係止するガイド金具１
２−１と板バネ１２−２をフランジ１１−１ａと対向す
るように設けても良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば極めて簡単な構成で
軸流ファンの締着孔近辺の割れ、および取り着は緩み等
が防止できる等の利点があり、著しい゛経済的及び、信
頼性向上の効果が大きい軸流ファンの固着構造を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による軸流ファンの固着構造
を示す斜視図、 第２図は従来の軸流ファンの固着構造を示す斜視面であ
る。 図において、 １−２は羽根車、 １１は軸流ファン、 １１−１はフレーム、 １１−１ａはフランジ、　　１１−１ｂは切り欠き、１
２は取付板、 １２ａは通風孔、　　　　１２ｂは孔、１２−１はガイ
ド金具、 １２−２は板バネ、 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 円筒の外周に少なくとも２個の係着手段（１１−１ａ１
   １−１ｂ）を設けたフレーム（１１−１）に、モータと
   直結した羽根車（１−２）を前記円筒内に配した軸流フ
   ァン（１１）と、 該フレーム（１１−１）の前記円筒の外周が遊嵌できる
   通風孔（１２ａ）の端縁に、該軸流ファン（１１）の係
   止手段（１２−１、１２−２）を該係着手段（１１−１
   ａ、１１−１ｂ）と対向させて設けた取付板（１２）か
   らなり、上記軸流ファン（１１）の前記円筒外周を該通
   風孔（１２ａ）に挿入して回転することにより、該軸流
   ファン（１１）を該取付板（２）に固着するように構成
   してなることを特徴とする軸流ファンの固着構造。