JPH01190201A - 浮上式搬送装置 - Google Patents

浮上式搬送装置

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JPH01190201A
JPH01190201A JP1378288A JP1378288A JPH01190201A JP H01190201 A JPH01190201 A JP H01190201A JP 1378288 A JP1378288 A JP 1378288A JP 1378288 A JP1378288 A JP 1378288A JP H01190201 A JPH01190201 A JP H01190201A
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rail
carrier
guide rail
rails
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Akihira Morishita
明平 森下
Teruo Azusawa
小豆澤 照男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、浮上式搬送装置に関し、詳しくは、一方の
軌道のガイドレールと他方の軌道のガイドレールとの分
岐点において、一方のガイドレールを走行するキャリア
を他方のガイドレールに移行させる浮上式搬送装置に関
する。
(従来技術) 近年、オフィスオートメーション、ファクトリ−オート
メーションの一環として、建屋内の複数の地点間におい
て、伝票、書類、現金、資料等を搬送装置によって搬送
することが行われている。
このような搬送装置では、オフィスなどの環境を損なわ
ないように、粉塵の発生がなく低騒音であることが要求
される。そのため、このような搬送装置では、キャリア
は、磁気吸引力により軌道のガイドレールから非接触で
浮上されて、軌道のガイドレールに沿って走行されるよ
うに構成されている。
ところで、このような搬送装置では、多数のキャリアが
オフィス内の様々な地点を短時間で走行される必要があ
る。そのため、軌道を走行する多数のキャリアを交通整
理する必要がある。交通整理を容易にするためには、軌
道は、主要な地点を連結した本線と、この本線から分岐
しサブの地点に連結された多くの支線とを有しているこ
とが好ましい。そのため、本線から支線に又は逆にキャ
リアを移行する分岐装置が多数必要とされる。即ち、多
数の分岐装置が軌道に設けられない場合には、多数のキ
ャリアが軌道で渋滞し、交通整理が困難になることがあ
る。以下に、この分岐装置の従来例を示す。
米国特許4.109.584号に開示された搬送装置で
は、本線と支線との分岐点に、レール切換装置が備えら
れている。この切換装置が機械的に動作されると、本線
同士の間の連結が解除され、本線と支線とが連結され、
キャリアが本線から支線に移行可能になる。
特開昭50−150112号公報に開示された搬送装置
では、レール切換装置が設けられておらず、本線と支線
とが分岐点において直接接続されている。
この分岐点に、キャリアに設けられたローラを分岐点か
ら支線に案内するガイドブレートが備えられている。ロ
ーラがガイドブレートに沿って滑動されると、キャリア
が本線から支線に導かれる。
しかしながら、上述したように、キャリアを本線から支
線に移行させる装置に、機械的な切換装置が必要とされ
るため、分岐装置が大型化し、オフィスにおいて有効に
利用できる空間が小さくなる。また、切換装置が機械的
に動かされるため、又はキャリアのローラとガイドブレ
ートとが接触するため、分岐装置に騒音が発生する。
このように、分岐装置が大型化するとともに、オフィス
の環境が損われるために、本線に多数の分岐装置が備え
られない。そのため、多数のキャリアが軌道で渋滞し、
交通整理が困難になり、キャリアが目的地に到達するた
めには、長時間が必要となる。
そこで、本発明者達は、特願昭0f−69208号で次
のような分岐装置を提案した。この分岐装置では、分岐
点にリニア誘導電動機の固定子が配置されており、キャ
リアにリニア誘導電動機の二次導体が配置されている。
分岐点で、本線と支線とが直交されている。本線から分
岐点に侵入したキャリアが分岐点で一旦停止された後、
固定子が二次導体を支線方向に付勢すると、キャリアが
分岐点から支線に移行される。これにより、分岐移行時
に、キャリアはガイドレールに非接触であり、騒音が発
せられることなく、さらに、分岐装置のサイズが小型化
される。しかしながら、キャリアが分岐点で一旦停止さ
れた後、支線に移行される。そのため、キャリアを本線
から支線に移行するために、比較的長時間を要する。そ
の結果、キャリアが目的地に到達するまでの時間が比較
的長くなる。
そのため、本発明者達は、さらに、次のような分岐装置
を提案した。分岐点において、本線から支線が斜めに分
岐されている。分岐点には、本線及び支線に連結された
連結レールが備えられている。この連結レールは、三叉
状に形成されており、この連結レールの各一端は、本線
の一側、本線の他側、及び支線に連結されている。その
ため、本線の一側から連結レールにキャリアが侵入する
と、キャリアが停止する前に、固定子が二次導体を支線
方向に付勢する。これにより、キャリアは、連結レール
で停止することなく、支線に移行される、そのため、キ
ャリアを本線から支線に移行する時間が短縮される。
°さらに、分岐土岐時に騒゛音及び粉塵を発生させずに
ガイドレールからキャリアを浮上させるために、キャリ
アには、磁気支持ユニットが搭載されている。この磁気
支持ユニットには、一対の電磁石が備えられ、この電磁
石の一対の極がガイドレール及び連結レールに対向して
いる。この一対の極と、ガイドレール又は連結レールと
、これらの間のエアーギャップとにより、磁気回路が規
定されている。そのため、電磁石とガイドレールとの磁
気吸引力により、キャリアが浮上される。
(発明が解決しようとする課題) 連結レールが平板状(即ち、断面四角形)に形成されて
いる場合には、以下に説明するように、本線の一側から
連結レールを介して支線に確実に移行されないことがあ
る。
即ち、キャリアが本線の一側から連結レールに侵入する
と、キャリアは、固定子によって支線方向への移行力を
受ける。このとき、電磁石の一対の極は、連結レールに
対向して磁気回路を構成しており、さらに、漏れ磁束を
発生している。そのため、一対の極が三又状部に差掛か
ると、連結レールの磁気抵抗の小さい部分に、漏れ磁束
が片寄ることになる。その結果、連結レールのこの部分
に一対の極を引付ける案内力が発生する。そのため、案
内力が移行力よりも大きくなった場合には、三又状部に
おいて、一方の極は、支線側に移行されるが、他方の極
は、本線の他側1ミ移行される。
そのため、キャリアが走行を続けると、極と連結レール
との磁気回路が分断される。そのため、磁気支持ユニッ
トが連結レールから離されて、キャリアが落下される慮
れがある。
従って、磁気回路の分断を防止するためには、比較的大
きな移行力がキャリアに加えられる必要がある。しかし
ながら、一対の極が、三叉状部以外に位置しているとき
には、極に作用する前記案内力が小さい。そのため、こ
の場合、大きな移行力がキャリアに与えられると、極が
連結レールの外側方に偏移される可能性がある。そのた
め、前記磁気回路が分断されて、キャリアが落下される
慮れがある。
この発明の目的は、分岐装置が小型化され、騒音が発生
されず、分岐移行時間が短縮されてキャリアが目的地に
到達するまでの時間が短縮され、キャリアの落下の慮れ
なく一方のガイドレールから他方のガイドレールにキャ
リアが確実に移行される浮上式搬送装置を提供すること
にある。
[発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この発明では、各々強磁性
体により形成された、第1のガイドレールと、第2のガ
イドレールと、第1のガイドレールに交差された第3の
ガイドレールとを有するガイドレール手段と、 前記各ガイドレールに沿って走行され、荷物を積載する
キャリアと、 前記各ガイドレールにエアーギャップを介して対向され
た一対の極、及びこの極に巻回されたコイルからなる電
磁石が備えられ、極、エアーギャップ、及び各ガイドレ
ールにより磁気回路が規定され、キャリアに搭載され、
電磁石の磁気力によリキャリアをガイドレールから非接
触で浮上させるための磁気支持ユニットと、 第1乃至第3のガイドレールに互いに連結され且つ強磁
性体により形成された連結レールを有する連結部と、 キャリアを各ガイドレールに沿って走行させるように、
キャリアに推進力を付与する推進手段と、を具備する浮
上式搬送装置において、 前記連結レールは、強磁性体により形成され且つ電磁石
の極に各々対向する少なくとも一対の第1及び第2の突
条を有し、各突条の幅は、連結レールの横断方向におい
て、電磁石の極の幅と略等しくされており、 第1のガイドレールをこれに非接触で走行しているキャ
リアを連結レールに非接触で連結レールに移行させ、連
結レールから第2又は第3のガイドレールにキャリアを
これらのレールに非接触で移行させる移行手段が備えら
れていることを特徴とする。
(作用) キャリアが第1のガイドレールから連結部の連結レール
に侵入したとき、電磁石の極は、第1及び第2の突条に
対向されている。そのため、電磁石の極の漏れ磁束が第
1及び第2の突条にのみ集中し他に片寄らない。そのた
め、磁気支持ユニットが連結レールの横断方向に偏移す
ることを妨げる力が発生される。そのため、キャリアの
往復運動が抑制され、磁気回路が分断される虞れがなく
、キャリアが落下される虞れがなくなる。その結果、キ
ャリアは、連結レールから第2又は第3のガイドレール
のいづれか一方に確実に移行される。
また、キャリアは連結部で停止されることなく、一方の
ガイドレールから他方のガイドレールに移行される。そ
のため、従来より、短い移行時間を有する。そのため、
キャリアが目的地に到達するまでの時間が短縮される。
さらに、キャリアは、連結レールから非接触の状態で、
分岐移行されるため、騒音が発生されず、オフィスの環
境が損われない。そのため、オフィス内の小さな空間で
あっても、多数の分岐装置を軌道に設けることが可能に
なる。そのため、多数のキャリアの交通整理が容易にな
るとともに、キャリアの走行時間が短縮される。
(実施例) 第1図に示されるように、分岐点(連結部104)には
、第1のガイドレール101と第2のガイドレール10
2とからなる本線と、第3のガイドレール103の支線
とが連結されている。第1のガイドレールlotと第2
のガイドレール102とは、−直線上に配置されており
、第3のガイドレール103は、第1のガイドレールl
ot及び第2のガイドレール102に対して斜めに交差
されている。連結部104は、第1の連結レール105
.108 、第2の連結レール107,108 、及び
第3の連結レール109.110を備えている。第1乃
至第3の連結レール105〜110の一端は、各々、第
1乃至第3のガイドレール101−103の一端に連結
されている。第1の連結レール105.108の他端は
、第2及び第3のガイドレール107〜110の各々の
他端に接合されている。その結果、これらの連結レール
が互いに接合する三叉状のレール接合部111.112
が規定されている。各連結レールは、強磁性体で形成さ
れている。第1及び第2の連結レール105〜108は
、直線状に形成されている。第3の連結レール109゜
110は、所定の曲率を有し、曲線状に形成されており
、第1のガイドレール101に対して鈍角で交差されて
いる。一対の連結レールの間隔は、一対の第1乃至第3
のガイドレールLot−103の間隔と同じにされてお
り、後述する一対の磁気支持ユニット50の間隔と同じ
にされている。
キャリア21は、平板である支持板31を備えている。
この支持板31の四隅に、4つの磁気支持ユニット50
が配置されている。この磁気支持ユニット50は、キャ
リア21をガイドレールから非接触で浮上させる。第2
図に示されるように、磁気支持ユニット50には、ガイ
ドレールに対向する一対の極51.52が備えられてい
る。この極51,52にコイル53.54が巻回されて
、電磁石が形成されている。エアーギャップPが極51
.52とガイドレール101〜103との間に規定され
ている。永久磁石55が一対の極51゜52を磁気的に
連結している。永久磁石55、極51.52、エアーギ
ャップP1及びガイドレール101〜103が磁気回路
を構成している。磁気支持ユニット50には、エアーギ
ャップPを検出するためのギャップセンサ56が設けら
れている。
この実施例では、磁気支持ユニット50は、キャリアが
浮上している時、最小限の電流しか電磁石に供給されな
いようにゼロパワー制御される。
即ち、永久磁石55は、キャリア21及び荷物の重量に
対向してキャリア21をガイドレールから浮上させる磁
気吸引力を発生する。同時に、前記エアーギャップPを
、この磁気吸引力がキャリア及び荷物の[1と均衡する
エアーギャップ・クリアランスに維持するように電磁石
が励磁される。
荷物の重量が変化され、キャリアの全重量が変化された
場合、コイル53.54に流される電流は、永久磁石5
5とガイドレールとの間の磁気吸引力がキャリアの全f
f1ffiと均衡するように、゛制御される。即ち、コ
イル53.54への電流が制御されることにより、エア
ーギャップPのクリアランスは、外乱に拘らず、永久磁
石55のみの磁気吸引力によりキャリアが浮上されるよ
うに、調整される。
第1図において、連結部104の上方に、リニア誘導電
動機の固定子tteが取付けられている。キャリア21
には、この固°定子11Gに対面するリニア誘導電動機
の二次導体58が搭載されている。
この固定子11Bと二次導体58とが、キャリアを第1
のガイドレール101から第2又は第3のガイドレール
102.103に移行させる移行手段を構成している。
キャリアは、第1のガイドレール101から第2又は第
3のガイドレール102.103に移行される場合(前
者)と、第2又は第3のガイドレール102゜103か
ら第1のガイドレール101に移行される場合(後者)
とがある。前者の場合、第1のガイドレール101から
第1の連結レール105,106に侵入したキャリアは
、所定の推進力を付与され惰行している。そのため、キ
ャリアは、走行を阻害されることなく、第1の連結レー
ル105.108を継続して走行する。このキャリアの
走行中に、固定子tteが二次導体58を矢印り方向に
付勢すると、キャリア21は、第1の連結レール105
,108から第2の連結レール107,108に導かれ
る。その後、キャリアは、所定の推進力による惰性で、
走行を継続して、第2のガイドレール102に導かれる
また、キャリア21が第1の連結レール105゜108
を走行している時に、固定子11Bが二次導体58を矢
印E方向に付勢すると、キャリアー21は、第1の連結
レール105.108から第3の連結レール109.1
10に導かれる。その後、キャリアは、所定の推進力に
よる惰性で走行を継続して第3のガイドレール103に
導かれる。従って、キャリアは、連結レールに対して非
接触で浮上されながら、連結部104で停止することな
く、所定のガイドレールに移行される。
また、第1の連結レール105,106は、第2の連結
レール107.108と同一直線上に位置されており、
第3の連結レール109.110に対して斜めに交差さ
れている。そのため、後者の場合には、キャリアは、第
1の連結レール方向に移行力を受ける必要がなく、自動
的に第2又は第3の連結レールから第1の連結レールに
導かれる。
しかしながら、第1乃至第3の連結レール105〜11
0が平板状に形成されている場合には、キャリアは、第
1のガイドレール101から第3のガイドレール103
に確実に移行されないことがある。
この理由を以下に説明する。にれに関しては、従来の技
術の項で説明しているが、この発明の理解を助けるため
、図面を参照して再度説明する。)第1図において、第
1のガイドレールlotを走行しているキャリアが、第
1の連結レール105゜100の所定位置に差掛かると
、キャリアは、第3の連結レール109.110方向へ
の移行力を受ける。
このとき、磁気支持ユニット50の極51,52は、連
結レールと磁気回路を構成していないと、両者の間に磁
気吸引力が作用しない。そのため、第3図に矢印Fで示
されるように、極51.52は、第1の連結レール10
5、レール接合部111 、第3の連結レール109に
沿って移動させられる必要がある。しかし、極51,5
2は、漏れ磁束を発生しており、領域B1の磁気抵抗が
小さい。そのため、極51,52が第3図のA1の地点
に差掛かると、漏れ磁束が領域B1に片寄ることになる
その結果、極51,52をこの領域B−1に引付ける案
内力が発生する。その結果、案内力が移行力よりも大き
くなった場合には、三叉状のレール接合部lllにおい
て、一方の極51は、第2の連結レール107に移行さ
れ、極52は、第3の連結レール109に移行される。
その結果、キャリアが走行を続行すると、磁気支持ユニ
ット50と連結レールとの磁気回路が分断される。その
ため、磁気支持ユニットが連結レールから離されて、キ
ャリアが落下される虞れがある。
そのため、磁気回路の分断を防止するためには、比較的
大きな移行力がキャリアに加えられる必要がある。しか
しながら、極51,52が、第3図のA2に位置してい
る時、極51.52に作用する案内力が小さい。そのた
め、この場合、この大きな移行力がキャリアに与えられ
ると、極51゜52が連結レールの外側方に移動される
可能性がある。その結果、磁気支持ユニットと連結レー
ルとの間の磁気回路が分断される可能性がある。そのた
め、キャリアが落下される虞れがある。
これに対して、この発明では、m4.5.7図に示され
るように、各連結レールの両側に、一対の第1及び第2
の突条131−138が形成されている。この第1及び
第2の突条131−138は、各々、強磁性体により形
成され、磁気支持ユニット50の極51,52に対向し
ている。即ち、連結レールの横断の方向において、第1
及び第2の突条131−13[1の各々の幅は、極51
,52の幅と略等しくされている。また、第1及び第2
の突条は、連結レールに一体に形成されている。
そのため、第4図において、キャリアが第1の連結レー
ル105に進入したとき、極51,52の漏れ磁束は、
突条131.132にのみ集中し、他に片寄らない。そ
のため、極51.52がレールの横断方向に突条に対し
てシフトすることを妨げる力が発生される。即ち、第4
図に示される領域B1の磁気抵抗が大きくされている。
そのため、極51.52の漏れ磁束は、領域B1にほと
んど流れない。そのため、極51,52が領域B1に引
付ける案内力がほとんど発生されない。従って、極51
,52は、突条131.H2に沿って第1の連結レール
から第3の連結レールに移行され、三叉状のレール接合
部111において、磁気支持ユニット50と連結レール
との磁気回路が分断されることがない。そのため、キャ
リアは、第1のガイドレール101から第2のガイドレ
ール103に確実に移行される。
また、比較的大きい移行力がキャリアに加えられた場合
、極51,52がレールの横断方向に突条に対してシフ
トすることを妨げる力が働いているため、極51.52
が連結レールの外側方に移動される可能性がなくなる。
従って、磁気支持ユニット50と連結レールとの磁気回
路が埴されて、キャリアが落下される虞れがなくなる。
従って、キャリアは分岐点で停止されることなく、一方
のガイドレールから他方のガイドレールに移行される。
そのため、従来より、短い分岐移行時間を有する。その
ため、キャリアが目的地に到達するまでの時間が短縮さ
れる。
さらに、キャリアは、連結レールから非接触の状態で、
分岐移行される。そのため、騒音が発生されない。さら
に、移行手段がリニア誘導電動機であるため、分岐点が
小型化される。そのため、オフィス内の小さな空間であ
っても、多数の分岐ユニットを軌道に設けることが可能
になる。そのため、多数のキャリアの交通整理が容易に
なるとともに、キャリアの走行時間が短縮される。
第7図に示されるように、レール接合部111゜112
において、第2の連結レールの第1の突条133と、第
3の連結レールの第2の突条1313とが交差する突条
交差部140が形成されている。この突条交差部140
の断面が第8.9図に示されている。第8図は、磁気支
持ユニット50が第2の連結レール107.IH力方向
移動される場合を示している。第9図は、磁気支持ユニ
ット50が第3の連結レール109.110方向に移動
される場合を示している。この突条交差部14Gでは、
2つの突条133.13Bが交差しているため、この突
条交差部140の幅は、極51,5−2の幅より大きく
なっている。そのため、第8図において、突条交差部1
40は、極52に対向しない領域C1を有する。
この領域C1の磁気抵抗が小さいため、極52の漏れ磁
束は、この領域C1に流される。そのため、極52には
、極52を領域C1に引付ける力が働く。その結果、極
52が揺動される。
そのため、この発明では、突条交差部140の側面に、
強磁性体の突起141が設けられている。これにより、
極52の漏れ磁石は、領域C1と突起14Gとの両方に
流れるため、極52は、領域C1と、突起141との両
方から引付は力を受ける。この2つの引付は力がバラン
スするため、極52は、領域C1にのみ引付けられるこ
とが防止される。
その結果、極52が揺動されることが防止される。
第9図において、磁気支持ユニット50が第3の連結レ
ール109,110方向に移動される場合にも、突条交
差部140は、極51に対向しない領域C2を有する。
この場合にも、極51は、領域C2に引付けられる。そ
のため、この発明では、突条交差部14Gの側面に、突
起142が設けられている。
これにより、極51が領域C1及びC2に引付けられる
ことが防止され、極51が揺動されることが防止される
さらに、第7図に示されるように、連結部104は、一
方の第2の連結レール107と、一方の第3の連結レー
ル110とが交差するレール交差部137を有する。こ
のレール交差部137は、第2の連結レール107の第
1及びTS2の突条133,134と、第3の連結レー
ル11Gの第1及びTS2の突条135゜130とが交
差する複数の突条交差部139を有している。この突条
交差部139の側面にも、突起141゜142が設けら
れている。これにより、極51゜52が上述の領域C1
及び領域C2に相当するレール交差部137の領域に引
付けられることが防止される。
この分岐装置の制御装置について説明する。
第7図に示されるように、第1の連結レール10[1の
第1のガイドレール101寄りの端部に、光学式センサ
145が設けられている。第2の連結レール107のレ
ール接合部111寄りの端部に、光学式センサ14Bが
設けられている。これら光学式センサ145.146は
、二次導体58に光を発し、キャリアの二次導体58で
反射された光を検出する。
センサ145は、キャリアが第1の連結レール105゜
106に進入したか否かを検出し、検出信号を発する。
即ち、センサ145は、キャリアを第1のガイドレール
iotから第2又は第3のレール102.103への移
行力の付与を開始するタイミングを検出する。センサ1
46は、キャリアが第2及び第3の連結レール107〜
110に進入したか否かを検出し、検出信号を発する。
即ち、センサ148は、キャリアを第1のガイドレール
101から第2又は第3のレール102.103への移
行力の付与を停止するタイミングを検出する。
第6図に示されるように、三相交流電源148は、イン
バータ149を介して、固定子116に接続されている
。センサ145.14Bからの検出信号は、マイクロコ
ンピュータ147に供給される。さらに、マイクロコン
ピュータ147には、外部から、キャリアを所定のレー
ルに移行させるとの指令、及びマイクロコンピュータ1
47を停止させるとの指令が供給される。マイクロコン
ピュータ147は、これらの信号及び指令に基づいて、
インバータ149の出力周波数、及び固定子11Bに発
生させる移動磁界の進行方向を決定する。
尚、tjS5図に示されるように、磁気支持ユニット5
0には、極51,52とガイドレールとの間のエアーギ
ャップPを検出するためのギャップセンサ56が備えら
れている。しかし、連結レール105〜11Gには、一
対の突条131−138の間に、溝151が形成されて
いる。そのため、ギャップセンサ56は、連結レール1
05〜110と極51゜52との間のエアーギャップを
正確に検出できない。そのため、溝151内に、非磁性
体152が収納されている。この非磁性体152の頂面
は、突条の頂面と同一平面に位置されている。従って、
ギャップセンサ56は、非磁性体152の頂面に光を発
し、この頂面で反射された光を検出する。
第10乃至13図を参照して、この分岐装置の作用を説
明する。
第13図のフローチャートにおいて、ステップ101の
初期状態では、カウンターh−oである。
このカウンターh−oのときには、キャリアが第1のガ
イドレール101から第2又は第3のレール102.1
03に移行され、h−1のときには、キャリアが第2又
は第3のレール102.IHから第1のガイドレールt
Otに移行される。さらに、ステップ101の初期状態
では、インバータ149は、零周波数指令を受けている
ため、固定子tteは、付勢されない。
ステップ102乃至104において、センサ145.1
4Bは、常時作動されている。即ち、キャリアが連結部
104に位置していないときには、フローは、ステップ
102.104.121の経路で繰返される。
先ず、キャリアが第1の′ガイドレール101から第2
又は第3のガイドレールlQ2.lQ3に移行される場
合(即ち、h−0)について説明する。
第10図において、第1のガイドレールJOIを走行し
て来たキャリアが所定の推進力を付与されていれば、キ
ャリアは、連結レール105〜110で停止することな
く走行を持続する。キャリア21が第1の連結レール1
05,108に差掛かると、センサ145がONされる
(ステップ104)−。ステップ105において、h−
0である。ステップ106において、キャリアが第2の
レール102に移行されるのか、又はキャリアが第・3
のレール103に移行されるのか判断される。キャ゛リ
アが第3のレール103に移行される場合、ステップ1
08において、インバータ149は、矢印Eの方向の移
動磁界の指令、及び所定の周波数指令を受ける。これに
より、第1の連結レールを走行しているキャリアは、第
3の連結レール方向に移行力を受け、キャリアの移行が
開始される。ステップ109において、キャリアが所定
距離走行すると、センサ145がOFFになる。ステッ
プ110において、キャリアがさらに所定距離走行する
と、センサ146がONされる。ステップ111におい
てキャリアがさらに所定距離走行すると、センサ146
がOFFされる。これにより、キャリアの第1のガイド
レール101から第3のガイドレール103への移行が
終了し、ステップ101の零周波数指令で固定子11B
の付勢が停止され、フローは、次のキャリアが来るまで
ステップ102゜104.121を繰返す。キャリアは
、継続して第3のガイドレール103を走行する。
キャリアが第2のガイドレール102に移行される場合
、ステップ107において、インバータ149は、矢印
りの方向の移動磁界の指令、及び所定の周波数指令を受
ける。他の動作は、キャリアが第3のガイドレール10
3に移行される場合と同じである。第12図に示される
位置に、キャリアが到達すると、固定子tteのキャリ
アの付勢が停止される。
次に、キャリアが第2又は第3のガイドレール102、
103から第1のガイドルール101に移行される場合
について説明する。この場合には、キャリアが固定子1
1Bから移行力を付与される必要がない。
キャリアが所定の推進力を付与されて、第2又は第3の
ガイドレール102.103から連結部104に進入す
ると、ステップ102において、センサ14BがONさ
れる。ステップ103において、カウンターh−1にさ
れる。キャリアは、T42又は第3の連結レール107
〜110に沿って走行される。
その後、キャリアが第1の連結レール105.10(i
を所定距離進行すると、ステップ104において、セン
サ145がONされる。その後、キャリアが第1のガイ
ドレール101を走行すると、ステップ131において
、センサ145はOFFされる。フローは、ステップ1
01に戻される。キャリアは、継続して第1のガイドレ
ール101を走行する。
ステップ121,132において、試験運転などで固定
子116を励磁させないためのマイクロコンピュータの
停止要求があった場合には、フローは、ENDに移行さ
れる。また、ステップ112゜141.152において
、非常時に緊急に固定子llBの励磁を停止するための
マイクロコンピュータの停止要求があった場合には、フ
ローは、ステップ113に移行されて、インバータ14
9に零周波数指令が供給され、固定子11Bの励磁は停
止される。
上述したように、各連結レールに、一対の極に対向する
一対の突条が形成されている。そのため、極の漏れ磁束
は、突条にのみ集中し、他に片寄らない。そのため、極
がレールの横断方向にシフトすることを妨げる力が発生
される。そのため、極は、突条に沿って移行され、極が
揺動することが防止される。そのため、磁気支持ユニッ
トと連結レールとの磁気回路が切断されることがない。
そのため、キャリアは、一方のガイドレールから他方の
ガイドレールに確実に移行され、キャリアが落下される
虞れがなくなる。
従って、キャリアは、分岐装置で停止されることなく、
一方のガイドレールから他方のガイドレールに確実に移
行される。そのため、従来より、短い移行時間を有する
。そのため、キャリアが目的地に到達するまでの時間が
短縮される。
さらに、キャリアは、連結レールから非接触の状態で、
移行される。そのため、騒音が発生されない。さらに、
移行手段がリニア誘導電動機であるため、分岐ユニット
が小型化される。そのため、オフィス内の小さな空間で
あっても、多数の分岐ユニットを軌道に設けることが可
能になる。そのため、多数のキャリアの交通整理が容易
になるとともに、キャリアの走行時間が短縮される。
上述した実施例では、第2の連結レール102は、直線
状に形成されている。しかし、第14図に示されるよう
に、第2の連結レール102は、曲線状に形成されてい
ても良い。
さらに、第15図に示されるように、連結部104には
、4組のガイドレールが連結されていても良い。この場
合にも、上述した実施例と同様の手段により、第1のガ
イドレール101から第4の連結レールtet及び第4
のガイドレール1B2にもキャリアが移行されうる。
第16図には、連結レールの変形例が示されている。連
結レール105〜110に溝170.171が形成され
、これにより、第1及び第2の突条131〜136と、
第3の突条173が規定されている。この第3の突条1
73の頂面には、ギャップセンサ56からの光が照射さ
れ、第1及び第2の突条131〜136と1451.5
2との間のエアーギャップが測定される。この変形例で
は、連結レールの製造が容易にされ、上述した実施例に
おける非磁性体152が不要になる。
さらに、移行手段には、空気圧が利用されても良い。第
17図に示されるように、エアーノズル1[13がキャ
リア21に空気を吹付けできるように配置され、第1の
連結レールから第2又は第3の連結レールにキャリアが
移行される。
さらに、磁気支持ユニットの極の数は、2つに限定され
ず、3つ以上であっても良い。3つ以上の極の場合には
、各連結レールも、極の数と同じ数の突条を有していれ
ば良い。
さらに、上述した実施例では、ガイドレール及び連結レ
ールは、一対設けられている。しかしながら、ガイドレ
ール及び連結レールは、1つでも良く、3つ以上でも良
い。さらに、磁気支持ユニットは、永久磁石を使用する
ことなく、電磁石のみにより構成されても良い。
[発明の効果コ キャリアは、キャリアが落下される虞れがなく、一方の
ガイドレールから他方のガイドレールに確実に移行され
る。そのため、従来より、分岐移行時間が短縮され、キ
ャリアが目的地に到達するまでの時間が短縮される。さ
らに、オフィス内の小さな空間であっても、多数の分岐
装置を軌道に設けることが可能になるため、多数のキャ
リアの交通整理が容易になり、その結果、キャリアの走
行時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の浮上搬送装置に基づく一実施例に
係かる分岐装置の斜視図、第2図は、搬送装置のキャリ
アに搭載される磁気支持ユニットの断面図、第3図は、
平板状に形成された1つの連結レールの平面図、第4図
は、突条を有する1つの連結レールの平面図、第5図は
、連結レール及び磁気支持ユニットの断面図、第6図は
、分岐装置における制御装置の構成を示す図、第7図は
、分岐装置の平面図、第8図及び第9図は、第7図のx
n−xn線に沿う断面図であって、第8図は、キャリア
が第1のガイドレールから第2のガイドレールに移行さ
れる場合を示し、第9図は、キャリアが第1のガイドレ
ールから第3のガイドレールに移行される場合を示す、
第10図乃至第12図は、分岐装置の平面図であって、
第10図は、キャリアが第1の連結レールに進入した場
合を示し、第11図は、キャリアが第3の連結レールに
移行された場合を示し、第12図は、キャリアが第2の
連結レールに移行された場合を示す、第13 (a)、
13 (b)図は、分岐装置の制御装置のフローチャー
ト、第14図乃至 第17図は、この発明の浮上式搬送
装置の変形例を示す図である。 21・・・キャリア、50・・・磁気支持ユニット、5
1.52・・・極、58・・・二次導体(移行手段)、
101・・・第1のガイドレール、102・・・第2の
ガイドレール、103・・・第3のガイドレール、10
4・・・連結部、105〜110・・・連結レール、1
16・・・固定子(移行手段)、131〜136・・・
第1及び第2の突条。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第9図 第13(a)図 第13(b)図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各々強磁性体により形成された、第1のガイドレ
    ールと、第2のガイドレールと、第1のガイドレールに
    交差された第3のガイドレールとを有するガイドレール
    手段と、 前記各ガイドレールに沿って走行され、荷物を積載する
    キャリアと、 前記各ガイドレールにエアーギャップを介して対向され
    た一対の極、及びこの極に巻回されたコイルからなる電
    磁石が備えられ、極、エアーギャップ、及び各ガイドレ
    ールにより磁気回路が規定され、キャリアに搭載され、
    電磁石の磁気力によりキャリアをガイドレールから非接
    触で浮上させるための磁気支持ユニットと、 第1乃至第3のガイドレールに互いに連結され且つ強磁
    性体により形成された連結レールを有する連結部と、 キャリアを各ガイドレールに沿って走行させるように、
    キャリアに推進力を付与する推進手段と、を具備する浮
    上式搬送装置において、 前記連結レールは、強磁性体により形成され且つ電磁石
    の極に各々対向する少なくとも一対の第1及び第2の突
    条を有し、各突条の幅は、連結レールの横断方向におい
    て、電磁石の極の幅と略等しくされており、 第1のガイドレールをこれに非接触で走行しているキャ
    リアを連結レールに非接触で移行させ、連結レールから
    第2又は第3のガイドレールにキャリアをこれらのレー
    ルに非接触で移行させる移行手段が備えられており、こ
    れにより、キャリアが連結部に侵入したとき、電磁石の
    極の漏れ磁束が第1及び第2の突条にのみ集中し他に片
    寄らず、磁気支持ユニットが連結レールの横断方向に偏
    移することを妨げる力が発生され、キャリアは、第1の
    ガイドレールから第2又は第3のガイドレールのいづれ
    か一方に確実に移行されることを特徴とする浮上式搬送
    装置。
  2. (2)前記連結レールは、第1の連結レールと、第2の
    連結レールと、第3の連結レールとからなり、第1乃至
    第3の連結レールの一端は、各々、第1乃至第3のガイ
    ドレールに連結され、第1の連結レールの他端は、レー
    ル接合部を介して、第2及び第3の連結レールの他端に
    接合され、各連結レールは、前記第1及び第2の突条を
    有していることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の浮上式搬送装置。
  3. (3)前記第3の連結レールは、所定の曲率を有する曲
    線状に形成され、前記第1の連結レールに対して鈍角で
    交差されていることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    に記載の浮上式搬送装置。
  4. (4)前記ガイドレール手段は、第1乃至第3のガイド
    レールを各々一対有しており、前記連結部は、第1乃至
    第3の連結レールを各々一対有していることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の浮上式搬送装置。
  5. (5)前記レール接合部は、第2の連結レールの第1の
    突条と、第3の連結レールの第2の突条とが交差する突
    条交差部を有し、 この突条交差部は、その側面に、強磁性体により形成さ
    れた突起を有し、これにより、電磁石の極の漏れ磁束は
    、突条交差部と突起との両方に流され、極が突条交差部
    に引付けられることが防止され、キャリアの揺動が防止
    されることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    浮上式搬送装置。
  6. (6)前記連結部は、一方の第2の連結レールと、一方
    の第3の連結レールとが交差するレール交差部を有し、 このレール交差部は、第2の連結レールの第1及び第2
    の突条と、第3の連結レールの第1及び第2の突条とが
    各々交差する複数の突条交差部を有し、 この各突条交差部は、その側面に、強磁性体により形成
    された突起を有し、これにより、電磁石の極の漏れ磁束
    は、突条交差部と突起との両方に流され、極が突条交差
    部に引付けられることが防止され、キャリアの揺動が防
    止されることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載
    の浮上式搬送装置。
  7. (7)各連結レールでは、第1及び第2の突条の間に溝
    が規定され、この溝内に非磁性体が設けられ、非磁性体
    の頂面が、第1及び第2の突条の頂面と同一平面に位置
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の浮上式搬送装置。
  8. (8)前記各連結レールは、第1及び第2の突条、並び
    に第1及び第2の突条の頂面と同一平面に位置された頂
    面を有する第3の突条を規定する2つの溝を備えている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の浮上式
    搬送装置。
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