JPH01188539A - 新規なセルロース多孔膜およびその製造法 - Google Patents

新規なセルロース多孔膜およびその製造法

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JPH01188539A
JPH01188539A JP1088288A JP1088288A JPH01188539A JP H01188539 A JPH01188539 A JP H01188539A JP 1088288 A JP1088288 A JP 1088288A JP 1088288 A JP1088288 A JP 1088288A JP H01188539 A JPH01188539 A JP H01188539A
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cellulose
solution
film
molded body
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JP1088288A
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Toshihiko Matsui
敏彦 松井
Kenji Kamiide
上出 健二
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルロース多孔膜に関する。より詳しくは、血
液中のタンパク質と相互作用(吸着)の少ないセルロー
スを素材とし比較的粒子径の小さいエイズウィルスやB
型肝炎ウィルスから比較的粒子径の大きな血漿の分離に
適した多孔性分離膜として用いることができるセルロー
ス多孔膜に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕物質(混
合物)を分離あるいは精製してその有効利用化を図ろう
とする試みは、古くから々されてきた。例えば、その−
例として、濾過、蒸留、クロマトグラフィー、遠心分離
、機械的分級等が挙げられるが、これらは現在でも化学
工業のみ々らず色々な分野・領域に於いて重要な技術ウ
ェイトを占めている。然し乍ら、いずれの方法も分離に
多くのエネルギーを消費するばかりか、分離に時間を要
したシ大量処理が出来ない等の分離効率が低い欠点を持
つ。
涙紙・戸布・濾過助剤(珪藻土)等による濾過′技術は
その古典的代表例であるが、現在では、高分子多孔膜に
よる膜分離技術として引き継がれている。この高分子多
孔膜およびその膜分離技術はここ千年の間に飛躍的に進
歩し、所望する孔特性(孔径、孔径比、乱形状、膜厚、
空孔率など)を持つ膜が様々な素材で提供され、然も、
これらの膜を利用した科学全領域に渡る膜分離技術が構
築され始めた。なかでも、最近、再生セルロース多孔膜
ハ、セルロース誘導体、例tば、セルロースアセテート
を素材とした多孔膜に較べ機械的性質(強靭で取扱易い
)や耐有機溶剤、註に優れ、しかも、吸着性が低いとい
う特徴を持つため、これらの特徴を活かして、医療・食
品分野に積極的に利用されつつある。
ここで、再生セルロース多孔膜とは、一般にセルロース
ザンテート溶液や銅アンモニア溶液の様にセルロースが
溶媒に溶解した状態で化学反応(誘導体あるいはコンプ
レックスを形成)を伴なって溶けており、セルロース膜
が形成される過程で再び化学反応を伴い元のセルロース
に再生したもの、あるいは、セルロース誘導体を溶媒(
必要があれば、非溶媒、添加剤を含む)に溶解/成膜後
、化学反応により置換基をはずしてセルロースに戻した
ものを指す。すなわち溶解過程ではある種の誘導体の形
で溶けているが、膜構造が形成される過程で化学反応を
伴ってセルロースに変化させた膜を再生セルロース多孔
膜と呼ぶ。
再生セルロース多孔膜の製造方法には、直接セルロース
を出発原料とする場合とセルロース誘導体(セルロース
アセテート)を使用する場合がある。例えば、セルロー
スを出発原料とする場合には、セルロースを銅アンモニ
ア溶液に溶解した原液を直接酸系溶液中で凝固/再生さ
せるか、塩基系水溶液または有機溶媒雰囲気下で凝固後
、酸で再生させるが、あるいは、セルロース/銅アンモ
ニア溶液系原液にある種の添加剤を添加した溶液を酸や
塩基および有機溶媒系水溶液中で凝固/再生させること
により再生セルロース多孔膜が得られる。(例えば、特
開昭58−89625〜89628号公報)。また、セ
ルロースにアルカリと二硫化炭素を作用させて得られる
ビスコース(セルロースザンテート)溶液からも同様に
原液組成や凝固方法を工夫することによって再生セルロ
ース多孔膜が得られる。一方、セルロース誘導体を使用
した場合は、例えば、先ず溶媒に溶解後、直接非溶剤中
で凝固させるか、溶液に貧溶媒や金属塩等の添加剤を加
えた溶液を非溶剤中に浸漬させたり、溶媒を蒸発させる
ことによりミクロ相分離を生起せしめて多孔性の構造を
有するセルロース誘導体の膜を作った後、アルカリや酸
等で置換基を切断させて化学構造的にセルロースに戻す
ことによって作ることができる。
然し乍ら、前者の場合、重金属や二硫化炭素アンモニア
等の公害の前駆体ともなシかえない物質を使用している
ためそれら物質の除去装置が必要となり、得られる膜の
精製も用途に応じて必要以上に行わなければならないと
いう問題点を持つ。
後者の場合、セルロース誘導体を先ず合成し、しかもそ
のセルロース誘導体を素材とした膜を調製した後、化学
的に再生させるという多段階プロセスからなるため経済
性はもとより製造工程が極めて煩雑となる問題点を有す
る。
また、これらの再生セルロース多孔膜は、多孔質構造を
形成させるためにミクロ相分離や再生(化学変化)プロ
セスを経ているためにセルロースの力学的性質やドライ
/ウエト時の寸法安定性に寄与する水素結合性(特に、
分子内水素結合性)が低いという欠点をもつ。
本発明者らは、上述の欠点を克服すべき鋭意検討を重ね
た結果、実質的にアルカリに可溶なセルロースとアルカ
リとから成る溶液が凍結・解凍処理あるいは加熱処理に
よってダル状成形体を形成することを突き止め、この現
象を有効に利用することにより本発明(分子内水素結合
性が高いセルロース多孔膜、およびその製法)に到達し
たものである。
本発明は、機械的強度に優れると共に湿潤状態において
も寸法安定性に優れた多孔膜及びこの多孔膜を簡便・無
公害型で、経済性の高い製造方法を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、アルカリ水溶液とセルロースだけから
構成される実質的に化学反応を伴わない溶液より得られ
る■型以外の結晶型を有するセルロース多孔膜に於いて
、その13 C−NMRスペクトルに於いてセルロース
の90.0〜78.8 ppmに出現するC4カー?ン
領域の全強度のうち85ppmより高磁場側に存在する
分率が15〜70%であり、かかる平均孔径が5nm〜
3μで、しかも、空孔率が25〜90%の孔特性を有す
るセルロース多孔膜によって達成される。前記平均孔径
は水ろ過速度法により算出される値である。
前記セルロース多孔膜を得る好ましい製造法として、実
質的にセルロースとアルカリ金属水酸化物の水溶液とか
ら成る溶液から中和操作により多孔性の膜を作るにあた
り、該溶液を膜状に成形後、凍結・解凍処理により膜状
ゲル成形体を形成せしめ、その後、該膜状ダル成形体を
水あるいは酸、塩基、塩のうち少なくとも一種以上を含
む水溶液中で凝固させた後、中和することを特徴とする
セルロース多孔膜の製造法、あるいは実質的にセルロー
スとアルカリ金属水酸化物の水溶液とから成る溶液から
中和操作により多孔性の膜を作るにあたり、該溶液を膜
状に成形後、加熱処理により膜状ゲル成形体を形成せし
め、その後、該膜状ゲル成形体を水あるいは酸、塩基、
塩のうち少なくとも一種以上を含む水溶液中で凝固させ
た後、中和することを特徴とする新規なセルロース多孔
膜の製造法を用いることができる。
前者の製造法において、前記凍結・解凍処理として、膜
状に成形した溶液を一15℃以下の温度の気体雰囲気下
で凍結した後に、解凍して膜状ゲル成形体を形成する処
理や膜状に成形した溶液をアルカリ水溶液に相溶しない
液体中で、凍結した後に解凍して膜状ゲル成形体を形成
する処理を用いると良い。
後者の製造法において、前記加熱処理として、膜状に成
形した溶液を40℃以上に加熱した気体雰囲気下に放置
して膜状ゲル成形体を形成する処理や、膜状に成形した
溶液を40℃以上に加熱され且つアルカリ水溶液に相溶
しない液体中に浸積して膜状ゲル成形体を形成する処理
を用いることができる。
本発明のセルロース多孔膜は、セルロースI型(天然セ
ルロース、生合成セルロース)以外の結晶型(主に、■
型であるが、熱処理や化学処理によって■、■型に変化
する)を有し、前述した再生セルロース多孔膜(セルロ
ース■型)と結晶構造的には同じ範暗に属するものであ
る。
然し乍ら、本願発明のセルロース多孔膜は、後述する様
に結晶・非晶構造を含めたトータル的な構造(分子内水
素結合性の程度)に於いて、従来の再生セルロース多孔
膜とは異なる特性を有するため、その基本釣札特性であ
る平均孔径、空孔率は5nm〜3μ、25〜90%と従
来の高分子多孔膜の領域を越えるものではないものの、
自ずとそれらの特性から派生する作用効果に優位差が認
められ、新しいセルロース多孔膜としての位置付けが可
能である。
本発明の多孔膜の構成上の最大の特徴は、13C−NM
Rスペクトルに於いてセルロースの90.0〜78、8
 ppmに出現するC4カーデン領域の全強度のうち8
5ppmより高磁場側に存在する分率(以後、xhと略
称する)が15〜70チである点にある。この指標は、
上山ら(ポリマー・ジャーナル、Vol、16、No、
12,857(1984))によれば、セルロースを構
成するピラノース環中のC3位の水酸基が隣接するピラ
ノース環中の酸素と相互作用(分子内水素結合)してい
ない度合を表わす。
換言すれば、xhは分子内水素結合の尺度であシ、xh
が100%の場合には分子内水素結合が全く存在せず、
0%の場合には総てのC3位の水酸基が分子内水素結合
を形成していることを意味する。
つまり、本願発明セルロース多孔膜のxhは、15〜7
0%であシ、比較的分子内水素結合の程度が高い膜に属
する。一方、既に、開示されている(特開昭58−89
626号公報、特開昭58−89627号公報、特開昭
58−89628号公報および特開昭61−27470
7号公報)再生セルロース多孔膜の場合、xhは80チ
以上であり、本願発明の多孔膜とは固体構造的に異なる
膜であると結論付けられる。
このパラメターxhは、以下の方法によって算出される
。パルス7−リエ聴スペクトルメタ−により、固体高分
解能13 CNMR(CP/MAS法)ス被りトル測定
を行う。多孔膜試料をテフロン製サンプルチューブに詰
込み、コンタクトタイム2ミリセカンド、ス♂ニンダナ
ンパー300ヘルツ、積算回数500回、サンプルは乾
燥状態、温度は25℃の条件で測定した。化学シフトは
標準試料にアダマンタン(メチルピークを29.5 p
pmとした)を用いて定めた。第一図に本発明多孔膜の
13C−NMRスペクトルAと、比較例として、特開昭
58−899626号公報の実施例1に基づいて作成し
た多孔膜の13 C−NMRスRクトルBを示す。C4
カーボン領域に於ける8 5 ppmより高磁場側に存
在する分率xhはスペクトルAの斜線部を施した部分で
通常そのスペクトルの積分曲線から求めることができる
。図中の線分(a/b)X100係がそれに対応する。
また、特願昭61−81200号公報に於いて、セルロ
ースを実質的にアルカリに均一に溶解してアルカリドー
プを作シ、該アルカリドープを成形あるいは流延し、直
接酸水溶液に浸漬させるか、水、塩基あるいは中性塩凝
固液を通過させ、次いで、酸性浴で中和/水洗処理させ
ることによりxhが15〜50%のセルロース成形品か
えられることを開示している。更に、特願昭61−81
201号公報にて、該セルロース/アルカリドープを成
形あるいは流延し、まず、塩を含む酸性浴で中和し、し
かる後、水洗処理を行うことによってxhが55〜85
%のセルロース成形品が得られることを開示している。
いずれの成形品とも本願発明の如き孔特性を有するセル
ロース多孔膜ではないが、xhの制御によって機能的に
全く正反対の性質(前者の場合、寸法安定性が高く機械
的強度が大きい。後者の場合、水膨潤性が高い。)を付
与せしめることが出来ることを開示している。
本発明法によれば、詳細は後述するが、セルロース/ア
ルカリドープを膜状に成形後、凍結・解凍処理あるいは
加熱処理によって一旦ドープからゲル成形体に変換せし
めているため、凝固の方法(凝固剤の種類、浸漬の順番
)如何にかかわらずxhの比較的低い成形品が得られ、
然も、その成形品が多孔性を有するという特徴を持つ。
xhの違いによる多孔膜としての作用効果は、以下に示
す点で差となって現れる。一般に、高分子多孔膜は、通
常、液体を伴って使用される。セルロースを素材とした
多孔膜は、親水性を有するため、被接触液体が水系液体
の場合、膨潤を伴なって、(1)孔形やそのサイズが変
化し、(2)場合によっては溶解あるいは破損する(耐
薬品性)。更に、(3)湿潤時の力学的性質が低下する
等の欠点を持つが、xhの大小によってこれらの欠点は
カバーできる。
即ち、xhが15〜70%の本願発明のセルロース多孔
膜とxhが80%以上の貴注セルロース多孔膜(既出二
%開昭58−89626号公報、特開昭58−8962
7号公報、特開昭58−89628号公報および特開昭
61−274707号公報)とを較べた場合、(1)に
関連して3%苛性ンーダ水溶液に18℃で60分間浸漬
させた時の形状変化(膜面の一軸方向の変化)調べた結
果、本願発明の多孔膜の場合プラス/マイナス5%以内
であったが、比較再生セルロース多孔膜ではプラス/マ
イナス8〜22%変化し、本願発明の多孔膜の優位性(
アルカリ媒体ろ過)が認められた。また、本願発明の多
孔膜の場合、xhが低いもの程、その変化が少ない傾向
にあった。(2)に関連して一8℃の56%硫酸水溶液
にxhが28%の本願発明の多孔膜とxhが87%の比
較再生セルロース膜を60分間浸漬させたところ、本願
発明の多孔膜は、膜の形状をそのまま留めていたが、比
較男性セルロース膜は、小さく割れて膜の形状を留めな
かった。
このように本願発明多孔膜は、公知の再生セルロース多
孔膜に較べて分子内水素結合性が高いという特徴を持つ
ため、従来の貴注セルロース多孔膜の欠点をホローする
と共に、新しい用途への展開も可能にならしめるもので
ある。
また、結晶型が■および■の本願セルロース多孔膜は、
■の結晶型を有する本発明セルロース多孔膜を例えば、
液体アンモニアで処理することにより■の結晶型に、更
に、熱グリセリンで処理することによ、91V型の結晶
型に変換させることにより得ることが出来る。
これらの特徴を有するセルロース多孔膜は、具体的には
以下に示す方法により得ることができる。
本発明でいうアルカリ水溶液とは、アルカリが水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セ
シウム等で、そのアルカリ濃度が5〜25重量%の範囲
の水溶液であり、分子内水素結合性の低いセルロースに
対しては、低温(15℃以下−15℃以上)下で溶媒と
して作用する。
例えば、水酸化リチウムの場合は5〜6.5重量%、水
酸化ナトリウムの場合は8〜10重量%が好適に用いら
れる。セルロースの溶解温度は、5〜−5℃が特に好ま
しい。
本発明に使用可能なセルロースは、本発明者等によって
特開昭60−42401号公報および特開昭62−11
6601号公報に開示されたところのセルロースである
。即チ、セルロース1mの結晶型を持つセルロースの場
合はクロスポーラリゼーション/マゾソクアンゲル回転
法を用いた固体13C−NMRスペクトルにおいて03
位およびC6位に結合する水酸基の分子内水素結合の程
度Hb((1)式)が50%以下であシ、その重合度が
90〜700の範囲のものが使用できる。
Hb−(1−(工C4h十IC6h)/(工C4+■C
6))×1o。
・・・・・・(1) ここで、IC4および工C6はそれぞれC4およびC6
カーボンピ7りの全領域の積分強度、Ic4hおよびI
c6hは該領域中の高磁場側に出現するブロードなビー
ク群の積分強度である。
セルロース■型の結晶型を持つセルロース多孔膜は重水
置換によって置換されない部分の分子内水素結合性を示
すパラメーターHb(赤外吸収バンドに於ける343ト
の−OH吸収強度と3360/3の−OH吸収強度の比
)が1.2以下であって、その結晶部分の(101)面
および(101)面のX線回折角(2θ)がセルロース
■型結晶型標準ピークを基準に、それぞれ最低0.2°
広角側、最低0.3°低角側にシフトして観察されると
ころのセルロースである。両者とも基本的に分子内水素
結合が少なく溶媒に溶やすくなっている。
これらのセルロースは、前述のアルカリ水溶液に低温下
で溶解されるが、セルロースの溶解濃度は、約2〜15
重量%の範囲が本発明法に適用できる。この濃度は、セ
ルロースの重合度や所望する多孔膜の孔特性により適宜
調整すればよい。溶解方法は、適度にシェアのかかるも
のであればどんな方法でもよく、溶解時に局所的に熱が
発生しない様に心がければ良い。
このようにして得られたセルロース/アルカリ水溶液系
原液から、湿式製膜凝固にょシ多孔膜を作るにあたって
、該原液を膜状に成形後、凍結・解凍処理あるいは加熱
処理にょシ先ず膜状ゲル成形体を形成せしめることが、
本発明の構成上の最大の特徴である。
通常、セルロース/アルカリ水溶液系原液を単に膜状に
成形(15!延)した場合、その成形物に僅かな外力(
例えば、傾斜)を与えただけでも、必然的に重心の移動
を伴う流動が生起するが、寒天rルやプリンの様に外力
によって多少の変形は伴うものの重心が移動するような
流動が起こらない状態の膜状成形体を本願発明では膜状
ゲル成形体と定義する。また、本願発明法での凍結・解
凍処理および加熱処理とは、膜状に成形した溶液を一1
5℃以下の温度の気体雰囲気下で凍結した後に解凍する
か、アルカリ水溶液に相溶しない液体中で凍結した後に
解凍させること、および、400以上に加熱した気体雰
囲気下に放置するか、40℃以上に加熱され、且つ、ア
ルカリ水溶液に相溶しない液体中に浸漬させることを意
味する。これらを具体的に実施するにあっては、例えば
、−25℃にコントロールした冷凍庫の中に一定時間放
置させたり、液体窒素で冷却(−50℃)させたヘキサ
ンやジクロルメタンあるいは直接液体窒素に短時間浸漬
させた後、10℃以上の雰囲気下で解凍させれば良い。
一方、炭化水素、ノ・ロデン化炭化水素を40℃以上に
温め、その中に膜状成形体を浸漬してもゲル状成形体を
形成し本発明は達成できる。このゲル状成形体の形成は
本願発明の必須条件であり、多孔膜の生成機構の第一段
階である一次粒子の発生および二次粒子への成長を促す
最も大事力過程である。当然、膜状rル成形体の製造方
法・条件によってこのゲル状成形体の構造が異なり、最
終的に得られる膜の孔特性が変化する。孔特性の制御は
、大部分がこの過程で決まる。
原液の膜状成形は、通常、ガラスプレートや合成高分子
を素材としたフィルム、プレート上にアプリケーターを
用いて流延させることにより行える。
液体中で膜状成形体からゲル状成形体に変える場合には
、上記の方法以外に直接液体中にスリットノズルを用い
て膜状に成形させることも出来る。
得られたゲル状成形体は、引き続き水系凝固浴中で凝固
され、膜構造を形成する。酸水溶液以外の凝固剤を用い
た場合は希酸水溶液中で中和した後、水洗/乾燥を過程
を経て多孔膜が得られる。
本発明に使用出来る凝固剤は、水単独あるいは酸、塩基
、塩のうち少なくとも一種以上を含む水溶液であればよ
い。例えば、酸系の場合、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸、次
亜燐酸、フッ酸、臭素酸、次亜塩素酸等の鉱酸水溶液あ
るいは蟻酸、酢酸、クエン酸、シーウ酸等の有機酸水溶
液が好適に用いられ、その濃度は数%からセルロースが
分解しない程度の高濃度まで使用できる。塩基系の場合
には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどの水溶液が用いられる。この場合のアルカリ濃
度はセルロースを溶解させない範囲の濃度を用いなけれ
ばならない。水酸化リチウムの場合5〜6.5%以外の
濃度、水酸化ナトリウムの場合8〜10%以外の濃度と
いうことになる。濃度の上限は飽和濃度である。塩基の
場合には、水に溶るものであれば何でも使用できる。例
えば、ノ・ログン化物、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩、酢酸
塩、クエン酸塩、ギ酸塩等でその濃度は数%から飽和濃
度まで使用できる。上述に於いて酸、塩基、塩とも使用
可能な下限濃度を数%と規定したが、水単独でも本願発
明の範噴にあるため、数%とは限りなく水に近いものま
で含まれると解釈される。
塩基や塩の水溶液を凝固剤に用いた場合には、凝固膜中
の残存アルカリを除去するために希酸水溶液で中和させ
ることが必要となる。ここでの希酸には、前述の酸系凝
固剤と同一のものが使用でき、その温度も特に限定する
必要はない。
これらの凝固浴の温度は、凝固剤の凝固点以上から凝固
剤の沸点以下の間で制御される。高温になる程多孔膜の
平均孔径、空孔率が大きくなる傾向にあり、ゲル成形体
形成時の方法や条件と同様に、凝固浴温度は多孔膜の孔
特性を制御する意味で重要なファクターとなる。
このようにして得られた凝固膜を引き続き流水下で充分
水洗させた後、必要であればアセトン、メぞノール、エ
ーテル、酢酸エチル等の低沸点溶媒で溶媒置換させ、乾
燥させれば非再生セルロース多孔膜が得られる。乾燥方
法は、特に限定しないが、濾紙、綿布、不織布などの支
持体に挾んで風乾あるいは真空乾燥させる方法が一般的
に採用される。
斯くして得られたセルロース膜の特徴は、その13 C
−NMRスQトルに於いてセルロース膜90.0〜78
.8ppmに出現するC4カーボン領域の全強度のうち
85 ppmよυ高磁場側に存在する分率が15〜70
%であり、水ろ過速度法から算出される平均孔径が5 
nm−3μの範囲で、しかも空孔率が25〜90%の孔
特性を有する点にある。
水ろ過速度法による平均孔径および空孔率は以下の方法
によって算出した。
・水ろ過速度法:ある圧力差ΔPに於ける水(粘度η)
の単位面積当りの水の透過速度Jの値と空孔率Prの値
をハーダンポアズイユ式から導出された(2)式に代入
して平均孔径rを算出した。
r:?′(8ηdJ/πPrΔP )   ・−・・・
(2)ここで、dは膜厚、πは円周率である。
・空孔率Pr:空孔率は、多孔膜の重量、厚さ、面積か
ら先ず多孔膜の見掛けの密度ρfを求め、それと多孔膜
の素材(セルロース)の密度ρpから、(3)式により
算出される。
P rlJ@ = (1−ρf/ρp)×100  ・
・・・・・(3)以下余白 〔実施例〕 以下実施例に於いて本発明を説明するが、本願発明はこ
れらの実施例のみに伺ら限定されるものではない。
実施例1 実施例1では、ゲル成形体の形成の有無による多孔膜形
成能の違いと凝固剤の種類の孔特性に及ぼす影響につい
て例示する。
アラスカパルプ(DP=1150)を爆砕処理しテ得う
れたセルロース(セルロース■型結晶、DP=320 
)をio、pを予め4℃に冷却した9wt%NaOH水
溶液1909に投入し、ホームミキサーで攪拌溶解させ
て原液を調製した。原液中に含まれる粗大粒子(ゴミ)
を@シ除くために4℃下、110000rpで30分遠
心分離機にかけ原液を均一クリヤー溶液にした。この原
液を0.5mのアプリケーターを用いてガラス板上に流
延成膜し、しかる後、−30℃にコントロールした冷凍
庫に任意の時間(5分、30分)保存した。
30分間保存したものは完全に全体が凍結していたが、
5分間保存したものは、端部が凍結しているものの大部
分が未凍結のままであった。この両者を室温(23℃)
下で10分放置させて凍結部分を解凍させた。引き続き
、これらを表1に示した凝固剤中で10分間凝固させた
後、酸系以外の凝固剤については3wt%の塩酸水溶液
で中和し、そのあとで流水下で30分水洗した。水洗後
、アセトンに2時間浸漬させてから濾紙に得られた膜を
はさみ一昼夜自然乾燥させた。得られた膜の孔特性を表
1に併せて示す。
表1から明らかなように5分間保存しただけのものは凍
結不充分でゲル成形体が形成されておらず5nm以上の
孔を有する多孔膜には成っていない。
比較のために同様に、均一クリヤー溶液を流延成膜後、
−10℃および0℃にコントロールした保冷庫に30分
間保存させ、引き続き、上述の方法に従って解凍・凝固
・中和して膜を得た。得られた膜のいずれもが空孔率が
15%以下で、しかも水ろ過速度法では孔径が測定不能
であった。
比較例1 特開昭58−899626号公報の実施例1に基づいて
再生セルロース多孔膜を調製した。この多孔膜の13C
−NMRスペクトルを第1図(b)に示す。
C4カーデン領域に於ける8 5 ppmより高磁場側
に存在する分率xhは、82%であった。本願明細書の
実施例1に於いて、保存時間が30分で凝固剤に水を用
いて作成したセルロース多孔膜のxhは、36%であっ
た。この両者の多孔膜を4%の苛性加里水溶液に18℃
8℃下間浸漬させたところ、本発明膜は縦横的2.4%
膨張するに留まったが、比較例の膜の場合、10.3%
膨張した。
このように本願発明多孔膜は、水系媒体を被接触液体に
用いても寸法安定性が良く、使用時の孔径変化や破損が
少ない等の利点を有する。
以下余白 実施例2 実施例2では、膜状ゲル成形体を形成させるための温度
制御方法について例示する。
コツトンリンターを銅安溶液に溶解した原液より酸で凝
固再生させて得た不織布状セルロース(態化成製、商標
ペンジーゼ、ヒルロースllff1結晶、DP=750
)7gを予め4℃に冷却した5、5wt%LiOH水溶
液193Iに投入し、ホームミキサーで攪拌溶解させて
原液を調製した。原液中に含まれる粗大粒子(ゴミ)を
取り除くために4℃下、110000rpで30分遠心
分離機にかけ原液を均一クリヤー溶液にした。この原液
を0.5mmのアプリケーターを用いてガラス板上に流
延成膜した。
この流延成膜物を表2に記載した条件でゲル状成形体を
形成せしめ、しかる後5o℃に加温した8、5wt%の
LiOH水溶液に10分間浸漬させた後、2wt%硫酸
水溶液中で中和し、引き続き流水下で30分間水洗させ
た。水洗後、メタノールに5時間浸漬させてから沖紙に
得られた膜をはさみ一昼夜真空乾燥させた。得られた膜
の孔特性を表2に併せて示す。いずれの多孔膜とも本発
明多孔膜の範ちゅうに属する。これらの膜および比較例
−1で得られた膜を5℃の水に60分間浸漬させた時の
寸法変化を調べた結果、比較例−1の膜は縦横8%強膨
張したが、本願発明多孔膜は寸法変化の大きいものでも
縦横4%弱の膨張に留まった。
比較例として35℃にコントロールしたエアーチャン・
ぐ−中に20分間放置させた後、前記方法に従って凝固
・中和させて膜を得た。この膜の空孔率は7%で孔径は
水ろ過速度法で測定できず本発明多孔膜の範ちゅうに属
しなかった。
以下余白 表2 実施例3 実施例3では、凝固浴温度が多孔膜の孔特性に及ぼす影
響について例示する。
アラスカ・9ルプ(DP=1150)を爆砕処理して得
うレタセルロース(セルロースI型結晶、DP=245
)を12gを予め4℃に冷却した8、5wt%NaOH
水溶液18811に投入し、ホームミキサーで攪拌溶解
させて原液を調製した。原液中に含まれる粗大粒子(ゴ
ミ)を喉り除くために4℃下、110000rpで30
分遠心分離機にかけ原液を均一クリヤー溶液にした。こ
の原液0.3−のアプリケーターを用いてガラス板上に
流延成膜し、しかる後、−25℃にコントロールした冷
凍庫に50分間保存した後、室温(23℃)以下で15
分間解凍させた。得られた膜状ゲル成形体を表3に記載
した温度の15wt%塩酸水溶液に10分間浸漬させた
後、流水下で30分間水洗させた。水洗後、アセトンに
5時間浸漬させてから濾紙に得られた膜をはさみ一昼夜
真空乾燥させた。得られた膜の孔特性と湿潤時の強度を
表3に併せて示す。
比較例−1で得られた多孔膜の湿潤強度は981ゆ/鑞
2であシ、本発明多孔膜の方が約10〜30%高い。
さらに比較例として、前述の方法で流延成膜後、該流延
成膜物を30℃に加温したベキサン中に浸漬させた後、
前記方法で凝固・中和・水洗・乾燥させ膜を得た。得ら
れたいずれの膜とも空孔率・孔径の点で本発明多孔膜に
属さなかった。
以下余白 実施例4 実施例4は、凝固剤濃度が多孔膜の孔特性に及ぼす影響
について例示する。
コツトンリンターを銅安溶液に溶解した原液より酸で凝
固再生させて得た不織布状セルロース(態化成製商標ベ
ンジーゼ、セルロース■型結晶、DP=750)を更に
硫酸で酸加水分解させて得てた重合度が310のセルロ
ースlogを予め2℃K 冷却LfC9,1wt%Na
OH水溶液19011に投入し、ホームミキサーで攪拌
溶解させて原液を調製した。原液中に含まれる粗大粒子
(ゴミ)を喉シ除くために4℃下、] 0000 rp
mで30分遠心分離機にかけ原液を均一クリヤー溶液に
した。この原液を0.5+mのアプリケーターを用いて
ガラス板上に流延成膜した。流延成膜物を50℃に加温
したヘキサン中に浸漬させて膜状ゲル成形体を形成させ
た。しかる後、45℃に加温した表4に示した濃度範囲
の凝固剤に20分間浸漬して凝固させた。3wt%塩酸
水溶液中で中和し、引き続き流水下で30分間水洗させ
た。水洗後、酢酸エチルに8時間浸漬させてから涙紙に
得られた膜をはさみ一昼夜自然乾燥させた。得られた膜
の孔特性を表4に併せて示す。このように本発明法によ
れば、ゲル成形方法や凝固剤の組成・その温度を変える
ことにより巾広い空孔率・孔径範囲を持つ多孔膜を得る
ことができる。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明によれば機械的強度及び湿潤状態においても寸法
安定性に優れたセルロース多孔体が得られる。
本発明のセルロース多孔体は、多孔膜製造原液に基本的
にセルロースとアルカリ水溶液のみしか使用しないため
、得られるセルロース多孔膜の精製が容易で、且つ、重
金属や劇薬品を使っていないため医療、食品などの分野
へも安全に使用できるセルロース多孔膜が提供できる。
また、孔の発現・開孔機構が原液に添加剤を加えてミク
ロ相分離を生起せしめる様な方法ではなく、しかも、再
生過程(化学的変化)がないため凝固過程が短時間で済
むので、原液系自体はもとより製造プロセスも極めてシ
ンプルなものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図に本発明多孔膜の13C,−NMRスペクトルA
と、特開昭58−899626号の実施例1に基づいて
作成した多孔膜の13C−NlillRスペクトルBを
示す。C4カーボン領域に於ける85ppmより高磁場
側に存在する分率xhは、図中(=)の斜線部を施した
部分で通常そのスペクトルの積分曲線から求めることが
できる。図中の線分(a/b )、Xl 00%がそれ
に対応する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. I 型以外の結晶型を有するセルロース多孔膜であ
    って、その13C−NMRスペクトルに於いてセルロー
    スの90.0〜78.8ppmに出現するC4カーボン
    領域の全強度のうち85ppmより高磁場側に存在する
    分率が15〜70%であり、かかる多孔膜の平均孔径が
    5nm〜3μで、しかも、空孔率が25〜90%の孔特
    性を有することを特徴とするセルロース多孔膜。 2、実質的にセルロースとアルカリ金属水酸化物の水溶
    液とから成る溶液から中和操作により多孔性の膜を作る
    にあたり、該溶液を膜状に成形後、凍結・解凍処理によ
    り膜状ゲル成形体を形成せしめ、しかる後、該膜状ゲル
    成形体を水あるいは酸、塩基、塩のうち少なくとも一種
    以上を含む水溶液中で凝固させた後、中和することを特
    徴とするセルロース多孔膜の製造法。 3、前記凍結・解凍処理が、膜状に成形した溶液を−1
    5℃以下の温度の気体雰囲気下で凍結した後に、解凍し
    て膜状ゲル成形体を形成する処理であることを特徴とす
    る請求項2記載の製造法。 4、前記凍結・解凍処理が、膜状に成形した溶液をアル
    カリ水溶液に相溶しない液体中で、凍結した後に解凍し
    て膜状ゲル成形体を形成する処理であることを特徴とす
    る請求項2記載の製造法。 5、実質的にセルロースとアルカリ金属水酸化物の水溶
    液とから成る溶液から中和操作により多孔性の膜を作る
    にあたり、該溶液を膜状に成形後、加熱処理により膜状
    ゲル成形体を形成せしめ、しかる後、該膜状ゲル成形体
    を水あるいは酸、塩基、塩のうち少なくとも一種以上を
    含む水溶液中で凝固させた後、中和することを特徴とす
    る新規なセルロース多孔膜の製造法。 6、前記加熱処理が、膜状に成型した溶液を40℃以上
    に加熱した気体雰囲気下に放置して膜状ゲル成形体を形
    成する処理であることを特徴とする請求項5記載の製造
    法。 7、前記加熱処理が、膜状に成型した溶液を40℃以上
    に加熱され且つアルカリ水溶液に相溶しない液体中に浸
    積して膜状ゲル成形体を形成する処理であることを特徴
    とする請求項5記載の製造法。
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