JPH01188323A - 形状記憶性ポリマー成形体の製造方法 - Google Patents
形状記憶性ポリマー成形体の製造方法Info
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- JPH01188323A JPH01188323A JP1273088A JP1273088A JPH01188323A JP H01188323 A JPH01188323 A JP H01188323A JP 1273088 A JP1273088 A JP 1273088A JP 1273088 A JP1273088 A JP 1273088A JP H01188323 A JPH01188323 A JP H01188323A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分！〕
本発明は、形状記憶性の成形体を合成樹脂から製造する
方法に関するものである。
方法に関するものである。
形状記憶性の成形体は、温度変化によりその形状を容易
にかつ正確に変化し得るところから、種々の産業分野、
例えば自動車、電気器具、医療器具、装飾用品等に使用
されている。形状記憶性の素材には、合金および合成樹
脂の両方があるが、軽量性、非磁性および非電導性の優
れた特性のために、合成樹脂素材を使用した形状記憶性
成形体も、産業分野で強く求められている。
にかつ正確に変化し得るところから、種々の産業分野、
例えば自動車、電気器具、医療器具、装飾用品等に使用
されている。形状記憶性の素材には、合金および合成樹
脂の両方があるが、軽量性、非磁性および非電導性の優
れた特性のために、合成樹脂素材を使用した形状記憶性
成形体も、産業分野で強く求められている。
形状記憶性合成樹脂は、高温時にゴム弾性があり、この
温度で変形したまま冷却して応力を固定し、加熱昇温に
より再び形状が復元し、応力が弛緩するものである。こ
れらの現象を利用した発明は、例えば次のような日本特
許公開公報に示されている。すなわち、特開昭第５９−
２０４４５１号は、自動車車体外板の制振と補強をかね
て、加熱により垂直方向に変形するポリマーを利用する
例を開示している。これには、中密度ポリエチレンのフ
ィルムを電子線照射したのち延伸したものを、重ねてプ
レスして融着したものを使用している。また、特開昭第
６１−２３１０５１号は、ポリノルボーネン、ε−カプ
ロラクトン重合体、シス−１，４トランスイソプレン共
重合体から選ばれるガラス転移点が３５〜７５℃の高分
子化合物に、塩化ビニル樹脂やＥＶＡ共重合体やゴムを
配合した組成物からなる成形体を架橋し、これを加熱し
て上記形状とは異なった形とする、形状記憶性成形体を
開示している。
温度で変形したまま冷却して応力を固定し、加熱昇温に
より再び形状が復元し、応力が弛緩するものである。こ
れらの現象を利用した発明は、例えば次のような日本特
許公開公報に示されている。すなわち、特開昭第５９−
２０４４５１号は、自動車車体外板の制振と補強をかね
て、加熱により垂直方向に変形するポリマーを利用する
例を開示している。これには、中密度ポリエチレンのフ
ィルムを電子線照射したのち延伸したものを、重ねてプ
レスして融着したものを使用している。また、特開昭第
６１−２３１０５１号は、ポリノルボーネン、ε−カプ
ロラクトン重合体、シス−１，４トランスイソプレン共
重合体から選ばれるガラス転移点が３５〜７５℃の高分
子化合物に、塩化ビニル樹脂やＥＶＡ共重合体やゴムを
配合した組成物からなる成形体を架橋し、これを加熱し
て上記形状とは異なった形とする、形状記憶性成形体を
開示している。
また、特開昭第６１−２５２３５３号は、ボリノルボー
ネンなどの形状記憶性ポリマーと不織布との複合体を開
示している。しかしこれらの従来の技術は、いずれも、
形状記憶性ポリマーから形状記憶性成形体を製造するま
でに、架橋などの面倒な作業が必要であった。
ネンなどの形状記憶性ポリマーと不織布との複合体を開
示している。しかしこれらの従来の技術は、いずれも、
形状記憶性ポリマーから形状記憶性成形体を製造するま
でに、架橋などの面倒な作業が必要であった。
本発明は、これらの操作をする事なく、従来の射出成形
や、押出成形の手法で、簡単に形状記憶性合成甜脂成形
体を製造する方法を提供するものである。
や、押出成形の手法で、簡単に形状記憶性合成甜脂成形
体を製造する方法を提供するものである。
すなわち本発明は、形状記憶性のポリマーに溶剤を添加
して流動可能とし、これを所定形状に賦形したま猿溶媒
を除去することを特徴とする、形状記憶性成形体の製造
方法を提供するものである。
して流動可能とし、これを所定形状に賦形したま猿溶媒
を除去することを特徴とする、形状記憶性成形体の製造
方法を提供するものである。
本発明の方法に使用する形状記憶性のポリマーとしては
、ノルボーネンポリマー等が好適である。
、ノルボーネンポリマー等が好適である。
これらは、単独でもよく、または他の形状記憶性ポリマ
ーとの混合物でもよく、さらには、他の結晶性ポリマー
、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、または非品性
のポリマー、例えばポリ塩化ビニル、エチレンプロピレ
ン共重合体との混合物であってもよい。
ーとの混合物でもよく、さらには、他の結晶性ポリマー
、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、または非品性
のポリマー、例えばポリ塩化ビニル、エチレンプロピレ
ン共重合体との混合物であってもよい。
本発明に使用する溶媒は、使用する形状記憶性ポリマー
と相溶性があり、またはこれを膨潤するものであり、ポ
リマーと熱時混練することにより、これを蜂蜜状または
ゲル状にして、射出成形機または押出機により、一定形
状に賦形させることができるものである。使用し得る溶
媒としては、とくに好ましくは塩化メチレンである。
と相溶性があり、またはこれを膨潤するものであり、ポ
リマーと熱時混練することにより、これを蜂蜜状または
ゲル状にして、射出成形機または押出機により、一定形
状に賦形させることができるものである。使用し得る溶
媒としては、とくに好ましくは塩化メチレンである。
ポリマーと溶媒との混合比は、要はポリマーが成形に適
した状態になればよく、とくに限定されるものではない
が、通常は、ポリマ一対溶媒比は、重量基準て６０ ：
４０〜８５：１５、好ましくは７０ ： ３０である
。
した状態になればよく、とくに限定されるものではない
が、通常は、ポリマ一対溶媒比は、重量基準て６０ ：
４０〜８５：１５、好ましくは７０ ： ３０である
。
成形温度は、形状記憶性ポリマーの一次転移点以上の温
度であることが好ましいが、ポリマーの種類によっても
、またその混合物の配合割合によっても、あるいはまた
溶媒の混合比によっても変わるので、実験的に確かめる
必要がある。
度であることが好ましいが、ポリマーの種類によっても
、またその混合物の配合割合によっても、あるいはまた
溶媒の混合比によっても変わるので、実験的に確かめる
必要がある。
成形方法は、溶媒との混合および溶媒の除去が出来さえ
すれば、通常の射出成形または押出成形法を用いること
ができる。ポリマーと溶媒の混合物を成形後、型内で温
度を保ったまま、溶媒を蒸発させ、除去することによっ
て行う。
すれば、通常の射出成形または押出成形法を用いること
ができる。ポリマーと溶媒の混合物を成形後、型内で温
度を保ったまま、溶媒を蒸発させ、除去することによっ
て行う。
以上のようにして溶媒が除去された成形体は、すでにそ
の時の形状を記憶している物であり、これを−旦冷却後
さらに加熱して、またはそのままの加熱状態で、変形を
与えて冷却すると、応力が固定されたままの状態を維持
する。これを、使用時に再び４０〜６５℃以上に加熱す
れば、記憶された形状どおりに復元する。
の時の形状を記憶している物であり、これを−旦冷却後
さらに加熱して、またはそのままの加熱状態で、変形を
与えて冷却すると、応力が固定されたままの状態を維持
する。これを、使用時に再び４０〜６５℃以上に加熱す
れば、記憶された形状どおりに復元する。
以下に本発明の方法を、実施例により説明する。
ＬＬ［ｉ
圧力容器にノルボーネンポリマー（日本ゼオン製）と塩
化メチレンを７０：３０（重量比）で装入し、１５気圧
の圧力をかけ、常温で３０分間混練すると膨潤状態とな
った。この膨潤混合物をプレス金型により、半径５ｃｍ
、長さ１０ｃｍ、肉厚３−の半円樋状の成形体を作った
。金型を開いて塩化メチレンを蒸散させた。
化メチレンを７０：３０（重量比）で装入し、１５気圧
の圧力をかけ、常温で３０分間混練すると膨潤状態とな
った。この膨潤混合物をプレス金型により、半径５ｃｍ
、長さ１０ｃｍ、肉厚３−の半円樋状の成形体を作った
。金型を開いて塩化メチレンを蒸散させた。
この成形体を再度５０℃まで加熱し、平板プレスで圧し
潰し、そのままの状態で冷却した。
潰し、そのままの状態で冷却した。
この成形体をそのまま放置し、１力月後、再び湯浴で４
５〜６５℃に加熱したところ、もとの半円樋状の形状に
完全に復元した。
５〜６５℃に加熱したところ、もとの半円樋状の形状に
完全に復元した。
支１」−り
圧力容器にノルボーネンポリマー（日本ゼオン製）と塩
化メチレンを７０：３０（重量比）で装入し、常温で１
５気圧の圧力をかけ、３０分間混練すると膨潤状態とな
った。この膨潤混合物を６０℃の湯槽にセットして、大
部分の塩化メチレンを蒸散させ粘稠なポリマーとした。
化メチレンを７０：３０（重量比）で装入し、常温で１
５気圧の圧力をかけ、３０分間混練すると膨潤状態とな
った。この膨潤混合物を６０℃の湯槽にセットして、大
部分の塩化メチレンを蒸散させ粘稠なポリマーとした。
このポリーマーを、半径５ｃｍの上部面積で、深さ３ｃ
ｍ、肉厚２−のボウル状に射出成形した。射出温度は６
０℃、射出圧力は約１００１ｇ７ｃｍ２であった。残留
する塩化メチレンをガス抜き穴から蒸散させ、圧力は５
ｋｇ７ｃｍ２以上に保ったまま、常温まで冷却して型
から取り出した。
ｍ、肉厚２−のボウル状に射出成形した。射出温度は６
０℃、射出圧力は約１００１ｇ７ｃｍ２であった。残留
する塩化メチレンをガス抜き穴から蒸散させ、圧力は５
ｋｇ７ｃｍ２以上に保ったまま、常温まで冷却して型
から取り出した。
この成形体を再度５Ｖ″Ｃまで加熱し、平板プレスで圧
し潰し、そのままの状態で冷却した。
し潰し、そのままの状態で冷却した。
この成形体をそのまま放置し、１力月後、再び湯浴で４
５〜６５℃に加熱したところ、もとのボウルの形状に完
全に復元した。
５〜６５℃に加熱したところ、もとのボウルの形状に完
全に復元した。
本発明は、形状記憶性のポリマーを溶媒に膨潤させて成
形するので、成形方法は、溶媒との混合およ°び溶媒の
除去が出来さえすれば、通常の射出成形または押出成形
法を用いることができる。ポリマーと溶媒の混合物を成
形後、型内で温度を保ったまま、溶媒を蒸発させ、除去
することによって容易に形状記憶性の成形体を得ること
ができる。
形するので、成形方法は、溶媒との混合およ°び溶媒の
除去が出来さえすれば、通常の射出成形または押出成形
法を用いることができる。ポリマーと溶媒の混合物を成
形後、型内で温度を保ったまま、溶媒を蒸発させ、除去
することによって容易に形状記憶性の成形体を得ること
ができる。
以上のように、本発明の方法は簡単な工程で産業上有用
な成形体を製造することができるものである。
な成形体を製造することができるものである。
Claims (1)
- 形状記憶性のポリマーに溶剤を添加して流動可能とし
、これを所定形状に賦形したまま溶媒を除去することを
特徴とする、形状記憶性ポリマー成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273088A JPH01188323A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 形状記憶性ポリマー成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1273088A JPH01188323A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 形状記憶性ポリマー成形体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01188323A true JPH01188323A (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=11813556
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1273088A Pending JPH01188323A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 形状記憶性ポリマー成形体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01188323A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6710766B1 (en) * | 1999-11-12 | 2004-03-23 | Sony Computer Entertainment Inc. | Manual controller |
| US8203728B2 (en) | 2006-10-31 | 2012-06-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Print device, print method, print program recording medium, print data production device, print data production method, and print data production program recording medium |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62121020A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-02 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 賦形バル−ンの製造方法 |
-
1988
- 1988-01-25 JP JP1273088A patent/JPH01188323A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62121020A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-02 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 賦形バル−ンの製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6710766B1 (en) * | 1999-11-12 | 2004-03-23 | Sony Computer Entertainment Inc. | Manual controller |
| US8203728B2 (en) | 2006-10-31 | 2012-06-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Print device, print method, print program recording medium, print data production device, print data production method, and print data production program recording medium |
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