JPH0118799B2 - - Google Patents
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- JPH0118799B2 JPH0118799B2 JP4217384A JP4217384A JPH0118799B2 JP H0118799 B2 JPH0118799 B2 JP H0118799B2 JP 4217384 A JP4217384 A JP 4217384A JP 4217384 A JP4217384 A JP 4217384A JP H0118799 B2 JPH0118799 B2 JP H0118799B2
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- oil
- sludge
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 19
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 claims description 18
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 15
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- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 8
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- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下水や廃水の処理によつて発生した汚
泥の熱処理方法の改良に関するものである。
泥の熱処理方法の改良に関するものである。
一般に下水や廃水の処理によつて発生した難脱
水性の汚泥は、いつたん汚泥貯溜槽に貯溜した後
熱交換器に供給して予熱して反応器に供給し、反
応器内に吹込んだ蒸気によつて加温するととも
に、反応器内に吹込んだ圧縮空気によつて加圧
し、熱処理反応によつて脱水性を改善するととも
に汚泥中の悪臭成分も酸化分解するようにしてい
るが、従来の汚泥の熱処理方法においては、反応
器から排出されるガスをスクラバーで除湿・冷却
し、それを直接水処理装置に導くようにしている
ため、スクラバーの排水中に含まれている油分に
よつて沈澱物が浮き上り、浮上汚泥が増大してス
カムが大量発生することがあり、水処理に悪影響
を及ぼすことがあるという欠点があつた。
水性の汚泥は、いつたん汚泥貯溜槽に貯溜した後
熱交換器に供給して予熱して反応器に供給し、反
応器内に吹込んだ蒸気によつて加温するととも
に、反応器内に吹込んだ圧縮空気によつて加圧
し、熱処理反応によつて脱水性を改善するととも
に汚泥中の悪臭成分も酸化分解するようにしてい
るが、従来の汚泥の熱処理方法においては、反応
器から排出されるガスをスクラバーで除湿・冷却
し、それを直接水処理装置に導くようにしている
ため、スクラバーの排水中に含まれている油分に
よつて沈澱物が浮き上り、浮上汚泥が増大してス
カムが大量発生することがあり、水処理に悪影響
を及ぼすことがあるという欠点があつた。
本発明は、上記従来の欠点に鑑みなされたもの
で、予熱された汚泥が供給される反応器内に蒸気
と圧縮空気を吹込んで熱処理を行ない、反応器か
ら排出されるガスをスクラバーで除湿、冷却する
と共に、スクラバーの排水中に含まれている油分
を油回収装置により回収し、油分が除去された排
水を水処理装置に導くとともに、回収された油分
を反応器内に吹込む蒸気を供給するボイラの燃料
系に導くように汚泥の熱処理方法を構成したこと
を特徴としており、汚泥を熱処理する工程におい
て、スクラバーの排水中に含まれている油分を分
離し、油分を除去した排水を水処理装置に導入す
ることにより、排水中に油分が含まれることなく
水処理が良好になるとともに、回収した油分の有
効利用によつて燃料の節約を図ろうとするもので
ある。
で、予熱された汚泥が供給される反応器内に蒸気
と圧縮空気を吹込んで熱処理を行ない、反応器か
ら排出されるガスをスクラバーで除湿、冷却する
と共に、スクラバーの排水中に含まれている油分
を油回収装置により回収し、油分が除去された排
水を水処理装置に導くとともに、回収された油分
を反応器内に吹込む蒸気を供給するボイラの燃料
系に導くように汚泥の熱処理方法を構成したこと
を特徴としており、汚泥を熱処理する工程におい
て、スクラバーの排水中に含まれている油分を分
離し、油分を除去した排水を水処理装置に導入す
ることにより、排水中に油分が含まれることなく
水処理が良好になるとともに、回収した油分の有
効利用によつて燃料の節約を図ろうとするもので
ある。
以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図において、1は汚泥貯溜槽で、下水や廃
水の処理によつて発生した難脱水性の汚泥2はい
つたん汚泥貯溜槽1に貯溜された後、ポンプ3に
より熱交換器4に供給され、ここで120℃程度に
予熱された後反応器5の下部に供給される。
水の処理によつて発生した難脱水性の汚泥2はい
つたん汚泥貯溜槽1に貯溜された後、ポンプ3に
より熱交換器4に供給され、ここで120℃程度に
予熱された後反応器5の下部に供給される。
反応器5に供給された汚泥2は、反応器5の下
部より吹込んだ廃熱ボイラ6からの蒸気7によつ
て165℃程度まで加温されるとともに、反応器5
の下部より吹込んだ10Kg/cm2程度の反応用の圧縮
空気8によつて加圧され、熱処理されることにな
る。
部より吹込んだ廃熱ボイラ6からの蒸気7によつ
て165℃程度まで加温されるとともに、反応器5
の下部より吹込んだ10Kg/cm2程度の反応用の圧縮
空気8によつて加圧され、熱処理されることにな
る。
汚泥2は反応器5内の熱処理反応によつて脱水
性が改善され、汚泥2中の悪臭成分も酸化分解さ
れて反応器5より、熱処理汚泥9として取出され
る。
性が改善され、汚泥2中の悪臭成分も酸化分解さ
れて反応器5より、熱処理汚泥9として取出され
る。
この熱処理汚泥9は、熱交換器に導かれて熱回
収され、冷却器で常温まで冷却されて濃縮槽に導
かれ、濃縮された後フイルタープレスにより脱水
処理されるようになつているが、その処理工程に
ついては図示を省略している。そして、反応器5
から排出されたガス11はスクバー10内に導か
れ、上方より散布される水12により除湿、冷却
された後、脱臭塔13へ導かれるようになつてお
り、スクラバー10の底部より排出された排水1
4は油回収装置15に導かれて排水14中に含ま
れている油分が除却され、油分が除去された排水
16は水処理装置17へ導かれるようになつてい
る。
収され、冷却器で常温まで冷却されて濃縮槽に導
かれ、濃縮された後フイルタープレスにより脱水
処理されるようになつているが、その処理工程に
ついては図示を省略している。そして、反応器5
から排出されたガス11はスクバー10内に導か
れ、上方より散布される水12により除湿、冷却
された後、脱臭塔13へ導かれるようになつてお
り、スクラバー10の底部より排出された排水1
4は油回収装置15に導かれて排水14中に含ま
れている油分が除却され、油分が除去された排水
16は水処理装置17へ導かれるようになつてい
る。
また、油回収装置15により回収された油分1
8はタンクを介して反応器5内に吹込む蒸気7を
供給する廃熱ボイラ6の燃料系に導かれるように
なつている。
8はタンクを介して反応器5内に吹込む蒸気7を
供給する廃熱ボイラ6の燃料系に導かれるように
なつている。
第2図は第1図に示す汚泥の熱処理方法の工程
に使用されている油回収装置の1実施例を示した
もので、油回収装置15内にはスクラバー10の
排水14を供給する側に邪魔板20が互い違いに
設置されており、油回収装置15内に供給された
排水14によつて液面21が変動しないように配
慮されている。この装置15内にはスプロケツト
23,23間に張架されたチエーン22が設けら
れており、その周上には所定間隔をおいて掻板2
4が取り付けられ、減速機付のモータ25を介し
てスプロツト23を駆動すると掻板24が液面2
1に浮遊している油分18をテーパー状底面26
に沿つて掻上げ、油分18をタンク19内に掻込
んで油分18を回収するようになつている。
に使用されている油回収装置の1実施例を示した
もので、油回収装置15内にはスクラバー10の
排水14を供給する側に邪魔板20が互い違いに
設置されており、油回収装置15内に供給された
排水14によつて液面21が変動しないように配
慮されている。この装置15内にはスプロケツト
23,23間に張架されたチエーン22が設けら
れており、その周上には所定間隔をおいて掻板2
4が取り付けられ、減速機付のモータ25を介し
てスプロツト23を駆動すると掻板24が液面2
1に浮遊している油分18をテーパー状底面26
に沿つて掻上げ、油分18をタンク19内に掻込
んで油分18を回収するようになつている。
この場合、掻板24の表面に付着した油分18
は、揺動板27によつて掻落すようにしてもよ
い。なお、タンク19内に掻込まれた油分18は
図示しない配管を介して廃熱ボイラ6の燃料系に
導かれ、油分18を除却された排水16は図示し
ない配管を介して水処理装置17へ導かれるよう
になつている。
は、揺動板27によつて掻落すようにしてもよ
い。なお、タンク19内に掻込まれた油分18は
図示しない配管を介して廃熱ボイラ6の燃料系に
導かれ、油分18を除却された排水16は図示し
ない配管を介して水処理装置17へ導かれるよう
になつている。
前記構成よりなる本発明の汚泥の熱処理方法に
おいては、熱交換器4により予熱された汚泥2は
反応器5に供給され、反応器5内に吹込まれた蒸
気7と圧縮空気8により熱処理されることにな
る。
おいては、熱交換器4により予熱された汚泥2は
反応器5に供給され、反応器5内に吹込まれた蒸
気7と圧縮空気8により熱処理されることにな
る。
他方、反応器5から排出されるガス11を除
湿、冷却するスクラバー10から排出される排水
14中には、反応器5内の熱処理反応によつて濃
縮された油分18が含まれているが、この排水1
4中に含まれている油分18は第2図に示す油回
収装置15の掻板24によつて掻上げられ、タン
ク19内に掻込まれて回収されることになる。し
たがつて、水処理装置17へは油分18が除去さ
れた排出16が導かれて油分による悪影響を与え
ることなく水処理されることになり、効率よく回
収された油分18はタンク19を介して廃熱ボイ
ラ6等の燃料系に導かれ、油分18は燃料として
有効に利用されることになる。なお、油回収装置
15としては第2図に示すもの以外に、遠心分離
方法を利用したもの等があり、油分の性状や回収
量等を考慮して最適のものを選定すればよい。
湿、冷却するスクラバー10から排出される排水
14中には、反応器5内の熱処理反応によつて濃
縮された油分18が含まれているが、この排水1
4中に含まれている油分18は第2図に示す油回
収装置15の掻板24によつて掻上げられ、タン
ク19内に掻込まれて回収されることになる。し
たがつて、水処理装置17へは油分18が除去さ
れた排出16が導かれて油分による悪影響を与え
ることなく水処理されることになり、効率よく回
収された油分18はタンク19を介して廃熱ボイ
ラ6等の燃料系に導かれ、油分18は燃料として
有効に利用されることになる。なお、油回収装置
15としては第2図に示すもの以外に、遠心分離
方法を利用したもの等があり、油分の性状や回収
量等を考慮して最適のものを選定すればよい。
また、本発明の汚泥の熱処理方法の有効性を確
認するため、濃度2%程度の汚泥2を予熱して反
応器5に12m3/hづつ供給して熱処理したとこ
ろ、反応器5から800x/m3/hのガス11が排
出され、このガス11にスクラバー10で30m3/
hの水12を散布して除湿、冷却し、スクラバー
10の排水14中に含まれている油分を油回収装
置15で回収したところ、1.5l/hの高濃度の油
分18を回収することができ、廃熱ボイラ6の燃
料系に導いて十分に実用し得ることが実証され
た。
認するため、濃度2%程度の汚泥2を予熱して反
応器5に12m3/hづつ供給して熱処理したとこ
ろ、反応器5から800x/m3/hのガス11が排
出され、このガス11にスクラバー10で30m3/
hの水12を散布して除湿、冷却し、スクラバー
10の排水14中に含まれている油分を油回収装
置15で回収したところ、1.5l/hの高濃度の油
分18を回収することができ、廃熱ボイラ6の燃
料系に導いて十分に実用し得ることが実証され
た。
本発明の汚泥の熱処理方法は上記のように構成
されているので、水処理装置に導かれるスクラバ
ーの排水中には油分は含まれず、従来のように油
分によつて沈澱物が浮き上り、浮上汚泥が増大し
てスカムが多量発生する恐れはないから、効率よ
く水処理を行なうことができる。
されているので、水処理装置に導かれるスクラバ
ーの排水中には油分は含まれず、従来のように油
分によつて沈澱物が浮き上り、浮上汚泥が増大し
てスカムが多量発生する恐れはないから、効率よ
く水処理を行なうことができる。
また、本発明においては、回収された油分は反
応器内に吹込む蒸気を供給するボイラ等の燃料系
に導かれているので、燃料を節約することがで
き、スクラバーの排水中の油分の有効利用を図る
ことができる。さらに、スクラバーの排水中の油
分は反応器内の熱処理反応によつて比較的濃縮さ
れているため、油回収装置における油分の回収も
効率よく行なうことができる等多くの利点を有
し、既存設備への適用も容易で実用上きわめて有
効な汚泥の熱処理方法を提供し得るものである。
応器内に吹込む蒸気を供給するボイラ等の燃料系
に導かれているので、燃料を節約することがで
き、スクラバーの排水中の油分の有効利用を図る
ことができる。さらに、スクラバーの排水中の油
分は反応器内の熱処理反応によつて比較的濃縮さ
れているため、油回収装置における油分の回収も
効率よく行なうことができる等多くの利点を有
し、既存設備への適用も容易で実用上きわめて有
効な汚泥の熱処理方法を提供し得るものである。
第1図は本発明の1実施例を示す汚泥の熱処理
方法の工程図、第2図は油回収装置の1実施例を
示す断面図である。 1……汚泥貯溜槽、2……汚泥、3……ポン
プ、4………熱交換器、5……反応器、6……廃
熱ボイラ、7……蒸気、8……圧縮空気、9……
熱処理汚泥、10……スクラバー、11……ガ
ス、12……水、13……脱臭塔、14……排
水、15……油回収装置、16……油分が除去さ
れた排水、17……水処理装置、18……油分、
19……タンク。
方法の工程図、第2図は油回収装置の1実施例を
示す断面図である。 1……汚泥貯溜槽、2……汚泥、3……ポン
プ、4………熱交換器、5……反応器、6……廃
熱ボイラ、7……蒸気、8……圧縮空気、9……
熱処理汚泥、10……スクラバー、11……ガ
ス、12……水、13……脱臭塔、14……排
水、15……油回収装置、16……油分が除去さ
れた排水、17……水処理装置、18……油分、
19……タンク。
Claims (1)
- 1 予熱された汚泥が供給される反応器内に蒸気
と圧縮空気を吹込んで熱処理を行ない、反応器か
ら排出されるガスをスクラバーで除湿・冷却する
とともに、スクラバーの排出中に含まれている油
分を油回収装置により回収し、油分が除去された
排水を水処理装置に導くとともに、回収された油
分を反応器内に吹込む蒸気を供給する廃熱ボイラ
等の燃料系に導くようにしたことを特徴とする汚
泥の熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217384A JPS60187398A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 汚泥の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217384A JPS60187398A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 汚泥の熱処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60187398A JPS60187398A (ja) | 1985-09-24 |
JPH0118799B2 true JPH0118799B2 (ja) | 1989-04-07 |
Family
ID=12628577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4217384A Granted JPS60187398A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 汚泥の熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60187398A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6284156B2 (ja) * | 2014-11-07 | 2018-02-28 | 株式会社ピーシーエス | 汚染物質分離減容化システム及び方法 |
CN106352333A (zh) * | 2015-07-17 | 2017-01-25 | 江苏中科睿赛污染控制工程有限公司 | 一种蒸汽热处理装置及其处理方法和用途 |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP4217384A patent/JPS60187398A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60187398A (ja) | 1985-09-24 |
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