JPH01186515A - エナメル線塗装用ダイス - Google Patents

エナメル線塗装用ダイス

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JPH01186515A
JPH01186515A JP551488A JP551488A JPH01186515A JP H01186515 A JPH01186515 A JP H01186515A JP 551488 A JP551488 A JP 551488A JP 551488 A JP551488 A JP 551488A JP H01186515 A JPH01186515 A JP H01186515A
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JP
Japan
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die
section
inlet
outer periphery
eccentricity
Prior art date
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Pending
Application number
JP551488A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Goto
正義 後藤
Kishirou Miura
三浦 樹四郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエナメル線塗装用ダイスの改良に関し、詳しく
は横型エナメル線塗装方式に使用して好適な塗装用ダイ
スに関するものである。
[従来の技術と問題点] エナメル線の塗装方式には大別して竪型塗装方式と横型
塗装方式があるこ、とは知られる通りである。いずれの
方式によるにしても、塗装作業中に線材の振動によるぶ
れの発生は避けられず、このぶれは塗膜の偏肉の原因と
なる。
竪型塗装方式では線条は垂直方向に走行し、フローティ
ングダイスを用いて余剰の塗料を絞ることができるため
、塗布作業中に線材に前記振動が生じても、塗料の有す
る圧力によりフローティングダイスが振動に合せてフロ
ートしてこれを追随修正し、自動的にセンタリングが行
なわれて偏肉塗布となるのを防止するという長所がある
が、装置全体がどうしても大型となるきらいがある。
横型塗装方式は、装置全体を小型化できコンパクトにし
て経済的ではあるが、線材は水平方向走行となるため前
記フローティングダイスを装着することが困難である。
このため、塗装する線材に振動が生じた場合、前記竪型
方式におけるようにフローティングダイスによる自動的
センタリング修正を行なうことができず、これをダイス
の形状に依存して偏肉発生を最少限にとどめようとする
試みがなされている。
第3図は、そのような従来の横型塗装用ダイス1−の構
成を示す縦断面図である。図において2″は外に開いた
開口2″aを有する入口部であり、当該入口部2“aに
つづいて長いガイド通路laを有するボディ部3″を有
し、前記ガイド通路3−aの奥に塗料を絞りエナメルの
塗布厚さを決めるヘッド部4−があって、該ヘッド部4
゛は材質としてはサファイヤや超合金の如き耐摩耗性の
非常に大きな材料により構成される。
上記従来のダイス1°において、長尺同径よりなる水平
通路3−a部分が前記偏肉防止に寄与せしめるべく形成
されているものであり、通路3−a内に引き込まれた塗
料に線材の移動に伴う内圧を発生せしめ、線材周囲をそ
の内圧で押えることにより線材の振動による偏心の発生
を抑止しようとするものである。
しかし、現実に第3図に示すようなダイスを用いてエナ
メル塗装を行なった場合、当初の期待に反して意外に偏
肉不良の発生が多く、所期目的に十分応え得ないことが
判明し、構造的にみて不十分なものであることがわかっ
た。
[発明の目的] 本発明は、上記したような従来技術の欠点を解消し、横
型エナメル塗装炉に使用して偏肉不良の発生を格段に抑
止することができ連続作業性にもすぐれたエナメル線塗
装用ダイスを提供しようとするものである。
[発明の概要] すなわち、本発明の要旨とするところは、入口部とボデ
ィ部とヘッド部とからなるダイスの入口部外周面を球面
状としボディ部の通路をヘッド部に向って次第に狭くな
るテーパー状に構成したことにあり、このように入口部
の外周を球面状としたことによりダイスの向きを線材の
振動に起因する傾きに追随可能ならしめ、フローティン
グダイス同様の効果を発揮せしめると共に、ガイド通路
に次第に狭くなるテーパーを形成せしめたことにより内
圧の発生をヘッド部に向って加速度的に大ならしめ、内
圧による線材の偏心防止効果を格別に大きな′ものとな
し、ヘッド部での線材の移動に起因する偏肉の発生を最
、少限ならしめるものである。
[実施例] 以下に、本発明について実施例に基いて説明する。
第1図は、本発明に係るダイス1、の具体的構成を示す
縦断面図である。
2は入口部であり、外に向って開いた開口2aは前記従
来例と同じ構成であるが、その外周面2bは外面が円弧
状に形成される。つづいてボディ部3を有するが、当該
ボディ部3の内部に形成されているガイド通路3aは、
図に示すように入口部2側が広くヘッド部4側に向って
次第に狭くなるテーパー状に形成されている。
第2図は、上記のように構成される本発明に係るダイス
1を用いて実際に線材10にエナメル塗料21を塗布し
ている様子を示す説明断面図である。
図において20はエナメル塗布装置、21はエナメル塗
料であって、該エナメル塗料21は下部を塗料21内に
浸漬して回転している塗布ローラ22により線材10に
向って供給され、矢印方向に走行移動している線材10
の外周に過剰な量のエナメル塗料21が付着せしめられ
る。
23はダイスホルダであり、ダイス1の中心に線材10
が通過し得るようダイス1を保持するものである。しか
して、ダイスホルダ23の保持内面は凹面状に形成せら
れ、ダイス1の前記球面状外周面2bが当該保持凹面内
に具合よく保持され、入口部2が自在に回動可能に構成
される。
本発明に係るダイス1は上記のように構成され上記のよ
うに保持されているから、線材10に振動が発生しそれ
によって線材10の位相に傾きが生じたとしても、前記
球面状外周面2bが回動しダイス1の軸心の向きをその
傾きに合致する方向に変動せしめ、恰も前記フローティ
ングダイス同様線材10の振動に起因するダイス1内に
おける偏心の発生を自動的に修正する作用を生ずる。
線材10に付着した過剰分の塗料21は、一部、はダイ
ス1の入口で落下するが、さらに残り分は線材10に粘
着したままダイス1の入口部2の開口2aからガイド通
路3a内に引き込まれる。その状態で線材10は走行移
動を続け、粘着している塗料21をガイド通路3aの奥
に向ってさらに引き込んで行く。
ガイド通路3aは奥に向って次第に狭くなるテーパー状
となっているから、ここに引き込まれる塗料21の圧力
はヘッド部4に向って加速度的に高められ、ヘッド部4
において最大値を形成する。
この強大な圧力の発生は、線材10をダイス1の中心に
向って強く保持しようとする力となって作用し、たとえ
線材10が振動しなとしてもヘッド部4においての線材
10の偏心の発生は強力に防止されるのである。
なお、上記したようなそれぞれの作用効果を十分発揮せ
しめるためには、各構成部分を適当な構成条件において
設定することが望ましい。
すなわち、入口部2の外周部分2bの構成については、
大きすぎても小さすぎても適当ではないのであって、好
ましくは球面状の円弧半径はボディ部3の外周半径の1
.2〜3倍程度がよく、それにより回動効果を円滑とし
、十分な偏心修正作用を発揮せしめ得る。また、ボディ
部3の通路3aのテーパー角については、小さすぎれば
従来例と変らなくなり、大きすぎれば圧力上昇の円滑性
を失い逆効果となるおそれがある。対象とされる塗料の
粘性にも関係があるが、このテーパー角については2〜
10°程度が良好な結果を期待できる範囲であり、もっ
とも好ましくは3〜5°程度であることも実験により確
かめられた。
さらにまた、テーパー部3aについては偏心防止として
の作用の上から十分に長いことが必要であり、ダイス全
長に対して70%以上の長さを有せしめることが望まし
いのである。
本発明に係るダイスは、上記したように横型塗装方式に
使用してフローティングダイス同様の効果を期待するも
のであるから、全体の材質は軽量であることが望まれ、
例えばアルミ、チタン、軽量セラミック、強化セラミッ
ク等軽量にして十分な強度を有する材料が適当である。
実施例 入口部の外周円弧半径3mm、ボディ部の半径2mm、
ガイド通路のテーパー角3.5°、当該テーパー部分の
長さ20mm、ヘッド部の材質としてサファイヤを用い
、その他をアルミにより構成した本発明に係るダイスを
作製した。
上記ダイスを第2図に示す塗布装置に組み込み、外径0
.30mmの銅線上にポリウレタン塗料を塗布焼付けて
エナメル線を製造した。
また、上記と同様の寸法形状を有する第3図に示す構成
の従来のダイスをも用意し、上記と同じ条件により同じ
く外径0.30mmの銅線にポリウレタン塗料を塗布焼
付けた。
両者について横断面を顕微鏡により検査し、偏肉の度合
を比較調査したところ、本発明に係るダイスを用いた場
合の偏肉不良の発生は従来のダイスを用いたものの5分
の1であり、十分な所期効果を奏するものであることが
明らかになった。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係るエナメル線塗装用ダイスによ
れば、ダイス入口部の外周を円弧状としたから線材の振
動に起因する傾きに対しダイスの軸心方向を容易に追随
修正することが可能となり、ボディ部のテーパー状通路
内での大きな圧力による調心作用と呼応して線材の偏心
を適確に防止し、皮膜の偏肉不良の発生を格段に低減せ
しめ得るものであり、その工業上の価値はまことに大き
なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るダイスの構成を示す縦断面図、第
2図は本発明に係るダイスを用いエナメル塗布を行なっ
ている様子を示す説明断面図、第3図は従来のダイスの
構成を示す断面図である。 1:ダイス、 2:入口部、 2b:球面状外周部、 3:ボディ部、 3aミニガイド路、 4:ヘッド部、 10:線材、 21:塗料、 22:塗布ローラ。 代理人  弁理士  佐 藤 不二雄 第1図 第2図 n:4今0−ツ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入口部とボディ部とこれに続くヘッド部とよりな
    るエナメル線塗装用ダイスにおいて、入口部の外周面を
    球面状に構成し、ボディ部の内面通路をヘッド部に向っ
    て次第に狭くなるテーパー状に構成してなるエナメル線
    塗装用ダイス。
  2. (2)入口部外周面を形成する円弧半径をボディ部外周
    半径の1.2〜3倍に構成してなる請求項1記載のエナ
    メル線塗装用ダイス。
  3. (3)ボディ部のテーパー角度を2〜10°とし、より
    好ましくは3〜5°としてなる請求項1または2記載の
    エナメル線塗装用ダイス。
  4. (4)テーパー部の長さをダイス全長の70%以上とし
    てなる請求項1から3のいずれかに記載のエナメル線塗
    装用ダイス。
JP551488A 1988-01-13 1988-01-13 エナメル線塗装用ダイス Pending JPH01186515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109887683A (zh) * 2018-12-24 2019-06-14 铜陵精远线模有限责任公司 一种微细漆包线用涂漆模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109887683A (zh) * 2018-12-24 2019-06-14 铜陵精远线模有限责任公司 一种微细漆包线用涂漆模具
CN109887683B (zh) * 2018-12-24 2024-04-19 安徽聚芯智造科技股份有限公司 一种微细漆包线用涂漆模具

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