JPH01184049A - 電気集じん装置の洗浄方法及び洗浄汚水の処理方法 - Google Patents
電気集じん装置の洗浄方法及び洗浄汚水の処理方法Info
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- JPH01184049A JPH01184049A JP63006136A JP613688A JPH01184049A JP H01184049 A JPH01184049 A JP H01184049A JP 63006136 A JP63006136 A JP 63006136A JP 613688 A JP613688 A JP 613688A JP H01184049 A JPH01184049 A JP H01184049A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C3/00—Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
- B03C3/34—Constructional details or accessories or operation thereof
- B03C3/74—Cleaning the electrodes
- B03C3/78—Cleaning the electrodes by washing
Landscapes
- Electrostatic Separation (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、電気集じん装置、特に自動車道トンネル内
の空気を清浄化するために設置される電気集じん装置の
洗浄方法、並びに洗浄汚水の処理方法及びこの方法に用
いる濾過装置に関する。
の空気を清浄化するために設置される電気集じん装置の
洗浄方法、並びに洗浄汚水の処理方法及びこの方法に用
いる濾過装置に関する。
煤じんを含んだ空気を清浄化する装置として電気集じん
装置が知られている。この電気集じん装置は、コロナ放
電を利用して空気中の煤じん粒子に電荷を与え、この帯
電粒子にクーロン力を作用させて集じん極板に捕集する
ものであるが、捕集された煤じんば集じん通路内に堆積
するので、−定期間ごとにこの煤じんを除去する必要が
ある。 煤じん除去手段としては、一般に空気洗浄方式が用いら
れており、例えば特公昭57−16864号公報にも示
されている。これは極板に堆積した煤じんに空気を吹付
けて払い落とすもので、装置が簡便であり、除去した煤
じんの機外への排出も容易であるため一般に広く採用さ
れている。 しかし上記空気洗浄方式は、非粘着性の煤じんの除去に
は有効であるが、粘着性を有する煤じんの除去に対して
は洗浄力が弱いという欠点がある。 一方、近時自動車に対するスパイクタイヤの装着が増え
、冬期路面が削られて発生するコンクリートダストが問
題となっているが、自動車道トンネルの空気清浄化設備
で用いられる電気集じん装置にもその影響が及んできて
いる。 すなわち、コンクリートダストは塩化カルシウムなどの
融雪剤と結合すると粘土状の粒子となるが、この粘着粒
子がタイヤに付着して上記トンネル内に持ち込まれ電気
集じん装置に捕集されると、上記空気洗浄方式では除去
できない。 このような場合の有効な洗浄手段として水洗浄方式があ
る。これは、上記空気吹付けに替えて加圧した水を吹付
けるもので、噴水の洗浄力は空気に比べて遥かに大きく
、上記粘着粒子に対しても十分な効力を有している。
装置が知られている。この電気集じん装置は、コロナ放
電を利用して空気中の煤じん粒子に電荷を与え、この帯
電粒子にクーロン力を作用させて集じん極板に捕集する
ものであるが、捕集された煤じんば集じん通路内に堆積
するので、−定期間ごとにこの煤じんを除去する必要が
ある。 煤じん除去手段としては、一般に空気洗浄方式が用いら
れており、例えば特公昭57−16864号公報にも示
されている。これは極板に堆積した煤じんに空気を吹付
けて払い落とすもので、装置が簡便であり、除去した煤
じんの機外への排出も容易であるため一般に広く採用さ
れている。 しかし上記空気洗浄方式は、非粘着性の煤じんの除去に
は有効であるが、粘着性を有する煤じんの除去に対して
は洗浄力が弱いという欠点がある。 一方、近時自動車に対するスパイクタイヤの装着が増え
、冬期路面が削られて発生するコンクリートダストが問
題となっているが、自動車道トンネルの空気清浄化設備
で用いられる電気集じん装置にもその影響が及んできて
いる。 すなわち、コンクリートダストは塩化カルシウムなどの
融雪剤と結合すると粘土状の粒子となるが、この粘着粒
子がタイヤに付着して上記トンネル内に持ち込まれ電気
集じん装置に捕集されると、上記空気洗浄方式では除去
できない。 このような場合の有効な洗浄手段として水洗浄方式があ
る。これは、上記空気吹付けに替えて加圧した水を吹付
けるもので、噴水の洗浄力は空気に比べて遥かに大きく
、上記粘着粒子に対しても十分な効力を有している。
ところが、洗浄力の点では非常に優れた水洗浄方式も、
その他の面でいろいろと厄介な問題を含んでいる。 まず、電気集じん装置本体についてこれを見ると、水洗
浄は高電圧が印加される集じんユニットを水で濡らして
しまうため、洗浄後そのままでは運転できず、運転再開
に先立って装置内を十分に乾燥させなければならない。 乾燥が不完全なままで集じん部に高電圧を印加すると、
極板間で水滴を介して放電が発生する。その結果、極板
が熱変形し、場合によっては極板同志が接触して短絡し
てしまう。また碍子についても、表面の濡れを介して流
れる電流のために碍子が局部的に加熱されてクランクが
発生したり、電流値が大きいときは保護しゃ断器が動作
して集じん装置の運転が停止に到ることがある。 したがって、水洗浄方式の場合には洗浄後の乾燥に十分
留意しなければならないが、従来は電気集じん装置に汚
染空気を導くために設備された送風機を用い、この送風
機による通風により極板、碍子等を乾燥させていた。 しかし、このような単なる通風乾燥では運転再開に至る
まで長期間を要する他、その間大容量の送風機を運転す
ることによる電力の損失も大きい。 例えば、上記自動車トンネルの集じん装置についてみる
と、洗浄時間そのものは数分程度で済むが、約7mへの
風速で通風乾燥した場合、運転再開し得るまでに60分
以上を要している。 次に大きな問題は、洗浄により発生する汚水の処理であ
る。電気集じん装置の洗浄はこれまで空気洗浄方式が主
流で、水洗浄はその後の汚水処理が面倒なことから、特
に電気集じん装置が大規模に用いられている自動車道ト
ンネルの空気清浄化設備などでは未だ実用化されるに至
っていない。 したがって上記汚水の処理方法も不明である。すなわち
、大規模な電気集じん装置の洗浄汚水の処理は未開拓の
分野であると言える。 そこでこの発明は、電気集じん装置の水洗浄、及びその
後の汚水処理に有効な手段を講じることにより、電気集
じん装置を水洗浄した後、短時間で運転再開可能とする
とともに、水洗浄により発生した洗浄汚水の処理を適切
に行い、電気集じん装置の水洗浄を実用化することので
きる電気集じん装置の洗浄方法並びに洗浄汚水の処理方
法及びこの方法に用いる濾過装置を提供することを目的
とするものである。
その他の面でいろいろと厄介な問題を含んでいる。 まず、電気集じん装置本体についてこれを見ると、水洗
浄は高電圧が印加される集じんユニットを水で濡らして
しまうため、洗浄後そのままでは運転できず、運転再開
に先立って装置内を十分に乾燥させなければならない。 乾燥が不完全なままで集じん部に高電圧を印加すると、
極板間で水滴を介して放電が発生する。その結果、極板
が熱変形し、場合によっては極板同志が接触して短絡し
てしまう。また碍子についても、表面の濡れを介して流
れる電流のために碍子が局部的に加熱されてクランクが
発生したり、電流値が大きいときは保護しゃ断器が動作
して集じん装置の運転が停止に到ることがある。 したがって、水洗浄方式の場合には洗浄後の乾燥に十分
留意しなければならないが、従来は電気集じん装置に汚
染空気を導くために設備された送風機を用い、この送風
機による通風により極板、碍子等を乾燥させていた。 しかし、このような単なる通風乾燥では運転再開に至る
まで長期間を要する他、その間大容量の送風機を運転す
ることによる電力の損失も大きい。 例えば、上記自動車トンネルの集じん装置についてみる
と、洗浄時間そのものは数分程度で済むが、約7mへの
風速で通風乾燥した場合、運転再開し得るまでに60分
以上を要している。 次に大きな問題は、洗浄により発生する汚水の処理であ
る。電気集じん装置の洗浄はこれまで空気洗浄方式が主
流で、水洗浄はその後の汚水処理が面倒なことから、特
に電気集じん装置が大規模に用いられている自動車道ト
ンネルの空気清浄化設備などでは未だ実用化されるに至
っていない。 したがって上記汚水の処理方法も不明である。すなわち
、大規模な電気集じん装置の洗浄汚水の処理は未開拓の
分野であると言える。 そこでこの発明は、電気集じん装置の水洗浄、及びその
後の汚水処理に有効な手段を講じることにより、電気集
じん装置を水洗浄した後、短時間で運転再開可能とする
とともに、水洗浄により発生した洗浄汚水の処理を適切
に行い、電気集じん装置の水洗浄を実用化することので
きる電気集じん装置の洗浄方法並びに洗浄汚水の処理方
法及びこの方法に用いる濾過装置を提供することを目的
とするものである。
まず、電気集じん装置の乾燥については、送風機による
通風乾燥に先立って、水洗浄によって濡れた極板に加圧
された空気を吹付け、この極板に付着した水滴を吹飛ば
しておくことが、その後の通風乾燥の時間を短縮する上
できわめて有効であることを究明した。 そこで、この発明における電気集じん装置の洗浄工程は
、電気集じん装置の集じん通路に向かって加圧された水
を吹付けこの集じん通路内に堆積した煤じんを除去する
工程と、前記集じん通路を形成する極板に加圧された空
気を吹付けこの極板に付着した水滴を吹き飛ばす工程と
、前記集じん通路を通して送風する工程とからなるもの
である。 集じん通路を通して送風する工程は、その前工程の空気
の吹付けと同時に開始することが好ましいが、必ずしも
これにこだわらない。すなわち、空気吹付工程の途中、
あるいはその後に開始しても差仕えない。 また、送風機による送風工程の開始とともに極板間に電
圧を印加することが望ましい。その場合、直ちに通常運
転時の定格電圧を印加するのは危険であり、ごく低い電
圧から徐々に昇圧させることが好ましい。その際、極板
の濡れにより発生する放電の回数をカウントし、その単
位時間当たりの回数が極板を損傷させない許容範囲内に
納まるように電圧制御するのがよい。 次に、洗浄汚水の処理については実験の結果、微細な孔
径を有する濾過材を用い、圧力をかけて濾過することに
より懸濁媒じんを水中から分離できるだけではなく、濾
過材上に濃縮できることが明らかになった。また、濃縮
した汚泥は、汚水と逆方向に空気を吹き付けることによ
って乾燥剥離させ、排出することが可能で、濾過、乾燥
、剥離、排出を繰り返すことによって、システムとして
の処理を維持させることができる。 すなわち、この発明の電気集じん装置の洗浄汚水の処理
工程は、電気集じん装置の集じん通路を洗浄した汚水に
圧力を加えてフィルタを通過させる工程と、前記フィル
タ上に付着堆積した汚泥に空気を吹き付けて汚泥を乾燥
剥離させる工程と、汚泥を剥離した後の前記フィルタに
汚水と逆方向に清澄水を通して前記フィルタを洗浄する
工程とからなるものである。 また、上記濾過工程で用いる濾過装置としては、一端を
閉塞しかつ管壁に管の内外を連通させる多数の小孔を設
けた支持管上に濾過材を被覆して構成したフィルタを汚
水導入口と汚泥排出口とを備えた密閉タンク内に収容し
、前記フィルタの他端を配管を介して前記密閉タンク外
に導出した装置が好適である。
通風乾燥に先立って、水洗浄によって濡れた極板に加圧
された空気を吹付け、この極板に付着した水滴を吹飛ば
しておくことが、その後の通風乾燥の時間を短縮する上
できわめて有効であることを究明した。 そこで、この発明における電気集じん装置の洗浄工程は
、電気集じん装置の集じん通路に向かって加圧された水
を吹付けこの集じん通路内に堆積した煤じんを除去する
工程と、前記集じん通路を形成する極板に加圧された空
気を吹付けこの極板に付着した水滴を吹き飛ばす工程と
、前記集じん通路を通して送風する工程とからなるもの
である。 集じん通路を通して送風する工程は、その前工程の空気
の吹付けと同時に開始することが好ましいが、必ずしも
これにこだわらない。すなわち、空気吹付工程の途中、
あるいはその後に開始しても差仕えない。 また、送風機による送風工程の開始とともに極板間に電
圧を印加することが望ましい。その場合、直ちに通常運
転時の定格電圧を印加するのは危険であり、ごく低い電
圧から徐々に昇圧させることが好ましい。その際、極板
の濡れにより発生する放電の回数をカウントし、その単
位時間当たりの回数が極板を損傷させない許容範囲内に
納まるように電圧制御するのがよい。 次に、洗浄汚水の処理については実験の結果、微細な孔
径を有する濾過材を用い、圧力をかけて濾過することに
より懸濁媒じんを水中から分離できるだけではなく、濾
過材上に濃縮できることが明らかになった。また、濃縮
した汚泥は、汚水と逆方向に空気を吹き付けることによ
って乾燥剥離させ、排出することが可能で、濾過、乾燥
、剥離、排出を繰り返すことによって、システムとして
の処理を維持させることができる。 すなわち、この発明の電気集じん装置の洗浄汚水の処理
工程は、電気集じん装置の集じん通路を洗浄した汚水に
圧力を加えてフィルタを通過させる工程と、前記フィル
タ上に付着堆積した汚泥に空気を吹き付けて汚泥を乾燥
剥離させる工程と、汚泥を剥離した後の前記フィルタに
汚水と逆方向に清澄水を通して前記フィルタを洗浄する
工程とからなるものである。 また、上記濾過工程で用いる濾過装置としては、一端を
閉塞しかつ管壁に管の内外を連通させる多数の小孔を設
けた支持管上に濾過材を被覆して構成したフィルタを汚
水導入口と汚泥排出口とを備えた密閉タンク内に収容し
、前記フィルタの他端を配管を介して前記密閉タンク外
に導出した装置が好適である。
この発明における洗浄工程によれば、集じん通路に堆積
した煤じんに加圧した水を吹付けた後、送風機による送
風に先立って集じん通路を形成する極板に加圧した空気
が吹付けられる。 この空気の吹付けにより、まず極板に付着した水滴は瞬
間的に吹飛ばされて極板面は単に湿っただけの状態とな
る。また、空気圧縮機から供給される空気は大気よりも
乾燥した高温空気であり、集じん通路内の空気がこれで
置換されることにより極板面の水分の蒸発が促進される
。 ただし、エアーブローのみで集じんユニット内を隈な(
乾燥させようとするのは合理的ではなく、成る時間の空
気吹付は工程の後、送風機による送風工程を設け、集じ
んユニット内全体の乾燥を図るのである。 また、この発明における汚水処理工程は、従来未経験で
あった電気集じん装置の洗浄汚水の処理に光性を付ける
ものである。 この発明によれば、電気集じん装置の水洗浄に伴う各種
の障害が漸く克服され、大規模な電気集じん装置の水洗
浄の実用化が可能となる。
した煤じんに加圧した水を吹付けた後、送風機による送
風に先立って集じん通路を形成する極板に加圧した空気
が吹付けられる。 この空気の吹付けにより、まず極板に付着した水滴は瞬
間的に吹飛ばされて極板面は単に湿っただけの状態とな
る。また、空気圧縮機から供給される空気は大気よりも
乾燥した高温空気であり、集じん通路内の空気がこれで
置換されることにより極板面の水分の蒸発が促進される
。 ただし、エアーブローのみで集じんユニット内を隈な(
乾燥させようとするのは合理的ではなく、成る時間の空
気吹付は工程の後、送風機による送風工程を設け、集じ
んユニット内全体の乾燥を図るのである。 また、この発明における汚水処理工程は、従来未経験で
あった電気集じん装置の洗浄汚水の処理に光性を付ける
ものである。 この発明によれば、電気集じん装置の水洗浄に伴う各種
の障害が漸く克服され、大規模な電気集じん装置の水洗
浄の実用化が可能となる。
【実施例]
以下、自動車トンネル内の空気を浄化する電気集じん装
置にこの発明を適用した場合について、この発明の詳細
な説明する。 まず、第1図は、自動車トンネルの換気設備の概要を示
すものであって、自動車トンネル100の車道空間内の
汚染空気を側壁部の吸気口101より電気集じん装置が
設置されたバイパス102内へ導入し、清浄化した空気
を送気口103より車道空間に吹出すようになっている
。 バイパス102は集じん室104、風路105、送風機
室106および吐出ダクト107に区分されている。 さらに、集じん室104および風路105は中央仕切壁
108により左右の2室に区分されており、これら左右
各室にそれぞれ電気集じん装置1および送風機3を設置
して、独立に運転するようになっている。 また、集じん室104を除いて、風路105、送風機室
106および吐出ダクト107はいずれも仕切壁109
で仕切られたバイパス空間の上半分のみを利用して設け
られており、下半分は補機室110、電気室111およ
び作業室112として利用されている。 さて、集じん室104の左右各室にそれぞれ設置されて
いる電気集じん装置は、いずれも処理風量15rrf/
sの集じんユニット2を6台用いて構成されており、全
体として90nf/sの処理風量を有している。 3は電動機出力300 kWの送風機で左右の各風路ご
とに1台ずつ設置されている。この送風機3を運転する
ことによって矢印4のように車道空間から吸引された汚
染空気は、約7m/Sの風速で集じん装置1を通過して
清浄化され、矢印5に示すように車道空間に吐出される
。 補機室110には、洗浄水貯水槽6、洗浄水ポンプ7、
汚水槽8、水処理装置9が設置されている。送水管10
により電気集じん装置1に送られた洗浄水は、後述する
ように集じん通路等を洗浄したのち排水管11を介して
一旦汚水槽8に貯留され、さらに水処理装置9に送られ
て浄化されてから放流される。水処理装置9は図示の換
気設備の外側に設けてもよい。水処理装置9から発生す
る汚泥ケーキは脱水された後、作業室112より車で搬
出される。 12はエアブロ−コンプレッサで、後述するように水洗
浄後の電気集じん装置に加圧した空気を吹付けるための
ものである。 電気室111には電気集じん装置に印加される直流高電
圧を発生させるための高電圧発生盤、集じん装置全体を
制御する集じん装置制御盤、送風機盤、変圧器盤等が設
置されている。 次に第2図は、上記換気設備において、この発明の洗浄
工程により電気集じん装置を洗浄する場合のタイムチャ
ートを示すものである。 集じん通路への水の吹付け、および極板への空気の吹付
けは、洗浄水ポンプ7およびエアプローコンプレッサ1
2の容量を合理的な適正規模とするために、処理風量1
5rd/sの集じんユニット2を2台ずつ、すなわち処
理風量30rrt八ずつ組にして行われる。したがって
第2図に示した実施例の場合、水吹付けおよび空気吹付
けの工程は集じんユニット2を2台ずつまとめて順次3
回実施され、その後全ユニットまとめて送風機3により
通風される。 第2図に示すように、集じんユニット2台1組について
水吹付は工程は1分間実施され、次いで空気吹付は工程
が3分間実施される。3組に分けた6台の集じんユニッ
ト2について、水吹付けと空気吹付けの工程が終了する
と送風工程を10分間実施する。この送風工程は3回目
の空気吹付工程と同時に、あるいはその途中から開始し
てもよい。 送風工程の開始とともに、あるいはその途中から、集じ
ん装置の集じん部あるいは帯電部に高電圧発生装置から
の電圧を印加すると乾燥を促進する上で効果的である。 すなわち、空気吹付は後なお極板に局部的に水滴が残留
していても、上記電圧を印加することにより水滴がスパ
ーク放電によりはじき飛ばされて除去される。また、碍
子表面に残存する濡れを介して電流が流れ、そのジュー
ル熱により碍子表面の乾燥が促進される。 ただし、この電圧は第2図に示すように徐々に昇圧させ
ることが必要で、直ちに運転電圧を印加すると、過度の
放電あるいは過大な短絡電流の発生により極板の損傷な
どを招く危険がある。電圧を徐々に上昇させる手段とし
ては、スパークの回数をカウントし、単位時間当たりの
回数が予め確認された許容値、例えば1分間に40〜5
0回程度以下になるように電圧を制御する方法が考えら
れる。 第2図の実施例では、洗浄作業の開始から運転再開可能
までの所要時間は22分間である。 これに対して、同一の電気集じん装置について従来の方
法で実験したところ、水吹付は工程各1分を3回実施し
た後直ちに送風工程に移行した場合は乾燥に60分以上
を要し、洗浄開始から運転再開可能までの時間は約70
分、すなわちこの発明の方法の3倍以上であった。 上記実施例において、水吹付けおよび空気吹付けを各3
回に分けたのは一例に過ぎず、洗浄水ポンプ、エアブロ
−コンプレッサ等の容量を大きくしてこれを1回で済ま
せるようにすれば、送風工程での時間の短縮効果をより
一層活かすことができる。 第3図および第4図は、集じんユニット2を示すもので
ある。 この集じんユニット2は、縦、横、高さの寸法2がいず
れも約2mの大きさで、1台のユニットで15rrf/
sの処理風量を有している。第2図に示す集じん装置1
は左右の各風路とも6台の集じんユニット2を用いて構
成されている。 集じんユニット2において、13は煤じんを捕集する集
じん部、14はその前段で煤じん粒子に電荷を与える帯
電部である。そして、この集じんユニット2はこの集じ
ん部13および帯電部14からなる組を上下に2段積み
にしたものをさらに左右に2列並べて合計4組備えてい
る。 集じん部13においては、第3図および第4図の一部を
切欠いて示したように、大地電位の集じん極板15とこ
れに対向する高電位の極板16とが交互に多数平行配置
され、極板1.5.16間には幅6mmの集じん通路1
7が形成されている。 高電位の極板16は、集じん極板15を間隔を介して貫
通するロンド18に取付けられているが、このロンド1
8は高圧支持板19に固定され、さらにこの高圧支持板
19は支持碍子20を介して大地電位の側板21に支持
されている。極板18には給電碍子22を介して高圧発
生装置23からDC5,5kVが印加される。 帯電部14は、この場合40nm+間隔で多数平行配置
された大地電位の極板24の間に放電線25が張られて
構成されており、放電線25には高圧発生装置26から
支持碍子27を介してDCIIkVが印加される。放電
線27は図示しない支持碍子により支持されている。 28は集じん通路17に加圧された水を吹付けるための
洗浄配管である。この洗浄配管28は、集じん部13お
よび帯電部14を挟んで、汚染空気の入口側29および
洗浄空気の出口側30にそれぞれ互いに対向して水平に
、かつ上下方向に8段にわたって設けたられている。 この洗浄配管28には多数のノズル31が水平方向に取
付けられている。このノズルは流体を円錐形状に噴射す
るもので、1つのノズル当たりに必要な洗浄範囲を十分
に満足するように配慮されている。 洗浄配管28およびノズル31は水吹付けと空気吹付け
の両方に兼用になっており、洗浄配管28は電磁弁■1
を介して洗浄水ポンプ7に、また電磁弁v3を介してエ
アブロ−コンプレッサ12に接続されている。 32〜35は碍子を洗浄するためのノズルである。すな
わち、32は集じん部13の支持碍子20(第4図)の
洗浄用、33は集じん部13の支持碍子22の洗浄用、
34は帯電部14の給電碍子27の洗浄用、また35は
帯電部の図示しない支持碍子の洗浄用である。これら碍
子洗浄ノズルは円筒状の碍子の形状に適合するように偏
平形状に流体を噴出させるようになっている。 碍子洗浄ノズル32〜35は、碍子洗浄配管36により
、電磁弁v2およびv4を介して洗浄水ポンプ7および
エアブロ−コンプレッサ12に接続されている。 37および38は、それぞれ空気入口側29および出口
側30のダンパ扉である。いずれも垂直な軸39を支点
として開閉するダンパ40と、異物の混入防止および感
電防止のための金l1441を備え、さらに集じん部洗
浄配管28のノズル取付部を支持している。また、空気
入口側のダンパ扉37は集じんユニット2の内部点検に
便なように、第3図に2点鎖線で示すように開閉できる
ようになっている。 42は集じんユニット2の底部に設置された水受皿で、
2箇所で排水管11に接続されている。 また、43は集じんユニットの側壁、44は天井板であ
る。 さて、このような集じんユニット2からなる集じん装置
1を洗浄する際は、ダンパ4oを閉じて洗浄水ポンプ7
を始動し、電磁弁Vl、V2を開いて1分間の水洗浄を
行う。水圧は約3 kg / ciで、集じん部洗浄ノ
ズル31から噴出した洗浄水は集じん通路17および帯
電部14を洗浄する。また、碍子洗浄ノズル32〜35
から同時に噴出した洗浄水は集じん部の支持碍子20、
給電碍子 22、および帯電部の支持碍子(図示せず)
、給電碍子21を洗浄する。 水洗浄に続き、電磁弁V3.V4を開いて空気吹付けを
3分間実施する。空気圧は約2kg/c+aで、水洗浄
時と同じノズル31〜35から音速で噴出された空気は
極板、碍子等に付着した水滴をたちまち吹き飛ばす。ま
た、この空気吹付けにより、配管内およびノズルの噴出
口に残留していた水はエアパージにより除去される。 以上の水および空気吹付けは、第2図の実施例の場合は
、集じんユニット2を2台ずつ組にして順次3回繰り返
される。 その後、ダンパ40を開いて送風機3を起動し、集じん
部13および帯電部14に通風する。これにより集じん
ユニット内全体の乾燥が行われる。 この際同時に、集じん部13および帯電部14に徐々に
昇圧させながら高電圧発生装置23.26からの高電圧
を印加し乾燥を促進させる。 なお、水吹付けおよび空気吹付けの際の水の機外への飛
散を防止するために、ダンパ40を設けて集じんユニッ
トを閉鎖するようにしているが、必ずしも完全に閉鎖す
る必要はなく、送風時の整流を兼ねた開放したままのエ
リミネータでも別設差し支えない。特に、図示実施例の
ように、集じん部洗浄配管28を互いに対向させて配置
したときは、噴出した水同志が衝突して集じんユニット
中央部に落下し、外部への飛散がより少なくなる。 次に、第5図に水処理装置9(第1図)の概要を示す。 第5図において、電気集じんユニット2を洗浄した汚水
は、−旦汚水槽8に受は入れられた後、汚水ポンプ45
で汚水貯溜槽46に輸送される。 この汚水貯溜槽46内の汚水が一定量になると、濾過装
置47を用いて濾過処理を行う。この濾過装置47には
、後述するように汚泥の乾燥剥離を行うためのエヤコン
プレッサ49が付設されている。 さて、汚水貯溜層46内の汚水は、加圧ポンプ50(圧
力1〜7kg/CIa)で濾過装置47に輸送され、そ
の加圧力で濾過される。 濾過装置47は、密閉タンク63内にフィルタ64を収
容して構成されている。そこで、第6図によりフィルタ
64の構成を説明する。 第6図において、65は支持管で、一端(図の下端)は
閉塞され、他端(図の上端)は、後述するように、水あ
るいは空気が出入りするように開放されている。支持管
65の管壁には管の内外を連通ずるための小孔としての
スリット66が、図示のように多数開けられている。 この支持管64の外周には全面にわたって濾過材67が
被覆しである。濾過材67は、通常の濾布でよいが、煤
じんの粒子径を考慮して、10μm以下の目開きのもの
がよい。また、けい藻土などでプレコートして使用する
こともできる。 濾過処理の際は、支持管65の外から内に向がって汚水
を通す。すなわち、図示矢印でC−Dという水の流れと
なり、汚水中の煤じんは濾過材67に捕捉されて堆積し
、付着汚泥68となる。−方、水は濾過材67を通り抜
け、スリット66から支持管65の内部に入り、図示矢
印でF−+Eという流れで排出される。 濾過が進んで付着汚泥68がある程度の量になると通水
抵抗が増加するので濾過を停止し、付着汚泥68を排出
して通水を回復させる。 まず、付着汚泥68を乾燥させる。このためには、ニア
コンプレッサ49(第5図)から空気を密閉タンク63
内に導入する。空気は支持管65の外から内に向かって
流れ、付着汚泥68を乾燥させる。 次に、空気を支持管65内に導入する。この空気は支持
管65の内から外に向かって流れ、乾燥した付着汚泥6
8を濾過材67から剥離させる。 このような剥離には、事前に汚泥を十分に乾燥させてお
くことが重要である。完全に剥離が行われると、付着汚
泥68は全て落下し、濾過材67はその全表面が露呈し
て、再び濾過作業が可能となる。このような工程を繰り
返して汚水の処理を進行する。 第5図において、フィルタ64は1本しか示されていな
いが、通常は処理量との関係で数本〜数10本を密閉タ
ンク63内に入れる。これらのフィルタの上端はヘッダ
69によりまとめられ、配管を介して密閉タンク63外
に導出される。 第1表 それでは、第1表のステップチャートを参照しながら、
第5図の水処理装置の運転工程を説明する。なお、第1
表においてQ印は、バルブ(SV)が開いたことを示す
。 まず、工程1は汚水充填工程で、バルブ51.53及び
57を開く。そこで、加圧ポンプ50により汚水を汚水
貯溜槽46から濾過装置47に送り、密閉タンク63内
に汚水を充満させる。 工程2は循環工程で、バルブ51.53及び54を開き
、バルブ57を閉じて汚水を循環させる。 すなわち、汚水貯溜槽46から汚水を濾過装置47に入
れ、また汚水貯溜槽46へ戻す。この操作によって、濾
過装置47内の汚水濃度が均一になる。 工程3は濾過工程で、バルブ54を閉じる。汚水は加圧
ポンプ50の加圧力によりフィルタ64を通過し、第6
図で説明したように濾過が行われる。このとき、バルブ
55.56及び58が開いているので、濾過水は処理水
槽48に送られる。 ニアコンプレッサ49に対しては、逆止弁62で送水を
封止している。この実施例では、第1表に示すように、
約100分の濾過時間をとった。 工程4は汚水抜き工程で、濾過装置47に入っている汚
水を引き抜く。このために、バルブ52.54及び56
を開く、バルブ52から汚水を再び汚水貯溜槽46に戻
すためには、この配管系統をサイホンにするか、あるい
は濾過装置47を汚水貯溜槽46より高所に設置して重
力落下させる。 工程5は乾燥工程で、フィルタ64に付着した汚泥68
(第6図)を乾燥する。このとき、バルブ55及び57
を開き、バルブ55から密閉タンク63内にニアコンプ
レッサ49の加圧空気を導入する。この空気はフィルタ
64を外から内に通過した後、バルブ57から排出され
る。 工程6は剥離工程で、乾燥させた付着汚泥68をフィル
タ64から剥離する。そのために、バルブ54及び56
を開き、バルブ56からフィルタ64の支持管65(第
6図)内にニアコンプレッサ49の加圧空気を導入する
。この空気はフィルタ64を内から外に通過して付着汚
泥68を濾過材67(第6図)から剥離落下させた後、
バルブ54から排出される。 工程7は排圧工程で、上記乾燥及び剥離工程で濾過装置
47内が若干加圧状態になっている場合があるので、バ
ルブ54を開いたままにして空気抜きを行う。 工程8は汚泥排出工程で、汚泥をバルブ60を開いて排
出する。このとき、バルブ56を同時に開いてニアコン
プレッサ49がら空気を送入する。 工程9は逆洗工程である。これは、処理水槽48の処理
水(清澄水)を汚水と逆方向(第6図のE→F方向)に
流して濾過材を洗浄するためのものである。このために
バルブ52.59及び61を開き、加圧ポンプ50を用
いて、処理水槽48→パルプ59→加圧ポンプ50→パ
ルプ61→濾過装置4°7→パルプ52→汚水貯溜僧4
6の経路で水を流す。 以上の工程1〜8が1バツチ(1プロセス)となり、こ
れを繰り返して処理を進める。 実験では、ダスト濃度2000■/Lの被処理水を上記
プロセスで処理したところ、処理水のダスト濃度はlO
■/L以下、排出された汚泥の含水率は約60%と良好
であった。 【発明の効果】 この発明は、洗浄効果の大きい電気集じん装置の水洗浄
において、洗浄後の乾燥時間を短縮した洗浄工程と、発
生した洗浄汚水を通、切に処理する処理工程を提供する
もので、電気集じん装置の水洗浄の実用化を可能にする
ものである。その結果、粘着性の煤じんの発生が予想さ
れる、例えば北陸地方の自動車道トンネルに設置される
空気清浄化設備の電気集じん装置に適用すれば、集じん
性能の向上に効果を発揮する。
置にこの発明を適用した場合について、この発明の詳細
な説明する。 まず、第1図は、自動車トンネルの換気設備の概要を示
すものであって、自動車トンネル100の車道空間内の
汚染空気を側壁部の吸気口101より電気集じん装置が
設置されたバイパス102内へ導入し、清浄化した空気
を送気口103より車道空間に吹出すようになっている
。 バイパス102は集じん室104、風路105、送風機
室106および吐出ダクト107に区分されている。 さらに、集じん室104および風路105は中央仕切壁
108により左右の2室に区分されており、これら左右
各室にそれぞれ電気集じん装置1および送風機3を設置
して、独立に運転するようになっている。 また、集じん室104を除いて、風路105、送風機室
106および吐出ダクト107はいずれも仕切壁109
で仕切られたバイパス空間の上半分のみを利用して設け
られており、下半分は補機室110、電気室111およ
び作業室112として利用されている。 さて、集じん室104の左右各室にそれぞれ設置されて
いる電気集じん装置は、いずれも処理風量15rrf/
sの集じんユニット2を6台用いて構成されており、全
体として90nf/sの処理風量を有している。 3は電動機出力300 kWの送風機で左右の各風路ご
とに1台ずつ設置されている。この送風機3を運転する
ことによって矢印4のように車道空間から吸引された汚
染空気は、約7m/Sの風速で集じん装置1を通過して
清浄化され、矢印5に示すように車道空間に吐出される
。 補機室110には、洗浄水貯水槽6、洗浄水ポンプ7、
汚水槽8、水処理装置9が設置されている。送水管10
により電気集じん装置1に送られた洗浄水は、後述する
ように集じん通路等を洗浄したのち排水管11を介して
一旦汚水槽8に貯留され、さらに水処理装置9に送られ
て浄化されてから放流される。水処理装置9は図示の換
気設備の外側に設けてもよい。水処理装置9から発生す
る汚泥ケーキは脱水された後、作業室112より車で搬
出される。 12はエアブロ−コンプレッサで、後述するように水洗
浄後の電気集じん装置に加圧した空気を吹付けるための
ものである。 電気室111には電気集じん装置に印加される直流高電
圧を発生させるための高電圧発生盤、集じん装置全体を
制御する集じん装置制御盤、送風機盤、変圧器盤等が設
置されている。 次に第2図は、上記換気設備において、この発明の洗浄
工程により電気集じん装置を洗浄する場合のタイムチャ
ートを示すものである。 集じん通路への水の吹付け、および極板への空気の吹付
けは、洗浄水ポンプ7およびエアプローコンプレッサ1
2の容量を合理的な適正規模とするために、処理風量1
5rd/sの集じんユニット2を2台ずつ、すなわち処
理風量30rrt八ずつ組にして行われる。したがって
第2図に示した実施例の場合、水吹付けおよび空気吹付
けの工程は集じんユニット2を2台ずつまとめて順次3
回実施され、その後全ユニットまとめて送風機3により
通風される。 第2図に示すように、集じんユニット2台1組について
水吹付は工程は1分間実施され、次いで空気吹付は工程
が3分間実施される。3組に分けた6台の集じんユニッ
ト2について、水吹付けと空気吹付けの工程が終了する
と送風工程を10分間実施する。この送風工程は3回目
の空気吹付工程と同時に、あるいはその途中から開始し
てもよい。 送風工程の開始とともに、あるいはその途中から、集じ
ん装置の集じん部あるいは帯電部に高電圧発生装置から
の電圧を印加すると乾燥を促進する上で効果的である。 すなわち、空気吹付は後なお極板に局部的に水滴が残留
していても、上記電圧を印加することにより水滴がスパ
ーク放電によりはじき飛ばされて除去される。また、碍
子表面に残存する濡れを介して電流が流れ、そのジュー
ル熱により碍子表面の乾燥が促進される。 ただし、この電圧は第2図に示すように徐々に昇圧させ
ることが必要で、直ちに運転電圧を印加すると、過度の
放電あるいは過大な短絡電流の発生により極板の損傷な
どを招く危険がある。電圧を徐々に上昇させる手段とし
ては、スパークの回数をカウントし、単位時間当たりの
回数が予め確認された許容値、例えば1分間に40〜5
0回程度以下になるように電圧を制御する方法が考えら
れる。 第2図の実施例では、洗浄作業の開始から運転再開可能
までの所要時間は22分間である。 これに対して、同一の電気集じん装置について従来の方
法で実験したところ、水吹付は工程各1分を3回実施し
た後直ちに送風工程に移行した場合は乾燥に60分以上
を要し、洗浄開始から運転再開可能までの時間は約70
分、すなわちこの発明の方法の3倍以上であった。 上記実施例において、水吹付けおよび空気吹付けを各3
回に分けたのは一例に過ぎず、洗浄水ポンプ、エアブロ
−コンプレッサ等の容量を大きくしてこれを1回で済ま
せるようにすれば、送風工程での時間の短縮効果をより
一層活かすことができる。 第3図および第4図は、集じんユニット2を示すもので
ある。 この集じんユニット2は、縦、横、高さの寸法2がいず
れも約2mの大きさで、1台のユニットで15rrf/
sの処理風量を有している。第2図に示す集じん装置1
は左右の各風路とも6台の集じんユニット2を用いて構
成されている。 集じんユニット2において、13は煤じんを捕集する集
じん部、14はその前段で煤じん粒子に電荷を与える帯
電部である。そして、この集じんユニット2はこの集じ
ん部13および帯電部14からなる組を上下に2段積み
にしたものをさらに左右に2列並べて合計4組備えてい
る。 集じん部13においては、第3図および第4図の一部を
切欠いて示したように、大地電位の集じん極板15とこ
れに対向する高電位の極板16とが交互に多数平行配置
され、極板1.5.16間には幅6mmの集じん通路1
7が形成されている。 高電位の極板16は、集じん極板15を間隔を介して貫
通するロンド18に取付けられているが、このロンド1
8は高圧支持板19に固定され、さらにこの高圧支持板
19は支持碍子20を介して大地電位の側板21に支持
されている。極板18には給電碍子22を介して高圧発
生装置23からDC5,5kVが印加される。 帯電部14は、この場合40nm+間隔で多数平行配置
された大地電位の極板24の間に放電線25が張られて
構成されており、放電線25には高圧発生装置26から
支持碍子27を介してDCIIkVが印加される。放電
線27は図示しない支持碍子により支持されている。 28は集じん通路17に加圧された水を吹付けるための
洗浄配管である。この洗浄配管28は、集じん部13お
よび帯電部14を挟んで、汚染空気の入口側29および
洗浄空気の出口側30にそれぞれ互いに対向して水平に
、かつ上下方向に8段にわたって設けたられている。 この洗浄配管28には多数のノズル31が水平方向に取
付けられている。このノズルは流体を円錐形状に噴射す
るもので、1つのノズル当たりに必要な洗浄範囲を十分
に満足するように配慮されている。 洗浄配管28およびノズル31は水吹付けと空気吹付け
の両方に兼用になっており、洗浄配管28は電磁弁■1
を介して洗浄水ポンプ7に、また電磁弁v3を介してエ
アブロ−コンプレッサ12に接続されている。 32〜35は碍子を洗浄するためのノズルである。すな
わち、32は集じん部13の支持碍子20(第4図)の
洗浄用、33は集じん部13の支持碍子22の洗浄用、
34は帯電部14の給電碍子27の洗浄用、また35は
帯電部の図示しない支持碍子の洗浄用である。これら碍
子洗浄ノズルは円筒状の碍子の形状に適合するように偏
平形状に流体を噴出させるようになっている。 碍子洗浄ノズル32〜35は、碍子洗浄配管36により
、電磁弁v2およびv4を介して洗浄水ポンプ7および
エアブロ−コンプレッサ12に接続されている。 37および38は、それぞれ空気入口側29および出口
側30のダンパ扉である。いずれも垂直な軸39を支点
として開閉するダンパ40と、異物の混入防止および感
電防止のための金l1441を備え、さらに集じん部洗
浄配管28のノズル取付部を支持している。また、空気
入口側のダンパ扉37は集じんユニット2の内部点検に
便なように、第3図に2点鎖線で示すように開閉できる
ようになっている。 42は集じんユニット2の底部に設置された水受皿で、
2箇所で排水管11に接続されている。 また、43は集じんユニットの側壁、44は天井板であ
る。 さて、このような集じんユニット2からなる集じん装置
1を洗浄する際は、ダンパ4oを閉じて洗浄水ポンプ7
を始動し、電磁弁Vl、V2を開いて1分間の水洗浄を
行う。水圧は約3 kg / ciで、集じん部洗浄ノ
ズル31から噴出した洗浄水は集じん通路17および帯
電部14を洗浄する。また、碍子洗浄ノズル32〜35
から同時に噴出した洗浄水は集じん部の支持碍子20、
給電碍子 22、および帯電部の支持碍子(図示せず)
、給電碍子21を洗浄する。 水洗浄に続き、電磁弁V3.V4を開いて空気吹付けを
3分間実施する。空気圧は約2kg/c+aで、水洗浄
時と同じノズル31〜35から音速で噴出された空気は
極板、碍子等に付着した水滴をたちまち吹き飛ばす。ま
た、この空気吹付けにより、配管内およびノズルの噴出
口に残留していた水はエアパージにより除去される。 以上の水および空気吹付けは、第2図の実施例の場合は
、集じんユニット2を2台ずつ組にして順次3回繰り返
される。 その後、ダンパ40を開いて送風機3を起動し、集じん
部13および帯電部14に通風する。これにより集じん
ユニット内全体の乾燥が行われる。 この際同時に、集じん部13および帯電部14に徐々に
昇圧させながら高電圧発生装置23.26からの高電圧
を印加し乾燥を促進させる。 なお、水吹付けおよび空気吹付けの際の水の機外への飛
散を防止するために、ダンパ40を設けて集じんユニッ
トを閉鎖するようにしているが、必ずしも完全に閉鎖す
る必要はなく、送風時の整流を兼ねた開放したままのエ
リミネータでも別設差し支えない。特に、図示実施例の
ように、集じん部洗浄配管28を互いに対向させて配置
したときは、噴出した水同志が衝突して集じんユニット
中央部に落下し、外部への飛散がより少なくなる。 次に、第5図に水処理装置9(第1図)の概要を示す。 第5図において、電気集じんユニット2を洗浄した汚水
は、−旦汚水槽8に受は入れられた後、汚水ポンプ45
で汚水貯溜槽46に輸送される。 この汚水貯溜槽46内の汚水が一定量になると、濾過装
置47を用いて濾過処理を行う。この濾過装置47には
、後述するように汚泥の乾燥剥離を行うためのエヤコン
プレッサ49が付設されている。 さて、汚水貯溜層46内の汚水は、加圧ポンプ50(圧
力1〜7kg/CIa)で濾過装置47に輸送され、そ
の加圧力で濾過される。 濾過装置47は、密閉タンク63内にフィルタ64を収
容して構成されている。そこで、第6図によりフィルタ
64の構成を説明する。 第6図において、65は支持管で、一端(図の下端)は
閉塞され、他端(図の上端)は、後述するように、水あ
るいは空気が出入りするように開放されている。支持管
65の管壁には管の内外を連通ずるための小孔としての
スリット66が、図示のように多数開けられている。 この支持管64の外周には全面にわたって濾過材67が
被覆しである。濾過材67は、通常の濾布でよいが、煤
じんの粒子径を考慮して、10μm以下の目開きのもの
がよい。また、けい藻土などでプレコートして使用する
こともできる。 濾過処理の際は、支持管65の外から内に向がって汚水
を通す。すなわち、図示矢印でC−Dという水の流れと
なり、汚水中の煤じんは濾過材67に捕捉されて堆積し
、付着汚泥68となる。−方、水は濾過材67を通り抜
け、スリット66から支持管65の内部に入り、図示矢
印でF−+Eという流れで排出される。 濾過が進んで付着汚泥68がある程度の量になると通水
抵抗が増加するので濾過を停止し、付着汚泥68を排出
して通水を回復させる。 まず、付着汚泥68を乾燥させる。このためには、ニア
コンプレッサ49(第5図)から空気を密閉タンク63
内に導入する。空気は支持管65の外から内に向かって
流れ、付着汚泥68を乾燥させる。 次に、空気を支持管65内に導入する。この空気は支持
管65の内から外に向かって流れ、乾燥した付着汚泥6
8を濾過材67から剥離させる。 このような剥離には、事前に汚泥を十分に乾燥させてお
くことが重要である。完全に剥離が行われると、付着汚
泥68は全て落下し、濾過材67はその全表面が露呈し
て、再び濾過作業が可能となる。このような工程を繰り
返して汚水の処理を進行する。 第5図において、フィルタ64は1本しか示されていな
いが、通常は処理量との関係で数本〜数10本を密閉タ
ンク63内に入れる。これらのフィルタの上端はヘッダ
69によりまとめられ、配管を介して密閉タンク63外
に導出される。 第1表 それでは、第1表のステップチャートを参照しながら、
第5図の水処理装置の運転工程を説明する。なお、第1
表においてQ印は、バルブ(SV)が開いたことを示す
。 まず、工程1は汚水充填工程で、バルブ51.53及び
57を開く。そこで、加圧ポンプ50により汚水を汚水
貯溜槽46から濾過装置47に送り、密閉タンク63内
に汚水を充満させる。 工程2は循環工程で、バルブ51.53及び54を開き
、バルブ57を閉じて汚水を循環させる。 すなわち、汚水貯溜槽46から汚水を濾過装置47に入
れ、また汚水貯溜槽46へ戻す。この操作によって、濾
過装置47内の汚水濃度が均一になる。 工程3は濾過工程で、バルブ54を閉じる。汚水は加圧
ポンプ50の加圧力によりフィルタ64を通過し、第6
図で説明したように濾過が行われる。このとき、バルブ
55.56及び58が開いているので、濾過水は処理水
槽48に送られる。 ニアコンプレッサ49に対しては、逆止弁62で送水を
封止している。この実施例では、第1表に示すように、
約100分の濾過時間をとった。 工程4は汚水抜き工程で、濾過装置47に入っている汚
水を引き抜く。このために、バルブ52.54及び56
を開く、バルブ52から汚水を再び汚水貯溜槽46に戻
すためには、この配管系統をサイホンにするか、あるい
は濾過装置47を汚水貯溜槽46より高所に設置して重
力落下させる。 工程5は乾燥工程で、フィルタ64に付着した汚泥68
(第6図)を乾燥する。このとき、バルブ55及び57
を開き、バルブ55から密閉タンク63内にニアコンプ
レッサ49の加圧空気を導入する。この空気はフィルタ
64を外から内に通過した後、バルブ57から排出され
る。 工程6は剥離工程で、乾燥させた付着汚泥68をフィル
タ64から剥離する。そのために、バルブ54及び56
を開き、バルブ56からフィルタ64の支持管65(第
6図)内にニアコンプレッサ49の加圧空気を導入する
。この空気はフィルタ64を内から外に通過して付着汚
泥68を濾過材67(第6図)から剥離落下させた後、
バルブ54から排出される。 工程7は排圧工程で、上記乾燥及び剥離工程で濾過装置
47内が若干加圧状態になっている場合があるので、バ
ルブ54を開いたままにして空気抜きを行う。 工程8は汚泥排出工程で、汚泥をバルブ60を開いて排
出する。このとき、バルブ56を同時に開いてニアコン
プレッサ49がら空気を送入する。 工程9は逆洗工程である。これは、処理水槽48の処理
水(清澄水)を汚水と逆方向(第6図のE→F方向)に
流して濾過材を洗浄するためのものである。このために
バルブ52.59及び61を開き、加圧ポンプ50を用
いて、処理水槽48→パルプ59→加圧ポンプ50→パ
ルプ61→濾過装置4°7→パルプ52→汚水貯溜僧4
6の経路で水を流す。 以上の工程1〜8が1バツチ(1プロセス)となり、こ
れを繰り返して処理を進める。 実験では、ダスト濃度2000■/Lの被処理水を上記
プロセスで処理したところ、処理水のダスト濃度はlO
■/L以下、排出された汚泥の含水率は約60%と良好
であった。 【発明の効果】 この発明は、洗浄効果の大きい電気集じん装置の水洗浄
において、洗浄後の乾燥時間を短縮した洗浄工程と、発
生した洗浄汚水を通、切に処理する処理工程を提供する
もので、電気集じん装置の水洗浄の実用化を可能にする
ものである。その結果、粘着性の煤じんの発生が予想さ
れる、例えば北陸地方の自動車道トンネルに設置される
空気清浄化設備の電気集じん装置に適用すれば、集じん
性能の向上に効果を発揮する。
第1図はこの発明が適用された電気集じん装置を設備し
た自動車道トンネルの換気設備の概要を示す斜視図、第
2図はこの発明における洗浄工程のタイムチャート、第
3図はこの発明が適用される集じんユニットの内部平面
図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5
図はこの発明の方法を用いた水処理装置の系統図、第6
図は第5図における濾過装置の要部斜視図である。 1:電気集じん装置、2:集じんユニット、3:送風機
、6二洗浄水貯水僧、8:汚水槽、9:水処理装置、4
5:汚水ポンプ、46:汚水貯溜槽、47:濾過装置、
48:処理水槽、49:ニアコンプレッサ、50:加圧
ポンプ、64:フィルタ、65:支持管、66:スリッ
ト、67:濾過材、68:付着汚泥、100:自動車−
2′I #f1!÷で 第4図 吟1・槽
た自動車道トンネルの換気設備の概要を示す斜視図、第
2図はこの発明における洗浄工程のタイムチャート、第
3図はこの発明が適用される集じんユニットの内部平面
図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5
図はこの発明の方法を用いた水処理装置の系統図、第6
図は第5図における濾過装置の要部斜視図である。 1:電気集じん装置、2:集じんユニット、3:送風機
、6二洗浄水貯水僧、8:汚水槽、9:水処理装置、4
5:汚水ポンプ、46:汚水貯溜槽、47:濾過装置、
48:処理水槽、49:ニアコンプレッサ、50:加圧
ポンプ、64:フィルタ、65:支持管、66:スリッ
ト、67:濾過材、68:付着汚泥、100:自動車−
2′I #f1!÷で 第4図 吟1・槽
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)電気集じん装置の集じん通路に向かって加圧された
水を吹付けこの集じん通路内に堆積した煤じんを除去す
る工程と、前記集じん通路を形成する極板に加圧された
空気を吹付けこの極板に付着した水滴を吹き飛ばす工程
と、前記集じん通路を通して送風する工程とからなる洗
浄工程、及びこの洗浄工程で生じた汚水に圧力を加えて
フィルタを通過させる工程と、前記フィルタ上に付着堆
積した汚泥に空気を吹き付けて汚泥を乾燥剥離させる工
程と、汚泥を剥離した後の前記フィルタに汚水と逆方向
に清澄水を通して前記フィルタを洗浄する工程とからな
る洗浄汚水処理工程からなることを特徴とする電気集じ
ん装置の洗浄方法。 2)電気集じん装置の集じん通路を洗浄した汚水に圧力
を加えてフィルタを通過させる工程と、前記フィルタ上
に付着堆積した汚泥に空気を吹き付けて汚泥を乾燥剥離
させる工程と、汚泥を剥離した後の前記フィルタに汚水
と逆方向に清澄水を通して前記フィルタを洗浄する工程
とからなることを特徴とする電気集じん装置の洗浄汚水
の処理方法。 3)一端を閉塞しかつ管壁に管の内外を連通させる多数
の小孔を設けた支持管上に濾過材を被覆して構成したフ
ィルタを汚水導入口と汚泥排出口とを備えた密閉タンク
内に収容し、前記フィルタの他端を配管を介して前記密
閉タンク外に導出したことを特徴とする電気集じん装置
の洗浄汚水の濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP613688A JPH0649154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 電気集じん装置の洗浄方法及び洗浄汚水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP613688A JPH0649154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 電気集じん装置の洗浄方法及び洗浄汚水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01184049A true JPH01184049A (ja) | 1989-07-21 |
JPH0649154B2 JPH0649154B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=11630088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP613688A Expired - Lifetime JPH0649154B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 電気集じん装置の洗浄方法及び洗浄汚水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649154B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003265981A (ja) * | 2002-03-18 | 2003-09-24 | Fuji Electric Co Ltd | 電気集じん設備の洗浄システムおよび方法 |
CN110937747A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-03-31 | 大唐郓城发电有限公司 | 一种脱硫废水零排放处理装置及方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53145165A (en) * | 1977-05-24 | 1978-12-18 | Nippon Kogei Kogyo Co | Method of removing dust and dirt adhered to dusttcollect passage between narrowlyyopposed electrodes |
JPS5642312U (ja) * | 1979-09-08 | 1981-04-18 | ||
JPS60161416U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-26 | 株式会社 アイ.エス.テイ | 濾過フイルタ− |
JPS6112734A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-21 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 耐摩耗性のすぐれた被覆プラスチツク成形体の製造方法 |
JPS63248460A (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-14 | Fuji Electric Co Ltd | 電気集じん装置の洗浄方法および装置 |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP613688A patent/JPH0649154B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649154B2 (ja) | 1994-06-29 |
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