JPH0118401Y2 - - Google Patents

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JPH0118401Y2
JPH0118401Y2 JP1983029401U JP2940183U JPH0118401Y2 JP H0118401 Y2 JPH0118401 Y2 JP H0118401Y2 JP 1983029401 U JP1983029401 U JP 1983029401U JP 2940183 U JP2940183 U JP 2940183U JP H0118401 Y2 JPH0118401 Y2 JP H0118401Y2
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JP
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rim
welded
circumferential direction
spoke
spokes
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JP1983029401U
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JPS59135201U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は田植機等に使用される農用車輪の改良
に関する。
従来、この種の農用車輪は環状のリムに径方向
複数のスポークが溶着されると共に、リム全周及
び溶着部分がゴム材等の弾性体により被覆されて
いた。そしてこの弾性体の外周部には周方向適宜
間隔を有して複数のラグが設けられていた。
また、通常、第6図及び第7図に示される如
く、リム1やスポーク2はパイプ材により構成さ
れており、リム1内周面に溶接されるスポーク2
の径方向外方側の端末部3は、溶接のため開先部
を形成するために、プレス加工によりだ円形状に
圧縮変形されていた。
また、リム1内周面にスポーク2の端末部3を
溶着するに際し、一方のリム1内周面が曲面であ
るため、端末部3とリム1内周面との間に間隙が
生じ、この間隙は端末部3のリム1周方向中間部
が最も大きく、端末部3のリム1周方向端部側に
近づくにつれて漸次減少する傾向にあり、溶着す
る位置によつて相互の間隙に差があるため、間隙
の大きな部分の溶接強度は小となり、溶接強度に
むらが生じ、全体としての溶接強度が小となつて
いた。しかも、前記端末部3の圧縮加工により、
スポーク2の端末部3のリム1周方向長さが長く
なるため、端末部3のリム1周方向中間部とリム
1内周面との間隙がより大きくなり、リム1内周
面とスポーク2の端末部3との相互の溶接部間の
間隙差が増大し、溶接強度のむらが大きくなり、
全体としての溶接強度の低下を招く欠点があつ
た。また端末部3のリム1周方向長さが長くなる
ため、リム1やスポーク2の溶着部4をゴム材等
の弾性体5で被覆した際にあつても、溶着部4に
おけるリム1周方向長さが長くなり、田植等の作
業時に、圃場の端等で田植機等の機体を一側の車
輪を軸として旋回した際、この溶着部4のリム1
周方向に広がつた部分が旋回方向に対面して抵抗
となり、旋回抵抗を大きくすると共に、この旋回
方向に対面した溶着部4のリム1周方向に広がつ
た部分に対する旋回時の泥土付着量増大を招いて
いた。
そこで、本考案は上記問題点に鑑み、旋回時に
おける旋回抵抗の減少や泥土付着量減少を図ると
共に、溶着強度の向上を図つたものであり、その
特徴とするところは、径方向複数の円形パイプ材
よりなるスポーク12の径方向外方側の各端末部
16が、円環状リム17の内周面側に夫々溶着さ
れ、リム17全周及び前記溶着部18がゴム材等
の弾性体19により被覆された農用車輪10にお
いて、前記リム17に溶着されるスポーク12の
端末部16断面が、リム17の周方向に長い略長
方形状に形成されてなる点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する
と、第1図乃至第5図において、10は農用車輪
で、中央のボス11に径方向放射状に複数(実施
例では3本)のスポーク12が溶着され、これを
さらにフランジ13で補強している。該フランジ
13は円盤状に形成されており、外周壁部14に
形成された凹部15にスポーク12が嵌合状とさ
れ、該スポーク12はフランジ13に径方向適宜
間隔を有して溶接が施されている。前記スポーク
12は円形パイプ材を第3図に示される如く、適
宜屈曲形成してなり、その端末部16は円形パイ
プ材を円環状に屈曲形成してなるリム17の内周
面に溶着されている。そしてリム17全周及び溶
着部18を被覆して、ゴム材よりなる弾性体19
が設けられており、該弾性体19の外周部には周
方向所定間隔を有して複数のラグ20が一体に形
成さている。
また、前記スポーク12の端末部16は第5図
に示される如く、圧縮変形加工等により、長方形
状に成形されており、その長手方向をリム17の
周方向としてリム17内周面側に、その長方形状
の全周に亘つて溶接により固着されている。
本考案の実施例は以上のように構成されてお
り、スポーク12の端末部16を長方形状に成形
して、リム17に溶接するために、第5図及び第
7図に示される如く、だ円形状に成形した場合と
比較して、リム17の巾方向長さL,lを同一と
した場合、リム17の周方向長さS,sは長方形
状とした場合の長さSの方が、だ円形状とした場
合の長さsの方より短く構成でき、従つて、リム
17内周面に溶着した際、その溶着部18のリム
17周方向長さが、従来のだ円形状の場合と比較
して、より短くでき、この溶着部18部分を被覆
する弾性体19部分のリム17周方向長さをより
短く構成できる。よつて、田植等の作業時におる
田植機等の機体旋回時に際し、旋回方向に対面す
る溶着部18部分の弾性体19の面積をより小さ
くでき、従つて車輪10の旋回抵抗を小さくでき
ると共に、この溶着部18を被覆した弾性体19
部分に対する泥土の付着量を減少できる。
また、スポーク12を円形パイプ材で形成して
いるため、スポーク12の外部露出部分において
も抵抗が小となる。更に、前述の如くスポーク1
2の端末部16のリム17周方向長さSを、従来
の如くだ円形状とした場合のリム1周方向長さs
と比較して短く構成できるため、端末部16とリ
ム17内周面との最大間隙がより小さくでき、従
つてリム17内周面とスポーク12の端末部16
との相互の溶接部間の各部の間隙差が減少し、溶
接強度の均一化が図れ、全体としての溶接強度が
向上できる。
また、スポーク12の端末部16を長方形状に
成形する簡単な構成であり、例えば、リム17の
周方向長さSを一定に規制しておいて、他の両側
より圧縮すれば容易に成形でき、安価に提供でき
る。
尚、上記実施例において、弾性19でリム17
全周及び溶着部18部分を被覆した構成のものを
示しているが、スポーク12全体をも被覆する構
成であつてもよい。またラグ20の形状において
も、第3図仮想線で示される如く、側方向に大き
く張出した羽根板状に形成したものであつてもよ
い。さらに弾性体19としてゴム材の他、可撓性
を有する合成樹脂を利用してもよい。またスポー
ク12の屈曲形状も第3図に示されるような形状
に限定するものでなく、径方向直線状であつても
よい。
本考案は以上のように、円形パイプ材よりなる
スポークの端末部と円環状リム内周面との溶着部
及びリム全周を弾性体で被覆した農用車輪におい
て、リム内周面に溶着されるスポークの端末部断
面をリム周方向に長い略長方形状に形成している
ので、リム巾方向長さを一定に規定した場合、だ
円形状に形成した場合と比較して、リム周方向長
さをより短くでき、従つて、溶着部分のリム周方
向長さを短くでき、その溶着部を被覆する弾性体
部分のリム周方向長さも短く構成でき、田植機等
の機体旋回時における車輪の旋回抵抗の減少や泥
土の付着量減少が図れる。またスポーク端末部の
リム周方向長さをより短く構成きるため、リム内
周面とスポーク端末部との相互の最大間隙がより
小さくでき、従つて相互の溶接部間の各部の間隙
差が減少し、溶接強度の均一化が図れ、全体とし
ての溶接強度向上が図れ、さらに簡単な構成であ
り、製作が容易であり、安価に提供できる利点を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は第1図の−線断面拡大矢視図、第3図は第
1図−線断面拡大矢視図、第4図は第1図の
要部拡大断面図、第5図は第4図の−線断面
拡大矢視図、第6図は従来例を示す要部断面図、
第7図は第6図−線断面拡大矢視図である。 10……農用車輪、12……スポーク、16…
…端末部、17……リム、18……溶着部、19
……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 径方向複数の円形パイプ材よりなるスポーク1
    2の径方向外方側の各端末部16が、円環状リム
    17の内周面側に夫々溶着され、リム17全周及
    び前記溶着部18が、ゴム材等の弾性体19によ
    り被覆された農用車輪10において、前記リム1
    7に溶着されるスポーク12の端末部16断面
    が、リム17の周方向に長い略長方形状に形成さ
    れてなることを特徴とする農用車輪。
JP2940183U 1983-02-28 1983-02-28 農用車輪 Granted JPS59135201U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2940183U JPS59135201U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 農用車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2940183U JPS59135201U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 農用車輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59135201U JPS59135201U (ja) 1984-09-10
JPH0118401Y2 true JPH0118401Y2 (ja) 1989-05-30

Family

ID=30160258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2940183U Granted JPS59135201U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 農用車輪

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4152975B2 (ja) * 2005-07-25 2008-09-17 住友ゴム工業株式会社 農用車輪
JP5364691B2 (ja) * 2010-12-22 2013-12-11 住友ゴム工業株式会社 農用車輪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824561Y2 (ja) * 1979-05-07 1983-05-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車等のホイ−ル

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Publication number Publication date
JPS59135201U (ja) 1984-09-10

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