JPH01182533A - 過給機付エンジンの排気ブレーキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、低圧段排気ターボ過給機及び高圧段ターボ過
給機を備えたいわゆる二段過給エンジンの排気ブレーキ
装置に関するものである。

（従来の技術〉 トラック、バス等の大型自動車には補助ブレーキとして
排気ブレーキを備えることが多い。

一方、このような大型自動車においては、エンジンをコ
ンパクトに保ちつつ出力を増加させる目的で過給機付エ
ンジンを搭載することがある。

このような過給機付エンジンを搭載した自動車に排気ブ
レーキを装着するに際して、従来ではブレーキ性能を重
視して排気ブレーキ弁を排気マニホルドとタービンの間
に介装し、又は、排気ブレーキ弁の熱負荷を軽減するた
めに該排気ブレーキ弁をタービンの下流に位置させてい
た。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、前者のように排気マニホルドとタービンとの
間に排気ブレーキ弁を介装した場合は、排気ブレーキ弁
が高温・高圧の排気に曝されるので排気ブレーキ弁の耐
久性が低下するという問題点があった。一方、後者のよ
うにタービンとマフラとの間に排気ブレーキ弁を介装し
た場合は、排気ブレーキ弁より上流の排気通路の容積が
増加するので充分なブレーキ力を得ることができないと
いう問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
されたものであり、高いブレーキ力を得ることができる
にも拘らず、排気ブレーキ弁の熱負荷を軽減してその耐
久性を向上させることを目的としている。

〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本発明では、エアクリーナで
濾過された空気を加圧する低圧段排気ターボ過給機と、
該低圧段排気ターボ過給機で加圧された空気を更に加圧
してエンジンの燃焼室に送り込む高圧段排気ターボ過給
機とを備え、エンジンから排出された排気を高圧段排気
ターボ過給機のタービンを経て低圧段排気ターボ過給機
のタービンに導くようにした過給機付エンジンにおいて
、前記高圧段排気ターボ過給機のタービンから低圧段排
気ターボ過給機のタービンに至る排気通路に排気ブレー
キ弁を介装したことを特徴としている。

〈作用〉 このような構成としているために、エンジンから排出さ
れた直後の高温・高圧の排気が排気ブレーキ弁に直接作
用しないので排気ブレーキ弁の熱負荷を軽減することが
でき、その耐久性を向上させることができる。又、低圧
段排気ターボ過給機のタービンより下流に排気ブレーキ
弁を介装した場合に比較して排気ブレーキ弁より上流の
排気通路の容積を小さくすることができるために、排気
ブレーキの効きが低下することもない。

〈実施例〉 以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

図は本発明に係る過給機付エンジンの排気ブレーキ装置
の一実施例を示している。

図において、１は過給機付のエンジンであり、図示しな
いエアクリーナで濾過された空気を低圧段排気ターボ過
給機３で加圧した後に、高圧段排気ターボ過給機４で更
に加圧してエンジン１の燃焼室に送り込むようにしてい
る。このような二段過給エンジンを構成するに際して、
実施例では高圧段排気ターボ過給ｍ４のタービン４ａ及
びコンプレッサ４ｂを低圧段排気ターボ過給機３のター
ビン３ａ及びコンプレッサ３ｂよりも小型にすることに
より、高圧段排気ターボ過給機４の回転立上がり特性を
向上させるとともに、低圧段排気ターボ過給機３より上
流における排気通路の容積の増加を抑制している。

尚、エンジンエから排出された排気は、高圧段排気ター
ボ過給機４のタービン４ａを経て低圧段排気ターボ過給
機３のタービン３ａに導かれる。２は排気マニホールド
、５ａ、　５ｂは吸気通路、６は排気マニホールド２か
ら図示しないマフラに至る排気通路である。

又、前記高圧段排気ターボ過給機４のタービン４ａから
低圧段排気ターボ過給機３のタービン３ａに至る排気通
路６ａには、図示しないシリンダによって開閉操作され
る排気ブレーキ弁７を介装している。

従って、エンジン１から排出された直後の高温・高圧の
排気に排気ブレーキ弁７が曝されないのでその耐久性が
損なわれることがない。又、低圧段排気ターボ過給機３
のタービン３ａよりも下流に排気ブレーキ弁７を介装す
る場合に対比して排気ブレーキ弁７より上流の排気通路
６の容積を小さくすることができるために、排気ブレー
キ弁７の閉鎖直後に招ける排圧の上昇率が高くなり、い
わゆる作動遅れのない強いブレーキ力を得ることができ
る。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、高圧段排気ターボ
過給機のタービンから低圧段排気ターボ過給機のタービ
ンに至る排気通路に排気ブレーキ弁を介装したので、排
気ブレーキ弁の耐久性を向上させると共に、充分なブレ
ーキ力を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る排気ブレーキ装置の一実施例を示す一
部を破断した概略構成図である。 ｌ・・・エンジン　　　　　　２・・・排気マニホール
ド３・・・低圧段排気ターボ過給機 ３ａ・・・タービン　　　　　　３ｂ・・・コンプレッ
サ４・・・高圧段排気ターボ過給機 ４ａ・・・タービン　　　　　　４ｂ・・・コンプレッ
サ５ａ、　５ｂ・・・吸気通路　　　　６．６８・・・
排気通路７・・・排気ブレーキ弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エアクリーナで濾過された空気を加圧する低圧段排気タ
   ーボ過給機と、該低圧段排気ターボ過給機で加圧された
   空気を更に加圧してエンジンの燃焼室に送り込む高圧段
   排気ターボ過給機とを備え、エンジンから排出された排
   気を高圧段排気ターボ過給機のタービンを経て低圧段排
   気ターボ過給機のタービンに導くようにした過給機付エ
   ンジンにおいて、前記高圧段排気ターボ過給機のタービ
   ンから低圧段排気ターボ過給機のタービンに至る排気通
   路に排気ブレーキ弁を介装したことを特徴とする過給機
   付エンジンの排気ブレーキ装置。