JPH01181663A - ウェブガイドの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は印刷用紙などのシート状のものを自動供給する
場合、印刷機の手前で常に用紙が所要の幅位置になるよ
うに蛇行修正する、通称ウェブガイドに係り、蛇行修正
の精度の向上を図るために修正ローラの支持剛性を高め
る手段として複数の同志円状に保持用の案内ローラを配
設することにより慣性質量を増すことなくローラの支持
剛性を上げて修正精度を高めるウェブガイドの支持装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

一般的なウェブガイドは第３図、第４図に示される。

すなわち、第３図は従来のウェブガイドの一例を示す要
部平面図、第４図はアーア矢視方向断面図であり、１は
シート、２．２’はローラ、３は押えローラ、４は回転
軸、５はフレーム、６は軸受、７はアクチュエータ、８
は可動軸、９′は案内ローラ、１０は上受金、１１は下
受金、１２は台である。

第３図、第４図において、平行Ｉζ対向した２組のロー
ラ２，２′で被修正体であるシートｌが送行され、フレ
ーム５に一体構築されている。そして、シートｌの送行
方向に対し、回転軸４を中心にして平面状に回動させ、
ローラ２，２′の移動によりシート１の蛇行修正が行わ
れる。

つまり、ウェブガイドの構成を詳しく説明すると、シー
トｌの送り込み側でフレーム５の中心部分に回転軸４が
垂直方向に軸受６に軸支され、仁れらを台１２上に固定
してフレーム５が平面状に回動自在に駆動するよう構成
されている。

このフレーム５は回動方向の移動以外の例えば縦、横、
上下方向の３次元方位では極めて剛にして精密な位置保
持を要し、その値は所要位置に対し数μｍにしないと、
シー）１を精度よく修正することはできない。このため
に前述の軸受６の内部にはころがり軸受などが配され、
さらにフレーム５の下方に、シート送出側のローラ２の
近傍に、上下部に２つのローラを有する案内ローラ９を
設け、このそれぞれのローラ間に下受金１１を配設して
これを台１２に固着し、案内ローラ９を上受金１０に取
着してフレーム５に固着されている。この案内ローラ９
の配設位置は、回転軸４を中心として同窓円上で且つロ
ーラ２近傍左右に備えられている。また、軸受６の保持
とあいまってフレーム５を矢印Ａの回転以外の前述した
３次元方位を規制している。さらにこのフレーム５を平
面方向に回動させるためにロッドが矢印Ｂ方向に作動す
る駆動源として、アクチュエータ７を配設し、その−端
をフレーム５に、他端を台１２に固着し、所要の移動指
令信号によりフレーム５の回転位置を制御するようにし
てウェブガイドを一体構成している。

次に、かくしてなるウェブガイドの蛇行修正作用を説明
する。

すなわち、シート１の幅位置は連続的に検知器によって
検知され、所要の制御操作部へその量が送られ、ここで
設定の幅よりずれるとその修正量をアクチーニータフに
伝達される。（図示せず）例えば、シート１が第３図に
示す紙面より見て右側に寄ったとすれば、２組のローラ
２，２′を固着したフレーム５は左側に回転して所要の
シート幅位置になるまでアクチュエータ７が作用して移
動し修正が行われる。もちろん修正が完了すればその位
置でアクチュエータ７は保持され、フレームＳは定位置
を保つ。

このような作用によって連続的に繰返し、修正しながら
シート１の供給が行われる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、本装置においては次に示すような問題点
がある。

それは、第３図に示す回転軸４の近傍のローラτの支持
剛性がシートｌの送行方向を中心軸とする紙面より見た
矢印人で示す回転方向の剛性が弱いことにある。

つまり、この方向の支持配設は回転軸４の配設位置より
遠い、シート１の送出側ローラ２の近傍に案内ローラ９
が配設されているので、この部分の剛性はあるが、回転
軸４側のローラτはシートｌの左右にその上下方向を支
持するものは何もなく、その中央で回転軸４のみによっ
て支持されているだけである。従って、シート幅が極め
て小さい場合は問題はないが、印刷紙は一般的に幅が１
ｍ以上あるものが多いので、ローラτの左右方向の回転
剛性はどうしても弱くなる。仮りにフレーム５の剛性と
回転軸４の剛性を極めて大きく出来れば問題はないが、
配設スペースと剛性を得るための大きさ、経済性、さら
には致命的な要因としての質量の増加による蛇行修正時
の加速度が低下するなどの問題がある。

このため、シートｌが高スピードで送られると、小さな
波をうちながら送行するが、この微少振動をローラｒで
は抑え切れず、この分蛇行修正がうまくいかず、印刷の
場合など特にしばしば色ずれを起して問題となっている
。

本発明は上述した点に鑑み創案されたもので、その目的
とするところは、回転軸４側のローラｒの左右の回転剛
性を向上させ、精度のよい蛇行修正ができるウェブガイ
ドの支持装置を提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

つまり、その目的を達成するための手段は、平行に対向
した２組のローラをフレームに取着して一体構成し、シ
ートの送行方向に対し平面状に回動せしめてシートの蛇
行修正を行うウェブガイドにおいて、２組のローラをフ
レームに取着して一体構成したものを、支点としての回
転軸を中心にして回動できるようになし、同面方向で同
窓円上に転動運動を行い、且つそれ以外の上、下９前後
などの方向に対しては動作阻止する案内ローラを設け、
この案内ローラが転動運動する軌跡の同芯円径を複数状
になし、さらに案内ローラの配設位置を２組のローラの
それぞれの長手方向両端部の下方近傍とし、その転動方
向を複数状の同芯円径の方位とし、案内ローラをフレー
ムに固着して２組のローラと共に一体構築し、このフレ
ームを平面状に回動せしめる駆動源を設け、回転軸の中
心近傍のローラの水平回転剛性を高め、高精度の蛇行修
正が得られるようにした装置である。

〔作　用〕

その作用は、以下に述べる実施例において、図面を参照
しながら併せて詳述する。

〔実施例〕

第１図は本発明のウェブガイドの支持装置の一実施例を
示す要部平面図、第２図は第１図のイーイ矢視断面図で
、図中、第３図詔よび第４図と同符号のものは同じ構成
９機能を有する部分であり、９は本発明の案内ローラと
しての第１案内ローラ、１０′は上受金、１１′は下受
金である。

第１図および第２図において、本発明のウェブガイドは
、２組のローラ２，２′をフレーム５に取着して一体構
成したものを、支点としての回転軸４を中心にして回動
できるようになし、同面方向で同窓円上に転動運動を行
い、且つそれ以外の上。

下９前後などの方向に対しては動作阻止する案内ローラ
を設け、この案内ローラが転動運動する軌跡の同芯円径
を複数状になし、さらに案内ローラの配設位置を２組の
ローラ２，２′のそれぞれの長手方向両端部の下方近傍
とし、その転動方向を複数状の同芯円径の方位とし、案
内ローラをフレーム５に固着して２組のローラ２．２′
と共に一体構築し、このフレーム５を平面状に回動せし
める駆動源を設け、回転軸４の中心近傍のローラτの水
平回転剛性を高め、高精度の蛇行修正が行える機能を有
す。

すなわち、本装置は、シート１の送行方向前後にローラ
２とτが備えられ、これはフレーム５に取着され、フレ
ーム５の後部ローラｒ近傍の中央部分にフレーム５を平
面状に回動せしめる回転軸４が固着され、この回転軸４
は軸受６で軸支されている。

また本発明の案内ローラとしての第１案内ローラ９は、
同面方向でしかも同窓円上で転動運動が可能で、上下、
左右などの運動に対しては規制するよう後部ローラτの
長手方向両端部の下方近傍に配設されている。

この第１案内ローラ９は上下にローラを備え、この上下
のローラ間にガイドとしての下受金１１’が設けられ、
これは台１２に固着され、第１案内ローラ９側は上受金
１０’にボルトなど取着され、上受金１σはフレーム５
４こ取着されている。なお、第１案内ローラ９の転動運
動は、前述した機能を満せば本実施例のような上受金１
０’　、下受金１１’を配設した構成に限ったものでは
ない。例えばこれらを反対に台１２．フレーム５に取着
してもよい。

さらに、案内ローラが転動運動する軌跡の同芯円径を複
数状となした第２案内ローラ９′、つまり第３図に示し
た従来の案内ローラ９′が、第１案内ローラ９と同様の
機能を満す状態で前部ローラ２の長手方向両端部の下方
近傍に配設され、また上受金１０．下受金１１も設けら
れている。

そして、それぞれの案内ローラの転動方向が複数状の同
芯円径（第１図に示すＲ１と島）の方位となるようフレ
ーム５にローラ２，２′と共に一体構築され、フレーム
５を平面状に回動させるために口、ドが矢印Ｂ′方向に
作動する駆動源としてのアクチュエータ７が配設されて
いる。また、押えローラ３はウェブガイドより下部に設
けられている。

ここで、案内ローラは実施例では半径Ｒ雪の位置に第１
案内ローラ９と半径Ｒ１の位置に第２案内ローラ９′の
２箇所に設けられているが、これに限つたものではなく
、またローラ２，２′の長手方向両端部の下方近傍の４
箇所に案内ローラが設けられているが、これも同様にし
てこれに限ったものではない。

次に、本装置の作用について説明する。

すなわち、回転軸４側のローラｒおよびこれより遠い側
のローラ２の左右両端近傍には第１案内ローラ９と第２
案内ローラ９′が配設されているので、回転軸４を中心
とした左右の回転（第１図に矢印にで示す）方向の剛性
は極めて高く、シートｌが高速に送行されても小さな波
をうつことなく安定しており、フレーム５０回転運動も
回転軸４と第１案内ローラ９と第２案内ローラ９′が同
芯状に配設されているので円滑に働き、高精度の蛇行修
正が行われる。

〔発明の効果〕

以上説明したごとく本発明によれば、従来のように回転
軸４近傍のローラｒの剛性が弱いことに起因する蛇行修
正精度の悪さが解消された。また、従来のウェブガイド
の改良策として剛性を向上するためにフレーム５および
回転軸４部の剛性増加を行えばよいが、これにはかなり
の費用がかかり、本発明の極めて容易に第１案内ローラ
９を設けたことはそれに比べ極めて安価で済み、さらに
第１案内ローラ９の質量はフレーム５に対し極めて小さ
く、蛇行修正時の加速度を低下させることがないので迅
速に設定精度の修正が行われ、経済性とあいまって本発
明のウェブガイドの支持装置は、実用上、非常に有用性
の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のウェブガイドの支持装置一実施例を示
す要部平面図、第２図は第１図のイーイ矢視方向断面図
、第３図は従来のものの一例を示す要部平面図、第４図
は第３図のアーア矢視力向断面図である。 １・・・・・・シー）、２．２’・・・・・・ローラ、
４・・・・・・回転軸、５・・・・・・フレーム、６・
・・・・・軸受、７・・・・・・アクチ為エータ、８・
・・・・・可動軸、９・・・・・・第１案内ローラ、Ｖ
・・・・・・第２案内ローラ、１０　、１０’・・・・
・・上受金、１１゜１１’・・・・・・下受金、１２・
・・・・・台。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）平行に対向した２組のローラをフレームに取着し
   て一体構成し、シートの送行方向に対し平面状に回動せ
   しめてシートの蛇行修正を行うウェブガイドにおいて、
   前記２組のローラをフレームに取着して一体構成したも
   のを、支点としての回転軸を中心にして回動できるよう
   になし、同面方向で同芯円上に転動運動を行い、且つそ
   れ以外の上、下、前後などの方向に対しては動作阻止す
   る案内ローラを設け、この案内ローラが転動運動する軌
   跡の同窓円径を複数状になし、さらに案内ローラの配設
   位置を前記２組のローラのそれぞれの長手方向両端部の
   下方近傍とし、その転動方向を前記複数状の同芯円径の
   方位とし、前記案内ローラをフレームに固着して２組の
   ローラと共に一体構築し、このフレームを平面状に回動
   せしめる駆動源を設け、前記回転軸の中心近傍のローラ
   の水平回転剛性を高め、高精度の蛇行修正が得られるよ
   うにしたウェブガイドの支持装置。