JP3351621B2 - 枚葉印刷機の見当装置 - Google Patents

枚葉印刷機の見当装置

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JP3351621B2 JP11181494A JP11181494A JP3351621B2 JP 3351621 B2 JP3351621 B2 JP 3351621B2 JP 11181494 A JP11181494 A JP 11181494A JP 11181494 A JP11181494 A JP 11181494A JP 3351621 B2 JP3351621 B2 JP 3351621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枚葉印刷機において、
枚葉紙搬送板に沿って供給される枚葉紙の先端を前当て
に揃えられているか否かを検出する検出手段を備えた見
当装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の見当装置としては、実公平2−
39808号公報に開示されたものがある。ここに開示
されたものは、枚葉紙の先端が前当てに当接して停止す
るフィーダボードの前縁に対して、近接した位置に配設
した第1の検出センサとこの第1の検出センサよりも枚
葉紙が給紙される側の搬送方向にずらした第2の検出セ
ンサとの2種類のセンサを備え、枚葉紙の曲がりの小さ
いものに対しては第1の検出センサにて検出し、曲がり
の大きなものに対しては、第1および第2の検出センサ
にて検出するようにしている。ところで、実際の印刷作
業においては、用紙のサイズや厚さ、印刷する絵柄、あ
るいはすでに印刷されている用紙を再度印刷機にて重ね
刷りを行う等の種々の条件により前当てを用紙の搬送方
向へ位置調整する必要がある。この前当ての位置調整に
応じて前記2つのセンサも移動させる必要があり、特
に、曲がりの小さいものを検出する第1の検出センサ
は、前当ての位置調整に応じた高精度の位置調整を行う
必要がある。しかしながら、センサの位置調整は、作業
者がセンサを移動させなければならないので、高精度の
位置調整が困難となり、かつ作業者間のばらつきが生じ
るので、前当てとセンサとの位置関係がずれ、このため
センサによる精度の高い検出が得られなくなるととも
に、多大な準備時間を必要とする等の問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決できるもの
として、実公昭62−926号公報に開示されたものが
ある。すなわち、ここに開示されたものは、前当てにセ
ンサを取り付け、これにより前当ての位置調整の際に
は、前当てと一体的にセンサを移動させ、センサと前当
てとの位置関係を常に一定に保ち、センサによる精度の
高い検出を得るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前当て
は用紙を一枚給紙するたびに揺動するので、センサを前
当てに一体化した従来の構造では、センサも同様に揺動
し、センサの配線が印刷機内部の部品に引っかかり切断
されてしまう虞があった。また、印刷中前当ては高速で
揺動するので、センサが固定されていることにより慣性
力が大きくなり、印刷速度の高速化を阻害する原因にも
なっていた。
【0005】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、用紙の曲がりの検出精度の向上を図るとともに、検
出手段の位置調整作業を容易に、かつ短時間で行い得る
枚葉印刷機の前当装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る枚葉印刷機の前当装置は、枚葉紙搬送
板に供給された枚葉紙の先端を前当てで揃えるととも
に、前記前当ての近傍に枚葉紙の不正給紙を検出する検
出手段を設けた枚葉印刷機の見当装置において、前記前
当てを枚葉紙の搬送方向に位置調整自在とするととも
に、前記検出手段を枚葉紙の搬送方向にずらして配置さ
れた複数個のセンサで構成し、これら複数個のセンサの
うち前記前当ての調整位置に対応して一つが選択され
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、調整された前当ての位置に合
わせた位置のセンサが選択されるので、前当てと選択さ
れたセンサとの位置関係が常に一定に保たれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る枚葉印刷機の前当装置の平面
図、図2は同じく側面図、図3は同じく前当ての側面
図、図4はセンサ部の拡大図で(a)は断面図、(b)
は平面図、図5は操作パネル部の正面図である。これら
の図において、符号1で示すものは、見当部を構成する
枚葉紙搬送板としての差板、2は差板1の先端部に設け
られ用紙の天地方向を揃える前当て、3は安全器、4は
紙ガイド、5は左右一対のフレーム(右側のフレームは
図示を省略)である。6および7は、紙受け台の上板8
に設けられた横針および横当てであって、用紙の左右方
向の見当を揃える。
【0009】10は印刷機本体と同期して正逆方向に往
復回動する当軸、11はこの当軸10に割り締めされて
軸着され紙幅方向に対して複数個並設された当ホルダで
ある。この当ホルダ11の上方突出端にはL字状に形成
された前記前当て2がボルト2aで取り付けられてお
り、また当ホルダ11の上方突出部には、リンク部材1
2aとガイド部材12bとが一体に形成された当べろ1
2が枢軸13によって枢着されており、ガイド部材12
bの先端部は差板1の先端部上方に臨んでほぼこれと平
行状態となるように形成されている。14は連結ロッド
であって、上端部がピン15によって当べろ12のリン
ク部材12aに連結され、下端部が印刷機本体に同期す
る従来周知のカム機構(図示せず)に連動している。
【0010】前記当軸10は、フレーム5に回動可能に
支持された図示を省略した偏心軸受に回転自在に支持さ
れている。偏心軸受の中心O2は当軸10の中心O1から
ずれており、偏心軸受をつまみやモータの駆動装置等に
より回動操作することにより、当軸10の中心O1が偏
心軸受の中心O2を中心に矢印の方向に揺動し、すべて
の前当て2がA−B方向に移動して差板1の前縁1aと
の間隔を調整できるようになっている。なお、前当て2
を個々に調整する場合には、ボルト2aを弛め、前当て
2と当ホルダ11との固定を解除した後、前当て2を図
3中AまたはB方向へ移動させ、ボルト2aを締め付け
て固定させることにより行うことができる。
【0011】17は、前記前当2の近傍に配置された投
受光器で構成された第1の検出センサ、18はこの第1
の検出センサ17よりも用紙が給紙されて来る方向、す
なわちA方向にずらして配置された第2の検出センサで
あり、第1の検出センサ17は、曲がりの小さいものを
検出し、第2の検出センサ18は曲がりの大きなものを
検出し、これら第1の検出センサ17は左右一対配設さ
れており、第2の検出センサ18は紙幅方向に4個配設
されている。
【0012】そして、第1の検出センサ17は、図4に
詳細を示すように、3個のセンサ20a、20b、20
cとで構成されている。すなわち、差板1の前縁側にボ
ルト止めされた取付板21には、前当て2のA−B方向
への位置調整に合わせて、A−B方向にαづつずらした
3個のセンサ20a、20b、20cが、差板1の前端
縁に形成した切欠き1a内に収納されるようにして、並
んで植設されている。19は前記3個のセンサ20a、
20b、20cの配線27を案内する配線受けである。
【0013】これら第1の検出センサ17および第2の
検出センサ18は、印刷機本体の操作パネル23のスイ
ッチ24をONとすることにより検出可能状態となり、
左右の第1の検出センサ17は、切替スイッチ25、2
6のつまみをそれぞれ指標25a〜25cおよび26a
〜26cのいずれかに合わせることにより、3個のセン
サ20a〜20bのうち作動する1個を選択できるよう
になっている。すなわち、切替スイッチ25を指標25
aに合わせると、左側の第1の検出センサ17のセンサ
20aが検出可能状態となり、切替スイッチ26を指標
26cに合わせると、右側の第1の検出センサ17のセ
ンサ20cが検出可能状態となる。
【0014】次に、このように構成された枚葉印刷機の
前当装置における用紙の曲がりを検出するための準備動
作を説明する。まず、差板1上に送り込まれてくる用紙
の種類に合わせて、当軸10の偏心軸受を回動操作し
て、前当て2をA−B方向に移動させる。この前当て2
の移動に合わせて、切替スイッチ25、26のつまみを
回動操作して、左右の第1の検出センサ17の3個のセ
ンサ20a〜20cのうちいずれかを作動可能とするよ
うに選択する。このように前当て2の調整位置に合わせ
て、前当て2の調整位置方向にずらした3個のセンサ2
0a〜20cのうちいずれかを選択するようにしたの
で、前当て2の位置調整にかかわらず、調整された前当
て2の位置と選択されたセンサ20a〜20cの位置と
が、常に一定の位置関係に保たれ、常に、ばらつきなく
精度の高い曲がり検出が得られる。しかも、調整作業は
3個のセンサ20a〜20cのうちいずれかを選択すれ
ばよいので、熟練を必要とせず、容易に短時間で行うこ
とができる。
【0015】このように準備された前当装置に、図示を
省略した用紙が差板1上に送り込まれてくると、この時
点で当軸10は時計方向へ回動して当べろ12は差板1
から退避している。そして、用紙の先端が差板1の前縁
1aに達するまでに当軸10が反時計方向へ回動し、当
べろ12が差板1に近接するとともに、図示を省略した
カム機構により連結ロッド14を介して当べろ12を枢
軸13を中心として時計方向に回動させ、用紙の当べろ
12の飛び越えを防止する。ここで、用紙の先端が前当
て2に当接すると、第1の検出センサ17と第2の検出
センサ18とで用紙の曲がりが検出される。
【0016】この第1および第2の検出センサ17、1
8により曲がりを検出された不正紙は、図示を省略した
従来周知の排出装置の不正紙排出用のパイルに積載さ
れ、一方、第1および第2の検出センサ17、18によ
り曲がりを検出されなかった正紙は、排出装置の正紙排
出用パイルに積載される。このため正紙排出用パイルに
不正紙が混入されることを確実に防止することができ
る。なお、排出装置においては、正紙排出用パイルと不
正紙排出用パイルとの2つのパイルとするだけでなく、
3個以上のパイルとしてもよいことは勿論である。ま
た、パイルを1つとして、不正紙については、テープイ
ンサータや異常発生報知用ライト等によりオペレータに
知らせるようにしてもよい。
【0017】なお、本実施例では、第1の検出センサ1
7のセンサ20a〜20cを3個としたが、これに限定
されず、4個以上としてもよく、センサ20a〜20c
間の間隔αと前当て2の調整移動距離に合わせて、適宜
選択することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、枚
葉紙搬送板に供給された枚葉紙の先端を前当てで揃える
とともに、前記前当ての近傍に枚葉紙の不正給紙を検出
する検出手段を設けた枚葉印刷機の見当装置において、
前記前当てを枚葉紙の搬送方向に位置調整自在とすると
ともに、前記検出手段を枚葉紙の搬送方向にずらして配
置された複数個のセンサで構成し、これら複数個のセン
サのうち前記前当ての調整位置に対応して一つが選択さ
れるので、調整された前当ての位置と選択されたセンサ
の位置とが、常に一定の位置関係に保たれ、このため常
に、ばらつきなく精度の高い曲がり検出が得られる。し
かも、調整作業は複数のセンサのうちいずれかを選択す
ればよいので、熟練を必要とせず、容易に短時間で行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枚葉印刷機の前当装置の平面図
である。
【図2】 本発明に係る枚葉印刷機の前当装置の側面図
である。
【図3】 本発明に係る枚葉印刷機の前当装置における
前当ての側面図である。
【図4】 本発明に係る枚葉印刷機の前当装置における
センサ部の要部拡大図で(a)は断面図、(b)は平面
図である。
【図5】 本発明に係る枚葉印刷機の前当装置における
操作パネル部の正面図である。
【符号の説明】
1…差板、2…前当て、17…第1の検出センサ、18
…第2の検出センサ、20a〜20c…センサ、25,
26…切替スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 33/14 B41F 21/12 B65H 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉紙搬送板に供給された枚葉紙の先端
    を前当てで揃えるとともに、前記前当ての近傍に枚葉紙
    の不正給紙を検出する検出手段を設けた枚葉印刷機の見
    当装置において、前記前当てを枚葉紙の搬送方向に位置
    調整自在とするとともに、前記検出手段を枚葉紙の搬送
    方向にずらして配置された複数個のセンサで構成し、こ
    れら複数個のセンサのうち前記前当ての調整位置に対応
    して一つが選択されることを特徴とする枚葉印刷機の見
    当装置。
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JP5770484B2 (ja) * 2011-02-16 2015-08-26 株式会社小森コーポレーション 枚葉印刷機のシート状物角折れ検出方法及び検出装置
JP5770485B2 (ja) * 2011-02-16 2015-08-26 株式会社小森コーポレーション 枚葉印刷機のシート状物角折れ検出方法及び検出装置

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