JPH01181243A - ページングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ページングシステムに関する。

（従来の技術） 第４図は、従来の無線ページングシステムにおける送信
装置１と受信装置２とを示す。その送信装置１は入力装
置４と送信器５とを備える。その入力装置４はキーボー
ド等によって構成されたものである。その入力装置４に
よってＩＤコード及びメツセージデータが送信器５の連
続再送データ発生回路６に加えられる。このデータ発生
回路６はそれに入力されたＩＤコード及びメツセージデ
ータに基づいて第５図にデータフォーマットを示スヘー
スバンド信号を作成する。このベースバンド信号は、期
間Ｕのプリアンプルと、上記入力されたＩＤコード及び
メツセージを連続させた期間Ｔのブロックと、を備え、
そのブロックを１００回繰返したものである。このよう
なベースバンド信号は次段の変調回路７に加えられ、そ
こで例えばＦＭ変調される。変調された信号は次段の送
信回路８のアンテナ（あるいは発光器）８ａを介して電
波（あるいは光）として空中へ放射される。

このように、送信装置１で空中に放射された信号は受信
装置２で受信されて信号処理される。即ち、上記放射さ
れた信号は受信装置２の受信回路１１のアンテナ（ある
いは受光器）１１ａによって受信され、次段の復調回路
１２へ加えられる。

この復調回路１２において上記受信信号は第３図に示す
ベースバンド信号に再生され、次段のアベレージング処
理回路１３に加えられる。その処理回路１３は各ブロッ
クのアベレージングを行う。

ｍ個のブロックをアベレージングすることにより、Ｓ／
Ｎ比は３　ｌｏｇ２ｍ　（ｄＢ）だけ向上する。このよ
うにして、アベレージングされたデータはＩＤコード判
別回路１４及びメツセージ解読回路１５Ａに並列的に加
えられる。ＩＤコード判別回路１４が、それに入力され
たＩＤコードが予め記憶された自己のＩＤコードと一致
すると判断した場合にのみ、駆動信号をブザー駆動回路
１５と表示駆動回路１６とに並列的に送出する。これに
より、ブザー駆動回路１５はブザー１７を動作させる。

また、表示駆動回路１６は、メツセージ解読回路１５Ａ
から送られるメツセージを表示器１８に表示する。

（発明が解決しようとする課題） 送信装置１から第５図に示すデータフォーマットのベー
スバンド信号を送信するとする。而して、ＩＤコードは
３２ビツト、メツセージは５１２ビツトであるとする。

そして、上記送信を９．６Ｋｂｐｓの伝送速度で行うと
する。この場合には、期間Ｔの１つのデータブロック（
ＩＩＤコード＋１メツセージ）を送出するのに約５７ｆ
ｆｌＳかかり、１００データブロツクの送出には約５６
７秒もかかる。そのため、チャンネル専を率が高い。こ
れに対し、チャンネル専有率を下げるためには、伝送速
度を上げればよい。しかしながら、伝送速度を上げれば
Ｓ／Ｎ比が低下する。Ｓ／Ｎ比が低下したのでは、アベ
レージングを行うことの意味がな（なる。即ち、伝送速
度を上げることと、Ｓ／Ｎ比を高めることは相反する。

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、
チャンネル専有率を下げるために送信装置からメツセー
ジ信号を高伝送速度で伝送しても、受信装置においては
Ｓ／Ｎ比を低下させることなく良好な状態で受信可能で
ある、という使い方のできるベージングシステムを提供
することにある。

（課題点を解決するための手段） 本発明のベージングシステムは、送信装置から同一のデ
ータブロックを繰返して連続的に送信し、受信装置で受
信したそれらのデータブロックについてアベレージング
あるいは多数決判断等の後処理を施すようにしたベージ
ングシステムにおいて、上記送信装置は、上記データブ
ロックとしてＩＤデータを送信するＩＤデータ送信手段
を有し、上記受信装置は、上記後処理されたＩＤデータ
が自己のＩＤデータと一致するという条件が満足された
状態で操作されて上記送信装置にメツセージ信号の送信
を要求するリクエスト信号を送信するリクエスト信号送
信手段を有し、 さらに、上記送信装置は、上記リクエスト信号を受信後
に上記メツセージ信号を送信するメ・ソセージ信号送信
手段を有するものとして構成される。

（作　用） 送信装置からＩＤデータが繰返して連続的に送信される
。それらのＩＤデータは受信装置で受信されて、アベレ
ージング等の後処理が行われる。

後処理したＩＤデータが自己のＩＤデータと一致すると
いう条件が満足されるとリクエスト信号送信手段が稼動
可能な状態となる。そして、その状態での操作によりリ
クエスト信号送信手段がリクエスト信号を送信する。そ
のリクエスト信号を送信装置が受けると、その送信装置
のメ・ソセージ信号送信手段がメツセージを送信する。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例を示す。この実施例におい
て第４図と同等部分には同一の符号を付している。この
実施例は、送信装置１から受信装置２に、ＩＤコードと
メツセージを連続させたビット数の多いブロックを繰り
返して送信するのではなく、先ずビット数の少ないＩＤ
コードのみを繰り返して送信し、そのＩＤコードを受け
た受信装置２から送信装置１にリクエストを送信し、送
信装置１はそのリクエストに基づいてビット数の多いメ
ツセージを１回だけ受信装置２に送信するように構成さ
れたものである。

即ち、送信装置１における送信データ発生装置６Ａは第
２図にデータフォーマットを示す信号を発生させる。そ
の信号の前半部分の呼出信号６ａは自発的に受信装置２
に向けて送信するためのものであり、後半部分のメツセ
ージ信号６ｂは受信装置２からのリクエストに応じて受
信装置２に向けて送信するためのものである。上記前半
部分の呼出信号６ａは期間ＵのプリアンプルＰＡ　（２
ビツト）と、ＩＤデータ（３２ビツト）とパリティＰ（
１ビツト）とを連続させた期間Ｔ１のデータブロックと
、を有し、そのデータブロックを１００回繰り返したも
のである。また、上記後半部分のメツセージ信号６ｂは
、期間ＵのプリアンプルＰＡ　（２ビツト）と期間Ｔ２
のメツセージ（５１２ビツト）とを有するものである。

上記送信装置１の送信データ発生装置６Ａで発生させた
第２図に示す呼出信号６ａは、送信回路８で変調されて
アンテナ８ａから送信される。その呼出信号６ａは受信
装置２のアンテナｌｌａで受信され、受信回路１１及び
復調回路１２を介して復調されてアベレージング処理回
路１３に加えられる。アベレージング処理回路１３にお
いては、第２図の呼出信号６ａにおけるＩＤデータが繰
返して加えられる毎に、それまで加えられた全ＩＤデー
タのアベレージングが行われる。そのアベレージングが
行われる毎にアベレージング処理結果が誤り検出回路２
１で誤り検出される（上記アベレージングに代えて多数
決判断を行うこともできる）。誤り検出回路２１がアベ
レージング処理結果に誤りがないと判断すると、信号を
アベレージング処理回路１３と送信回路１１Ａに送出す
る。

それにより、アベレージング処理回路１３はアベレージ
ング処理結果をＩＤ判別回路１４に加える。

ＩＤコード判別回路１４は、前記第４図の場合と同様に
、ブザー駆動回路１５を介してブザー１７を鳴すと共に
、表示駆動回路１６を作動可能な状態とする。ただし、
現時点においては、まだ送信装置１からメツセージが送
信されていないので、表示器１８にメツセージが表示さ
れることはない。

また、上記送信回路１１Ａは、誤り検出回路２１からの
上記出力に基いてＩＤデータ送信停止命令をアンテナ（
あるいは発光器）１１ａから送信する。この送信停止命
令は送信装置１のアンテナ（あるいは受光器）８ｇによ
って受信され、受信回路８Ａを介して送信データ発生装
置６Ａに加えられる。これにより、その送信データ発生
装置６Ａは第２図の呼出信号６ａにおけるデータブロッ
クの送信を途中で停止する。次に、表示スイッチ２３を
オンする。そのオンに当っては、受信装置２を送信装置
１のアンテナ８ａが見通せる受信状態の良好な場所に移
動させておくのが望ましい。

その表示スイッチ２３がオンすれば、送信回路１１Ａか
らのリクエストがアンテナ（発光器）１１ａを介して送
信される。そのリクエストは、送信装置１にメツセージ
の送信を行わせるためのものである。

上記リクエストは送信装置１のアンテナ（受光器）８ａ
によって受信され、受信回路８Ａを介して送信データ発
生装置６Ａに加えられる。これにより、送信データ発生
装置６Ａは第２図のメツセージ信号６ｂを発生する。そ
のメツセージ信号６ｂは、送信回路８によって変調され
てアンテナ８ａ（あるいは発光器）から送信さｉる。送
信されたメツセージ信号６ｂは受信装置２のアンテナ（
あるいは受光器）１１ａで受信され、受信回路１１及び
復調回路１２を介して復調されアベレージング処理１３
に加えられる。メツセージ信号６ｂは、繰返し信号では
なく、１回きりの信号であるため、実質上アベレージン
グされることなくそのまま次段のメツセージ解読回路１
５Ａに加えられる。メツセージ信号６ｂはメツセージ解
読回路１５Ａで解読され、前記表示駆動回路１６に加え
られる。その表示駆動回路１６は、前述したようにＩＤ
コードの一致によって作動状態とされている。よって、
解読されたメツセージは表示駆動回路１６によって表示
器１８に表示される。

なお、第２図の呼出信号６ａにおいて、プリアンプルＰ
Ａ−２ビット、！Ｄデーター３２ビット及びパリティＰ
−１ビットとした場合において、伝送速度を９６００　
ｂｐｓとする。この場合における伝送時間は、たとえデ
ータブロック（ＩＤデータ＋パリティ）を１００回全部
送信したとしても１、　９６００ｂｐｓ る。また、メツセージデータ６ｂにおいて、プリアンプ
ル−２ビツト、メツセージ−５１２ビツトとした場合に
は、伝送時間は、 また、メツセージデータ６ｂの伝送速度は、良好な受信
状態が確保されて専有帯域が十分にとれることから、９
８０ｋｂｐｓの高速なものとすることもできる。これに
より、チャンネル専有時間をより短かいものとすること
ができる。

第３図は、第２図のメツセージデータ６ｂのフォーマッ
トの異なる例を示すものであり、メツセージをより確実
に受信するための例を示すものである。この第３図にお
いては、メツセージ（５１２ビツト）を複数のブロック
、例えば３２ビツトずつのブロックに区切り、各ブロッ
ク毎にパリティなどによるエラーチエツクを行うように
している。そして、このようなメツセージデーターを送
受信するに際しては、送信装置と受信装置とでポーリン
グを行いながら半二重伝送を行ない、それと同時にエラ
ーが生じた場合には、受信装置でアベレージングあるい
は多数決などの後処理を行うようにすればよい。

上述のアベレージング及びポーリングの手法は、上述し
た場合とは送信装置１と受信装置２の関係が逆になって
も有効である。よって、そのように機能するように、送
信装置１及び受信装置２を構成することができる。即ち
、受信装置２から上記リクエストを繰返して連続的に送
る。送信装置１はそのリクエストを受信してアベレージ
ング等の後処理を行う。そのアベレージング結果が誤り
なしと判断されたらアベレージングを停止する。そして
、そのアベレージング結果に基いて受信装置２にリクエ
スト送出停止信号を送信すると共に、そのアベレージン
グ結果からメツセージのリクエストを解読する。その解
読に応じて、送信装置１はメツセージ６ｂを送信する。

〔発明の効果〕

本発明においては、送信装置から先ずＩＤデータを送信
し、受信装置がＩＤデータを受信した後の所定時刻での
操作により送信装置からメツセージ信号を送信するよう
にしている。

このため、ＩＤデータを受信後に受信装置を受信が良好
に行える良好受信領域に移動させることが可能である。

このようにすることによりメツセージ信号を高速度で送
受信可能となる。それにより、チャンネル専有率を低い
ものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の全体構成図、第２図はその実
施例で送受信する信号のデータフォーマットを示す説明
図、第３図はその信号における異種例の一部のデータフ
ォーマットを示す説明図、第４図は従来例の全体構成図
、第５図はその従来例で送受信する信号のデータフォー
マツ・トを示す説明図である。 １・・・送信装置、２・・・受信装置、６Ａ・・・送信
データ発生装置、８・・・送信回路、８Ａ・・・受信回
路、１１・・・受信回路、１１Ａ・・・送信回路、１３
・・・アベレージング処理回路、１４・・・ＩＤコード
判別回路。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　送信装置から同一のデータブロックを繰返して連続的
   に送信し、受信装置で受信したそれらのデータブロック
   についてアベレージングあるいは多数決判断等の後処理
   を施すようにしたページングシステムにおいて、 上記送信装置は、上記データブロックとしてＩＤデータ
   を送信するＩＤデータ送信手段を有し、上記受信装置は
   、上記後処理されたＩＤデータが自己のＩＤデータと一
   致するという条件が満足された状態で操作されて上記送
   信装置にメッセージ信号の送信を要求するリクエスト信
   号を送信するリクエスト信号送信手段を有し、 さらに、上記送信装置は、上記リクエスト信号を受信後
   に上記メッセージ信号を送信するメッセージ信号送信手
   段を有する ことを特徴とするページングシステム。