JPH0118095Y2 - - Google Patents

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JPH0118095Y2
JPH0118095Y2 JP19672384U JP19672384U JPH0118095Y2 JP H0118095 Y2 JPH0118095 Y2 JP H0118095Y2 JP 19672384 U JP19672384 U JP 19672384U JP 19672384 U JP19672384 U JP 19672384U JP H0118095 Y2 JPH0118095 Y2 JP H0118095Y2
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inner plate
hinge piece
hinge
fitting
container
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JP19672384U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はコンパクト容器に関し、特に、化粧
料などを充填した中皿が容器本体に対して回動自
在かつ着脱自在に取り付けられたコンパクト容器
の改良に関する。
《従来の技術》 容器本体と、その上部に配された中皿と、さら
にその上部に配された蓋体とが後端側のヒンジ部
で回動、開閉自在に結合され、中皿に化粧料など
を充填するとともに容器本体と中皿との間にパフ
などの化粧用具を収納するようにした二重構造の
コンパクト容器が従来から知られている。この種
の二重構造式のコンパクト容器において、化粧料
などの詰め替えを容易にするため、上記中皿自体
を容器本体側に対して着脱交換自在に構成したも
のがある。
この種の構造のコンパクト容器は実開昭58−
163104号公報に示されている。この従来のコンパ
クト容器は、容器本体側にヒンジ結合したヒンジ
ピースに対して、中皿を嵌合構造により着脱自在
に取り付けたものである。中皿とヒンジピースと
の嵌合構造としては、両者をヒンジ軸に平行なア
リ溝構造でスライド式に着脱するものや、中皿の
嵌合突片をヒンジピースの嵌合孔に弾性的に圧入
嵌合する構成が採用されている。
《考案が解決しようとする問題点》 中皿とヒンジピースとをアリ溝構造でスライド
式に結合するものにおいては、両者の嵌合にガタ
が発生せず、しかも両者がスムーズにスライドし
て着脱できるようにするには、アリとアリ溝の加
工には極めて高い精度が必要となる。そのため不
良品が発生しやすく、歩留りが悪く、高価な製品
になつてしまう。このアリ溝構造はプラスチツク
の成形によるコンパクト容器には適した構造とは
いえない。
また、中皿とヒンジブロツクとを両者の凹凸の
弾性的な圧入嵌合で着脱自在とする構成において
は、両者の嵌合強度を最適化するのが難しく、次
のような問題を生ずる。
中皿とヒンジピースとの嵌合強度を大きくする
と、通常の使用状態では中皿のガタがなくて好ま
しいが、中皿を取り外すのに非常に大きな力が必
要で、中皿の交換操作性が非常に悪くなる。特
に、中皿を強く引つ張るとあるところで急に外
れ、そのときの衝撃で中皿に残つている化粧料を
飛散させたりする。また、中皿の着脱に強い力を
加えると、その力でヒンジ部が損傷することもあ
る。
反対に中皿とヒンジピースとの嵌合強度を小さ
くすると、中皿の着脱は容易に行えるが、通常の
使用状態において中皿がガタつき、誤つて外れや
すくなつたりもする。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、上記中皿と上記ヒンジピ
ースとを比較的大きな嵌合強度でもつて確実に結
合でき、しかも中皿を取り外す操作が他の部分に
無理な力を加えずに容易に行えるようにしたコン
パクト容器を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、上記中皿の後端部に設け
た嵌合部を上記ヒンジピースの嵌合部の前部に対
応させ、中皿を後方へ押圧することで両嵌合部が
弾性的に圧入嵌合するように構成するとともに、
ヒンジピースに回動自在に取り付けたレバーの操
作部を押圧すると、このレバーの作用部が上記中
皿の後端部を前方に押圧して両嵌合部を離脱させ
るように構成した。
《作用》 ヒンジピースから中皿を取り外す場合、中皿を
前方へ強く引つ張る必要はなく、ヒンジピースに
設けられた上記レバーの操作部を押圧すればよ
い。そうすると、ヒンジ部などの他の部分に無理
な力を加えることなく、中皿が上記レバーの作用
部によつて前方へ押圧され、中皿が急激に抜け取
れるようなシヨツクを発生せず、スムーズに中皿
がヒンジピースから外れる。
《実施例》 第1図〜第5図はこの考案の一実施例によるコ
ンパクト容器を示している。10は容器本体、1
2は容器本体10より一回り外形の小さい中皿、
14は中皿12を容器本体10側にヒンジ結合す
るためのヒンジピース、16は中皿およびヒンジ
ピース14を内包した状態で容器本体10の上部
を覆う蓋体である。
容器本体10と、中皿12を取り付けたヒンジ
ピース14と、蓋体16とは後端側において共通
のヒンジ軸18によつてヒンジ結合され、このヒ
ンジ軸18を中心に回動、開閉自在となつてい
る。中皿12の上面凹部には化粧料20が充填さ
れ、また容器本体10の上面凹部で中皿12との
空間部分にパフ22が収納される。
容器本体10の前端部分には係止凹部24が設
けられ、これに対応して蓋体16の前端部下方に
は係止凸部26が設けられている。蓋体16で容
器本体10の上部を閉止すると、係止凸部26と
係止凹部24に設けられた微小突起同士が噛み合
い、蓋体16が閉じた状態に係止される。
中皿12の後端部には、後方へ平坦に延びたガ
イド突片28と、ガイド突片28の両側に形成さ
れた係止用の凹みを有する係止突片30,30と
が設けられている。一方ヒンジピース14は、上
記ヒンジ軸18が貫通するヒンジ部32,32を
後部に有するとともに、その前部側には中皿12
のガイド突片28と対応するガイド孔34と、係
止突片30,30に対応する係止孔36,36が
設けられている。
ガイド孔34はガイド突片28をスムーズに前
後方向に貫通させる大きさに形成されている。係
止突片30と係止孔36とは、十分な嵌合強度を
もつて弾性的かつ可逆的に圧入嵌合するように構
成されている。
つまり、係止突片30の凹み部に対応して係止
孔36には狭窄部が形成されている。係止突片3
0を係止孔36の前方から強く押込むと、係止突
片30の先端部分が係止孔36の上記狭窄部を押
し拡げながら圧入し、上記凹み部が上記狭窄部に
合致したところで、中皿12がヒンジピース14
に正しく装着された状態になる。
また第3図、第4図に詳細を示すように、ガイ
ド孔34はヒンジピース14の後方側の切欠空間
部分に連通している。この切欠部分にはレバー3
8が回動自在に取り付けられている。レバー38
は、水平に配置される操作部38aと垂直に配置
される作用部38bとがL字形に一体形成された
部品で、その角部内側にピン孔38cが形成され
ている。このピン孔38cに対応し、ヒンジピー
ス14の上記切欠部の両側にレバーピン40,4
0が突出形成されており、このレバーピン40に
ピン孔38cが嵌合することで、レバー38がヒ
ンジピース14の切欠部分に回動自在に取り付け
られている。
第3図に示すように、中皿12をヒンジピース
14に正しく嵌合した状態においては、ガイド孔
34に貫入しているガイド突片28の先端がレバ
ー38の作用部38bの前面に接している。この
状態で作用部38bはほぼ垂直で、また操作部3
8aはほぼ水平となる。
中皿12をヒンジピース14から取り外す場
合、第4図に示すように、蓋体16を完全に開
き、レバー38の操作部38aを指先で押圧し、
レバーピン40を中心にしてこれを回動させる。
レバー38が回動すると、作用部38bが前方側
へ揺動することとなり、この作用部38bの前面
に接していた中皿12のガイド突片28を前方へ
押圧する。この力で係止突片30と係止孔36と
の弾性嵌合が外れ、中皿12はヒンジピース14
から分離し、第5図に示す状態となる。
この構成において、レバー38を指先で強く押
圧しても、ヒンジ軸18などの他の部分に無理な
力が加わることがなく、中皿12をスムーズにヒ
ンジピース14から離脱させることができる。
なお、中皿12とヒンジピース14との嵌合部
の凹凸の関係やその形状については図示した実施
例に限定されない。同様に、レバー38の形状お
よびレバー38が中皿12の後端に作用する部分
の形状も実施例に限定されるものではない。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係るコ
ンパクト容器にあつては、中皿とヒンジピースと
の嵌合強度を十分に強くして、両者の間のガタを
生じないようにしても、ヒンジピースに設けられ
たレバーを押圧することで中皿をヒンジピースか
ら離脱させることができ、その際に従来のように
ヒンジ部分に無理な力を加えて誤つて破損してし
まうようなことがなく、中皿の交換操作性が大い
に向上する。また、中皿とヒンジピースとの嵌合
強度を十分大きくしても着脱が容易であるという
ことは、中皿とヒンジピースの嵌合部分の成形精
度があまり高くなくても良いことを意味し、従つ
て不良品発生率を少くし、製品の価格を引き下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるコンパクト
容器の斜視図、第2図は同上コンパクト容器にお
ける中皿、ヒンジピース、レバーの分解斜視図、
第3図は同上コンパクト容器における中皿とヒン
ジピースとの結合状態を示す部分拡大断面図、第
4図は同上コンパクト容器における中皿を取り外
す状態を示す部分拡大断面図、第5図は同上コン
パクト容器における中皿を取り外した状態の斜視
図である。 10……容器本体、12……中皿、14……ヒ
ンジピース、16……蓋体、18……ヒンジ軸、
28……ガイド突片、30……係止突片、34…
…ガイド孔、36……係止孔、38……レバー、
38a……操作部、38b……作用部、38c…
…ピン孔、40……レバーピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体と、その上部に配された中皿と、さら
    にその上部に配された蓋体とが後端側のヒンジ部
    で回動、開閉自在に結合されたもので、かつ上記
    中皿がこれを上記ヒンジ部に結合するヒンジピー
    スに対して着脱自在に装着されたコンパクト容器
    において、上記中皿の後端部に設けた嵌合部を上
    記ヒンジピースの嵌合部の前部に対応させ、上記
    中皿を後方へ押圧することで上記両嵌合部が弾性
    的に圧入嵌合するように構成するとともに、上記
    ヒンジピースに回動自在に取り付けたレバーの操
    作部を押圧すると、このレバーの作用部が上記中
    皿の後端部を前方に押圧して上記両嵌合部を離脱
    させるように構成したことを特徴とするコンパク
    ト容器。
JP19672384U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0118095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19672384U JPH0118095Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JP19672384U JPH0118095Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61112709U JPS61112709U (ja) 1986-07-16
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JPS61112709U (ja) 1986-07-16

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