JPH0117992Y2 - - Google Patents
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- JPH0117992Y2 JPH0117992Y2 JP1985045887U JP4588785U JPH0117992Y2 JP H0117992 Y2 JPH0117992 Y2 JP H0117992Y2 JP 1985045887 U JP1985045887 U JP 1985045887U JP 4588785 U JP4588785 U JP 4588785U JP H0117992 Y2 JPH0117992 Y2 JP H0117992Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- aluminum foil
- container
- minutes
- flame
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、原料を入れそのままの状態で250℃
以上の温度でベーキング可能な容器に関するもの
である。
以上の温度でベーキング可能な容器に関するもの
である。
原料を入れたままの状態で、オーブン等でベー
キング可能な容器として紙／耐熱性合成樹脂、
紙／アルミ箔、耐熱性合成樹脂単体、アルミ箔単
体の容器が一般的であつた。
キング可能な容器として紙／耐熱性合成樹脂、
紙／アルミ箔、耐熱性合成樹脂単体、アルミ箔単
体の容器が一般的であつた。
このうち、紙を用いた積層材料からなる容器
は、成形加工は良好であるが、200℃前後までの
加熱が限度であつた。またポリエチレンテレフタ
レートやTPX樹脂等の耐熱性合成樹脂単体から
なる容器も同様の問題があつた。
は、成形加工は良好であるが、200℃前後までの
加熱が限度であつた。またポリエチレンテレフタ
レートやTPX樹脂等の耐熱性合成樹脂単体から
なる容器も同様の問題があつた。
次に、アルミ箔単体からなる容器の場合、アル
ミ箔の厚さを厚くしなければならず、価格が高い
ばかりでなく、容器成形のための金型が必要であ
り、加工が煩雑であつた。
ミ箔の厚さを厚くしなければならず、価格が高い
ばかりでなく、容器成形のための金型が必要であ
り、加工が煩雑であつた。
厚さが７〜25μの薄いアルミ箔と紙からなる容
器で250℃〜300℃で加熱可能なベーキング容器を
提供することである。
器で250℃〜300℃で加熱可能なベーキング容器を
提供することである。
微細孔を全面に設けたアルミ箔に水酸化アルミ
ニウムを含む難燃紙を積層した材料を成形加工す
ることにより250℃〜300℃の温度でも加熱可能と
した。
ニウムを含む難燃紙を積層した材料を成形加工す
ることにより250℃〜300℃の温度でも加熱可能と
した。
250℃〜300℃の加熱しても温度上昇に伴つて水
酸化アルミニウムより水分が徐々に放出され適当
な湿りを与えるため紙層が褐変したり、アルミ箔
と難燃紙間で剥離する現象が生じなかつた。
酸化アルミニウムより水分が徐々に放出され適当
な湿りを与えるため紙層が褐変したり、アルミ箔
と難燃紙間で剥離する現象が生じなかつた。
本考案の容器に用いる材料は、第１図に示すよ
うに全面に0.05〜0.1mmの微細孔１を設けた、厚
さが７〜25μのアルミ箔２の片面に接着剤層３を
介して水酸化アルミニウムを含む難燃紙４を積層
してなる。
うに全面に0.05〜0.1mmの微細孔１を設けた、厚
さが７〜25μのアルミ箔２の片面に接着剤層３を
介して水酸化アルミニウムを含む難燃紙４を積層
してなる。
第１図に示した材料を所定形状に打抜いた後、
従来の箱を製造するのと同様にして、第２図に示
すベーキング容器である。
従来の箱を製造するのと同様にして、第２図に示
すベーキング容器である。
次に本考案の構成の容器と比較品とにそれぞれ
小麦粉60ｇを水90ｇに溶いた原料をそれぞれ収納
し、290℃〜300℃のオーブンにより焼いた時の状
態を観察した結果を示す。
小麦粉60ｇを水90ｇに溶いた原料をそれぞれ収納
し、290℃〜300℃のオーブンにより焼いた時の状
態を観察した結果を示す。
本考案：難燃紙＊１（150ｇ／m2）／アルミ箔＊２
（20μ） 比較品１：難燃紙＊１（150ｇ／m2）／アルミ箔＊
３（20μ） 比較品２：バージンパルプ＊４（150ｇ／m2）／
TPX樹脂 ＊１ コスモ東洋パルプ(株)製 ＊２ 0.05〜0.1mmの微細孔あり ＊３ 微細孔なし ＊４ パーフエクトＷ北越製紙(株)製 本考案の容器は、45分間加熱し、ベーキング終
了後も変化がなかつたのに対し、比較品１の容器
は、15分後に端縁が膨らみ、30分後に紙の褐変が
進行し、45分後には、褐変してしまつた。また、
比較品２は、15分後には、紙の端縁が褐変し、膨
らんで、20分後には、TPXが上方より融け始め、
紙は褐変してしまつた。そして45分後には、紙、
TPXとも炭化してしまつた。
（20μ） 比較品１：難燃紙＊１（150ｇ／m2）／アルミ箔＊
３（20μ） 比較品２：バージンパルプ＊４（150ｇ／m2）／
TPX樹脂 ＊１ コスモ東洋パルプ(株)製 ＊２ 0.05〜0.1mmの微細孔あり ＊３ 微細孔なし ＊４ パーフエクトＷ北越製紙(株)製 本考案の容器は、45分間加熱し、ベーキング終
了後も変化がなかつたのに対し、比較品１の容器
は、15分後に端縁が膨らみ、30分後に紙の褐変が
進行し、45分後には、褐変してしまつた。また、
比較品２は、15分後には、紙の端縁が褐変し、膨
らんで、20分後には、TPXが上方より融け始め、
紙は褐変してしまつた。そして45分後には、紙、
TPXとも炭化してしまつた。
本考案は、以上の構成からなるので、250℃〜
300℃の加熱を行なつても、褐変、端縁の膨らみ
も見られず、十分に耐え得るものであつた。
300℃の加熱を行なつても、褐変、端縁の膨らみ
も見られず、十分に耐え得るものであつた。
また、容器の成形においても、特別の金型を用
いず、従来の箱を製造する簡単な加工で製造する
ことができる。
いず、従来の箱を製造する簡単な加工で製造する
ことができる。
第１図は、本考案の容器の材料を示す断面図、
第２図は、本考案の容器の一例を示す斜視図であ
る。 １……微細孔、２……アルミ箔、３……接着剤
層、４……難燃紙。
第２図は、本考案の容器の一例を示す斜視図であ
る。 １……微細孔、２……アルミ箔、３……接着剤
層、４……難燃紙。
Claims (1)
- 全面に0.05〜0.1mmの微細孔を設けたアルミ箔
の片面に接着剤層を介して水酸化アルミニウムを
含む難燃紙を積層した材料を、打抜き、組立てて
なるベーキング容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985045887U JPH0117992Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985045887U JPH0117992Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61160672U JPS61160672U (ja) | 1986-10-04 |
| JPH0117992Y2 true JPH0117992Y2 (ja) | 1989-05-25 |
Family
ID=30559772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985045887U Expired JPH0117992Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0117992Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428474U (ja) * | 1977-07-28 | 1979-02-24 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59179583U (ja) * | 1983-05-19 | 1984-11-30 | 伊藤 禎美 | 菓子類の紙ケ−ス |
-
1985
- 1985-03-28 JP JP1985045887U patent/JPH0117992Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428474U (ja) * | 1977-07-28 | 1979-02-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61160672U (ja) | 1986-10-04 |
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