JPH01179656A - 飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は家畜、養魚用等の飼料に関するものである。

（背景技術） 家畜、家きん、養魚用等の飼料は実に多種類に及ぶ。

ところでこれら飼料は保存性がよいことが要求されるの
はもちろんであり、また養魚用等水中で用いられる飼料
はそれ自体水中で酸素を放出するものであれば酸欠防止
の観点等から好都合である。

本発明は上記要求に応える全く新規な飼料を提供するこ
とを目的とする。

（発明の概要） 本発明に係る飼料ではフィトンチッドを飼料本体に塗布
または混入させたことを特徴としている。

草、樹木の葉等にはフィトンチッドが含有されている。

このフィトンチッドには殺菌作用がある。

例えばダリアの葉には虫が付かないと言われている。ま
たくるみの葉が落ちたその下には雑草が繁殖しないと言
われている。

本発明ではこのフィトンチッドをとうもろこし等の従来
からの飼料本体に塗布または混入させるのである。

フィトンチッドは単体の物質ではなく、植物の葉の中に
含まれる各種化合物の混合体として定義される。本発明
ではこのフィトンチッドを得るため、植物の葉等をすり
つぶしてペースト状にしたものを用いる。したがってこ
のペースト状物には葉緑素が含まれ、この葉緑素が若干
ながらも光合成作用を行うことから、水中において若干
ではあるが酸素を放出し、酸欠を防止する。

またフィトンチッドには前述のように殺菌作用があるか
ら、カビなどの発生が抑制され、飼料としての保存性が
向上する。

またペースト状物にはセルロースが含有されることから
消化性がよく、さらにその他の各種栄養分に富んでいる
。

ペースト状物を塗布あるいは混入させる飼料本体として
は従来からの飼料をそのまま用いることができる。例え
ば飼料本体として、とうもろこし、マイロ、大麦等の穀
類、ぬか、ふすま類、大豆かす、綿実かす、あまにかす
等の植物性抽かす類、でんぷんかす、糖蜜、しょうゆか
す、ビールかす等の農産加工副産物、魚かす、肉粉、血
粉、動物性油脂、乳製品等の水産・畜産加工副産物、各
種酵母類を好適に用いることができる。

なおその他各種栄養剤、抗生物質等の添加物を必要に応
じて添加しうろことはもちろんである。

また飼料本体を複数混合した配合あるいは混合飼料とし
て供することができる。

なおペースト状にする植物の葉や茎は有毒あるいは有害
な成分を含むものであってはならない。

これら植物としては、各種木材の葉、豆類の葉、いも類
、例えばさつまいもの葉や茎等を用いることができる。

以下に実施例を示す。

（実施例） 実施例１ 収穫後のさつまいもの葉および茎をミキサーにかけてペ
ースト状にした。このペースト状物をすけとうだらの白
身魚粉に、白身魚粉に対して重量比５％の割合で添加し
、さらに水を適量添加して混練し、ペレット状の飼料に
調整した。この飼料をこいに与えたところ良好な食欲を
示した。水中の飼料から若干ではあるが酸素が放出され
た。

実施例２ 実施例１で調整したベース１−状物をふすまに重量比５
％の割合で添加し、混合して家畜用飼料に調整した。こ
の飼料を牛に与えたところ旺盛な食欲を示した。この飼
料の保存性は良好であり、長期間保存してもカビの発生
は見られなかった。

（発明の効果） 以上のように本発明に係る飼料はフィトンチッドが含有
されているのでその殺菌力によってカビの発生等が抑制
され、保存性に優れる。

さつまいもの葉、茎等の不要部分を有効に利用でき、ま
たセルロースが含有されているので消化性がよ（、さら
には葉緑素等の栄養物に富む。

また葉緑素が含有されていて、その光合成作用により、
水中で用いると若干ながら酸素を放出する作用があり、
酸欠防止に役立つ等の著効を奏する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、フィトンチッドを飼料本体に塗布または混入させた
   ことを特徴とする飼料。