JPH0117922B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117922B2 JPH0117922B2 JP57106527A JP10652782A JPH0117922B2 JP H0117922 B2 JPH0117922 B2 JP H0117922B2 JP 57106527 A JP57106527 A JP 57106527A JP 10652782 A JP10652782 A JP 10652782A JP H0117922 B2 JPH0117922 B2 JP H0117922B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing
- heat
- seal
- opening
- easy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Package Closures (AREA)
- Closing Of Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、容器に易開封性のヒートシールを施
す方法に関する。
す方法に関する。
[従来の技術]
紙やプラスチツクの成形品からなる包装容器
や、プラスチツクフイルムからなる包装袋であつ
て、ヒートシールにより密封するものにおいて、
イージーオープン性つまり開封しやすさを確保す
るため、種々の努力がなされている。
や、プラスチツクフイルムからなる包装袋であつ
て、ヒートシールにより密封するものにおいて、
イージーオープン性つまり開封しやすさを確保す
るため、種々の努力がなされている。
一般に、ヒートシールのシーラントそのもの
は、現在では適度の剥離強度をもつたものが得ら
れるようになつたので、いつたん開封をはじめた
後はその進行は容易であるが、初期剥離強度が高
いため、開封の開始が困難である。
は、現在では適度の剥離強度をもつたものが得ら
れるようになつたので、いつたん開封をはじめた
後はその進行は容易であるが、初期剥離強度が高
いため、開封の開始が困難である。
初期開封性の向上策のひとつとして、内側に鋭
角の、とくに75゜以下の鋭角をもつた非シール部
を有する突起シールを設けることが提案された
(特開昭56−64970号)。
角の、とくに75゜以下の鋭角をもつた非シール部
を有する突起シールを設けることが提案された
(特開昭56−64970号)。
容易に理解されるとおり、非シール部が鋭角、
それも75゜以下という鋭い角度の突起シールを設
けるためには、容器のフランジの幅を、少なくと
も開封部だけでも広くとらなければならない。こ
のことは、容器の形状に制約を与えるし、逆にい
えば、このような易開封性の与え方は適用範囲が
狭いということになる。
それも75゜以下という鋭い角度の突起シールを設
けるためには、容器のフランジの幅を、少なくと
も開封部だけでも広くとらなければならない。こ
のことは、容器の形状に制約を与えるし、逆にい
えば、このような易開封性の与え方は適用範囲が
狭いということになる。
初期開封性を高めるいまひとつの手段として出
願人は、開封部のシール強度から他の部分より低
いシールを実現することを着想し、その方法を確
立して、すでに提案した(特開昭58−149204号)。
さらに研究を進め、今回、上記の突起シールとこ
の選択的強度をもつたシール技術とを組み合わせ
ることにより、両者の効果が高められることを見
出して本発明に至つた。
願人は、開封部のシール強度から他の部分より低
いシールを実現することを着想し、その方法を確
立して、すでに提案した(特開昭58−149204号)。
さらに研究を進め、今回、上記の突起シールとこ
の選択的強度をもつたシール技術とを組み合わせ
ることにより、両者の効果が高められることを見
出して本発明に至つた。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の目的は、上記の突起シールの角度を鈍
角またはそれに近いものにしてフランジ幅をあま
り大きくする必要をなくし、しかも一層すぐれた
初期開封性をもつた易開封性ヒートシールの方法
を提供することにある。
角またはそれに近いものにしてフランジ幅をあま
り大きくする必要をなくし、しかも一層すぐれた
初期開封性をもつた易開封性ヒートシールの方法
を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明の易開封性シール方法は、容器本体のフ
ランジに蓋体を開封容易にヒートシールする方法
であつて、シールの形状を、開封部分が内側に一
角形状の非シール部を有するものにし、ヒートシ
ール装置のフランジ下面に当接するリテーナーと
して、前記開封部に当る部分に耐熱ゴムを、その
表面がリテナー表面と同一平面にあるように埋め
込んだものを使用し、蓋体の上方から加熱、加圧
することにより前記ヒートシールを行い、開封部
のシール強度を他の部分より低くすることを特徴
とする。
ランジに蓋体を開封容易にヒートシールする方法
であつて、シールの形状を、開封部分が内側に一
角形状の非シール部を有するものにし、ヒートシ
ール装置のフランジ下面に当接するリテーナーと
して、前記開封部に当る部分に耐熱ゴムを、その
表面がリテナー表面と同一平面にあるように埋め
込んだものを使用し、蓋体の上方から加熱、加圧
することにより前記ヒートシールを行い、開封部
のシール強度を他の部分より低くすることを特徴
とする。
[作用]
図面を参照し、カツプ状本体1に蓋体2を組み
合わせた構成の包装容器に例をとつて説明すれ
ば、第1図に示すように、環状のヒートシール3
は開封部分において、角度αが好ましくは80〜
100゜の一角形状の非シール部32を内側に有する
突起シール31であつて、図の破線で囲んだ部分
は、それ以外の部分よりシール強度が低くなるよ
うヒートシールされている。このようなヒートシ
ールは、第2図に示すように、ヒートシール装置
のリテーナー4すなわち容器1のフランジ11の
支持台の、開封部にあたる領域に耐熱性ゴム41
を埋め込んでおき、上方から加熱ブレード5で押
圧して環状シール3を形成することにより実現で
きる。耐熱性ゴム41は、加熱ブレード5の圧力
を吸収し分散させるので、金属を使用している他
の部分にくらべて、この領域の剥離強度が低くな
るわけである。
合わせた構成の包装容器に例をとつて説明すれ
ば、第1図に示すように、環状のヒートシール3
は開封部分において、角度αが好ましくは80〜
100゜の一角形状の非シール部32を内側に有する
突起シール31であつて、図の破線で囲んだ部分
は、それ以外の部分よりシール強度が低くなるよ
うヒートシールされている。このようなヒートシ
ールは、第2図に示すように、ヒートシール装置
のリテーナー4すなわち容器1のフランジ11の
支持台の、開封部にあたる領域に耐熱性ゴム41
を埋め込んでおき、上方から加熱ブレード5で押
圧して環状シール3を形成することにより実現で
きる。耐熱性ゴム41は、加熱ブレード5の圧力
を吸収し分散させるので、金属を使用している他
の部分にくらべて、この領域の剥離強度が低くな
るわけである。
開封部領域のヒートシールの剥離強度を低下さ
せるべき度合は、他の部分に与えられる本来の剥
離強度や、突起シールの形状によつても多少異な
るが、十分な初期開封性のためには、通常20%減
を必要とし、たとえば24%減が適当である。一
方、あまり低下させると密封性に不安がでてくる
ので、50%減程度に止めるのがよい。この調節
は、リテーナーに埋め込む耐熱性ゴムの硬度や厚
さを適当にえらぶことによつて可能になる。一例
をあげれば、硬度50〜80゜のシリコーンゴムの厚
さ2〜5mmの板を、リテーナーの開封部領域の金
属材料とおきかえるものである。
せるべき度合は、他の部分に与えられる本来の剥
離強度や、突起シールの形状によつても多少異な
るが、十分な初期開封性のためには、通常20%減
を必要とし、たとえば24%減が適当である。一
方、あまり低下させると密封性に不安がでてくる
ので、50%減程度に止めるのがよい。この調節
は、リテーナーに埋め込む耐熱性ゴムの硬度や厚
さを適当にえらぶことによつて可能になる。一例
をあげれば、硬度50〜80゜のシリコーンゴムの厚
さ2〜5mmの板を、リテーナーの開封部領域の金
属材料とおきかえるものである。
実施例 1
ポリプロピレン製のカツプ状本体に、ポリエス
テル12μ/延伸ナイロン15μ/シーラント60μの構
成の蓋体を、α=78゜の突起シールをもつてヒー
トシールした。その際に、リテーナーの開封部領
域にシリコーンゴムを用いた。
テル12μ/延伸ナイロン15μ/シーラント60μの構
成の蓋体を、α=78゜の突起シールをもつてヒー
トシールした。その際に、リテーナーの開封部領
域にシリコーンゴムを用いた。
開封部の剥離強度1570(単位はg/15mm、以下
同じ)、他の部分は2113であつて、(開封部剥離強
度の低減割合は約26%)、初期開封性のすぐれた
易開封性ヒートシールが得られた。
同じ)、他の部分は2113であつて、(開封部剥離強
度の低減割合は約26%)、初期開封性のすぐれた
易開封性ヒートシールが得られた。
実施例 2
シーラントの種類を変えた(厚み50μ)ほかは
同じ条件で、実施例1を繰り返した。
同じ条件で、実施例1を繰り返した。
開封部の剥離強度2368、他の部分のそれは3075
(低減割合は約23%)で、この場合も初期開封性
のよい易開封性容器ができた。
(低減割合は約23%)で、この場合も初期開封性
のよい易開封性容器ができた。
[発明の効果]
本発明の易開封性シール方法に従えば、フラン
ジを有する容器本体に蓋体をヒートシールする場
合に、フランジ幅をあまり大きくする必要なく、
初期開封性のすぐれた易開封性ヒートシールを行
うことができる。
ジを有する容器本体に蓋体をヒートシールする場
合に、フランジ幅をあまり大きくする必要なく、
初期開封性のすぐれた易開封性ヒートシールを行
うことができる。
第1図は、本発明の方法により易開封性のヒー
トシールを行なつた容器の一例を示す、蓋体の一
部を切欠いた平面図である。第2図は、本発明の
易開封性のヒートシール方法を説明する断面図で
ある。 1……容器本体、2……蓋体、3……ヒートシ
ール、31……突起シール、32……非シール
部、4……リテーナー、41……耐熱性ゴム。
トシールを行なつた容器の一例を示す、蓋体の一
部を切欠いた平面図である。第2図は、本発明の
易開封性のヒートシール方法を説明する断面図で
ある。 1……容器本体、2……蓋体、3……ヒートシ
ール、31……突起シール、32……非シール
部、4……リテーナー、41……耐熱性ゴム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 容器本体のフランジに蓋体を開封容易にヒー
トシールする方法であつて、シールの形状を、開
封部分が内側に一角形状の非シール部を有するも
のにし、ヒートシール装置のフランジ下面に当接
するリテーナーとして、前記開封部に当る部分に
耐熱ゴムを、その表面がリテーナー表面と同一平
面にあるように埋め込んだものを使用し、蓋体の
上方から加熱、加圧することにより前記ヒートシ
ールを行い、開封部のシール強度を他の部分より
低くすることを特徴とする易開封性シール方法。 2 開封部のシール強度を他の部分より20〜50%
低くした特許請求の範囲第1項のシール方法。 3 一角形状の非シール部の先端の角度が80〜
100゜の範囲である特許請求の範囲第1項のシール
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57106527A JPS591312A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 易開封性シ−ル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57106527A JPS591312A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 易開封性シ−ル方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591312A JPS591312A (ja) | 1984-01-06 |
JPH0117922B2 true JPH0117922B2 (ja) | 1989-04-03 |
Family
ID=14435863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57106527A Granted JPS591312A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 易開封性シ−ル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003312732A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 密封容器 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61152534A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-11 | ア−ス製薬株式会社 | ヒ−トシ−ル用ヒ−タ |
JPH0248377Y2 (ja) * | 1985-05-01 | 1990-12-19 | ||
JPS63184721U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-28 | ||
JP2612031B2 (ja) * | 1988-06-09 | 1997-05-21 | 日立金属株式会社 | トナーカートリッジ |
US6016815A (en) | 1999-03-12 | 2000-01-25 | Avon Products, Inc. | Applicator brush |
FR2852500B1 (fr) * | 2003-03-20 | 2007-02-23 | Oreal | Brosse et dispositif de conditionnement et d'application comportant une telle brosse |
JP6629870B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2020-01-15 | エースコック株式会社 | ヒートシール装置 |
-
1982
- 1982-06-21 JP JP57106527A patent/JPS591312A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003312732A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 密封容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS591312A (ja) | 1984-01-06 |
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