JPH01178664A - 床張り構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は建築物の仕上げの分野に属し、主として遠赤
外線効果による室内暖房用の床張り構造として利用され
る。

（従来の技術〕 従来から床暖房には各種の方策が見られるものであるが
、単に床上そのものを暖房するためのものであり、強制
的に室内空間まで熱効率よく暖房する思想はなかった。

更に、木質の床材は乾燥により変形するのでその床面を
直接暖房のために加温することはされていなかった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は床暖房と共に遠赤外線効果により室内の上隅
部まで熱効率よく室内を暖房できる床張り構造を提供す
るものである。

（問題点を解決するための手段λ この発明は上記課題を解決するため、合成樹脂を注入処
理した木材を床板とし、該床板の裏面に遠赤外線加熱の
熱源を配設して成るものである。

（作用） 上記構成によれば、熱源から発せられる遠赤外線が床板
となる木材に浸漬された合成樹脂を振動させるので該合
成樹脂の温度は上昇し、したがって、床板が熱効率よ（
暖房され、その結果室内の上層部まで熱放散される。

（実施例］ この発明を一実施例により具体的に説明すると、第１図
に示すように杉、栗、桐等の床板１は合成樹脂（ホルム
アルデヒドを主剤に架橋剤としてアルキッド樹脂をブレ
ンドしたもの）を注入処理したもので、床板１の裏面に
は遠赤外線加熱の熱源６を配設し、表面にはクロス４を
敷設して成るものである。

このようにして成る床張り構造ａはその床板１が熱源６
により４０°Ｃに加熱されると、床板１はアセチル化さ
れているので乾燥による狂いがなく、しかも熱源６から
発せられる遠赤外線５により合成樹脂２が振動し、合成
樹脂２の温度が上昇して床板１が熱効率よく加熱され、
その結果室内の上層部まで熱放散される。このときの室
内の床上１０１程度から天井まで及び四隅部の上下の温
度が約２６°Ｃとなり、床暖房により床上のみならず室
内全域にわたって快適な温度に暖房できる効果がある。

なお、床板１に注入する処理液としては前記のほか、寸
法安定化としてはポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリフール等のポリエーテル類、ポリエチレングリ
コールモノ（メタンアクリレート、飽和ポリエステル樹
脂、ポリ　（メタ）アクリル酸エステル類またはその共
重合体、ウレタン樹脂、ポリビニルアルコール、パラフ
ィン、酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アミツブ
ラスト樹脂、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ビニル共重合
体樹脂、ＳＢＲ，ＮＢＲ等の溶液または分散液が挙げら
れる。

（発明の効果） 以上のようにこの発明によれば、床板を合成樹脂により
アセチル化或いはエーテル化することにより寸法安定化
を図って加熱による狂いを解消すると共に、遠赤外線効
果により床板裏面の熱エネルギーを熱効率よく床上面よ
り室内全域にわたって熱放散できる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の床張り構造ａの概略縦断面図である
。 図中、１は床板、２は合成樹脂、６は熱源、４はクロス
、５は遠赤外線。 ａは床張り構造。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 合成樹脂を注入処理した木材を床板とし、該床板の裏面
   に遠赤外線加熱の熱源を配設し、遠赤外線効果による室
   内暖房を特徴とする床張り構造。