JPH01177457A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH01177457A
JPH01177457A JP33521187A JP33521187A JPH01177457A JP H01177457 A JPH01177457 A JP H01177457A JP 33521187 A JP33521187 A JP 33521187A JP 33521187 A JP33521187 A JP 33521187A JP H01177457 A JPH01177457 A JP H01177457A
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knocking
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ignition
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誠 牧野
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の点火時期制御装置に係り、特に複数
個の点火進角テーブルから必要な点火進角テーブルを選
択して選択された点火進角テーブルに基づいて点火時期
を制御する内燃機関の点火時期制御装置に関する。
〔従来の技術〕
現在市場に流通している車両用燃料、例えばガソリンに
は、高オクタン価燃料(ハイオク燃料)と低オクタン価
燃料(レギュラ燃料)とがある。
燃料のオクタン価は、内燃機関の耐ノツク性に相関があ
ることが知られており、オクタン価が高い燃料はどノッ
キングが発生しにくい。このため、ハイオク燃料に適合
した基本点火進角は、レギュラ燃料に適合した基本点火
進角よりも進角側に存在している。従って、レギュラ燃
料を使用してハイオク燃料に適合した基本点火進角に基
づいて点火時期を制御すると、点火時期が遅進角となる
ためノッキングが頻発して機関の性能を十分に発揮する
ことができず、最悪の場合には機関が損傷することもあ
る。逆に、ハイオク燃料を使用して低オクタン価燃料に
適合した基本点火進角に基づいて点火時期を制御すると
、MBT (Minimum5park Advanc
e for Be5t Torque)からかなり遅角
した領域で点火時期が制御されるため、出力が低下して
内燃機関の有する性能を十分に発揮できなくなる。
また、気象条件によってノッキングが発生し難い状況や
ノッキングが発生し易い状況が発生するため、ノッキン
グが発生し難い状況では特性が進角側に偏倚した基本点
火進角に基づいて点火時期を制御して出力を向上し、ノ
ッキングが発生し易い状況では特性が遅角側に偏倚した
基本点火進角に基づいて点火時期を制御することにより
ノッキングの多発を防止することが好ましい。
このため従来では、進角側に偏倚した特性の基本点火進
角のテーブル(テーブルH)と遅角側に偏倚した特性の
基本点火進角のテーブル(テーブルL)とを予め定めて
おき、ノッキングを検出するノッキングセンサの検出出
力に基づいて使用するテーブルを自動選択し、選択され
たテーブルに基づいて点火時期を制御するようにしてい
る。
上記テーブルは、ノッキングが発生したとき点火時期を
遅角しかつノッキングが発生しないとき点火時期を進角
してノッキングが発生しない最大進角値で点火時期を制
御するための補正遅角量θにの大きさに基づいて選択さ
れており、補正遅角量θkが大きいときにはノッキング
が多発していると判断して特性が遅角側に偏倚したテー
ブルLを選択して点火時期を制御し、補正遅角量θkが
小さいときには使用しているテーブルによる制御では点
火時期が過遅角であると判断して特性が進角側に偏倚し
たテーブルHを選択して点火時期を制御している。
なお、本発明に関連する技術としては、オクタン価判定
中の機関高回転域ではレギュラ燃料用の比較的遅角した
点火時期で制御する技術(特開昭60−216067号
公報)、機関始動時には遅角側の点火時期で制御し、ア
イドルや機関軽負荷域では進角側の点火時期で制御する
技術(特開昭60−79168号公報)、切換えスイッ
チによってオクタン価に応じた基本点火進角を選択する
技術(特開昭58−57072号公報)、オクタン価に
応じてノッキング制御用の補正遅角量θkを変化させる
技術(特開昭60−204970号公報)、オクタン価
に応じて点火時期を補正する技術(特開昭58−138
262号公報)、学習したオクタン価と燃料補給量から
現在のオクタン価を推定する技術(特開昭61−197
744号公報)、ノッキング検出手段の出力に応じて必
要な点火時期のマツプを選択する技術(特開昭60−1
11031号公報)がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般に、ガソリン機関では高負荷運転時にノッキングが
発生し易く、従って上記テーブルの選択は高負荷運転時
に実施されることになる。
しかしながら、どのテーブルを選択するがの判定領域は
すべての高負荷運転時を満足しているものとは限らず、
また機関のおかれる環境も時々刻々変化するので、ある
条件で点火進角のテーブルを選択してもそれが必ずしも
最適なテーブルとは限らない場合が起こり得る。例えば
高負荷運転中のノッキング制御による補正遅角量が小さ
いためより進角されたテーブルに切換えたとき、それが
誤判定であった場合は、急激なノッキングの発生や過進
角によるプレイグニツシヨンの発生等が考えられ、機関
に損傷を与えることも起こり得る。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、現在
の運転状態に最適でない点火進角のテーブルが誤って選
択された場合でも急激なノッキングの発生が生じないよ
うにした内燃機関の点火時期制御装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、第1図に示すよう
にノッキングの発生を検出するためのノッキング検出手
段Aと、特性が異なる点火進角のテーブルを複数個記憶
した記憶手段Eと、点火時期制御に使用するためのテー
ブルを前記ノッキング検出手段Aの出力に基づいて選択
する選択手段Bと、使用中のテーブルよりも進角側の特
性を備えたテーブルが機関高負荷域で選択されたとき機
関低負荷域において使用テーブルを前記選択されたテー
ブルへ切換える切換手段りと、前記切換手段りによって
切換えられたテーブルに基づいて点火時期を制御する点
火時期制御手段Cと、を含んで構成したものである。
上記選択手段Bは、ノッキングが発生したとき点火時期
を遅角しかつノッキングが発生しないとき点火時期を進
角する補正遅角量θkを演算する演算部B1と、この補
正遅角量θkに基づいて点火時期制御に使用するための
テーブルを選択する選択部B2とで構成することができ
る。また、選択手段Bではノッキングの発生頻度を用い
て点火時期制御に使用するテーブルを選択することもで
きる。
〔作用〕
以下本発明の作用を第1図を参照して説明する。選択手
段Bは、ノッキングの発生を検出するためのノッキング
検出手段Aの出力に基づいて、現在の運転状態に最適な
点火進角のテーブルを記憶手段Eに記憶されたテーブル
から選択する。切換手段りは、現在使用中のテーブルよ
りも進角側の特性を備えたテーブルが機関高負荷域で選
択されたときには、使用テーブルを直ちに切換えること
なく、機関低負荷域において現在使用中のテーブルから
上記の選択されたテーブルへ切換える。
そして、点火時期制御手段Cは、この切換えられたテー
ブルに基づいて点火時期を制御する。この点火時期手段
Cは、テーブルに基づいて基本点火進角θ!IAs!を
演算する演算部C1と、基本点火進角θIIASI!を
を補正遅角量θにや他の補正進角で補正して実行点火進
角θiを求めてイグナイタを制御する演算制御部C2で
構成することができる。
このように、ノッキングが発生し難い機関低負荷域にお
いて点火進角のテーブルを切換えて点火時期制御を切換
えているため、誤って進角側の特性を備えたテーブルが
選択されたときでも急激なノッキングの発生を防止する
ことができる。
なお、現在使用中のテーブルよりも遅角側の特性を備え
たテーブルが選択されたときには、出力の低下を回避す
るため直ちにテーブルを切換えて点火時期制御を切換え
るのが好ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ノッキングが発生
し難い機関低負荷域でテーブルを切換えているため、誤
って進角側特性のテーブルが選択されて点火時期が制御
されたときにおいてもノッキングの急激な発生を防止す
ることができる、という効果が得られる。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図には、本発明が適用可能な点火時期制御装置を備
えた内燃機関(エンジン)の−例が示されている。4サ
イクル6気筒ガソリン機関10のディストリビュータ1
4には、ディストリビュータシャフトに固定されたシグ
ナルロータとディストリビュータハウジングに固定され
たピックアップとで各々構成された気筒判別センサ16
及び回転角センサ18が取付けられている。気筒判別セ
ンサ16は、ディストリビュータシャフトが1回転する
毎、すなわちクランク軸が2回転する毎(720°CA
毎)に1つのパルスを発生する。このパルスの発生位置
は、例えば第1気筒の上死点(TDC)である。回転角
センサ18はディストリビュータシャフトが1回転する
毎に例えば24個のパルス、従って30°CA毎に1つ
のパルスを発生する。気筒判別センサ16及び回転角セ
ンサ18は、マイクロコンピュータ等で構成された制御
回路20に接続され、各センサで発生された電気信号が
制御回路20に入力されている。
また、制御回路20には、吸気通路22のスロットル弁
25上流側に取付けられかつ吸気温センサを備えたエア
フローメータ24からの吸入空気量信号が入力されてい
る。なお、図示を省略したが吸気温信号も入力される。
機関10のシリンダブロックには、機関振動を検出する
磁歪素子等で構成されたノッキングセンサ12が取付け
られており、このノッキングセンサ12から出力された
電気信号が制御回路20に入力されている。スロットル
弁25の下流側にはサージタンク11が配置されており
、このサージタンク11はインテークマニホールドを介
してエンジンの燃焼室に連通されている。エンジンの燃
焼室は、エキゾーストマ二ホールドを介して三元触媒を
充填した触媒装置(図示せず)に連通されている。この
エキゾーストマニホールドには、排ガス中の残留酸素濃
度を検出して理論空燃比に対応する値を境に反転した信
号を出力する02センサ32が取付けられている。また
、シリンダブロックを貫通してウォータジャケット内に
突出するよう機関冷却水温を検出する水温センサ30が
取付けられている。一方、制御回路20からは、イグナ
イタ26に点火信号が出力され、イグナイタ26によっ
て形成された高電圧はディストリビュータ14によって
分配され、各気筒毎に取付けられた点火プラグ28に順
に供給される。また、制御回路20は演算された燃料噴
射時間に相当する時間燃料噴射弁29を開弁して燃料噴
射量を制御するように接続されている。そして制御回路
20には、イグニッションスイッチIGが接続されてい
る。
マイクロコンピュータを含んで構成された制御回路20
は、第3図に示すように、電源でバックアップされたバ
ックアップRAMを備えたランダムアクセスメモリ (
RAM)58、リードオンリメモIJ  (ROM)6
0、マイクロプロセッシングユニット(MPU)62、
第1の入出カポ−トロ4、第2の人出カポ−トロ6、第
1の出力ポートロ8、第2の出力ポードア0及びこれら
を接続するデータバスやコントロールバス等のバス72
を備えている。第1の人出カポ−トロ4は、アナログ−
デジタル(A/D)変換器74、マルチプレクサ76及
びバッファ78Aを介してエアフロメーク24に接続さ
れると共にバッファ78Bを介して機関温度を代表する
機関冷却水温を検出するための水温センサ30に接続さ
れ、また図示しないバッファを介して吸気温センサ等に
接続されている。また、第1の人出カポ−トロ4は、A
/D変換器74及びマルチプレクサ76に制御信号を供
給するよう接続されている。上記第2の入出カポ−トロ
6には、波形整形回路80を介して気筒判別センサ16
及び回転角センサ18が接続されると共に、入力回路8
2を介してノッキングセンサ12が接続され、またコン
パレータ84を介して02センサ32が接続されている
。更に、入力ポートロ6にはイグニッションスイッチI
Gが接続されている。
上記入力回路82は、第4図に示すように、−端がノッ
キングセンサ12に接続されたノックゲート回路82A
とピークホールド回路82Bとから成る直列回路と、こ
の直列回路に対して並列に接続された積分回路82Eと
、直列回路及び積分回路82Eに接続されたマルチプレ
クサ82Cと、マルチプレクサ82Cに接続されたA/
D変換器82Dとから構成されている。そしてノックゲ
ート回路82A、マルチプレクサ82C及びA/D変換
器82Dは、第2の入出カポ−トロ6からの制御信号に
よって制御されるように接続されている。
上記第1の出力ポートロ8は駆動回路86を介してイグ
ナイタ26に接続され、第2の出力ポードア0は駆動回
路88を介して燃料噴射弁29に接続されている。なお
、90はクロック、92はタイマである。上記ROM6
0には、以下で説明する制御ルーチンのプログラムや第
14図に示す特性が進角側に偏倚した基本点火進角のテ
ーブルHおよび第15図に示す特性がテーブルHの特性
より遅角側に偏倚した基本点火進角のテーブルLが予め
記憶されている。
次に、上記制御ルーチンを説明しながら本発明の実施例
の作用を詳細に説明する。第5図は本実施例の所定クラ
ンク角毎に実行される割込みルーチンを示すもので、ス
テップ106において、気筒判別信号及び回転角信号に
基づいて現在のピストン位置が上死点(TDC)である
か否かを判断する。T、DCのときはステップ114に
おいてマルチプレクサ82Cを制御してノッキングセン
サ12出力を積分回路82E及びマルチプレクサ82C
を介してA/D変換器82Dに人力し、積分回路82E
出力すなわちバックグラウンドレベルbのA/D変換を
開始する。これによって、ノッキングによらない機関振
動のレベルすなわちバックグラウンドレベルbのデジタ
ル値が求められ、A/D変換終了時にこのデジタル値が
RAMの所定エリアに記憶される。一方、ステップ10
6でTDCでないと判断されたときは、ステップ108
において現在のピストン位置が例えば15°CA  A
TDCか否かを判断し、ステップ108の判断が肯定の
ときはステップ110において第2の入出カポ−トロ6
からノックゲート回路82Aに制御信号を出力してノッ
クゲート回路82Aをオーブンし、ノッキングセンサ1
2からノックゲート回路82A1ピークホールド回路8
2B1マルチプレクサ82Cを介してノッキングセンサ
12出力をA/D変換器82Dに入力させる。
次のステップ112では現在時刻と予め定められている
所定クランク角度範囲に対応する時間とからノックゲー
ト回路82Aをクローズする時刻t(90°CA  A
TDCに対応する)を算出してコンベアレジスタにセッ
トする。
第6図はステップ112にセットされた時刻になったと
きに割り込まれる時刻−散開込みルーチンを示すもので
、現在時刻がコンベアレジスタにセットされた時刻と一
致するとステップ116において第2の人出カポ−トロ
6からA/D変換器82Dに制御信号を出力してピーク
ホールド回路82B出力のA/D変換を開始してメイン
ルーチンにリターンする。
第7図は積分回路82E出力のA/D変換が終了したと
きのA/D変換器82DからのA/D変換終了信号によ
って割り込まれる割込みルーチンを示すもので、ステッ
プ118においてA/D変換値をピーク値aとしてRA
Mの所定エリアに記憶し、ステップ120において第2
の入出カポ−トロ6からノックゲート回路82Aに制御
信号を出力してノックゲート回路82Aをクローズする
次に第8図を参照してテーブルを選択するルーチンにつ
いて説明する。ステップ122において現在基本点火進
角のテーブルHが点火時期制御に使用されているか否か
を判断する。テーブルトIが使用されているときにはス
テップ124においてテーブルHが現在の運転状態に適
しているか否かの判定を実行し、ステップ126におい
てフラグFOKがセットされているか否かを判断するこ
とによりテーブルHが現在の運転状態に適しているか否
かを判断する。フラグFOKがセットされているときに
はテーブルHが現在の運転状態に適していると判断して
継続してテーブルHが選択されるようにステップ130
において判定フラグFJをセットし、フラグFOKがリ
セットされているとき、すなわちテーブルHが現在の運
転状態に適していないときにはテーブルLが選択される
ようにステップ128において判定フラグFJをリセッ
トする。
一方、ステップ122においてテーブルLが使用されて
いると判断されたときにはステップ132においてテー
ブルLが現在の運転状態に適しているか否かの判定を実
行し、ステップ134においてフラグFOKがリセット
されているか否かを判断することによりテーブルLが現
在の運転状態に適しているか否かを判断する。フラグF
OKがリセットされているときにはテーブルLが現在の
運転状態に適しているためテーブルLが継続して選択さ
れるようにステップ136において判定フラグI” J
をリセットし、フラグFOKがセットされているときに
はテーブルLが現在の運転状態に適していないことから
テーブルHが選択されるようにステップ130において
判定フラグFJをセットする。
第9図は上記ステップ124の詳細を示すもので、ステ
ップ180において補正遅角量θkが所定値(例え゛ば
、12°CA)以上で所定時間(例えば、2sec)以
上経過したか否かを判断することによりノッキングが頻
発がしている時間が長いか否かを判断する。ステップ1
80の判断が肯定のときには、ノッキングが頻発してい
る時間が長いことから特性が進角側に偏倚したテーブル
Hでの点火時期制御では点火時期が過進角制御されてい
ると判断してステップ182においてテーブルHが現在
の運転状態に適していないことを示すためにフラグFO
Kをリセットする。
第10図は上記ステップ132の詳細を示すもので、ス
テップ186で補正遅角量θkが第1の所定値(例えば
、1°CA)未満か否かを判断し、またステップ190
で補正遅角量θkが第1の所定値より大きい第2の所定
値(例えば、5゜CA)を越えているか否かを判断する
。補正遅角量θkが第1の所定値未満のときにはステッ
プ188においてカウント値mをインクレメントし、補
正遅角量θkが第2の所定値を越えているときにはステ
ップ192においてカウント値mをディクリメントする
。なお、このカウント値mは負の値を取らないように制
限されている。そして、補正遅角量θkが第1の所定値
と第2の所定値との間の値を取るときにはそのままステ
ップ194へ進む。ここで、カウント値mは補正遅角量
θkが極めて小さいときにインクレメントされることに
なり、このカウント値mが第1の所定値未満のときはノ
ッキングの発生が殆どない状態が継続していることから
点火時期が機関要求値より遅角側に制御されていると判
断することができる。ステップ194ではカウント値m
が判定値JUDGを越えているか否かを判断することに
よりテーブルLが現在の運転状態に適しているか否かを
判定し、m>JUDGのときにはテーブルして点火時期
を制御しているにも拘わらすノッキングが殆ど発生しな
い状態が長く継続しており、このためテーブルしでは点
火時期が通運角制御されていると判断してステップ19
6においてテーブルLが不適切であることを示すために
フラグFOKをセットすると共にカウント値mを0にセ
ットする。
第11図は基本点火進角のテーブルを切換えるルーチン
を示すもので、ステップ160において第8図のルーチ
ンでセットまたはリセットされた判定フラグFJがセッ
トされているか否かを判定する。判定フラグFJがリセ
ットされているときにはステップ162において切換フ
ラグFをリセットすることによりテーブルしによる点火
時期制御が実行されるようにする。ステップ160にお
いて判定フラグFJがセットされていると判断されたと
きには、ステップ164において機関1回転当りの吸入
空気量Q/NEが所定値L (j!/rev)以下か否
かを判断することにより低負荷域か否かを判断する。ス
テップ164で低負荷域と判断されたときにはステップ
166で切換フラグFをセットしてテーブルHによる点
火時期制御が実行されるようにする。一方、ステップ1
64で低負荷域でないと判断されたとき、すなわち現在
の運転状態が高負荷域または中負荷域であるときにはス
テップ162において切換フラグFをリセットすること
により判定フラグFJがセットされてテーブルHが選択
されているにも拘わらずテーブルしによる点火時期制御
が継続されるようにする。
以上のようにテーブルHが選択されたときには機関低負
荷域のみにおいて切換フラグFをセットすることにより
現在使用中のテーブルLからテーブルHに切換えてテー
ブルHによる点火時期制御が実行されるようにしている
ため、誤ったテーブルが選択されたときにおいても急激
なノッキングが発生することが防止される。
第12図は基本点火進角θIIASEを演算するルーチ
ンを示すもので、ステップ168において現在テーブル
Hを使用して点火時期を制御しているか否かを判断し、
テーブルHを使用していると判断されたときにはステッ
プ176において判定フラグFJがセットされているか
否かを判断する。判定フラグFJがセットされていると
きには第14図に示すテーブルHから現在の機関回転速
度NE。と機関1回転当りの吸入空気ff1Q/NEと
に対応する基本1点火進角θBAsEをテーブルをルッ
クアットすることにより求める。一方ステップ176で
判定フラグFJがリセットされていると判断されたとき
には第15図に示すテーブルLから上記と同様にして基
本点火進角θBASEを演算する。
ステップ168でテーブルLが使用されていると判断さ
れたときには、ステップ170において切換フラグFが
セットされているか否かを判断し、切換フラグFがセッ
トされているときにはテーブルHから上記と同様にして
基本点火進角θBASEを演算し、切換フラグFがリセ
ットされていると判断されたときにはステップ174に
おいてテーブルLから上記と同様にして基本点火進角θ
BASEを演算する。
以上の結果、テーブルHからテーブルLへの切換え、す
なわち進角側の点火時期制御から遅角側の点火時期制御
へ切換える場合には現在使用中のテーブルが不適切と判
断された時点で直ちに切換えられる。一方、テーブルL
からテーブルHへの切換え、すなわち遅角側の点火時期
制御から遅角側の点火時期制御へ切換えるときには、切
換フラグFがセットされているときすなわち使用テーブ
ルが不適切と判断されて機関低負荷域で運転されたとき
に切換えられる。
第13図は点火進角を演算するルーチンを示すもので、
ステップ140において機関1回転当りの吸入空気量Q
/NEが所定値(例えば、0.7117rev)以上か
否かを判断するこにとよりノッキング制御領域か否かを
判断し、ノッキング制御領域でないときにはステップ1
42において実行点火進角θiを基本点火進角θBAB
Hの値とした後リターンし、ノッキング制御領域である
と判断・ されたときには、ステップ144においてピ
ーク値aとバックグラウンドレベルbとを取込み、ステ
ップ128においてピーク値aと判定レベルkb(ただ
し、kは定数)とを比較する。ピーク値aが判定レベル
kbより大きいときはノッキングが発生したと判断して
ステップ146において補正遅角量θkを所定値(例え
ば、l″CA)大きくする。一方、ピーク値aが判定レ
ベルkb以下と判断されたときには、ノッキングが発生
していないと判断してステップ148において所定点火
回数(例えば、100点火)経過したか否かを判断し、
所定点火回数経過していればステップ150において補
正遅角量θkを所定値(例えば、l” CA)小さくす
る。そしてステップ152において基本点火進角θ3.
S!から補正遅角量θkを減算して実行点火進角θiを
求める。このように演算された実行点火進角θiより所
定時間前にイグナイタをオンさせておき、実行点火進角
θiになった時点でイグナイタをオフさせることにより
実行点火進角で点火されるように点火時期が制御される
なお、上記ではテーブルHとテーブルLをRoMに記憶
して点火時期を制御する例について説明したが、テーブ
ルトIまたはテーブルLの何れか一方をROMに記憶す
ると共に他のテーブルへ補正によって変換するための補
正テーブルを記憶しておいて、判定結果に応じてこの基
本点火進角を補正するようにしてもよい。また上記では
吸入空気量と機関回転速度とに基づいて点火時期を制御
するエンジンについて説明したが、本発明は吸気管圧力
と機関回転速度とで点火時期を制御する内燃機関にも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明が適用可能な点火時期制御装置を備えた内燃機関の概
略図、第3図は第2図の制御回路の詳細を示すブロック
図、第4図は第3図の入力回路の詳細を示すブロック図
、第5図は本実施例の所定クランク角毎に実行される割
込みルーチンを示す流れ図、第6図は時刻−散開込みル
ーチンを示す流れ図、第7図はA/D変換終了割込みル
ーチンを示す流れ図、第8図は本発明の実施例のテーブ
ル選択ルーチンを示す流れ図、第9図は第8図のステッ
プ124の詳細を示す流れ図、第10図は第8図のステ
ップ132の詳細を示す流れ図、第11図はテーブルの
切換えルーチンを示す流れ図、第12図は基本点火進角
の演算ルーチンを示す流れ図、第13図は実行点火進角
の演算ルーチンを流れ図、第14図は特性が進角側に偏
倚したテーブルHの線図、第15図は特性が遅角側に偏
倚したテーブルLの線図である。 12・・・ノッキングセンサ、 16・・・気筒判別センサ、 18・・・回転角センサ、 20・・・制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノッキングの発生を検出するためのノッキング検
    出手段と、特性が異なる点火進角のテーブルを複数個記
    憶した記憶手段と、点火時期制御に使用するためのテー
    ブルを前記ノッキング検出手段の出力に基づいて選択す
    る選択手段と、使用中のテーブルよりも進角側の特性を
    備えたテーブルが機関高負荷域で選択されたとき機関低
    負荷域において使用テーブルを前記選択されたテーブル
    へ切換える切換手段と、前記切換手段によって切換えら
    れたテーブルに基づいて点火時期を制御する点火時期制
    御手段と、を含む内燃機関の点火時期制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002662A (en) * 1995-11-29 1999-12-14 Sony Corporation Disc recording and/or reproducing apparatus and disc presence detecting method
US6169712B1 (en) 1997-03-14 2001-01-02 Kabushiki Kaisha Kenwood Reproducing apparatus for recorded medium

Citations (1)

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