JPH01176846A - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の制御装置

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JPH01176846A
JPH01176846A JP33303387A JP33303387A JPH01176846A JP H01176846 A JPH01176846 A JP H01176846A JP 33303387 A JP33303387 A JP 33303387A JP 33303387 A JP33303387 A JP 33303387A JP H01176846 A JPH01176846 A JP H01176846A
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JP
Japan
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mode
pressure
range
continuously variable
variable transmission
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Pending
Application number
JP33303387A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Norio Imai
今井 教雄
Hidehiro Kondo
近藤 英宏
Kazuo Kamiya
神谷 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車に搭載されるベルト式無段変速機の制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のベルト式無段変速機として、エンジンの
人力軸に対して平行な出力軸を設け、それぞれに有効半
径が可変とされるプライマリプーリおよびセカンダリプ
ーリを設けると共に、両ブーり間に■ヘルドを巻掛けて
、両プーリを互いに逆方向に相対移動させることにより
、入力回転数に対する出力回転数のトルク比を連続的無
段階に変化させるものは周知である。その制御方法とし
て、スロットル開度θの関数として機関の要求馬力を設
定し、その馬力を生じるエンジン回転数を目標としてC
VTのトルク比を制御している。
さらに、特開昭59−217050号公報に提案されて
いる無段変速機において、目標回転数の制御パターンは
、出力重視の高出力走行(パワー)、出力と燃料消費効
率との調和を図る通常走行(ノーマル)および燃費効率
重視の経済走行(エコノミー)の3つの制御パターンに
設定され、運転車による手動スイッチの操作により適切
な走行パターンが選択される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の無段変速機の制御方式において
は、Dレンジで走行している場合に、エコノミーが選択
されていると、スロットルを踏んでも常にエンジン回転
数が最良燃料曲線に従うようにCTV部のトルク比を制
御するので、強い加速を得たい場合には、手動スイッチ
をパワーに切換えなければならないという問題を有して
いる。
本発明は上記問題を解決するものであって、エコノミー
、パワーの各走行モードを選択しなくても、アクセルワ
ーク1つで快適な走行を楽しむことができるベルト式無
段変速機の制御装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明のベルト式無段変速機の制御装置は、
車両走行状態を検出する信号により無段階にトルク比を
可変にできる無段変速機において、最大動力走行モード
と最良燃費走行モードを選択する選択手段を備え、スロ
ットル開度およびその変化率のうち少なくとも1つが所
定値以上になった場合には、前記最大動力走行モードを
選択し、所定時間経過後でスロットル開度および加速度
のうち少なくとも1つが所定値以下になった場合には、
前記最良燃費走行モードを選択することを特徴とする。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては、例えば第18図に示すように、Dレ
ンジにおいて最良燃費走行モード(エコノミーモード)
であれば、加速要求検出処理がおこなわれ、そうでなけ
れば加速要求リセット処理がおこなわれる。加速要求検
出処理は、スロットル開度およびその変化率のうち少な
くとも1つが所定値以上の場合に、最大動力走行モード
(パワーモード)に移行させる処理であり、加速要求り
4セツト処理は、所定経過時間以上でスロットル開度お
よび加速度のうち少なくとも1つが所定値以下の場合に
、エコノミーモードに戻る処理である。
従って、本発明によれば、エコノミー、パワーの各走行
モードを選択しなくても、アクセルワーク1つで自動的
に走行モードが選ばれ、加速性能の向上とあいまって快
適な走行を楽しむことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係わるベルト式無段変速機の制御装置
のシステム構成を示している。
その構成は、エンジン101に連結されるベルト式無段
変速機102、該無段変速機102の発進装置103お
よび副変速装置104を制御するための油圧制御装置1
05、無段変速機構を構成する主変速装置106の変速
を行うCVT変速変速用ダーク10フ記油圧制御装置1
05およびCVT変速用モータ107、ブレーキ107
aを制御するための電子制御装置108からなる。
油圧制御語2105は、ポンプ109、ライン圧調整装
置110、シフト圧制御装置1111発進制御装置11
2、L−H切替制御装置113およびシフトレバ−11
4により作動される選速装置115からなり、電子制御
装置108の指令により、ロックアツプクラッチCL、
フルードカップリングFC,リバースブレーキB2、フ
ォワードクラッチCI、ハイクラッチC2、ローコース
トブレーキBlを制御する。
電子制御装置108には、モータ回転信号センサ116
、スロットル開度センサ118、プライマリシーブ回転
数センサ119、セカンダリシーブ回転数センサ120
.車速センサ121、エンジン回転数センサ122、パ
ターン選択装置123、シフトポジションセンサ125
、ブレーキ信号センサ126の各信号が入力され、これ
らの信号に基づいて、変速制御、最良燃費制御、最大動
力制御、エンジンブレーキ制御、L−H切替制御などの
判断処理を行い、前記油圧制御装置105およびCVT
変速用モータ107或いは表示装置127に信号を出力
する。なお、パターン選択装置123は、エコノミーモ
ード(E)、パワーモード(P)、ハイモード発進(H
)を選択するスイッチである。
第2図は、上記ベルト式無段変速機102の変速機構の
概略図である。ベルト式無段変速機102は、入力軸2
、ロックアンプクラッチCLおよびフルードカップリン
グ3を有する発進装置103、正逆転切換装置を構成す
るデュアルプラネタリギヤ装置5、主変速装置106を
構成する無段変速機構6、副変速装置を構成する制御部
104、トランスファ装置7、シングルプラネタリギヤ
装置9および出力部材10、アクスル軸11を備えてい
る。
そして、デュアルプラネタリギヤ装置5は、そのサンギ
ヤ5sが入力軸2に連結し、かつキャリヤ5Cが無段変
速機構6のプライマリシャフト6bに連結すると−共に
、フォワードクラッチC1を介して人力軸2に連結し、
また、リングギヤ5rがリバースブレーキB2に連結し
ている。なお、キャリヤ5cは互いに噛合し、かつサン
ギヤ5sに噛合しているピニオン5plおよびリングギ
ヤ5「に噛合しているビニオン5p2を支持している。
また、シングルプラネタリギヤ装W9のリングギヤ9r
が、無段変速機構6のセカンダリシャフト6aに連動し
、かつキャリヤ9cが出力部材10に連動し、そしてサ
ンギヤ9sがトランスファ装置7を介して係止手段を構
成するワンウェイクラッチFおよびローコースト・リバ
ースブレーキB1に連動すると共にハイクラッチC2を
介して入力軸2に連結している。
上記構成からなるベルト式無段変速機における各クラッ
チ、ブレーキおよびワンウェイクラッチは、各シフトポ
ジションにおいて第3図に示すように作動する。なお、
■印はロックアツプクラッチCLが適宜作動し得ること
を示す。
その動作について詳述すると、Dレンジの低速側りにお
いては、フォワードクラッチC1が係合すると共にワン
ウェイクラッチFが作動する。この状ff3iでは、エ
ンジンのクランク軸の回転は、ロックアツプクラッチC
Lまたはフルードカップリング3を介して入力軸2に伝
達され、さらにデュアルプラネタリギヤ装置5のサンギ
ヤ5sに直接伝達されると共に、フォワードクラッチC
1を介してキャリヤ5Cに伝達される。従って、該デュ
アルプラネタリギヤ装置5は入力軸2と一体に回転し、
正回転を無段変速機構6のプライマリシャフト6bに伝
達し、さらに該無段変速機構6にて適宜変速された回転
がセカンダリシャフト6aからシングルプラネタリギヤ
装置9のリングギヤ9rに伝達される。一方、この状態
では反力を受ける反力支持要素であるサンギヤ9Sは、
トランスファ装置7を介してワンウェイクラッチFにて
停止されており、従ってリングギヤ9rの回転は減速回
転としてキャリヤ9Cから取り出され、さらに出力部材
10を介して減速されアクスル軸11に伝達される。
また、Dレンジの高速側Hにおいては、フォワードクラ
ッチC1の外、ハイクラッチC2が係合する。この状態
では、前述同様に無段変速機構6にて適宜変速された回
転がセカンダリシャフト6aからシングルプラネタリギ
ヤ装置9のリングギヤ9rに伝達される。一方、同時に
、入力軸2の回転はハイクラッチC2およびトランスフ
ァ装置7を介してシングルプラネタリギヤ装置9のサン
ギヤ9sに伝達され、これにより該プラネタリギヤ装置
9にてリングギヤ9rとサンギヤ9sのトルクが合成さ
れてキャリヤ9cから出力され、さらに出力部材10を
介して減速されアクスル軸11に伝達される。
なお、Dレンジの作動ではワンウェイクラッチFに基づ
いてエンジンブレーキ時はフリーとなるが、Sレンジに
おいては、ワンウェイクラッチFに加えて、ローコース
ト・リバースブレーキB1が作動し、逆トルク作用時も
動力伝達を行う。
また、Rレンジにおいては、ローコースト・リバースブ
レーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。こ
の状態では入力軸2の回転は、デュアルプラネタリギヤ
装置5にてリングギヤ5rが固定されているため、キャ
リヤ5cがら逆回転として無段変速機構6に入力される
。一方、ローコースト・リバースブレーキB1の作動に
基づきシングルプラネタリギヤ装置9のサンギヤ9sが
固定されているため、無段変速機構6からの逆回転はシ
ングルプラネタリギヤ装置9にて減速され、出力部材1
0に取り出される。
次に上記ベルト式無段変速機102の実施例を第4図に
より説明する。
ベルト式無段変速機102は、3分割からなるトランス
ミッションケース15を有しており、該ケース15に入
力軸2および無段変速機構6のプライマリシャツ1−6
bが同軸上に回転自在に支持されてドライブ軸を構成し
ていると共に、無段変速機構6のセカンダリシャフト6
aとギヤ軸16が同軸上に回転自在に支持されてドリブ
ン軸を構成している。さらに、ドライブ軸上にはロック
アツプクラッチCLを備えたフルードカップリング3、
フォワードクラッチC1,ハイクラッチC2、ローコー
スト・リバースブレーキB1、リバースブレーキB2、
ワンウェイクラッチF1正逆転切換装置を構成するデュ
アルプラネタリギヤ装置5および油圧ポンプ17が設け
られ、また、ドリブン軸上にはシングルプラネタリギヤ
装置9が設けられている。
さらに、入力軸2はその一端側にフルードカップリング
3の出力部材が係合していると共に、その他端側にデュ
アルプラネタリギヤ装W5のサンギヤ5sが係合してお
り、また、入力軸2上に設けられケース15に固定され
ているスリーブ19にはワンウェイクラッチFを介して
スプロケット20が連結されていると共に、入力軸2に
連結しているスリーブ軸21が回転自在に支持されてい
る。該スリーブ軸21から立ち上がっているフランジ部
22は、その−側にてフォワードクラッチC1がその油
圧アクチュエータ23と共に配設され、またその他側に
ハイクラッチC2がその油圧アクチュエータ25と共に
配設されている。
そして、ハイクラッチC2はその被動側が前記スプロケ
ット20のボス部に連結され、かつ該ボス部はケース1
5にその油圧アクチュエータ26と共に配設されている
ローコースト・リバースブレーキB1に連結している。
一方、フォワードクラッチCIの被動側は、デュアルプ
ラネタリギヤ装置5のキャリヤ5cに連結しており、ま
たリングギヤ5rは油圧アクチュエータ27と共にケー
ス15に配設されたリバースブレーキB2に係合してい
る。
一方ドリブン軸を構成するギヤ軸16には、シングルプ
ラネタリギヤ装置9のサンギヤ9sと一体にスプロケッ
ト29が回転自在に支持されており、さらに該ギヤ軸1
6にピニオン9pを回転自在に支持しているキャリヤ9
cがスプライン結合している。そして、スプロケット2
0.29間にはサイレントチェーン30が巻掛けられて
おり、これらスプロケットおよびチェーンにてトランス
ファ装置7を構成している。さらに、ギヤ軸16にはギ
ヤ16aが形成され、該ギヤ16aは中間軸31に形成
されたギヤ31aと噛合し、中間軸31に形成されたギ
ヤ31bは差動歯車装置32に固定されているリングギ
ヤ32aと噛合している。また、差動歯車装置1!32
からは左右のフロントアクスル33β、33rが配設さ
れている。
無段変速機構6は、プライマリプーリ35、セカンダリ
ブーIJ36およびこれら両プーリに巻掛けられたベル
ト37からなり、かつ両プーリはそれぞれ固定シーブ3
5a、36aおよび可動シーブ35b、36bからなる
。プライマリブー’J 35の固定シーブ35aは、プ
ライマリシャフト6bを被嵌してケース15に回転自在
に支持されている。一方、可動シーブ35bは固定シー
ブ35aにボールスプラインを介して摺動のみ可能に支
持されていると共に、その外周にポールネジ装置39が
配設されている。同様に、セカンダリプーリ36の固定
シーブ36aは、セカンダリシャツ)6aを被嵌してケ
ース15に回転自在に支持されている。一方、可動シー
ブ36bは固定シーブ36aにボールスプラインを介し
て摺動のみ可能に支持されていると共に、その外周にボ
ールネジ装置40が配設されている。
上記プライマリプーリ35、セカンダリプーリ36の両
シープ間隔を調整するために変速操作装置50が配設さ
れている。該装置50はケース15に回転自在に支持さ
れている操作軸51を有し、操作軸51には円形ギヤ5
2および非円形ギヤ53が固定されており、円形ギヤ5
2はプライマリプーリ35側の円形ギヤ55に噛合して
おり、また、非円形ギヤ53はセカンダリプーリ36側
の非円形ギヤ56に噛合している。また、円形ギヤ52
は中間軸57に設けられた小径ギヤ57aに噛合し、か
つ該中間軸57には異なる中間軸59に形成された小径
ギヤ59aに噛合する大径ギヤ57bが固定されており
、これらギヤにて伝達効率の高い減速装置60を構成し
ている。
また、ケース15にはサーボモータ等の電気モータ(ま
たは超音波モータ)61が設置されており、該モータ6
1の出力軸61aには前記中間軸59に形成された大径
ギヤ59bに噛合する小径ギヤ62aを有するシャフト
62が固定されており、該シャフト62にはブレーキ板
63aが固定されている。そして、ケース15には電磁
コイル部材63bが固定され、該コイル部材63bおよ
びブレーキ板63aにて操作軸51を停止状態に保持す
る電磁ブレーキ63を構成している。なお、超音波モー
タを用いる場合、該モーフ内に保持数構を有しているの
で、上記電磁ブレーキ等の特別衣に、上記ベルト式無段
変速機の作用について詳述する。
DレンジおよびSレンジにおいては、フォワードクラッ
チC1が係合し、かりリバースブレーキB2が解放して
いるので、デュアルプラネタリギヤ装置装置5はサンギ
ヤ5sとキャリヤ5cとが一体になって回転し、正回転
がキャリヤ5Cから無段変速機構6における調圧カム機
構34の固定レース34aに伝達される。
そして、該固定レース34aの回転は、ネジ係合してい
るプライマリシャフト6bを回転すると共に、波状端面
に位置するローラ34bおよび可動レース34Gそして
スプライン2aを介してプライマリブーIJ35の固定
シーブ35aを回転し、更にボールスプラインを介して
可動シーブ35bを回転する。この際、固定シーブ35
aはその両端をベアリング5e及び5aを介してケース
15に支持されており、かつ固定レース34aと固定シ
ーブハブ部aとの間に間隙を有するので摩擦を介して固
定レース34a及びプライマリシャフト6bから固定シ
ーブ35aにトルク伝達されることはなく、キャリヤ(
入力部材)5cから伝達されるトルクの全量が調圧カム
8!構34を介して固定シーブ35aに伝達される。そ
して調圧カム機構34は固定レース34aに作用する入
力トルクに対応した軸力が皿バネ38を介してシーブ3
5aの背面に作用し、一方、他方のシーブ35bは所定
変速比に対応してボールネジ装置39がその長さ方向に
固定された状態にあり、従ってスラストへアリングを介
してシーブ35bの背面に同等の反力が作用し、これに
より、プライマリプーリ35は入力トルクに対応した挟
持力にてベルト37を挟持する。
なお、上記した可動シープ35bに作用する軸力はスラ
ストベアリング、ボールネジ装置39、調整リテーナ4
及びスラストベアリングを介してプライマリシャフト6
bの大径フランジ部に作用し、一方固定シーブ35aに
作用する軸力は固定レース34aからネジiを介してシ
ャフト6bに作用し、従ってシャフト6bの引張力とし
て該シャフト内に担持される。さらにベルト37の回転
はセカンダリプーリ36に伝達され、更にキーおよびボ
ールスプラインを介してセカンダリシャツ)6aに伝達
される。
上記ベルト伝動に際して、スロットル開度および車速等
の各センサからの信号に基づき、モータ61が制御され
て、減速装置60を介して操作軸51が回転される。す
ると、円形ギヤ52および55を介してプライマリブー
U 35側のボールネジ装置39が回転すると共に、非
円形ギヤ53.56を介してセカンダリプーリ36側の
ボールネジ装置40が回転する。これによりボールネジ
装置39.40は可動シープ35b、36bを移動して
プライマリプーリ35およびセカンダリプーリ36を所
定有効径に設定し、設定トルク比が得られる。そして設
定トルク比になった状態でモータ61への通電が断たれ
ると共に、電磁ブレーキ63が作動して該トルク比状態
に両プーリ35.36を保持する。
そして、無段変速機構6のセカンダリシャフト6aの回
転はシングルプラネタリギヤ装置9のリングギヤ9rに
伝達され、さらにキャリヤ9Cを介してギヤ軸16に伝
達される。
このときDレンジの低速側りの場合、第3図に示すよう
にローワンウェイクラッチFが作動状態にあり、従って
リングギヤ9rからキャリヤ9Cへのトルク伝達に際し
て、サンギヤ9Sが反力を受けるが、該サンギヤ9Sは
トランスファ装置7を介してローワンウェイクラッチF
にて回転止めされており、セカンダリシャフト6aの回
転はシングルプラネタリギヤ装置9にて減速され、さら
にギヤ16a、31a、31bにて減速され、差動歯車
装置32に出力される。
また、スロットル開度および車速か所定値に達すると、
制御ユニットからの信号によりハイクラッチC2が係合
して高速側Hに切換えられる。すると、入力軸2の回転
は無段変速機構6に伝達されると共に、ハイクラッチC
2を介してスプロケット20に伝達され、さらにチェー
ン30およびスプロケット29を介してシングルプラネ
タリギヤ装置9のサンギヤ9sに伝達される。この際、
トランスファ装置7の入力側のスプロケット20は、ロ
ーワンウェイクラッチFにてシングルプラネタリギヤ装
置9のサンギヤ9sからの反力を受けているので、つか
み換えによるシフトショックを防止している。これによ
り無段変速機構6により無段変速されたトルクとトラン
スファ装置7を介するトルクとが、シングルプラネタリ
ギヤ装置9にて合成され、該合成トルクがキャリヤ9c
からギヤ軸16に伝達される。
また、Sレンジにおける低速側りでは、エンジンブレー
キ等による負トルクをも受けるので、ローコースト・リ
バースブレーキB1が係合してスプロケット20は正逆
回転とも阻止される。また、Sレンジにおける高速側H
はDレンジの高速側Hと同様である。
一方、RレンジではフォワードクラッチC1が解放され
ると共にリバースブレーキB2が係合される。従ってデ
ュアルプラネタリギヤ装置5のサンギヤ5Sに伝達され
た入力軸2の回転は、リングギヤ5rの停止に伴ってキ
ャリヤ5Cから逆回転として無段変速機構6のプライマ
リシャフト6bに伝達される。この際、シングルプラネ
タリギヤ装W9のサンギヤ9Sからトランスファ装置7
を介して反力トルクはスプロケット20に逆回転として
作用するので、ローコースト・リバースブレーキB1が
作動して該スプロケット20を停止している。
次に第5図ないし第10図により、第1図における油圧
制御装置105の構成および作用を説明する。
第5図において、油圧制御装置105は、油圧発生装置
118、ライン圧調整装置110、シフト圧制御装置f
l 11、発進制御装置112、L−H切替制御装置1
13および選速装置115からなり、前述の電子制御装
置108の指令により、ロックアンプクラッチCL、フ
ルードカップリングFC,リバースブレーキB2、フォ
ワードクラッチC1、ハイクラフチC2、ローコースト
リバースブレーキB1を制御する。
油圧発生装置118のオイルポンプ109は、図示しな
いオイルタンク内の作動油をストレーナ150を介して
吸い込みライン圧油路1に圧送している。ライン圧調整
装置110のレギュレータバルブ152は、ライン圧を
所定の油圧に調圧すると共に、余剰オイルを油路すにセ
カンダリ圧として排出する。
シフト圧制御装置111は、調圧機能を備えたシフト圧
制御バルブ153とソレノイドN001から構成され、
ソレノイドNo、1のデユーティ制御により油室Cの油
圧(ソレノイド圧P、。I)を変化させることにより油
路2に作用するシフト制御圧Pfを制御する。
L−H切替制御装置113は、調圧機能を備えたL−H
切替パルプ155とソレノイドNo、2から構成され、
ソレノイドNO12のデユーティ制御により油室dの油
圧(ソレノイド圧Ps++x)を変化させることにより
、ハイクラッチC2の油圧サーボに作用する油圧pct
及びローコーストリバースブレーキB1の油圧サーボに
作用する油圧P1を制御し′、LモードとHモードの切
替制御を行う。
発進制御装置112は、調圧機能を備えた口・7クアフ
プ制御パルプ156とソレノイドNo、3から構成され
、ソレノイドNo、3のデユーティ制御により油室にの
油圧(ソレノイド圧P、。)を変化させることにより、
油路jに作用するロックアツプオフ圧p ovvを変化
させ、油路iに作用するロックアツプオフ圧P。Nとの
差によりロックアツプクラッチCLに作用する係合圧P
L−UPを制御する。
なお、これらソレノイドは、通電が断たれるとボール弁
(図示せず)がドレーン油路を開き、通電されるとボー
ル弁がドレーン油路を閉じるもので、かつ、デユーティ
制御(ソレノイドコイルへの通電時間と非通電時間の割
合を変化することにより油圧を制m>されるタイプのも
のである。
また、選速装置115はシフトレバ−にリンクされるス
プール157を有するマニュアルパルプ159から構成
されており、スプール157がP、R,N、DSSt 
、Stの位置に移動したとき、表Aに示すように油路1
.2を各油路3.4.5に選択的に連結する。なお、S
t、Stは油圧回路上では同一の作用を行い、電子制御
装置の方で変速制御の方法を変えている。
プレッシャリリーフパルプ151は、ライン圧P、が所
定以上になると開いてオイルをドレーンする安全弁であ
る。
チエツクパルプ160は、エンジン停止後フルードカッ
プリングからのオイルの逆流を防止する逆止弁である。
ターラバイパスバルプ161は、クーラ162に加わる
油圧が所定以上になるとオイルをドレーンする安全弁で
ある。
チエツクボールパルプ163は、エンジン停止後フルー
ドカップリングからオイルが抜けるのを防止する弁であ
る。
上記構成からなる油圧制御装置105の作用について説
明する。
第5図はNレンジまたはPレンジの作動図である。この
とき、表Aに示すようにマニュアルパルプ159にて油
路1.2は油路3.4.5のいずれとも遮断されており
、各摩擦係合要素には油圧が作用せず、セカンダリ圧の
みが、油路すを経てフルードカップリングおよび潤滑系
統に作用する。
第6図はNレンジからDレンジへ変速する場合の作動図
である。Dレンジにおいては、表Aに示すようにマニュ
アルパルプ159により、油路3が油路2と連結され、
油路3およびフォワードクラッチCtの油圧サーボには
シフト制御圧P2が作用する。このときソレノイドN0
01をその通電時間を少なくするようにデユーティ制御
することにより、フォワードクラッチC1をショックの
ないように係合させる。
詳しく説明すると、シフト圧制御パルプ153の油室C
に作用するソレノイド圧P!DI とシフト制御圧Pt
  (DレンジにおいてはフォワードクラッチCIの油
圧サーボに作用する油圧Pea)との関係は、第11図
(イ)のA線の如くであるので、ソレノイドNo、1を
デユーティ制御してPso+を変化させることにより、
先ずフォワードクラッチC1の油圧サーボに作用する油
圧PctをフォワードクラッチC1が係合を開始する油
圧まで上昇させ、その後係合が完了する油圧になるまで
徐々に上昇させて、フォワードクラッチCIをショック
のないように係合させ、保合後はソレノイドNO,1へ
の通電を完全に断ち、フォワードクラッチCIの油圧サ
ーボおよび油路3にはライン圧が作用するようにする。
このとき第3図に示すようにソレノイドNO12はNレ
ンジにおいて予め通電されており、L−H切換制御バル
ブ155の油室dにはライン圧が作用するので、該パル
プ155により油路3と油路fは遮断されており、ハイ
クラッチC2の油圧サーボには油圧は作用しない。
第7図はDレンジにおいてLモードからHモードに変速
する場合の作動図である。このときは第、6図のDレン
ジのしモードの状態から、ソレノイドNo、2をその通
電時間を少なくするようにデユーティ制御することによ
り、ハイクラッチC2をショックのないように係合させ
る。詳しくは、L−H切換制御パルプ155の油室dに
、作用するソレノイド圧P08とハイクラッチC2の油
圧サーボに作用する油圧PCBの関係は、第11図(ロ
)のD線の如くであるので、ソレノイドNo。
2をデユーティ制御してP Magを変化させることに
より、先ずハイクラフチC2の油圧サーボに作用する油
圧pctをハイクラッチC2が保合を開始する油圧まで
上昇させ、その後、保合を終了する油圧になるまで徐々
に上昇させて、ハイクラッチC2をショックのないよう
に係合させ、係合後はソレノイドNo、2への通電割合
を100%として、ハイクラッチC2の油圧サーボにラ
イン圧が作用するようにする。なお、HモードからLモ
ードの変速は、逆にソレノイドNo、2をその通電時間
を多くするようにデユーティ制御し、ハイクラッチC2
の油圧サーボに作用する油圧pctを徐々に低下させて
ハイクラッチC2を解放するようにすればよい。
第8図は、DレンジLモードでのロックアツプの場合の
作動図である。DレンジまたはSレンジングにおいてロ
ックアツプするときは、ソレノイドN003をその通電
時間を多くするようにデユーティ制御し、ロックアツプ
制御パルプ156の油室kに作用するソレノイド圧P 
!I11が次第に高くなるようにする。すると、先ずD
レンジ、Sレンジングにおいて油路3に作用しているラ
イン圧が、ロックアツプ制御パルプ156、油路iを介
してフルードカップリングFCの図示左側の室に作用す
る(ロックアツプON圧P。N)と共に、フルードカッ
プリングFCの図示右側のロックアツプOFF圧P。F
2は徐々に低下し、ロックアツプクラッチCLは徐々に
押圧されてゆき、やがてロックアツプクラッチCLが完
全に係合し、保合後はソレノイドN003への通電割合
を100%にする。この状態を示したのが第11図(ハ
)のF2O線で、ソレノイド圧Psox  (油室にの
圧)が上昇するにつれて油路iにライン圧が作用し、一
方、油路jの圧が徐々に低下する様子を示している。
第9図はS、 SS、レンジ(以下Sレンジという)に
おいてLモードとHモードを相互に変速する場合の作動
図である。Sレンジにおいては、油路3.4がそれぞれ
油路1.2と連結され、油路3にはシフト制御圧、油路
4にはライン圧が作用する。NレンジからDレンジを飛
び越してSレンジに切換えられたときには、Dレンジの
ときと同様に01が係合され、B1の油圧サーボにはS
レンジに切換えられると同時に油路4に作用しているラ
イン圧が、逆止弁付オリフィス166、L−H切換制御
パルプ155を経て油路gを介して作用する。
SレンジにおいてLモードからHモードに変速するとき
は、Dレンジの場合と同様にハイクラッチC2を係合さ
せるが、このときローコーストリバースブレーキBlの
油圧サーボに作用する油圧P1は、−気にトレーされる
。SレンジにおいてHモードからLモードに変速すると
きは、ソレノイドNo、2をデユーティ制御することに
より、ハイクラッチC2の油圧サーボに作用する油圧P
りを一気にドレーンするとともに、ローコーストリバー
スブレーキBlの油圧サーボに作用する油圧P1を、ロ
ーコーストリバースブレーキB1が保合を開始する油圧
から保合を完了する油圧まで徐々に上昇させて、ローコ
ーストリバースブレーキBlをシ璽ツクのないように係
合させ、保合後はソレノイドNo、2の通電割合を10
0%とし、ローコーストリバースブレーキBlの油圧サ
ーボにライン圧が作用するようにする。L−H切換制御
バルブ155の油室dに作用するソレノイド圧p sn
sとハイクラッチC2およびローコーストリバースブレ
ーキBlの油圧サーボに作用する油圧PC!、P□の関
係は、第11図(ロ)のり、E線の如くモある。図から
理解されるように、ハイクラッチC2とローコーストリ
バースブレーキBlの油圧サーボに同時に油圧が作用す
ることはないので、ハイクラッチC2とローコーストリ
バースブレーキB1が同時に係合することはない。
第10図はNレンジからNレンジへ変速する場合の作動
図である。Nレンジにおいては、表Aに示すようにマニ
ュアルパルプ159によす油路4が油路1と、油路5が
油路2と連結され、油路4にはライン圧PLが、油路5
にはシフト制御圧P2が作用する。ここで第3図に示す
ようにソレノイドNO12が通電されているため、L−
)!切替制御バルブ155の油室dにライン圧が作用す
るため、L−H切替制御パルプ155により油路4と油
路gは連結し、ローコーストリバースブレーキB1の油
圧サーボにはライン圧P1.が作用する。
リバースブレーキB2の油圧サーボにはシフト制御圧P
2が作用しているが、このシフト制御圧P2は、Pレン
ジ又はNレンジからRレンジにシフトチェンジされたと
き、第3図に示すようにPレンジ又はNレンジにおいて
予めソレノイド−No。
1が通電されているので、シフト圧制御パルプ153に
より油路2は油路1と完全に遮断されておりシフト制御
圧P、は0である。
その後、ソレノイドNO31をその通電時間を少なくす
るようにデユーティ制御することにより、リバースブレ
ーキB2をシE17りのないように係合する。詳述する
と、シフト圧制御バルブ153の油室Cに作用するソレ
ノイド圧P、。1とシフト制御圧Pg  (Rレンジに
おいてはリバースブレーキB2の油圧サーボに作用する
油圧P mt>の関係は、第11図(イ)のB線の如く
であるので、ソレノイドNo、1をデユーティ制御して
P*DIを変化させることにより、patをリバースブ
レーキB2が保合を開始する油圧まで上昇させ、その後
、係合が完了する油圧になるまで徐々に上昇させてリバ
ースブレーキB2をショックのないように係合させ、係
合後はソレノイドN081への通電を断ちリバースブレ
ーキB2および油路5にはライン圧が作用するようにす
る。油路5の圧は、ライン圧およびシフト制御圧を上昇
させるように作用しているので、Rレンジにおいては、
シフト制御圧力が上界するにつれてライン圧は上昇する
。この状態を示したのが第11図(イ)のBSC線で、
ソレノイド圧P、、 (油室Cの圧)が変化するにつれ
てリバースブレーキB2の油圧サーボに作用するシフト
制御圧PxがB線の如く、ライン圧P、がC線の如く変
化する様子を示している。
第12図は各シフトレンジにおいてどの摩擦係合要素の
油圧サーボに作用する油圧がデユーティ制御されるのか
をまとめて示している。
次に上記したベルト式無段変速機の制御装置について説
明する。
先ず、第13図は第1図に示した電子制御装置108の
構成を示している。
電子制御装置108への入力信号は第1図でも述べたよ
うに、サーボモータの回転信号116、モータドライバ
128からのアラーム信号117、スロットル開度信号
118、プライマリシーブ回転数信号119、セカンダ
リシーブ回転数信号120、車速信号121、エンジン
回転数信号122、パターン選択信号123、シフトポ
ジション信号125、ブレーキ信号126であり、これ
らの信号に基づいて、電子制御装置108内において記
憶された各種プログラム、データの処理を実行し、モー
タ用ドライバ128、ソレノイドN011、N002、
N003に信号を出力するものである。
加速要求判断部130は、スロットル開度、その変化率
、車速、その変化率から加速すべきか否かを判断し、現
在トルク比算出部131は、プライマリシーブ回転数と
セカンダリシーブ回転数から現在トルク比T、を算出し
、現在システム比算出部132において現在システム比
ap  (システム全体のギヤ比)を算出する。また、
判断部133において、加速要求判断部130の出力信
号、車速変化率、シフトポジション位置から最良燃費運
転を行うか最大動力運転を行うかの判断を行い、算出部
135においては、判断部133の出力信号、スロット
ル開度、ブレーキ検出信号から目標システム比a*を算
出し、これからさらに算出部136において、Lモード
の場合の目標トルク比TL*、Hモードの場合の目標ト
ルク比TH*を算出し、算出部137において、目標シ
ステム比a*、車速、スロットル開度から目標システム
比ヒステリシスa*fを算出する。
さらに、上記判断部130.133および算出部131
.132.135.136.137の出力信号に基づい
て、H−L選択判断部139においてH(ハイモード)
かL(ローモード)かの運転が判断されると共に、判断
部140においてCTVの変速判断が処理され、判断部
141においてNレンジからDレンジへの変速およびR
レンジへの変速が判断され、判断部142においてH(
ハイモード)とL(ローモード)との切換制御の判断が
され、判断部143においてロックアツプクラッチのオ
ンオフ制御が判断される。そして、判断部140の結果
に基づいて制御部145においてサーボモータの回転数
制御およびブレーキの制御が行われ、制御部146.1
47.148においてソレノイドNo、1−No、3の
デユーティ制御が行われる。
第14図は上記電子制御装置における処理のメインルー
チンを示している。先ず、ステップ201で、スタック
ポインタ設定、I10ボート初期設定、RAMエリアク
リア、内部タイマ初期設定、RAMtiJl域初期設定
を行い、ステップ202において割込許可があると、ス
テップ203において1 Qms e c毎に、スロッ
トル開度算出、スロットル開度変化率算出、ドライバー
アラーム検出、シフトポジション信号の検出、ブレーキ
信号の検出、車速演算の処理を行う(ステップ204〜
209)、すなわち、ステップ206では、モータ駆動
用ドライバーからのアラーム信号を検出する処理を行い
、ステップ207においてはシフトポジションがどのレ
ンジにあるかを検出し、また、レンジの切換え時に生じ
るシフトポジションのチャックリングを除去する処理を
行い、ステップ208においてはブレーキのオン・オフ
時に生じるチャックリングを取り除き、ブレーキ状態を
入力する処理を行う。
次にステップ210において’15ms e c毎に、
CVT制御処理、変速用モータ制御、ソレノイドNo、
1〜N003制御の処理を行い(ステップ211〜21
3) 、スfツブ215におイテl。
Qms e c毎に、モードスイッチ信号の検出、変速
の制御が可能かどうかを検出するオーバートラベル検出
処理を行う(ステップ216〜217)。
さらに、ステップ218において200 m s e 
c毎に、モータオフタイミング監視処理、車速監視を行
い(ステップ219〜220)、ウオッチドツクカウン
タをOクリアして(ステップ221)ステップ203に
戻る。
第15図は上記ステップ211 (7)CVTlJil
処理のフロー図である。先ず、プライマリシープ回転数
NF、セカンダリシープ回転数N、の入力処理を行い、
シフトポジション処理を行い、現在トルク比算出を行い
(ステップ231〜234)、ステップ236において
エコノミーモードかパワーモードかを検出し、目標シス
テム比を算出し、目標システムヒステリシスを算出し、
H−L選択判断処理を行う(ステップ237〜239)
第16図は第14図のステップ212の変速用モータ制
御のフロー図である。
ステップ251.252でRレンジか否か、車速が0か
否かを判断し、Noであればステップ253において車
速がCVT変速制御可能領域VCMNであるか否かを判
断する。YESであれば前回のモータ状態のデータを退
避させ(ステップ254)、次いで、ステップ255に
おいてTMOT(タイマ)は、ローハイ変速のときにハ
イフランチとモータとのタイミングをとるため、また、
−時的にモータの制御を停止させたい場合にTMOTに
時間がセットされるタイマであり、これが0のときモー
タの制御が可能になる。
該ステップ255の処理について第17図により詳述す
ると、L−H(ローからハイに変速)またはH−4L(
ハイからローに変速)のモードの切換を行う、L→Hの
場合にはB1→c2へ、H→Lの場合にはC2−B1へ
係合させる時、システム比(システム全体のギヤ比)が
L→HまたはH→Lに切換わった後も同じ値になるよう
に変速部のモータをクラッチ部の切換と同時に変速させ
る。
TMOTは、係合要素B1−C2またはC2−B1へつ
かみ換えとモータの変速の開始とのタイミングをとるタ
イマであり、L−HまたはH→L判断がモード切換を行
うと判断されるときにセットされ、TMOTがタイマ処
理によりディクリメントされ0になるまでモータは停止
している。
ステップ257においてHモードか否かを判断する。H
モードの場合にはスロットルが急激に踏み込まれている
場合にセットされるフラグがあるか否かを判断しくステ
ップ258)、Lモードの場合にはスロットルが急激に
離される場合にセットされるフラグがあるか否かを判断
しくステップ274)、該フラグがあれば■に進み変速
停止フラグをセットする(ステップ271)。該フラグ
がなければステップ259において現在のシステム比(
システム全体のギヤ比)arが、目標システム比の上限
値と下限値の間にあるか否かの判断を行う、YESであ
れば制御中のフラグをオフして変速停止フラグをセット
する(ステップ270.271)。
ステップ259においてシステム比(システム全体のギ
ヤ比)atが目標システム比の上限値と下限値の間にな
ければ、ステップ260において、現在のシステム比の
増分ΔalPを前回のシステム比の増分ΔalBに置き
換え、目標システム比a*と現在のシステム比aとの差
(変速方向)Δaを現在のシステム比の増分ΔalPと
する0次に制御中であるというフラグがオンか否かを判
断し、YESであれば前回から現在のシステム比の変化
を検出しくステップ262)、ステップ263でHモー
ドか否かの判定を行う。
Hモードで前回から現在のシステム比変化方向が負から
正になるとき又はLモードで前回から現在のシステム比
変化方向が正から負になるときは、変速停止フラグをた
て(ステップ265)、ステップ266で変速停止時間
TAをタイマにセントする。そうでなければ、■に進み
ステップ273の変速速度制御の処理を行い、ここでモ
ータ制御方向とスピードの決定を行う、ステップ267
においては、0〜9の10段階のスピードデータをモー
タドライバに出力するために周波数に変換する処理を行
い、ステップ268においてモータ制御処理を行う。
ステップ261において制御中のフラグがなければ、制
御中のフラグをオンする(ステップ275)0次にステ
ップ276においてHモードか否かの判定を行い、ステ
ップ277.278においてHモードでシステム比変化
方向が正又はLモードでシステム比変化方向が負の場合
にはステップ266に進み、そうでない場合にはステッ
プ273に進む。
第18図は本発明の特徴である第15図のステップ23
6における走行モード検出処理のフローを示している。
先ずステップ301において、Dレンジか否かが判断さ
れ、NOであればステップ305においてSレンジであ
るか否かが判断され、Sレンジであればパワーモード(
最大動力走行モード)を選択し、NOの場合にはエコノ
ミーモード(最良燃費走行モード)を選択する(ステッ
プ306.307)。ステップ301でDレンジと判定
された場合には、ステップ302においてエコノミーモ
ードか否かが判断され、エコノミーモードであれば、ス
テップ303において加速要求検出処理が実行され、エ
コノミーモードでなければ、ステップ304において加
速要求リセット処理が実行される。
第19図ないし第21図は上記ステップ393の加速要
求検出処理のフローを示している。
第19図においては、ステップ311でスロットル開度
θが所定開度3以上であるか否かが判断され、スロット
ル開度が高開度であれば、ステップ312においてパワ
ーモードを選択すると共に一タイマTにOをセットし、
所定開度aより小さければ、ステップ313においてエ
コノミーモードを選択する。
第20図においては、ステップ321でスロットル開度
変化率jが所定のスロットル開度変化率す以上であるか
否かが判断され、スロットル開度が変化率す以上すなわ
ち急激に踏み込まれていれば、ステップ322において
パワーモードを選択すると共にタイマTにOをセントし
、そうでなければ、ステップ323においてエコノミー
モードを選択する。
第21図においては、ステップ331.332において
、スロットル開度が所定開度3以上かつ所定のスロット
ル開度変化率す以上でパワーモードを選択し、そうでな
ければエコノミーモードを選択するようにしている。
第22図ないし第24図は、第18図におけるステップ
304の加速要求リセット処理のフローを示している。
第22図においては、ステップ351においてタイマT
が設定値C以上経過したか否かが判断され、またステッ
プ352において、スロットル開度θが所定開度e以下
であるか否かが判断され、所定の時間が経過しかつスロ
ットル開度θが所定開度e以下になった場合に、ステッ
プ353においてエコノミーモードを選択し、そうでな
い場合にはステップ354においてパワーモードを選択
してこれを継続させる。
第23図においては、第22図のステップ352の代わ
りにステップ362において加速度が所定値以下になっ
たか否かが判断される。
第24図においては、ステップ371.372373に
おいて、所定の経過時間以上、所定のスロットル開度以
下および所定の加速度以下になったときにエコノミーモ
ードに戻る点が、第22図または第23図の処理と異な
っている。
従って、エコノミー、パワーの各走行モードを選択しな
くても、アクセルワーク1つで自動的に走行モードが選
ばれ、加速性能の向上とあいまって快適な走行を楽しむ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるベルト式無段変速機の制御装置
のシステム構成図、第2図はベルト式無段変速機の変速
機構の概略図、第3図は各シフトレンジにおける摩擦係
合要素およびソレノイドの作用を説明するための図、第
4図はベルト式無段変速機の詳細を示す断面図、第5図
ないし第10図は本発明に係わる油圧制御装置の構成お
よび作用を説明するための図で、第5図はNレンジまた
はPレンジの作動図、第6図はNレンジからDレンジへ
変速する場合の作動図、第7図はDレンジにおいてLモ
ードからHモードに変速する場合の作動図、第8図はD
レンジLモードでのロックアツプの場合の作動図、第9
図はSレンジにおいてLモードとHモードを相互に変速
する場合の作動図、第10図はNレンジからRレンジへ
変速する場合の作動図、第11図は各ソレノイドによる
ソレノイド圧と各摩擦係合要素へ作用する油圧との関係
を示す図、第12図は各シフトレンジにおけるデユーテ
ィ制御される摩擦係合要素を示す図、第13図は電子制
御装置の構成を示すブロック図、第14図は電子制御装
置における処理のメインフローを示す図、第15図はC
VT制御処理のフローを示す図、第16図は変速用モー
タ制御の処理のフローを示す図、第17図はロー・ハイ
切換時の作用を説明するための図、第18図は走行モー
ド検出処理のフローを示す図、第19図ないし第21図
は加速要求検出処理のフローを示す図、第22図ないし
第24図は加速要求リセット処理のフローを示す図であ
る。 2・・・入力軸、6・・・無段変速機構、61.107
・・・モータ、101・・・エンジン、102・・・ベ
ルト式%式% 置、107・・・CVT変速用モータ、108・・・電
子制御装置。 出 願 人   アイシン・ワーナー株式会社代理人弁
理士  白 井 博 樹(外3名)第2図 第3図 @ロックアツプ時格1瞭 第11図 SQL、 No、l 5QL、 No、3 第14図 L→HH+L 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図     第23図 @24図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両走行状態を検出する信号により無段階にトル
    ク比を可変にできる無段変速機において、最大動力走行
    モードと最良燃費走行モードを選択する選択手段を備え
    、スロットル開度およびその変化率のうち少なくとも1
    つが所定値以上になった場合には、前記最大動力走行モ
    ードを選択し、所定時間経過後でスロットル開度および
    加速度のうち少なくとも1つが所定値以下になった場合
    には、前記最良燃費走行モードを選択することを特徴と
    するベルト式無段変速機の制御装置。
JP33303387A 1987-12-11 1987-12-28 ベルト式無段変速機の制御装置 Pending JPH01176846A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006506A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 鞍乗型車両および無段変速機の変速制御装置
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