JPH01176812A - モータ用軸受装置 - Google Patents

モータ用軸受装置

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JPH01176812A
JPH01176812A JP33290287A JP33290287A JPH01176812A JP H01176812 A JPH01176812 A JP H01176812A JP 33290287 A JP33290287 A JP 33290287A JP 33290287 A JP33290287 A JP 33290287A JP H01176812 A JPH01176812 A JP H01176812A
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JP
Japan
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bearing
carbon
thrust
oil
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP33290287A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sugiyama
英二 杉山
Akiyoshi Yanagida
明義 柳田
Tatsuhiko Fukuoka
福岡 辰彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、軸受装置に関し、特に給油メンテンナスの不
要な軸受装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 ブロワモータ等の小型のモータでは、その軸受に対する
給油メンテナンスを行なわないのが普通である。このた
め従来の軸受装置は、給油を行なわなくとも給油状態を
長く維持できる構造が採用されてきた。すなわち軸受と
して焼結材料、例えばCu系の焼結材料に油を含ませた
含油軸受を用い、かつこの軸受に、消費される油を補う
含油フェルトを接触させる構造である。
第2図にその従来例を示す。ブロワモータ10のハウジ
ング11には、軸受支持凹部12が形成され、この軸受
支持凹部12に、外周面を凸球面13とした球面軸受1
4が挿入されている。この球面軸受14は、その中心に
軸支持孔15を有し、この軸支持孔15にモータシャフ
ト16が相対回転自在に挿入支持される。球面軸受14
は、軸受支持凹部12と、軸受支持プレート17との間
に挟着され、その外面の凸球面13により、組′み付は
完了前に一定範囲の揺動が可能である。
そして、組み付は時のミスアライメントの調整、例えば
、モータシャフト16等の芯出し調整等を行った後、リ
テーナリング18で軸受支持プレー1−17を球面軸受
14側に挿着し、球面軸受の揺動を規制し、実質的に固
定する。
球面軸受14は従来一般に、Cu系の焼結材料に潤滑油
を含ませた含油軸受からなっており、その外周部には、
ハウジング11と軸受支持プレート17との間に挟着さ
れた含油フェルト20が接触している。含油フェルト2
0もまた潤滑油を含ませたものである。
モータシャフト16には、軸受支持プレート17の内側
に位置させてスラストリテーナ21が固定さねており、
このスラストリテーナ21とモータシャフト16との間
に、スラスト荷重を受ける樹脂系ワッシャ22およびゴ
ムプレート23が挿入されている。
スラストリテーナ21のさらに内側には、モータシャフ
ト16と一体の整流子24が設けられており、この整流
子24は、ハウジング11に固定したブラシ25と接触
している。整流子24は、周知のようにブラシ25から
給電される電流を、回転子26のコイル(図示せず)に
所定の順番で流す作用をする。
なお以上のモータシャフト16の軸受構造は、回転子2
6を挟んで一対が設けられるが、図では一方のみを示し
ている。
以上の従来の軸受構造は、球面軸受14および含油フェ
ルト20に含まれている油が、モータシャフト16と軸
支持孔15との回転摺接部に給油されるため、長期に渡
り、給油メンテナンスを不要にすることができる。とこ
ろが、このように球面軸受14および含油フェルト20
祷油を含ませておくと、モータの回転中に油が飛散し、
この飛散した油が原因でモータ性能に種々の問題点を生
じさせていることが判明した。その最も顕著な問題は、
ブラシ25として一般に用いられるカーボン系の材料は
、整流子24との摺接あるいは、ブラシ25と整流子2
4との間の電気的断続に伴ない摩耗してカーボン粉を生
じ、これと飛散した油とが混ざると、整流子24とブラ
シ25の摺接部で異音(摺動音、スティック音)が生じ
ることである。整流子24とブラシ25の慴接部への油
の飛散を少なくするために、従来スラストリテーナ21
には、その外周部から球面軸受14側に向かう筒状部2
1aが形成されているが、問題の根本的な解決にはなり
得ない。また油の飛散を極力少なくし、かつ給油メンテ
ナンスを不要にするには、球面軸受14および含油フェ
ルト20に含ませる油の量が問題となるが、この量の調
整もまた煩雑である。
「発明の目的」 本発明は、このような従来のモータ用軸受装置の問題点
、特にブラシと整流子を介して給電するモータの軸受装
置の問題点を解消し、給油メンテナンスが不要で、しか
も油が飛散することがないモータ用軸受装置を得ること
を目的とする。
「発明の概要」 本発明は、給油メンテナンスを不要にするために摺接部
に予め潤滑油を確保しておくという発想から離れ、給油
自体が不要なモータ用軸受装置を提案するという発想に
基づいて完成されたものである。
すなわち本発明のモータ用軸受装置は、モータシャフト
を回転自在に支持する軸受として、カーボン系樹脂材料
からなるカーボン系樹脂軸受を使用したことを特徴とし
ている。カーボン系樹脂軸受のカーボン含有量は、20
〜70重景%とすることが好ましい。20%未満では、
無給油での曇期の潤滑性が保証されず、70%を超える
と軸受が摩耗しやすくなる。より好ましいカーボン含有
量は、40〜60重量%である。− またこのカーボン系樹脂軸受と当接してスラスト荷重を
受けるスラスト軸受は、カーボン系樹脂軸受とのすべり
接触特性に優れた材質から構成する。この目的に適う材
質は、本発明者等の実験によると、セラミックスあるい
は焼入鋼である。セラミックスとしては、例えばアルミ
ナを使用することができ、焼入鋼としては、tlvが6
00以上のも−のを使用するとよい結果が得られる。
「発明の実施例J 以下図示実施例について本発明を説明する。第1図は本
発明によるモータ用軸受装置の実施例を示すもので、第
2図の従来装置と同一の要素には同一の符号を付してい
る。本発明が従来装置と異なる主な点は、球面軸受30
がカーボン系樹脂材料からなる点、この球面軸受30と
当接するスラスト軸受31がセラミックス材料または焼
入鋼からなる点、このスラスト軸受31を支持するスラ
ストリテーナ32が、従来のスラストリテーナ21のよ
うな筒状部21aを有しない単純形状である点、および
含油フェルト20を有しない点である。スラスト軸受3
1とスラストリテーナ32との間には従来装置と同様に
ゴムプレート23が介在している。球面軸受30は、そ
の外面を凸球面33とし、中心にモータシャフト16を
相対回転自在に支持する軸支持孔34を有している。
球面軸受30は、20〜70重量%のカーボンを含むも
ので、残部は、例えば、フェノール樹脂、フラン樹脂、
ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂といった樹脂材料から構成
する。さらに必要に応じてクレー、5i02粉などの耐
摩耗性成分、あるいはPTFE等の潤滑材(添加材)を
加えることができる。この球面軸受30は、無給油で長
期に渡り安定したすべり摩擦特性を発揮する。
セラミックス材料または焼入鋼からなるスラスト軸受3
1は、この球面軸受30とのすべり摩擦特性に優れてい
る。すなわち一般に同一材料どうしのすべり摩擦特性は
、異材料間のすべり摩擦特性に比して悪いことが知られ
ているが、球面軸受30とのすべり摩擦特性は、セラミ
ックス材料が特に優れ、焼入鋼がこれに次ぐことが判明
した。
セラミックス材料としては、アルミナ、アルミナ−シリ
カ、5in2.などの酸化物系のもの、SiC,TiC
なとの炭化物系のもの、Si3N4.BNなどの窒素化
物系のものが用いつる。
焼入鋼としては、Hvが600以上のSUJ焼入 −鋼
、SK5焼入綱等を使用することができる。
また本発明によると、スラストリテーナ32の形状を従
来装置に比して単純化することができる。すなわち球面
軸受30には、潤滑油が供給されることがないから、ス
ラストリテーナ32により、整流子24およびブラシ2
5側に油が飛散するのを防止する必要がない。よって含
油フェルト20が不要となったこととと相俟ち、構造の
単純化を図ることができる。
次に実験結果によって本発明の詳細な説明する。次表は
、球面軸受30としてカーボン系材料(フェノール樹脂
30重量机カーボン554に、クレー15t)を用い、
スラスト軸受31としてアルミナ99零のセラミックス
材料と SUJの焼入材とを用いて100時間の耐久試
験を行なワた結果を示すものである。従来品(球面軸受
が含油銅焼結、スラスト軸受がナイロン樹脂)を比較材
として示す。
(以下余白) この結果によると、本発明の軸受装置は異音の発生が全
く認められず、また球面軸受30 (14)およびスラ
スト軸受31(22)の摩耗については、アルミナを用
いた場合には、合計摩耗量が半減し、SUJ焼入綱を用
いた場合は、実用上さほど問題とはならない程度のもの
であった。また、本発明で、アルミナ99%をアルミナ
92%のセラミックス材料に変えて測定した所、はぼ同
一の結果が得られ、外のセラミックス材料についてもア
ルミナと同様の結果が得られた。
尚、従来の球面軸受で含油銅焼結を単純にカーボン系材
料に変更してみたところ、ブラシでの異音防止はできた
が、スラスト軸受から異音が発生し、軸受の摩耗が大き
いことが判った。
本発明の上記実施例は、球面軸受を用いた場合について
記載したが、組み付は時の調芯機構が不用なモータ用軸
受装置の場合には、単純な円筒状のカーボン系樹脂軸受
としても良いことはいうまでもない。また、特許請求の
範囲内で、各種変更を行っても良いことは勿論である。
「発明の効果」 以上のように本発明のモータ用軸受装置は、モータシャ
フトをカーボン系樹脂軸受によって支持したものである
から、潤滑油を要することなく、安定したすべり摩擦特
性を得ることができる。すなわち小型モータとして必要
な給油に関するメンテナンスフリーが得られ、しかも潤
滑油自体を使用しないから、従来のような油を使用する
ことによる問題点、すなわち異音の発生あるいは油量の
調整を根本的になくすことができる。さらにこのカーボ
ン系樹脂軸受に摺接してスラスト荷重を受ける軸受とし
て、セラミックス材料あるいは焼入謳を用いれば、カー
ボン系樹脂軸受とのすべり摩擦特性を良好なものとする
ことができる。
特に、カーボン系樹脂材料と、スラスト軸受にセラミッ
クス材料を用いる組み合せにより摩耗量の大幅改善がで
きる。
また本発明によれば、含油フェルトを不用とし、かつス
ラスト軸受のリテーナの形状を単純化することができ、
全体として、構造の単純化を図ることができる。しかも
、リテーナ32の構造として、フランジの部分のみとし
てスラスト軸受の外周を覆わない構造にするとスラスト
力の伝達を確実にしつつ、カーボン系材料やセラミック
ス材料といった相対的に熱伝導性が少ない材料を用いた
場合でも、効率良くスラスト軸受等での放熱をすること
ができる効果をも有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のモータ用軸受装置の実施例を示す要部
の断面図、第2図は従来の軸受装置を示す要部の断面図
である。 10−・・ブロワモータ、11・・・ハウジング、12
・・・軸受支持凹部、16−・・モータシャフト、17
・・・軸受支持プレート、i a−・・リテーナリング
、23・・・ゴムプレート、24−・・整流子、25−
・・ブラシ、26−・・回転子、30−・・球面軸受(
カーボン系樹脂軸受)、31・−スラスト軸受、32−
・・スラストリテーナ、33−・・凸球面、34−・・
軸支持孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 回転子を一体に有するモータシャフトを回転自
    在に支持する軸受を有するモータ用軸受装置において、
    該軸受としてカーボン系樹脂軸受を用いたことを特徴と
    するモータ用軸受装置。
  2. (2) 特許請求の範囲第1項において、カーボン系樹
    脂軸受は、20〜70重量%のカーボンを含有している
    モータ用軸受装置。
  3. (3) 特許請求の範囲第1項または第2項において、
    モータシャフトには軸受と当接してスラスト荷重を受け
    るスラスト軸受が固定されていて、このスラスト軸受が
    セラミックス材料または焼入鋼から構成されているモー
    タ用軸受装置。
JP33290287A 1987-12-28 1987-12-28 モータ用軸受装置 Pending JPH01176812A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5413459A (en) * 1991-10-01 1995-05-09 Crane Co. Verticle turbine pump
EP0806579A2 (de) * 1996-05-10 1997-11-12 WILO GmbH Selbsteinstellendes Axiallager
JP2004011538A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Tokyo Gas Co Ltd 吸収溶液ポンプ

Cited By (4)

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