JPH01176353A - 磁気テープ再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディジタルオーディオテープレコーダ（ＤＡＴ
と呼ぶ）や、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲと呼ぶ）等
のように、磁気テープ上に斜めのトラックを形成して記
録再生する装置の再生回路に関するものである。

従来の技術 ＶＴＲやＤＡＴの様に磁気テープ上に斜めにトラックを
記録したものでは、記録されたトラック上を再生ヘッド
が望ましい軌跡でトレースするようにさせることをトラ
ッキングと呼ぶ。

ＤＡＴにおいては、磁気テープ上に形成された斜めのト
ラック上の定められた離れた２箇所にトラッキングをと
るためのＡＴＦ信号（ＡｕｔｏｍａｔｉｃＴｒａｃｋ　
Ｆｉｎｄｉｎｇの略）が記録される。

従来、上記のように記録された磁気テープを再生する場
合、トラック上の２箇所のＡＴＦを無条件に使用してト
ラッキングを行なう様にすることが普通であった。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような従来の方法では、磁気テープ上の記
録されたトラックと再生を行なう装置のヘッド走行の軌
跡の平行度が一致しない場合（以後、この場合を「リニ
アリティが悪い」という）、２箇所のＡＴＦの記録され
た位置で再生ヘッドが共にトラックセンターを通過する
ことが出来なくなる。

そのため、２箇所のＡＴＦ位置で再生ヘッドがお互いに
トラックセンターに対して反対側にずれた状態で再生が
行なわれる。極端にリニアリティが悪い場合、トラッキ
ング状態はＡＴＦの動作点のずれにより不安定なものと
なり、トラッキングが外れて再生が不可能になるという
問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、磁気テー
プ、あるいは、再生装置のリニアリティが悪い場合でも
、トラッキングを安定に行ないうる装置を提供すること
を目的としている。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の磁気テープ再生
装置は、磁気テープ上に斜めのトラックを形成し、その
磁気テープの各トラックの複数の所定の箇所に、クロス
トークによってトラッキング状態を検出するためのパイ
ロット信号と前記パイロット信号を検出するための同期
信号の２種類の信号で構成されるトラッキング信号が記
録された磁気テープを用い、ヘッドと、前記ヘッドの取
り付けられた回転シリンダと、前記へノドが前記磁気テ
ープを再生する夕不ミングと同期した信号を発生する再
生基準信号発生器と、前記ヘッドの出力から記録された
同期信号を検出する同期信号検出回路と、前記同期信号
検出回路の出力から前記基準信号の発生する基準信号の
間前記同期信号の再生状態を検出し各トラッキング信号
の記録された箇所で前記同期信号検出回路が確実に前記
同期信号を検出しているか否かを検出する再生状態検出
回路と、前記再生状態検出回路が前記同期信号が確実に
は検出されていないことを検出出力した時に前記同期信
号検出回路の出力のうち各トラックの所定の１部の物の
みを選択する同期信号選択回路と、前記ヘッドの出力か
ら前記同期信号選択回路で選択された同期信号を用いて
前記パイロット信号をサンプルホールドしてトラッキン
グをとるための信号を出力するトラッキング検出回路と
、回転により前記磁気テープを走行させるためのテープ
駆動手段と、前記テープ駆動手段の回転数を検出する回
転数検出手段と、前記回転数検出手段の出力と前記トラ
ッキング検出回路の出力を用いて前記駆動手段への駆動
指令信号を出力する制御回路と、を具備し、前記再生状
態検出回路が前記同期信号が確実には検出されていない
ことを検出した時、各トラックの所定の１部の同期信号
のみを用いて前記トラツーキング信号を検出出力し、磁
気テープの走行を制御するようにした構成としている。

作用 上記した磁気テープ再生装置においては、再生状態検出
回路によって再生ヘッドの再生出力から、前記同期信号
が確実に検出されているか否かが検出される。同期信号
が確実に検出されているか否かは、再生されたトラ、り
を再生ヘッドが正しくトレースしているかいないかを示
すものである。

従って、再生状態検出回路の出力によって、記録された
トラックと再生ヘッド軌跡の不一致（リニアリティの悪
さ）が検出される。このリニアリティの悪さが検出され
たとき、同期信号選択回路によって、トラック上に記録
されたトラッキング信号のうち１部のもののみの同期信
号を選んでトラッキングをかけるように構成している。

そのため、少なくとも選択されたトラフキング１３号の
記録された位置では、再生ヘッドはトラックを正しく走
行し、安定なトラッキングを行なうことが可能となる。

したがって、トラッキングが外れること無く、安定な再
生が行なわれるよう作用する。

実施例 以下、本発明の一実施例の磁気テープ再生装置について
図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例の磁気テープ再生装置のブロ
ック図である。

第１図において、１は磁気テープ、２ａはプラス、２ｂ
はマイナスのアジマスを持つヘッド、３はヘッド２ａ、
２ｂの取り付けられた回転シリンダ、６．７は磁気テー
プ１を巻き取るリール、４゜５は回転シリンダ３に磁気
テープ１を巻き付けて磁気テープ１の所望の走行経路を
形成するポスト、１３はヘッド２ａ、２ｂの出力からト
ラッキング信号として記録されるＡＴＦの検出のための
同期）８号を検出しＡＴＦ（８号をサンプルホールドす
るための時間的にずれた第１．第２の２つのパルスを出
力する同期信号検出回路、１８はヘッドが磁気テープ上
に記録された信号を再生する基準タイミングを出力する
再生基準信号発生器、１５１は同期信号検出回路１３の
出力する第２のパルスと再生基準信号発生器１８の論理
積を取るＡＮＤ回路、１５２は再生基準信号発生器１８
の出力を反転するインバータ、１５３はインバータ１５
２の出力の立ち上がりでクリアされ、ＡＮＤ回路１５１
の出力を計数するカウンタ、１５４はカウンタ１５３の
計数出力と所定値とを比較するコンパレーク、１５５は
インバータ１５２の出力の立ち上がりでコンパレータ１
５４の出力をラッチするランチ、１７１は再生基準信号
発生器１８の出力の立ち上がりから一定時間幅の正パル
スを発生ずる単安定マルチバイブレニタ（モノマルチと
略す）、１７３は論理的に１を表す信号を発生する電源
、１７２はラッチ１５５の出力を用い電源１７３とモノ
マルチ１７１の出力を切替えるセレクタ、１７４は同期
信号検出回路１３の出力する第２のパルスとセレクタ１
７２の出力の論理積を取るＡＮＤ回路、１４１はへ７ド
２ａ、２ｂの出力からトラッキング信号であるＡＴＦの
パイロット信号を抽出するローパスフィルタ、１４２は
パイロット信号の振幅を検出する整流回路、１４３は同
期信号検出回路１３の第１の出力パルスで整流回路１４
２の出力をサンプルホールドするサンプルホールド回路
、１４４は整流回路１４２とすンプルホールド回路１４
３の両出力の差をとる引き算器、１４５はＡＮＤ回路１
７４の出力で引き算器１４４の出力電圧をサンプルホー
ルドするサンプルホールド回路、１１はピンチローラ、
８はキャプスタン軸、９はキャプスタン軸８と軸を共存
するキャプスタンモータ、１９はキャプスタンモータ９
０回転数を検出する回転数検出手段として働くＦＧ、１
６１はＦＣｌ２の出力周波数を電圧に変換するＦＶコン
バータ、１６２はサンプルホールド回路１４５とＦＶコ
ンバータ１６１の出力を加算する加算器、１０は加算器
１６２の出力でキャプスタンモータ９を駆動する駆動回
路である。

以上の中で、ＡＮＤ回路１５１．インバータ１５２、カ
ウンタ１５３．コンパレータ１５４゜ラッチ１５５再生
状態検出回路を構成し、モノマルチ１７１．セレクタ１
７２．電源１７３．ＡＮＤ回路１７４は同期信号選択回
路を構成し、ローバ。

スフィルタ１４１．整流回路１４２．サンプルホールド
回路１４３，１４５．引き算器１４４はトランキング検
出回路を構成し、ピンチローラ１１゜キャプスタン軸８
．キヤプスタンモータ９．駆動回路１０は磁気テープ１
を駆動するテープ駆動手段を構成し、ＦＶコンバータ１
６１と加算器１６２はテープ駆動手段の回転数を制御す
る制御回路を構成している。

以上のように第１図の実施例は構成されている。

次に、第１図の実施例に用いられる磁気テープの記録例
を説明する。

第２図は磁気テープ１上のトラックとトラッキング信号
の記録されるパターンの例を示す図であり、第３図は具
体的なトラッキング信号の記録バクーン例を示す図であ
る。

第２図において、２１は磁気テープ１上に記録されたト
ラック、斜線の施された２２と２３のエリアはトラッキ
ング信号として用いられるＡＴＦ信号の記録されるエリ
アを示している。各トラックとも、常に定め−られた２
箇所の同じ位置にＡＴＦ信号２２．２３が記録されてい
る。もちろん、記録されるＡＴＦ信号の個数は２箇所に
とどまらず、許されれば何個であっても良い。

第３図は、第２図における各ＡＴＦ信号の記録されるエ
リア２２．２３の具体的な記録パターン例であり、２つ
の異なるアジマス角を持ったヘッドでガートバンド無し
に記録され、４トラツクごとに繰り返す周期的パターン
の例を示している。

この第３図において、（ＡＩ）、　　（Ｂｌ）。

（Ａ２）、　　（Ｂ２）はトラックの区別を示していて
、（ＡＩ）、　　（Ａ２）はプラスのアジマスで記録さ
れるトラック、（Ｂｌ）、　　（Ｂ２）はマイナスアジ
マスで記録されたトラックを示し、トラックは（Ｂ２）
、　　（Ａ２）、　　（Ｂｌ）、　　（ＡＩ）の順番に
再生される。又、３７はヘッドギャップを示し、矢印３
８の方向に移動する。４０はテープｌの移動方向を示す
。又、３１．３２はそれぞれプラス、マイナスのアジマ
スのヘッドで記録され、ヘッドのトラッキングを取るた
めのパイロット信号、３３．３４はプラスアジマストラ
ックに記録されたパイロット検出のためのそれぞれ記録
長の異なる同期信号、３５．３６はマイナスアジマスト
ラックに記録されたパイロット検出のためのそれぞれ記
録長の異なる同期信号、そして、３９はＡＴＦ信号の記
録されるエリア（第２図２２又は２３に相当）を示して
いる。

次に、第２図、第３図に示した磁気テープを第１図の実
施例で再生する場合の動作について説明する。

第４図、第５図はこの場合の第１図の実施例の動作波形
図である。

第１図において、回転シリンダ３は再生基準信号発生器
１８の出力する基準信号に同期して定速回転で回転しく
この制御回路は図示していない）、回転シリンダ３に取
り付けられたヘッド２ａ。

２ｂは磁気テープ１上に記録された信号を再生する。ヘ
ッド２ａ、２ｂの再生信号は同期信号検出回路１３．ト
ラッキング検出回路１４に入力される。

ローパスフィルタ１４１は、磁気テープ１上に記録され
たパイロット信号３１．３２をヘッド２ａ、２ｂの出力
から分離して出力する。ローバスフィルタ１４１の出力
は整流回路１４２で整流され、その振幅情報が出力され
る。そのため、第３図に示す位置３８をヘッドギャップ
３７が走行するときローパスフィルタ１４１の出力、お
よび、整流回路１４２の出力はそれぞれ、第４図イ１口
に示すものとなる。この図の場合は、ヘッドギャップ３
７がやや走行方向に対してやや左にずれた場合を示して
いる。

又、同期信号検出回路１３は、磁気テープ１上に記録さ
れた同期信号３３．３４．３５．３６等をヘッド２ａ、
２ｂの出力から分離して検出し、その検出開始時に第１
のパルスと、検出開始時から一定時間後に第２のパルス
の２つのタイミングでパルスを出力する。第３図に示す
位置３８をヘッドギャップ３７が走行するとき分離され
る同期信号３４はパイロット信号イに対し第４図ハに示
すような時間関係で出力されるものとなり、同期信号検
出回路１３の出力する第１及び第２のパルスはそれぞれ
第４図二、ホに示すようなものである。

従って、磁気テープｌをヘッド２ａ、２ｂが確実に再生
する場合には、１トラックの再生で同期信号検出回路１
３は第１．第２のパルスを各々２つづつ出力する。

再生基準信号発生器１Ｂの出力する基準信号は第５図イ
に示すものであるが、本実施例では第５図イの信号がハ
イレベルとなる区間５１．５２にヘッド２ａ、２ｂが磁
気テープの信号を再生する。

同期信号検出回路１３の出力する第２のパルスは再生状
態検出回路１５のＡＮＤ回路１５１に入力され、−本の
トラック再生に相当する再生％ｔ３３信号発生器１８の
出力する基準信号のハイレベル期間だけの物が選別され
る。ＡＮＤ回路１５１を通過後、カウンタ１５３で同期
信号検出回路１３の出力する第２のパルスは計数される
。カウンタ１５３は再生基準信号発生器１８の出力する
基準信号のハイレベル期間の終了時にクリアされるので
、再生基準信号発生器１８の出力する基準信号のハイレ
ベル期間の間だけ同期信号検出回路１３の出力する第２
のパルスを計数する。コンパレータ１５４では、カウン
タ１５３の計数出力が、本来再生されるべき数である２
°に等しいか否かが比較され、一致していればロー、不
一致であればハイの論理出力が行なわれる。その後、コ
ンパレーク１５４の出力は再生基準信号発生器１８の出
力する基準信号のハイレベル期間の終了時にラチ１５５
にラッチされる。

従って、再生状態検出回路１５は、再生基準信号発生器
１８の発生するヘッド再生区間５１゜５２等の１区間に
、ヘッド２ａ、２ｂの出力から同期信号検出回路１３が
２つの同期信号を検出して第２のパルスを２つ出力した
場合、ローの出力を行ない、それ以外の場合にはハイの
出力を行なう。

又、再生基準信号１８の出力する基準信号は同期信号選
択回路１７内のモノマルチ１７１に入力される。モノマ
ルチ１７１は第５図口に示す。再生基準信号１８の出力
する基準信号の立ち上がりから一定時間幅５３の正パル
スを出力する。即ち、モノマルチ１７１はヘッド回転位
置検出回路としてＪｌ　作し、トラック前半を示す信号
がモノマルチ１７１の出力として出力される。セレクタ
１７２は、再生状態検出回路１５の出力がハイの時モノ
マルチ１７１の出力を、ローの時常にハイレベルを出力
する電源１７３の出力を、夫々選択して出力する。この
セレクタ１７２の出力はＡＮＤ回路１７４に入力され、
セレクタ１７２の出力がハイの時のみの同期信号検出回
路１３の出力する第２のパルスをＡＮＤ回路１７４の出
力として出力させる。

従って、再生基準信号発生器１８の発生するヘッド再生
区間５１．５２等に、２つの同期信号が検出された場合
、セレクタ１７２の出力は常にハイであって、同期信号
検出回路１３の出力する第２のパルスは全てＡＮＤ回路
１７４を通過するため、同期信号選択回路１７は同期信
号検出回路１３の出力する第２のパルスを全て通過させ
てトラッキング検出回路１４に入力する。

又、再生基準信号発生器１８の発生するヘッド再生区間
５１．５２等に、２つの同期信号が検出されなかった場
合、セレクタ１７２の出力はトラ７り前半に相当する時
間でハイとなり、同期信号検出回路１３の出力する第２
のパルスはトラック前半の物のみがＡＮＤ回路１７４を
通過するため、同期信号選択回路１７は同期信号検出回
路１３の出力する第２のパルスのうち、トラック前半の
物を通過させてトラッキング検出回路１４に入力する。

既に述べたように、ローパスフィルタ１４１は、磁気テ
ープ１上に記録されたパイロット信号３１゜３２をヘッ
ド２ａ、２ｂの出力から分離して出力し、ローパスフィ
ルタ１４１の出力は整流回路１４２で整流され、その振
幅情報が出力される。

整流回路１４２の出力は同期信号検出回路１３の出力す
る第１のパルス（第４図二）によってサンプルホールド
回路１４３にホールドされる。サンプルホールド回路１
４３の出力は引き算器１４４で整流回路１４２の出力と
の差をとられて、同期信号選択検出回路１７で選択され
た第２のパルス（第４図ホ）でサンプルホールド回路１
４５にサンプルホールドされる。サンプルホールド回路
１４５にホールドされる電圧はへフドギャ・ノブ３７の
両隣接トラックへの突き出し量を示すパイロット信号（
第４図イの始めの２つの異なった振幅のもの）の振幅の
差であって、トラックセンターに対するヘッドセンター
のずれに相当するものである。

同期信号検出回路１３の出力する第２のパルス（第４図
ホ）が１トラツクで２つ検出された場合は同期信号選択
回路１７で消されることな（そのままサンプルホールド
回路１４５に入力されるため、上記の動作は第２図に示
すＡＴＦエリア２２゜２３共に行なわれる。

一方、同期信号検出回路１３の出力する第２のパルス（
第４図ホ）が１トラツクで２つ検出されなかった場合は
、トラック前半のＡＴＦエリアの物のみが同期信号選択
回路１７で選択されてサンプルホールド回路１４５に入
力される。従って、トラック前半のＡＴＦエリアではサ
ンプルホールド回路１４５には、トラックセンターに対
するヘッドセンターのずれに相当する電圧が前記したよ
うにホールドされるが、トラック後半のＡＴＦエリアで
はサンプルホールド回路１４５にはサンプルパルスが入
力されず、以前の電圧をホールドしたままとなる。

サンプルホールド回路１４５の出力はトラッキング検出
回路１４の出力である。

従って、トラックとヘッド走行のずれの少ない場合の、
同期信号検出回路で同期信号が２つ検出される時には、
トラッキング検出回路１４は第２［ｍ２２．２３に示す
両方のＡＴＦエリアでトラックセンターに対するヘッド
センターの値を示す電圧をホールドし、出力する。又、
一方、リニアリティが悪く、トラックとヘッド走行のず
れの多くて同期信号検出回路で同期信号が２つ検出され
ない時には、トラッキング検出回路１４は第２図２３に
示すＡＴＦエリアのみでトラックセンターに対するヘッ
ドセンターの値を示す電圧をホールドし、出力する。

又、ＦＣ；１９はキャプスタンモータ９の回転数に比例
する周波数の信号を出力し、その周波数信号はＦＶコン
バータ１６１で望ましい回転数との差電圧に変換される
。ＦＶコンバータ１６１の出力電圧と、トラッキング検
出回路１４の出力電圧は加算器１６２で加算されて駆動
回路１０に入力され、キャプスタンモータ９を駆動する
。キャプスタンモータ９の回転はキャプスタン軸８の回
転に等しく、ピンチローラ１１との圧着によって磁気テ
ープｌを走行させる。この時、制御回路１６は、トラッ
キング検出回路１４の出力がゼロとなる様にその動作点
が設定されている。

従って、磁気テープ１は、トラックとヘッド走行のずれ
の少ない場合には、第２図２２．２３に示す両方のＡＴ
Ｆエリアでトラックセンターに対するヘッドセンターの
値を示す電圧がゼロとなるように、又、一方、リニアリ
ティが悪く、トラックとへノド走行のずれの多い場合に
は、第２図２３に示すＡＴＦエリアのみでトラックセン
ターに対するヘッドセンターの値を示す電圧がゼロとな
るように、制御回路、テープ駆動手段１２によって、駆
動される。

以上のように、リニアリティが悪く、トラックとヘッド
走行のずれの多い場合には、振幅検出口　−路を用いて
その状態を検出し、トラック上に２箇所有るＡＴＦエリ
アの両方を使わず、トラック前半の様に決められた片側
のみを用いて磁気テープの走行を制御することが出来る
。そのため、従来問題となっていた、２箇所のＡＴＦの
記録された位置で、再生ヘッドが共にトラックセンター
を通過することが出来なくなってトラッキング制御が不
安定になると１）うことが無くなり、安定なトランキン
グ制御を行なうことが可能になる。

第６図は、本発明の他の実施例におけるブロック図であ
り、同期信号選択回路１７０部分以外は第１図の実施例
と全く同じであって、図示を１部省略している。又、第
１図と同等の動作をするものには同じ番号を付し、ここ
では説明は省略する。

第６図において、１７０１は微分回路であり、再生基準
信号発生器１８の出力信号の立ち下がり部分に同期した
信号を発生する。１７０２はＡＮＤ回路で、微分回路１
７０１、再生状態検出回路１５の両出力の論理積を取っ
て出力する。

１７０３はカウンタで、ＡＮＤ回路１７０２がハイレベ
ルとなる回数を計数する。１７０４はカウンタで、再生
基準信号発生器１８の出力信号のパルス数を計数し、所
定値になったらパルスを出力する。１７０５はコンパレ
ータで、カウンタ１７０３の計数出力が所定の一定値よ
り大きい時ハイレベル出力を行なう。１７ｏ７はインバ
ータでコンパレータ１７０５の出力を論理的に反転する
。１７０６．１７０８はＡＮＤ回路で、カウンタ１７０
４がパルス出力を行なうとき夫々コンパレータ１７０５
の出力と、その反転出力を出力する。１７０９はフリッ
プフロップで、ＡＮＤ回路１７０６．１７０８の出力の
うちハイレベルのもので出力状態を設定される。１７１
０は遅延回路で、カウンタ１７０４の出力を遅延し、カ
ウンタ１７０３をゼロにリセットするパルスを出力する
。

再生状態検出回路１５は前記した如く、１つのトラック
内で同期信号検出回路１３が２つの同期信号を検出した
ときにローレベル、そうでなければハイレベルの出力を
行なう、微分回路１７０１は、再生基準信号発生器１８
の出力信号の立ち下がりでパルスを出し、ＡＮＤ回路１
７０２を介し、その再生基準信号発生器１８の出力信号
に相当するトラックの同期信号が２つ検出されなければ
カウンタ１７０３に正のパルスを出力する。即ち、カウ
ンタ１７０３は同期信号が２つ検出されなかったトラッ
クの数を計数する。その後、コンパレーク１７０５は、
２つの同期信号が検出されなかったトラックの数である
、カウンタ１７０３の出力が所定の値より大きくなった
時にハイレベル出力を行なう。

又、°カウンタ１７０４は再生基準信号発生器１８の出
力信号のパルス数、即ち、再生したトラックの数を計数
し、所定のトラックを計数した時パルス出力を行ない、
その直後又ゼロに戻るという動作を行なう。カウンタ１
７０４がパルス出力をしたとき、コンパレータの出力が
ハイレベルの時、ＡＮＤ回路１７０６を介して、フリッ
プフロップ１７０９はセットされ、ハイレベル出力に設
定される。逆に、カウンタ１７０４がパルス出力をした
とき、コンパレータの出力がローレベルの時、イアバー
９１７０７．　ＡＮＤ［１ｌｊｌ路１７ｏ８を介して、
フリップフロップ１７０９はリセットされ、ローレベル
出力に設定される。

フリップフロップ１７０９のセット又は、リセットが終
わってから、遅延回路１７１ｏを介してカウンタ１７０
３はゼロにリセットされ、上記した動作が繰り返される
。

即ち、所定数のトラックを再生した後、同期信号が２つ
検出されなかったトラックの数が定められた値より多け
れば、フリッププロップ１７ｏ９の出力はハイレベルと
なり、逆の場合はローレベルとなる。つまり、所定数の
トラックの平均的な再生状態を検出して、その結果をフ
リップフロップ１７０９は出力する。

このフリップフロップ１７０９の出力を用いて、セレク
タ１７２を働かせれば、第１図の実施例と同様な効果が
得られる。その上に、複数トラ、りの平均でリニアリテ
ィの悪さを判断できるため、１時的なドロップアウトな
どで誤動作することの無い、安定なトラッキングを実現
する装置を提供できる。

なお、本実施例では、同期信号が２つ検出できなかった
場合に、トラック前半のみの同期信号を用いてトラッキ
ングをかけるものを示しなか、トラック後半のみの同期
信号を用いてトラッキングをかけても同様な効果が得ら
れる。

又、再生基準信号発生器の発生する基準信号は回転シリ
ンダの一回転に同期したものでも良く、２つのヘッドが
緩り付けられた第１図の実施例では、その間に４つの同
期信号が検出されるはずである。この４と言う数と実際
に検出された同期信号を比較するように再生状態検出回
路を動作させることも容易にでき、このような装置も本
発明に含まれることは言うまでもない。

又、モノマルチ１７１は、クロックを発生する発振器と
、そのクロックを計数するカウンタなどでも構成できる
なと、本発明は図示した実施例のみにとどまるものでは
ない。

発明の効果 以上述べて来たように、本発明によれば、再生状態検出
回路によって再生ヘッドの再生出力から、同期信号が確
実に検出されているか否かが検出され、その結果、記録
されたトラックと再生ヘッド軌跡の不一致（リニアリテ
ィの悪さ）が検出される。このリニアリティの悪さが検
出されたとき、同期信号選択回路によって、トラック上
に記録されたトラッキング信号のうち１部のもののみの
同期信号を選んでトラッキングをかけるように構成して
おり、そのため、少なくとも選択されたトラッキング信
号の記録された位置では、再生ヘッドはトラックを正し
く走行し、安定なトラッキングを行なうことが可能とな
る。

そのため、磁気テープに記録する装置と再生する装置の
、ヘッド走行に違いがあっても、トラッキング状態が不
安定になってデータ再生が異常となることが無くなり、
極めて安定な再生装置を供給することが可能となるとい
う大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における磁気テープ再生装置
のブロック図、第２図、第３図は第１図の実施例に用い
られる磁気テープの例を示す図、第４図、第５図は第１
図の実施例の動作波形図、第６図は本発明の他の実施例
におけるブロック図である。 １・・・・・・磁気テープ、２ａ、２ｂ・旧・・ヘッド
、３・・・・・・回転シリンダ、１８・・・・・・再生
基準信号発生器、１３・・・・・・同期信号検出回路、
１５・・・・・・再生状態検出回路、１７・・・・・・
同期信号選択回路、１４・・・・・・トラッキング検出
回路、１２・・・・・・テープ駆動手段、１９・・・・
・・回転数検出手段、１６・・・・・・制御回路。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名実 第１図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープ上に斜めのトラックを形成し、その磁
   気テープの各トラックの複数の所定の箇所に、クロスト
   ークによってトラッキング状態を検出するためのパイロ
   ット信号と前記パイロット信号を検出するための同期信
   号の２種類の信号で構成されるトラッキング信号が記録
   された磁気テープを再生する装置であって、ヘッドと、
   前記ヘッドの取り付けられた回転シリンダと、前記ヘッ
   ドが前記磁気テープを再生するタイミングと同期した信
   号を発生する再生基準信号発生器と、前記ヘッドの出力
   から記録された同期信号を検出する同期信号検出回路と
   、前記同期信号検出回路の出力から前記基準信号の発生
   する基準信号の間前記同期信号の再生状態を検出し各ト
   ラッキング信号の記録された箇所で前記同期信号検出回
   路が確実に前記同期信号を検出しているか否かを検出す
   る再生状態検出回路と、前記再生状態検出回路が前記同
   期信号が確実には検出されていないことを検出出力した
   時に前記同期信号検出回路の出力のうち各トラックの所
   定の１部の物のみを選択する同期信号選択回路と、前記
   ヘッドの出力から前記同期信号選択回路で選択された同
   期信号を用いて前記パイロット信号をサンプルホールド
   してトラッキングをとるための信号を出力するトラッキ
   ング検出回路と、回転により前記磁気テープを走行させ
   るためのテープ駆動手段と、前記テープ駆動手段の回転
   数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段の
   出力と前記トラッキング検出回路の出力を用いて前記駆
   動手段への駆動指令信号を出力する制御回路とを具備し
   、前記再生状態検出回路が前記同期信号が確実には検出
   されていないことを検出した時、各トラックの所定の１
   部の同期信号のみを用いて前記トラッキング信号を検出
   出力し、磁気テープの走行を制御するようにしたことを
   特徴とする磁気テープ再生装置。
2. （２）トラッキング信号はトラックの前半部分と後半部
   分のそれぞれに１箇所づつ合計２箇所記録された磁気テ
   ープを用い、同期信号選択回路はトラック前半又は後半
   を示すヘッド回転位置検出回路を含む構成とし、前記ヘ
   ッド回転位置検出回路の出力するトラック前半又は後半
   を示す信号が出力されるときのみ前記同期信号を有効に
   するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
   （１）項記載の磁気テープ再生装置。
3. （３）同期信号選択回路を、再生基準信号発生器の発生
   する基準信号が所定数発生したことを検出する第１のカ
   ウンタと、各基準信号の間前記再生状態検出回路が確実
   には前記同期信号が検出されていないと言う結果を出力
   した数を計数する第２のカウンタと、前記第１のカウン
   タが所定数の基準信号を計数したとき前記第２のカウン
   タの計数出力と所定の一定値とを比較するコンパレータ
   と、前記コンパレータの出力をラッチするラッチ回路を
   含む構成としたことを特徴とする特許請求の範囲第（２
   ）項記載の磁気テープ再生装置。