JPH01176013A - 麟片状金属粉の製造方法 - Google Patents

麟片状金属粉の製造方法

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JPH01176013A
JPH01176013A JP16404487A JP16404487A JPH01176013A JP H01176013 A JPH01176013 A JP H01176013A JP 16404487 A JP16404487 A JP 16404487A JP 16404487 A JP16404487 A JP 16404487A JP H01176013 A JPH01176013 A JP H01176013A
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JP
Japan
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metal
powder
metal powder
ball mill
scaly
Prior art date
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Pending
Application number
JP16404487A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Sawada
沢田 喜充
Akio Kato
昭雄 加藤
Shinichi Suzuki
眞一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、磁気カード、フロッピィディスク
、磁気テープ等のカバーケースに塗布する磁気遮蔽用塗
料等の原料として好適な、隠蔽率に優れた鱗片状金属粉
の製造法に関する。
〔従来の技術〕
金属を偏平な鱗片状粉として、これを塗料に混ぜて塗布
すると、隠蔽率が高められ、よシ少ない材料により、装
飾性や導電性などにおいて種々の機能を発揮する。この
ような機能を効果的にするために、より薄く、かつ偏平
比の大きい鱗片状粉を作ることが望まれている。原料の
金属または合金を鱗片状にするために、機械的に粉砕す
る方法として、例えばスタンプミル法、湿式ボールミル
法、振動が一ルミル法、アトライター法などかある。こ
のうち、湿式が一ルミル法は、容器中に、材料金属、粉
砕媒体(硬度の高い材料からなるゴール)及び適当な粉
砕媒液を入れ、該容器を回転して攪拌するもので、作業
性、生産性の面で優れておシ、アルミニウム、銅、亜鉛
のような軟質の金属においては、この方法で偏平な鱗片
状金属粉を得ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、純鉄、珪素鋼、センダスト、・ぐ−マロ
イ等の高透磁性材料、あるいはチタン等の金属は、上記
の金属に比べて硬度が高く、いずれも展延性が劣ってお
シ、これらを通常の方法で処理しても、充分な薄さと偏
平比を持つ鱗片状金属粉を得ることができなかった。ま
た、上記のような機械的粉砕法によって粉体化処理を行
う場合には、粉砕媒液から金属中に他の不純物成分が浸
透する、あるいは、金属中に空孔や歪みを生じるなどの
現象が起き、これらはいずれも金属材料の磁気特性を低
下させ、原料の磁気特性を保持できなかった。
〔問題点を解決するだめの手段〕
そこで本発明者らは、湿式が一ルミルにおける金属の破
砕と偏平化の過程において、粉砕媒液の性状が重要な役
目を担っていると考え、種々の実験を行った。そして、
ボールミル内に、純金属または合金の材料と、粉砕媒体
であるボールと、粉砕媒体とを投入して摩砕する鱗片状
金属粉の製造法において、上記粉砕媒液としてアルコー
ル類、特にジオール類を使用することによシ、上記の問
題点を解決したものである。
〔作用〕
アルコール類が粉砕媒液として有効であることについて
のメカニズムは、未だ充分に解明されていないが、粉体
の付着力を低下させて再凝集を防ぐこと、あるいは粒子
の表面エネルギーを低下させて粒子強度を低下させるこ
と、さらには生成微粉のクッシヲニング現象や生成微粉
と粉砕媒体との衝突時の逃げを防止することが有効に作
用していると考えられる。
アルコール類として特に有効であったものは融点、沸点
、比重、粘性率、表面張力、などを考慮−した結果、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコールなどの
ジオール類であった。
また、これらと相互溶解性のある水あるいは有機溶媒、
例えばアセトンなどのケトン類、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類と混合して使用もよい。このよう
な補助剤との混合割合は、一般にジオールの100体積
部に対し、0〜200体積部、好ましくはO〜100体
積部の割合が有効である。なお、粉砕媒液の投入量は、
原料金属100重量部に対して、50〜300重量部、
好ましくけ80〜250重量部と設定するとよい。
(実施例1) 201ボールミルに直径200.15fl、IQnのス
テンレス鋼製の♂−ルを各10に9投入し、粉砕媒液と
してプロピレングリコールt51加jt、原料として4
4μの篩をノセスした純鉄粉を2.4 kg投入して9
6時間破砕処理を行った。この結果、金属光沢を有し、
25μの篩を98 wt%・母スした厚さ1μの鱗片状
粉体を得た。第1図に、こうして得た粉体の粒子構造の
走査型電子顕微鏡写真を、第2図に同じく原料粉体の粒
子構造の写真を示す。
また、表1に磁気特性のデータを示す。
表  1 (比較例1) 上記実施例1の、プロピレングリコールノ替ワシに粉砕
媒液としてn−ヘゲタンを用い、同一条件で粉砕処理、
を行い、25μの篩を60wt%ノ4スした厚さ2〜3
μの偏平粉を得た。第5図に、この粉体の粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真を、表1に磁気特性のデータを
示すが、粒度、偏平比とも実施例1のものに劣っている
上記のように、この例の方法によれば、純鉄粉を原料と
して、従来の方法では得られなかった薄さの鱗片状金属
粉を磁気特性を低下させずに得ることができ、これを塗
料に混合してフロッピィディスクを入れる紙袋に塗布し
たところ、充分な磁気遮蔽能力を有していた。
(実施例2) 実施例1の純鉄粉に替えて、同じ篩処理をしたセンダス
ト粉を原料として用いて、同一の条件で破砕処理を行っ
た。この結果、金属光沢を有し、25μの篩を95 w
t% /jスした厚さ1μの鱗片状金属粉を得た。第3
図に、この粉体の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真
を、第4図に同じく原料の粒子構造の写真を、また、表
1に磁気特性のデータを示す。
(比較例2) 上記比較例1の、純鉄粉の替わシに原料としてセンダス
ト粉を同じ篩処理をして用い、同一条件で破砕処理を行
い、25μの篩を98 wt% 14’スした厚さ、形
状がほぼ原初のままの粉体を得た。第6図に、この粉体
の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真を、表1に磁気
特性のデータを示す。
この結果に示される如く、この粉砕処理によって、セン
ダスト粉を原料として、従来の方法では得られなかった
鱗片状金属粉を磁気特性を低下させずに得ることができ
た。
なお、この発明の実施は上記の例に限られることなく、
例えば、原料金属として、珪素鋼や・り一マロイ等任意
の高透磁性金属を使用してよく、アルコール類として、
上記以外のものを採用してもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明は、ボールミル内に、純
金属または合金の材料と、粉砕媒体であるが一ルと、粉
砕媒液とを投入して摩砕する鱗片状金属粉の製造法にお
いて、上記粉砕媒液としてアルコール類を使用すること
により、高透磁性金属のように硬質の金属材料から、薄
くかつ偏平比の小さい鱗片状金属粉を磁気特性を降下さ
せずに製造することができ、磁性材料として種々の用途
を開いている。特に、適当な塗料に混入して均一に分散
させることができ、任意の材質の表面に塗布すると、外
部の磁界の影響を遮蔽する金属被膜を形成するので、簡
単に磁気遮蔽機能を持たせることができる。また、高透
磁性金属に限らず、たとえば、耐食性塗料に使用するチ
タン粉末など、展延性に乏しい金属の鱗片状粉の製造を
可能とするという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の金属粉の粒子構造を示
す電子顕微鏡写真、第2図はその原料の金属の粒子構造
を示す電子顕微鏡写真、第3図はこの発明の第2実施例
の金属粉の粒子構造を示す電子顕微鏡写真、第4図はそ
の原料の粒子構造を示す電子顕微鏡写真、第5図は第1
比較例の粒子構造を示す電子顕微鏡写真、第6図は第2
比較例の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。 出 願 人 昭和電工株式会社 第  11×1 第  2   × 第   3;l 第   1−/−図 第   J     B 第   G   図 手  続  補  正  書 (方式)%式% 1、事件の表示 昭和62年特許願第164044号 2、発明の名称 鱗片状金属粉の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港区芝大門二丁目IO番12号名称 (2
00)  昭和電工株式会社代表者 村 1) − 4、代理人 (郵便番号105) 居所 東京都港区芝大門二丁目10番12号昭和電工株
式会社内 5、補正命令の日付 昭和63年11月29日(発進口) 6、補正の対象 明細書の「発明の名称」の欄。 7、補正の内容 鱗片状金属粉の製造方法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボールミル内に、純金属または合金の材料と、粉
    砕媒体であるボールと、粉砕媒液とを投入して摩砕する
    鱗片状金属粉の製造法において、上記粉砕媒液としてア
    ルコール類を使用することを特徴とする鱗片状金属粉の
    製造法。
  2. (2)上記アルコール類はジオール類であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の鱗片状金属粉の製造
    法。
JP16404487A 1987-07-02 1987-07-02 麟片状金属粉の製造方法 Pending JPH01176013A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001078924A1 (fr) * 2000-04-17 2001-10-25 Junfeng Xue Procede de fabrication d'une poudre de metal nanometrique a base de titane et dispositif d'abrasion
US6640865B1 (en) 1999-05-21 2003-11-04 Nec Corporation Label attaching apparatus
US7156893B2 (en) 1999-03-19 2007-01-02 Cabot Corporation Method of making niobium and other metal powders
CN100436006C (zh) * 2004-04-23 2008-11-26 许德成 一种稀有金属合金纳米粉及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49105767A (ja) * 1973-01-29 1974-10-07
JPS51135817A (en) * 1975-05-20 1976-11-25 Toshiba Corp Process for producing a permanent magnet

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