JPH0117336Y2 - - Google Patents

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JPH0117336Y2
JPH0117336Y2 JP1983191819U JP19181983U JPH0117336Y2 JP H0117336 Y2 JPH0117336 Y2 JP H0117336Y2 JP 1983191819 U JP1983191819 U JP 1983191819U JP 19181983 U JP19181983 U JP 19181983U JP H0117336 Y2 JPH0117336 Y2 JP H0117336Y2
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JP
Japan
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wheel
tire
locking
running
engaging
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車軸に対するホイール部材の着脱が
簡単になし得る組立て容易な、しかも横転等を防
止してスピード走行を楽しめる走行玩具用車輪に
関する。
走行路上を比較的高速度で走行させて遊ぶ走行
玩具は、スピード感に溢れ、迫力があることか
ら、幼児から大人まで幅広い人気がある。しか
し、この種の走行玩具においては、車輪のホイー
ル部材を直接車軸に嵌着し、しかも走行中にホイ
ール部材が車軸より離脱せぬよう強固に嵌着する
こととしていたため、ホイール部材を一旦車軸に
嵌着したならば、ホイール部材の取外しが困難で
あつた。従つて、ホイール部材やタイヤ部材の破
損が生じても、取換えが困難であり、更にはホイ
ール部材の着脱が困難なことから、ホイール交換
遊び等もなし難いという欠点があつた。
また、車輪のタイヤ部全面にゴム等の摩擦力の
大きい材質を用いているため、走行玩具を高速度
で走行させると、車輪路の曲線部において、走行
玩具が走行路の壁面に乗り上げて走行路から飛び
出したり、あるいは走行路上に横転したりしてし
まう欠点があるととも、走行路の直線部等におい
ては、タイヤの周側部が走行路の壁面と接触し
て、ブレーキ作用を生じ走行玩具の高速度走行を
邪魔してしまうといつた欠点があつた。
本考案は、上記の欠点に鑑みてなされたもの
で、外側から内側にかけて上り勾配を有する係止
部を外周に形成した係合部材を、車軸の両端に嵌
着すると共に、上記係止部に係止される係止突起
を有し且つ外周にタイヤ部材を嵌合したホイール
部材を、上記係合部材に着脱自在に係合すると共
に、係合部材の先端部又はホイール部材の外側面
が、タイヤ部材の外側面よりも外側に突出して走
行路の壁面と接触可能にした構造とすることによ
り、ホイール部材の着脱が簡単になし得且つ組立
てが容易で、タイヤ部材、ホイール部材の破損取
換えが容易になし得、更にはホイール交換遊び等
も容易になし得る走行玩具用車輪の提供を目的と
している。
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図は本考案の第1実施例の一部截断図、第
2図は第2実施例の一部截断図、第3図は本考案
の車輪を使用した走行玩具の走行状態図を示す。
第1図において、10は第1実施例の車輪で、
走行体31の前車輪及び後車輪として使用され
る。この車輪10は、大別して、係合部材11
と、ホイール部材12と、そしてタイヤ部材13
とによつて構成されている。
係合部材11は、走行体31の車軸32とホイ
ール部材12とを連結するもので、車軸32の両
端に各々基端部14を嵌着している。この基端部
14の嵌着は走行中に係合部材11が車軸32よ
り離脱せぬよう強固になされる。尚、車軸32は
走行体31に内蔵された図示せぬ駆動装置と連結
支承され、あるいは走行体31のシヤーシに支承
される。また、係合部材11は、先端部15がホ
イール部材12を貫通して突出するに十分な長さ
に形成されると共に、その長さ方向略中央外周に
は外側から内側にかけて上り勾配を有する係止部
16が形成されている。
ホイール部材12は、中央部に貫通孔17を有
し、該貫通孔17に上記係合部材11を挿通させ
ると共に、貫通孔17の周囲に形成した係止突起
18を上記係合部材11の係止部16に係止させ
ている。この係止突起18は、ホイール部材12
内で外側から内側に向けて突出させた撓み可能な
突部19の先端に設けられ、且つ係合部材11の
挿通時突部19を撓ませて挿通を容易にするガイ
ド用勾配を有する形状に形成されている。尚、2
3はホイール部材12に形成した位置決め用の当
接部で、係止部16の外側端に当接し係止部16
と係止突起18との係合位置を規制する。このホ
イール部材12を上記係合部材11に装着した状
態で、該係合部材11の先端部15はホイール部
材12の外側面20よりも外方に突出している。
また、ホイール部材12の外周面にはタイヤ部材
脱落防止用の係止突条21が設けてある。
タイヤ部材13は、ゴム等の比較的摩擦力の大
きな材質にて形成されており、その内周面にはホ
イール部材12の係止突条21と略等しい幅の係
止溝22を設けてある。そして、上記係止突条2
1にタイヤ部材13の係止溝22を係合させて、
タイヤ部材13をホイール部材12の外周面に嵌
合させている。
第2図において、50は第2実施例の車輪で、
第1実施例の車輪10と同じように、走行体31
の前車輪及び後車輪として使用され、且つ係合部
材51と、ホイール部材52とそしてタイヤ部材
13とによつて構成されている。尚、タイヤ部材
13は第1実施例と全く同じになつている。
係合部材51は、基端部53を車軸32の両端
に各々強固に嵌着している。また、係合部材51
には、その先端部54の外周に外側から内側にか
けて上り勾配を有する係止部55が形成されてい
る。この先端部54は内部空洞で先割れの撓み可
能な状態となつている。
ホイール部材52は、上記係合部材51を挿通
させる中央部の貫通孔56の外側部分を若干拡開
してそこに係合突起57を形成し、この係合突起
57を、上記係合部材51の係止部55に係止さ
せている。尚、この係合部材57及び係止部55
の係止に際し、係合部材51の基端部53側外周
に、位置決め用の当接部を設けて係止位置を規制
するようにしても良い。また、ホイール部材52
の外周面にはタイヤ部材13が嵌合されるのであ
るが、この嵌合は第1実施例と同様ホイール部材
52の係止突条21と、タイヤ部材13の係止溝
22にてなされるようになつている。更に、ホイ
ール部材52の外側面58はタイヤ部材13の外
側面59よりも外側に突出するようにされてい
る。また、上記第1実施例及び第2実施例では、
ホイール部材12,52側に係止突条21、タイ
ヤ部材13側に係止溝22を設けているが、これ
に限らず、例えばホイール部材12,52側に係
止溝22、タイヤ部材13側に係止突条21を設
けることも勿論可能である。
40は走行路で、塩化ビニール等を材料とし、
真空成形法により、適宜の長さの直線路及び曲線
路に成形し、これらを多数連結して形成する。走
行路40は、走行玩具31の幅より多少幅広で、
走行面41と壁面42を有する縦断面鍋形状にな
つている。
従つて、第1及び第2実施例の車輪10,50
を用いれば、走行体31の車軸32両端に係合部
材11,51を強固に嵌着し、この係合部材1
1,51にホイール部材12,52の貫通孔1
7,56を当てがい、ホイール部材12,52を
押付ければ、係合部材11,51の係止部16,
55の勾配によつてホイール部材12の突部19
又は係合部材51の先端部54が撓んで、係合部
材11,51が貫通孔17,56に挿入される。
そして、係止部16,55と係止突起18,57
が係止され、容易にホイール部材11,51の取
付けがなし得る。また、ホイール部材11,51
の取外しに際しては、ホイール部材11の突部1
9又は係止部材51の先端部54を撓ませて、係
止部16,55と係止突起18,57の係止を解
除させつつホイール部材11,51を外側に引け
ば容易に取外しができる。その結果ホイール部材
11,51の交換遊びが容易になし得ることとな
る。更に、ホイール部材11,51の取付け状態
において、係合部材11の先端部15又はホイー
ル部材52の外側面58が、タイヤ部材13の外
側面59よりも外側に突出するため、走行面41
には常時タイヤ部材13が接触し、壁面42には
係合部材11の先端部15又はホイール部材52
の外側面58が接触するので、曲線部においても
タイヤ部材13が壁面42と接触せず、走行体3
1が壁面42に乗り上げることがない。また、タ
イヤ部材13と壁面42との接触によるブレーキ
作用の発生もなくなる。
以上の如く、本考案によれば、外側から内側に
かけて上り勾配を有する係止部を外周に形成した
係合部材を、車軸の両端に嵌着し、この係合部材
にホイール部材を嵌挿してホイール部材の係止突
部を上記係止部に係止させる構成としたため、ホ
イール部材の着脱が簡単になし得且つ組立てが容
易で、タイヤ部材、ホイール部材の破損取換えが
容易にでき、更にはホイール交換遊びも容易にで
き興味深い遊びを楽しむことができるという効果
がある。
また、係合部材の先端部又はホイール部材の外
側面が、タイヤ部材の外側面よりも外側に突出し
て走行路の壁面と接触可能にしたため、走行路の
直線部は勿論、曲線部においてもタイヤ部材が壁
面に接触せず走行体が壁面にのり上げたり、横転
したりするのを防止でき、しかもタイヤ部材と壁
面との接触によるブレーキ作用も生ぜず、スピー
ド走行を楽しめるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案走行玩具用車輪の第1実施例の
一部截断図、第2図は第2実施例の一部截断図、
そして第3図は本考案の車輪を使用した走行玩具
の走行状態図である。 10,50……車輪、11,51……係合部
材、12,52……ホイール部材、13……タイ
ヤ部材、15……係合部材の先端部、16,55
……係止部、18,57……係止突起、32……
車軸、58……ホイール部材の外側面、59……
タイヤ部材の外側面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行路上を走行する走行玩具の車輪において、
    下記要件を備えたことを特徴とする走行玩具用車
    輪。 (イ) 外側から内側にかけて上り勾配を有する係止
    部を外周に形成した係合部材を、車軸の両端に
    嵌着すること。 (ロ) 上記係止部に係止される係止突起を有し且つ
    外周にタイヤ部材を嵌合したホイール部材を、
    上記係合部材に着脱自在に係合すること。 (ハ) 係合部材の先端部又はホイール部材の外側面
    が、タイヤ部材の外側面よりも外側に突出して
    走行路の壁面と接触可能にされていること。
JP19181983U 1983-12-13 1983-12-13 走行玩具用車輪 Granted JPS6099993U (ja)

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JP19181983U JPS6099993U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 走行玩具用車輪

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JP19181983U JPS6099993U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 走行玩具用車輪

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Publication Number Publication Date
JPS6099993U JPS6099993U (ja) 1985-07-08
JPH0117336Y2 true JPH0117336Y2 (ja) 1989-05-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104755143B (zh) * 2012-09-28 2017-05-24 乐高公司 玩具轮子组件及其制造方法

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JPS5117656B1 (ja) * 1971-05-10 1976-06-03

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