JPS6019261B2 - おもちやのレ−シング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は玩具、更に具体的に云えば、おもちやの自動
車に対するレーシング・トラックに使うことの出来る装
置に関する。

あらゆる年令の子供が使える様に、多数の玩具が長年の
間開発されて釆た。

多くの玩具は古典的なものになり、繰返して再生産され
ている。長い期間にわたって引続いて子供を夢中にさせ
る玩具には、或る共通の特性がある。第１に、こういう
玩具は子供をかなり興奮させる。２番目に、よく出釆て
し、て、耐久力がある。

次に、十分に低廉であって、広い市場に訴えるものがあ
る。最後に、特にごく最近では、こういう玩具は安全に
使える。こういう全ての基準に合格することは、従来の
多くの玩具にとって難しい問題であった。人気のある玩
具として、重力又は原動機からの動力で動く車頚があり
、この車藤が頬斜した軌道を走ることにより、かなりの
速度に達する。こういう玩具は、何等かの形のレーシン
グ・トラックの配置を用いている。２台又は更に多くの
こういう車廟を隣合ったトラックで競走させて、競争の
興味を持たせることが多い。

この様な機成は非常に魅力があるが、動作が速いので、
競争の勝者を決めるのが非常に困難である場合が多い。
この発明の目的は、新規で改良されたおもちやのレーシ
ング装置を提供することである。

この発明の別の目的は、多数のおもちやの車柄の間で、
レースの勝者を決定することが出来る低廉な装置を提供
することである。

この発明の別の目的は、車髄が違う寸法並びに重量であ
って、おもちやの車糠の間で競走の勝者を決定すること
が出来る菱魔を提供することである。

この発明の別の目的は、おもしろくて「低廉で、耐久力
があって、安全なおもちやのレーシング装置を提供する
ことである。

前述した目的を達成するために、この発明によるおもち
やのレーシング装置は、複数のおもちやの車廟が走行可
能な幅の上面をもつ基部上方に、前下方へ回敷可能にリ
ンクを介してカバーを支持し、該カバーを下方へばねで
付勢すると共に、前記カバーにトリガを設け、このトリ
ガに基部上面を走行する車輪を当綾させることで、リン
クを介して、カバーを前下方に回動させ、このカバーで
車廟を基部に押付けて、該車輪がレース中にその位置を
表わす場所で停止するようにしたものである。

この発明のその他の目的、特徴及び利点は、以下図面に
ついて説明する所から明らかになろう。

図面全体にわたり、同様な都村は同じ参照数字で表わし
てある。第１図には、この発明に従って構成されたおも
ちやのレース・トラック１０が平面図で示されている。

おもちやのトラック１０は３つの幅の狭いトラック部分
１２（これは更に多くても少なくてもよい）を持ち、こ
れらは略同じ長さにすることが出来、各々が幅の広いト
ラック部分１４に接続されている。重力を動力とする車
に使う場合、各々の部分１２は部分１４と反対の端を高
くして、後斜をつける。各々のトラック部分１２，１４
は多数の個別の一層短いトラック部分を互いに結合して
構成することが出来る。これらの部扮分は従釆周知であ
り、市場で入手し得る。一層大きいトラック部分１２，
１４の個別のトラック部分は、やはり周知の種々の手段
によって一緒に接続することが出来る。通常、トラック
部分１２，１４及びそれらを結合する手段は、成形プラ
スチック材料で構成される。トラック部分１４が、トラ
ック部分１２上にある車轍の間で、レースの勝者を決定
する為に使われるこの発明に従って構成されたおもちや
のレーシング装置１６に結合される。

おもちやのレーシング装置１６は箱形であって、透明な
頂部を持ち、第１図では、３つの車額１８，１９，２０
が、レースの終りにとる位置で示されている。普通のレ
ースの場合、トラック部分１２の上に重力又は原動機か
らの動力を受ける車糠を配置して解放すると、これらの
車糠は各々のトラック部分１２を進み、曲線を描いてト
ラック部分１４を通過し、レースに於けるそれらの仕上
り位置に応じた位置で、装置１６によって停止させられ
る。第２図は、車の仕上り位置を決定する為に使われる
おもちやのレーシング装置１６に更に詳しく示す斜視図
である。第３図は第２図に示したおもちやのレーシング
装置１６の分解側面図である。この両方の図面を以下の
説明で参照され）ば、その説明が判り易い。装置１６が
基部２２を含む。この基部は全体的に矩形であり、１対
の側壁２６によって隔てられた全体的に矩形の引込んだ
内側部分２４を有する。凹部２４の深さは、相異なるト
ラック部分を競走する車藤の高さの変動に対応するのに
十分である。凹部２４にスポンジゴム又は発泡プラスチ
ック材料の様な、全体的に弾刀性があるか或いはスポン
ジ状のクッション材料からなるパッド２８を設けること
が出釆る。パッド２８の厚さは、その上面が進入部３０
の上側舌版と略同じ高さになる様にする。進入部３０は
幅の広いトラック部分１４に結合され、周知のコネクタ
３２によってそれと接続することが出来る。進入部３０
は、トラック部分１４を通抜ける車鞠が基部２２とカバ
ー３４の間の開口を介して、装置１６に入る様に整合し
ている。カバー３４は枠３８に支持された透明な材料の
上側窓３６を有する。窓３６及び枠３８はプラスチック
材料で作ることが出来る。枠８８が１対の側部４０を持
ち、その各々の中に１対の円形孔４２が設けられている
。各々の孔４２には、デルリンの様なプラスチック材料
で構成されたりンク４４が、この孔に挿入されたピン４
８によって回転自在に支持されている。各々のリンク４
４はその下端でも、一方の側壁２６にある円形孔４５に
ピソ４６によって回転自在に接続されている。第３図で
は、ピン４３，４６の形が更によく判る様に９０ｏ回転
した状態で示してある。各々の側部４０の上側の中点に
突起４７がある。

側壁２６の左端の端に突片４８（第２図参照）が垂直に
配置されていて、通常の位置にある時、一番左側のリン
ク４４が突片４８に接して、カバー３４を基部２２から
引離した直立状態に保持することが出来る様になってい
る。カバー３４の右側の端にトリガ５０が取付けられ、
これが枠３８から下向きに伸びている。

好ましい実施例では、このトリガは平坦なプラスチック
材料のシートであって、その両端が側部４０１こ固着さ
れ、その頂部が枠３８に固着されて、枠３８から下向き
に突出する様になっている。ゴムのバンド等で構成する
ことの出釆る弾性ばね６２が、枠３８の各々の突起に接
続され、下向きに伸びて、基部２２の底の周りに通され
る。ばね５２は、リンク４４が突片４８に接して、カバ
ー３４が直立姿勢にある位置では、このばねがぴし「一
んと伸びる様になっている。

リンク４４が基部２２に対して９ぴ以外の角度になると
、ばね５２がカバー３４をリンク４４の上で回転させて
、それが押倒されて基部２２に接する様に押圧する傾向
を持つ。然し、リンク４４が基部２２に対して９００で
ある時、‘まねの力がリンク４４の長藤と直接的に一直
線上にある為、こういうことは起らない。車輪が進入部
３０の上を進んで、パッド２８を横切る時、車瀬はパッ
ドの弾力性によって減速され、トリガ５０にぶつかる。

第２図で右向きの力がトリガ５０に加わると、カバー３
４が、第３図及び第５図でかゞ‐３４の利他流伝矢印で
示す様に、カバー３４がリンク４４上で下向きに回転す
る。カバー３４がこの方向に回転すると、カバーは装置
１６の中を進んでいる車節があれば、それら全部の上に
倒れか）り、装置１６の中での車繭の進行具合に応じた
位置で、これらの車髄を停止する。凹部２４は、車輪の
高さ変動に対処する十分な厚さを持つ様に選ばれている
ので、寸法の異なる車廟も、その上面に対する窓３６か
らの圧力によって全部停止する。第２図では、３つの車
髄６０，６１，６２が装置１６内に示されている。カバ
ー３４が右下に回転すると、窓３６が各々の車鮪６０，
６１，６２の頂部に押付けられ、こうしてそれを所定位
置に固定する。好ましい実施例では、窓３６に標識を刻
み込んでおいて、各々の車の相互の位置が一層明瞭に判
る様にすることが出釆る。装置１６は、重量の異なる車
輪でも、同じ様な効果をもって扱うことが出来る点で、
レースの車輪の仕上げ位置を決定するのに特に利点があ
る。

スポンジのパッド２８を使うこと）、車鞠の頂部に対す
る窓３６の緒付け作用（ばね５２の力によって起る）に
より、車糠の重量が、それと競争している他の車廟の重
量と異なった場合でも、車鞠が正しい最終位置に捕捉さ
れることが保証される。装置１６は、勝った車顔を確実
に目で見て決定出来る様にすると共に、勝った車の印を
付ける為に旗等が落下する様にした場合に起る様な論争
が起らない様にする。

更に装置は、夫々の車の間の距離をも明確に表示する。
この発明の装置は非常に低廉で、成形プラスチック部品
で作られ、作るのが簡単で、保守が容易である。レース
をしている車輪の上にカバー３４をかぶせることによっ
て停止する方法は、車輪が利用者をきずつけることがな
い様に、車輪を拘束するので、子供用のゲームとして特
に安全である。この発明の好ましい実施例を図示し且つ
説明したが、この発明の範囲内で種々の変更が可能であ
ることは云うまでもない。

以上説明したように、この発明の第１番目の発明によれ
ば、複数のトラックの端に基部を接続して、この基部の
上面を走行するおもちやの車輪をトリガに当援させ、リ
ンクを倒してカバーを前下方へ回動させ、カバーで前記
車輔を基部に押付けて停止させるようにしたので、複数
の車輪によるレースの勝者を、車線の重量や寸法が違っ
ていても決定できおもしろく、また頑丈で耐久性がある
上に、簡単な構成で廉価な装置を提供できるという効果
が得られる。

さらに、第２番目の発明によれば、箱状のカバーを有し
ているので車輪がトリガに当った時にカバーの外側方に
飛び出して利用考を傷つけないようにして前記車鯖を停
止させることができ、安全性が向上し、しかもカバーの
頂部が透明であるため、複数の車輪がカバーナに入った
場合に、各々の車輪の相互関係位置がカバー外から容易
に判断できるという効果が、前述した第１番目の発明の
効果に加わえて得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に従って構成されたおもちやのレーシ
ング装置を含むおもちやのレーシングトラックの平面図
、第２図はこの発明に従って構成されたおもちやのレー
シング装置の斜視図、第３図は第２図に示したこの発明
の分解側面図、第４図は第２図に示したおもちやのレー
シング装置の一部分の後面図で、この発明の構成の細部
を示す。 第５図は第１図に示したおもちやのレーシング装置の側
面断面図である。１８，１９，２０：車頚、２２：基部
、３４：カバー、４４：リンク。 ＺＺｙ．〆 打？，２ 兄ツ，チ ｒ天９．夕 右才２．３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ おもちやのレーシング車輛の最終位置を決定するた
   めのおもちやのレーシング装置において、複数のおもち
   やの車輛が走行可能な幅の上面をもつ基部と、該基部の
   上方に配設したカバーと、該カバーを前下方への回動可
   能に基部上に支持したンクと、前記カバーを下向きに付
   勢してカバーと基部を連結したばねと、基部上面を走行
   する車輛と当接可能にカバーに設けたトリガとを備え、
   トリガへの車輛の当接でリンクを介してカバーが回動し
   て車輛を押付け停止させるようにしたことを特徴とする
   おもちやのレーシング装置。 ２ 特許請求の範囲１に記載したおもちやのレーシング
   装置において、基部は上面部を弾性パツドで形成してあ
   るレーシング装置。 ３ おもちやのレーシング車輛の最終位置を決定するた
   めのおもちやのレーシング装置において、おもちゃの車
   輛が走行可能な幅の上面をもつ基部と、該基部の上方に
   配設すると共に頂部を透明とし後面を開口しさらに前面
   を基部上面を走行する車輛と当接可能なトリガで塞いだ
   箱状のカバーと、該カバーを前下方への回動可能に基部
   上に支持したリンクと、前記カバーを下向きに付勢して
   カバーと基部を連結したばねとを備え、トリガへの車輛
   の当接でリンクを介しカバーが回動して車輛を押付け停
   止させるようにしたことを特徴とするおもちやのレーシ
   ング装置。 ４ 特許請求の範囲３に記載したおもちやのレーシング
   装置において、カバーの透明な頂部は車輛の停止位置判
   断用の標識が付してあるレーシング装置。