JPH01171119A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH01171119A
JPH01171119A JP32906387A JP32906387A JPH01171119A JP H01171119 A JPH01171119 A JP H01171119A JP 32906387 A JP32906387 A JP 32906387A JP 32906387 A JP32906387 A JP 32906387A JP H01171119 A JPH01171119 A JP H01171119A
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JP
Japan
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kneaded
group
solvent
magnetic
resin
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JP32906387A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nara
奈良 仁司
Tsutomu Kenpou
見寳 勉
Akira Kawakami
晃 川上
Yasuo Ando
康夫 安藤
Atsuko Matsuda
敦子 松田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート等の磁気記録媒体の製
造方法に関するものである。
口、従来技術 近年、磁気記録媒体一般において、特に高密度記録への
要求が高まり、種々の改良がなされている。こうした要
求として具体的には角形比、S/N比の向上がある。S
/N比や角形比を向上させるには、粒子サイズが小さく
比表面積の大きい強磁性体を用いることが考えられる。
一般に、磁気記録媒体のS/N比は、記録・再生に関係
する記録材料中の磁性体の粒子数の平方根に比例すると
言われているため、同一重量の磁性粉を塗布した場合、
粒子径の小さい磁性体を用いる程S/N向上に有利にな
る。S/N比、角形比の向上のためには、強磁性体をバ
インダー樹脂中に均一に分散し、かつ塗布形成された磁
性層の表面性を平滑にすることが要求される。
しかしながら、粒子の表面積は粒子径の2乗に反比例し
て大きくなるので、粒子の分散は粒子径の減少につれて
急激に難しくなり、また分散安定性も劣化する。これで
は、磁性層中の強磁性体の配向性、磁性層表面の平滑性
等が悪化し、ひいては優れた角形比、S/N比は得られ
ず、不都合である。
通常、磁性粉を分散させるに当たっては、磁性粉粒子の
表面を被覆するに足りるだけの分散剤で十分なはずであ
るが、実際はこれでは十分な分散性、安定性が得られず
、このためにかなり過剰の分散剤が添加されている。
例えば、強磁性粉末の分散剤としては、各種界面活性剤
、特に脂肪酸塩、リン酸エステル、アルキルスルホン酸
塩、スルホコハク酸塩等が主として使用されている。し
かしながら、これら従来の分散剤を使用した場合、磁性
塗料調製時の強磁性粉末の分散性は向上するが、該磁性
塗料を支持体上に塗工、乾燥して得た磁性層においては
、強度、耐湿性等が劣化して高温多湿時での走行性の問
題が生じ易く、また通常の温湿度条件での走行耐久性が
劣るものが多かった。また磁性粉に吸着されない分散剤
は塗膜中で結合剤としてのバインダー樹脂と混合して、
磁性層を可塑化したり、また、バインダー樹脂の硬化を
妨げ、従って磁性層の機械的強度、特にヤング率を著し
く低下させる。最近テープの長時間記録化に伴って薄手
のベースフィルムを用い、テープの全厚を薄くする傾向
にあるが、テープの腰の強さはテープ厚みの3乗に比例
するため、薄手化に伴って著しく腰が弱くなり、これが
薄手テープの走行特性、テープのヘッドタッチを悪くし
、従ってS/N比の劣化につながる。
薄手化に伴う機械物性、特にテープの腰の強さを保つた
めに、超延伸ベースフィルムの採用、磁性層の高ヤング
率化が行われている。このため、過剰の分散剤その他の
低分子添加剤による磁性層のヤング率の低下は薄手テー
プの機械物性を著しく劣化させる。
磁性粉を効果的に且つ安定に分散し、しかも磁性層の機
械物性を損なわないようにせんとする技術が種々開示さ
れている。例えば特開昭54−94308号、54−1
43894号、50−92103号各公報7は、磁性粉
を燐酸エステル誘導体で前処理を行っている。
また、特開昭51−134899号、53−51703
号、53−7898号、54−46509号各公報号各
、シリコンオイルで磁性層表面を被覆する方法を開示し
ている。
また、特開昭50−108902号、49−97738
号、51−33753号、53−116114号、54
−24000号等の各公報ではアニオン活性剤で表面を
処理している。
しかし、以上の技術は小粒子状の、特にBET35〜4
0rrr/g以上の磁性粉に対しては有効とは言えない
また、特開昭51−103403号、47−33602
号、55−125169号、55−73929号、55
−73930号、57−42888号、57−1026
号等の各公報には、磁性粉に吸着しうる官能基を持つオ
リゴマー、ポリマーで磁性粉の表面を被覆する技術を開
示している。
これらの技術は、乾燥した磁性粉を分散剤溶液と混合し
てその表面に分散剤を吸着させるためには分散剤の溶解
、磁性粉との混合、攪拌、混練、濾過、乾燥、粉砕、篩
別の各工程を必要とする。
従って、従来の分散剤では、益々微細化してゆく磁性粉
をはじめとする各種フィラーの良好な分散を保証するに
は不十分であり、かつ現在要求されている磁気特性、電
磁変換特性並びに耐久性を満足することは困難であった
更に、上記のように微粒子化された強磁性体の分散を良
(するために各種混練機(2本ロールミル、3本ロール
ミル、オープンニーター、加圧ニーダ−1連続ニーグー
等)による混練方法の検討が行われてきた。
しかし、検討の結果、いずれを用いても所望の分散の度
合にまで達した磁性塗布液を得ることは困難であり、し
かも強磁性粒子の微粒子化が進むにつれてその傾向は強
くなることが判明した。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、強磁性粉末の分散状態及び配向性が良
好で、電磁変換特性に優れ、表面性が良好で研摩係数が
小さ(、かつ走行性に優れた磁気記録媒体の製造方法を
提供することである。
ニ9発明の構成及びその作用効果 本発明は、スルホ基とホスホ基とカルボキシル基とスル
ホ基のアルカリ金属塩とホスホ基のアルカリ金属塩とカ
ルボキシル基のアルカリ金属塩とからなる群より選ばれ
た一種又は二種以上の置換基を含有する樹脂、BET値
が35rrf/g以上である強磁性粉末、分散剤及び溶
剤を混練して第1の混練物を調製する工程と:前記樹脂
、カーボンブラック、分散剤及び溶剤を混練して第2の
混練物を調製する工程と;前記第1の混線物と前記第2
の混練物とを混練して第3の混練物を調製する工程と;
この第3の混練物に少な(とも溶剤と研摩〒1とを加え
て希釈し、次いで分散する工程と;この分散後の分散液
に少なくとも溶剤と潤滑剤とを加えて希釈し、しかる後
に硬化剤を添加して磁性塗布液とする工程と;この磁性
塗布液を非磁性基体上に塗布する工程とを含む磁気記録
媒体の製造方法に係るものである。
本発明においては、スルホ基とホスホ基とカルボキシル
基とスルホ基のアルカリ金属塩とホスホ基のアルカリ金
属塩とカルボキシル基のアルカリ金属塩とからなる群よ
り選ばれた一種又は二種以上の置換基を含有する樹脂、
BET値が35rrr/g以上である強磁性粉末、分散
剤及び溶剤を混練して混練物を調製している点に顕著な
特徴を有する。
即ち、強磁性粉末のBET値を35rrr/g以上とす
ることにより、高S/N比等の優れた電磁変換特性が得
られる。ここで、樹脂にスルホ基、ホスホ基、カルボキ
シル基又はこれらのアルカリ金属塩を含有せしめたこと
が重要であり、これら陰性基の作用により強磁性粉末の
分散性が向上する。しかも、注目すべきことは、強磁性
粉末及び上記用れば、強磁性粉末と上記樹脂(陰性基)
とが接触する機会は著しく少なくなり、従って上記樹脂
の効果は十分に発揮されない。この点、本発明によれば
、混練物を鋼製する段階で強磁性粉末と上記樹脂とを混
練せしめているので、この段階で上記樹脂の分散効果は
十二分に発揮され、混練物中に強磁性粉末が均一に分散
される。従って、混練物に少なくとも溶剤を加えて希釈
し、次いで分散することにより、分散の度合の高い磁性
塗布液が得られる。
また、上記樹脂、カーボンブラック、分散剤及び溶剤を
上記した第1の混練物とは別個独立に混練して、第2の
混練物を鋼製するようにした点も顕著な特徴をなす。即
ち、強磁性粉末とは別にカーボンブラックを上記樹脂中
に均一に分散せしめることができると共に、第1の混線
物中よりカーボンブラックが除かれていることから、第
1の混線物中における強磁性粉末の均一分散も更に効果
的に行える。
また、分散後の分散液に対して潤滑剤を加えた点も重要
である。即ち、仮に混練工程の段階で潤滑剤を加えると
、強磁性粉末の表面活性によっては強磁性粉末と潤滑剤
とが反応したり、吸着してしまうおそれがある。これで
は、分散性の低下、IkE集といった悪影響を招き、ま
た潤滑効果も半減してしまうものと考えられる。従って
、分散後に溶剤と共に潤滑剤を加えることにより、分散
効率の向上、磁性塗布液保存時の凝集防止を図ることが
できる。
以上、本発明が提供する製造方法によれば、強磁性粉末
の分散状態が良好で、配向性の向上、表面平滑性の向上
を実現でき、従って強磁性粉末の微粒子化と相まって摩
擦係数が小さくかつ走行性に優れ、しかも高い電磁変換
特性を有する磁気記録媒体を製造できる。
以下、本発明の製造方法についてより具体的に説明する
第1図は製造方法を示すフローチャートである。
最初に混練工程ASBSCについて説明する。
第1図中、混練工程Aにおいては第1の混線物が調製さ
れ、混線工程Bにおいては第2の混練物が調製され、混
練工程Cにおいては第3の混線物が調製される。
混練工程において使用する樹脂は、スルホ基、ホスホ基
、カルボキシル基、スルホ基のアルカリ金属塩、ホスホ
基のアルカリ金属塩又はカルボキシル基のアルカリ金属
塩を含有した共重合性モノマーと他の共重合性上ツマ−
とを共重合することによって得ることができる。この共
重合法は既に公知であり、特開昭60−235814号
、同60−238306号、同60−238309号、
同60−238371号等に記載されている。
上記の共重合性樹脂にはエポキシ基含有モノマー及び/
又は水酸基含有上ツマ−を含有せしめてもよい。この場
合は磁気記録媒体の走行性が更に安定する。この水酸基
は、始めから七ツマ−として供給されてもよいが、他の
共重合性上ツマ−(例えば酢酸ビニル等の脂肪酸ビニル
)を用いた共重合体の部分加水分解によって生成せしめ
てもよい。
また、共重合成分は種々選択することが可能であり、共
重合体の特性を最適に調製することができる。
アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム、リチウム
がよく、特にカリウムが熔解性、反応性、収率の点で好
ましい。
スルホ基又はスルホ基のアルカリ金属塩を含有する共重
合性上ツマ−としては、次のものが例示される。
CHz =CH3O3M CH2=CHCH2SO3M CHz=C(CH3)CH2SO3M CH2=CHCH20COCH(CH2C00R)30
3M CH2=CHCHz OCHz CH(OH)CHzS
O3M CHz −C(CH3) COOCz H+ S Os
 MCHz=CHCOOC4HeSO3M CHz=CHCONHC(CH3)2CH2SO3Mホ
スホ基、ホスホ基のアルカリ金属塩を含有するモノマー
としては、次のものが例示される。
CH2=CHCH20CH2CH(OH)CH2−0−
PO3MYI CHz=CHCONHC(CH(CH3)2CH2−0
−PO3 02MX1 CH2−CHCH20(CH2C)120)m02MX
2 上記に於いてMはアルカリ金属又は水素原子、Rは炭素
原子数1〜20個のアルキル基、YlはM又はCH2=
CHCH20CH2CH(OH)CHz −1Y2はM
又はCHz=CHCONHC(CH3)zCHz−1X
1はCHz=CHCH20o (CH2CHz○)n−
1又はOM SX 2はCH2=CHCH2O(CH2
CHzO)rn−2又はOMである。ま°たnは1〜1
00 、mは1〜100の整数である。
カルボキシル基、カルボキシル基のアルカリ金属塩含有
モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタアクリル酸
、マレイン酸又はこれらのアルカリ金属塩等が例示され
る。
上記モノマーは生成共重合体中の強酸根の量がSO3,
304、PO4、POs等として0.1〜4.0重量%
、好ましくは0.3〜2.0重量%になるように使用さ
れる。
上記のエポキシ基を有する七ツマ−としては、アリルグ
リシジルエーテル、メタリルグリシジルエーテルなどの
不飽和アルコールのグリシジルエーテル類、グリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、グリシジル
−p−ビニルベンゾエート、メチルグリシジルイタコネ
ート、グリシジルエチルマレート、グリシジルビニルス
ルホネート、グリシジル(メタ)アリルスルホネートな
どの不飽和酸のグリシジルエステル類、ブタジェンモノ
オキサイド、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド、2
−メチル−5,6−ニポキシヘキセンなどのエポキシド
オレフィン類なとが挙げられる。この単量体は、一般に
は共重合体中のエポキシ基の量が0.5重量%以上とな
る範囲で使用される。この割合が0.5重量%未満の場
合には、強酸根導入の条件の選択が難しくなる。
上記の水酸基を含有する七ツマ−としては、換言すれば
、−X−OH基を有する単量体におけるXとしては、C
nH2n、0CnHzn。
COOCnH2n及びC0NHCnH2n (nは1〜
4の整数である)などに代表される有機残基があげられ
る。この−X−OH基を有する単量体の例としては、(
メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステル、(
メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピルエステルな
どのα、β−不飽和酸の炭素数2ないし4のアルカノー
ルエステル、マレイン酸モノ−2−ヒドロキシプロピル
エステル、マレイン酸ジー2−ヒドロキシプロピルエス
テル、イタコン酸モノ−2−ヒドロキシブチルエステル
等の不飽和ジカルボン酸のアルカノールエステル、3−
ブテン−1−オール、5−ヘキセン−1−オール等のオ
レフィン系アルコール、2−ヒドロキシエチルビニルエ
ーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエーテル等のア
ルカノールビニルエーテル、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド等のアクリルア
ミドなどが挙げられる。また、樹脂に結合したーX−O
H基に基づく水酸基の量は0.1〜2.0重量%が好ま
しい。0.1重量%未満では、インシアネート化合物に
よる塗膜の架橋効果が発揮されず、2.0重量%より多
いと、塗料のポットライフが短すぎて使いすらい。この
水酸基の量は、これまで磁性塗料用として知られている
塩化ビニル−ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体の
それに比し、はるかに少ない量であるにもかかわらず、
イソシアネート化合物との架橋反応が十分に達成される
その理由は明らかではないが、反応にあずかる水酸基が
共重合体主鎖より離れていて自由度が増加していること
、及び水酸基の重合体中における分布が均一化している
ことによるものと思われる。
他に必要に応じて共重合させうる共重合性モノマーとし
ては、公知の重合性モノマーがあり、例えば酢酸ビニル
、プロピオン酸ビニルなどの種々のビニルエステル、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、スチレン、種々のアクリル酸lエステル
、メタクリル酸エステル、エチレン、プロピレン、イソ
ブチン、ブタジェン、イソプレン、ビニルエーテル、了
り−ルエーテル、アリールエステル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、マレイン酸エステル等が例示される
なお、通常、塩化ビニル系共重合体樹脂(例えばU、C
,C社製のVAGH)は以下の共重合成分からなってい
た。
しかし、ここでCH3CO−0−の基は、硬化剤等との
架橋反応には寄与しにくいものと考えられる。そこで、
CH3COに代えて1 、等のエポキシ基を含有させるのが好ましい。例えば次
のユニットをもつ共重合体が挙げられる。
れらのアルカリ金属塩を含んだ七ツマーユニット部分) 本発明に使用する上記共重合体は乳化重合、溶液重合、
懸濁重合、塊状重合等の重合法により重合される。いず
れの方法においても必要に応じて分子量関節剤、重合開
始剤、七ツマ−の分割添加或いは連続添加などの公知の
技術が応用できる。
本発明において用いられる上記共重合体中の前記酸性基
又はXの塩を含有する七ツマー量は0.01〜30モル
%であるのが好ましい。該モノマー量が多すぎると、溶
剤への溶解性が悪く、またゲル化が起こりやすい。また
この七ツマ−が少なすぎると所望の特性が得れなくなる
混練工程において使用できる強磁性粉末としては、r−
Fe203、Co含有r−Fe203、Fe3O4、C
O含有Fe3O4、Co含有Fe0x(3/4<X<2
/3)等の酸化鉄磁性粉、CrO2等の各種強磁性粉末
がある。
また、金属磁性粉としては、F e % N i、 (
: 。
をはじめ、Fe−AJ系、Fe−AA−Ni系、Fe−
All−Co系、Fe−A11−Zn系、Fe−Ni−
Co系、Fe−Mn−Zn系、Fe−Ni系、Fe−N
i−Al系、Fe−Nf−Zn系、F e−Co−N 
1−Cr系、Fe−Co−N1−P系、Co−Ni系、
Fe −、N t −、Co等を主成分とするメタル磁
性粉等の強磁性粉が挙げられる。
なかでも、Feが80原子%以上のFe系金属磁性粉が
電気特性的に優れ、耐食性及び分散性の点で特にFe−
All、、Fe−All−Ni、Fe−An!−Zns
  Fe−Al−Co、  Fe−Ni、  Fe −
Ni−Al、Fe−Ni−Znの系の金属磁性粉が好ま
しい。
更には、鉄−アルミニウム系(Fe−Ant系、Fe−
A11−Ni系、Ft3−All−Zn系、Fe−Al
−Co系等)金属磁性粉が特に好ましい。
即ち、近年のビデオテープの用途は、ポータプル化に伴
い多岐にわたり、その使用条件はさまざまである。従っ
て、ビデオテープには高い耐蝕性が要求されることにな
る。この点、Fe−Al1系磁性粉は高耐蝕性を示し、
かつ分散性も良好である。このことは、磁性粉の比表面
積を大きくしても、その分散性を十分とすることができ
るために、高密度記録の実現にとって非常に重要である
また、上記のFe−AIt系金属磁性粉において、磁性
粉のA1含有量を0.5〜20原子%の範囲内とするの
が好ましい。
強磁性粉末の比表面積はBET値で35rrr/g以上
であるが、40rrf/g以上とすると更に好ましい。
なお、上記において、rBET値」とは、単位重量あた
りの表面積をいい、平均粒子径とは全く異なった物理量
であり、例えば平均粒子径は同一であっても、比表面積
が大きなものと、比表面積が小さいものが存在する。比
表面積の測定は、例えばまず、磁性粉末を250℃前後
で30〜60分加熱処理しながら脱気して、該粉末に吸
着させているものを除去し、その後、測定装置に導入し
て、窒素の初期圧力をQ、5kg/mに設定し、窒素に
より液体窒素温度(−195℃)で吸着測定を行う(−
般にB、E、T法と称されている比表面積の測定方法。
詳しくはJ、Ame、Chem、Soc、 60309
 (1938)を参照)。この比表面積(BET値)の
測定装置には、湯銭電池■ならびに温浸アイオニクス■
の共同製造による「粉粒体測定装置(カンタ−ソーブ)
」を使用することができる。比表面積ならびにその測定
方法についての一般的な説明は「粉体の測定J  (J
、M、DALLAVALLE、CLYDEORRJr 
 共著、弁圧その他訳;産業図書社刊)に詳しく述べら
れており、また「化学便覧」 (応用編、1170〜1
171頁、日本化学全編、丸善■昭和41年4月30日
発行)にも記載されている(なお前記「化学便覧」では
、比表面積を単に表面積(m2/gr)と記載している
が、本明細書における比表面積と同一のものである。)
分散剤としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、オレイ
ン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、ベヘン酸
等の炭素数8〜22個の脂肪酸(RIC0OH,R1は
炭素数7〜21個のアルキル又はアルケニル基);前記
の脂肪酸のアルカリ金属(L 1% N a % K等
)又はアルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba)からなる
全屈石鹸;前記の脂肪酸エステルの弗素を含有した化合
物;前記の脂肪酸のアミド;レシチン;トリアルキルポ
リオレフィンオキシ第四アンモニウム塩(アルキルは炭
素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プロピレンなど
)等が使用される。この他に炭素数工2以上の高級アル
コール、及びこれらの他に硫酸エステル等も使用可能で
ある。研磨剤としては、−般に使用される材料でアルミ
ナ、酸化クロム、酸化チタン、α−酸化鉄、酸化ケイ素
、窒化ケイ素、ル 炭化ケイ素、酸化ジクコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウ
ム、酸化マグネシウム、窒化ホウ素等が使用される。こ
の研磨剤の含有量は磁性粉100重量μmがよい。
カーボンブランクとしては、通常使用されるすべての導
電性、遮光性カーボンブラックを使用できる。カーボン
ブランクの磁性層中への添加量は、強磁性粉末100重
量部に対し、0.1〜20重量部の範囲内とするのが好
ましい。
上記カーボンブランクとして、遮光用カーボンブラック
を用いれば、光遮蔽の度合を高めることができる。遮光
用カーボンブランクとしては、例えばコロンビアカーボ
ン社製のラーベン2000 (比#30等が使用可能で
ある。
また、カーボンブラックは媒体の走行性を安定させるう
えで導電性のあるものが好ましい。こうした導電性カー
ボンブランクとしては、例えばコロンビアカーボン社の
コンダクテックス(Conductex )975(比
表面積250m/g、粒径24mμ)、コンダクテック
ス900(比表面積125rrr/g、粒径27mμ)
、コンダクテックス40−220  (粒径20mμ)
、コンダクテックスSC(粒径20mμ)、カボット社
製のパルカン(Cabot Vulcan) X C−
72(比表面積254n’f/g、粒径30mμ)、パ
ルカンP(粒径20mμ)、ラーベン1040.420
、ブラックパールズ2000 (粒径15mμ)、三菱
化成■製の#44等がある。カーボンブラックはその吸
油量が90mj!(DBP)/100 g以上であると
ストラフチャー構造をとり易く、より高い導電性を示す
点で望ましい。
カーボンブラックの平均−次粒径を100mμ以下とす
れば、磁性層表面が平滑となり、前記した磁性粉の高微
粒子化と相まって、S/N比等の電磁変換特性が更に良
好となる。但し、カーボンブラックは分散性の点から平
均−次粒径10mμ以上、更に好ましくは20mμ以上
のものが好ましい。平均−次粒子10mμ未満のものは
、カーボンが磁性層表面部に集まり易く、ヘッド汚れや
出力低下につながり易い。ここで「平均−次粒径」は、
電子顕微鏡で直接選別的にカウントして測定してもよい
し、粒径分布から測定してもよい。また比表面積から球
形として算出することもできる。また他の公知の方法を
用いることもできる。詳しくはrcARBON BLA
(J  年漏1984J  (カーボンブランク協会刊
)や「カーボンブランク便覧」 (カーボンブラック協
会ttMl、及び「新実験化学講座第18巻」(日本化
学会場、昭和52年、丸善株式会社刊)を参照できる。
溶剤としてはケトン(例えばアセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン)、
アルコール(例えばメタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール)、エステル(例えばメチルアセテー
ト、エチルアセテート、ブチルアセテート、エチルラク
テート、グリコールアセテートモノエチルエーテル)、
グリコールエーテル(例えばエチレングリコールモノエ
チルエーテル、エチレングリコールジエチレンエーテル
、ジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例えばヘキサン
、ヘプタン)、ニトロプロパン等が挙げられる。
混練工程A、B、Cにおいては各種の混練機が使用可能
である。例えばロールミルとニーグー等が例示される。
混練及び分散については、T、C,PATTON“Pa
intFlow and Pigment Dispe
rsion ″ (John Wiley&5ons社
発行、1964年)に述べられている。
なお、磁性層中には他の添加剤を加えてもよい。
例えば、帯電防止剤としては、カーボンブラックグラフ
トポリマーなどの導電性微粉末;サポニモニウム塩類、
ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチ
オン界面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫
酸エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニ
オン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、ア
ミノアルコールの硫酸又はリン酸エステル類等の両性活
性剤などが使用される。上記の導電性微粉末は磁性粉1
00重量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤
は0.1〜10重量部の範囲で添加される。これらの界
面活性剤は単独又は混合して添加してもよい。これらは
帯電防止剤として用いられるものであるが、時としてそ
の他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改
良、塗布助剤とじて通用される場合もある。
他に添加剤として次のものを用いてもよい、リン酸、ス
ルファミド、グアニジン、ピリジン、アミン、尿素、ジ
ンククロメート、カルシウムクロメート、ストロンチウ
ムクロメートなどが使用できるが、特にジシクロヘキシ
ルアミンナイトライト、シクロヘキシルアミンクロメー
ト、ジイソプロピルアミンナイトライト、ジェタノール
アミンホスフェート、シクロヘキシルアンモニウムカー
ボネート、ヘキサメチレンジアミンカーボネートプロピ
レンジアミンステアレート、グアニジンカーボネート、
トリエタノールアミンナイトライト、モルフォリンステ
アレートなど(アミン、アミド又はイミドの無機酸塩又
は有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。これら
は強磁性微粉末100重量部に対して0.01〜20重
量部の範囲内で使用される。
磁性層中には他の樹脂をも併用せしめることもできる。
併用せしめうる樹脂としては、平均分子量が約1000
0〜200000のもので、例えばウレタン樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリ
デン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体
、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド
樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セル
ロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテー
ト、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネ
ート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジェン共
重合体、ポリ王ステル樹脂、各種の合成ゴム系フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、シリ
コン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポリエステル
樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエス
テルポリオールとポリイソシアネートの混合物、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分子量ジ
オール/イソシアネートの混合物、及びこれらの混合物
等が例示される。
希釈工程においては、上記溶剤が使用できる他、本発明
の樹脂等を上記溶剤で熔解せしめ、混練物にこの溶液を
加えてもよい。
分散工程においては各種分散基を使用できるが、例えば
サンドグラインダー、アトライター、ボールミルで代表
される媒体分散機や高速インペラー分散機、コロイドミ
ルに代表される衝撃分散機が挙げられる。
次の希釈工程においては、分散液中に潤滑剤と溶剤(必
要に応じてバインダー樹脂)を加えて希チルが挙げられ
る。これらを併用すれば、両者の各特長を発揮させなが
ら、単独使用の場合に生じる欠陥を相殺し、潤滑効果を
向上させ、静止画像耐久性、走行安定性、S/N比等を
高めることができる。この場合、脂肪酸の添加量は、磁
性粉100重量部に対して0.2〜10重量部がよ< 
、0.5〜8.0重量部が更によい。この範囲を外れて
脂肪酸が少なくなると磁性粉の分散性が低下し、媒体の
走行性も低下し易く、また多くなると脂肪酸がしみ出し
たり、出力低下が生じ易くなる。また、脂肪酸エステル
の添加量は、磁性粉100重量部に対して0.1〜10
重量部がよ< 、0.2〜8.5重量部が更によい。こ
の範囲を外れてエステルが少なくなると走行性改善の効
果が乏しく、また多くなるとエステルがしみ出したり、
出力低下が生じ易くなる。
また、上記の効果をより良好に奏するうえで、脂肪酸と
脂肪酸エステルの重量比率は脂肪酸/脂肪酸エステル=
 10/90〜90/10が好ましい。なお、脂肪酸に
は分散作用的効果もあり、脂肪酸の使用によって別の低
分子量の分散剤の使用量を低減させ、その分だけ磁気記
録媒体のヤング率を向上せしめることもできると考えら
れる。
脂肪酸は一塩基性であっても二塩基性であってもよい。
炭素原子数6〜30、更には12〜22の脂肪酸が好ま
しい。脂肪酸を例示すると以下の通りである。
(1)カプロン酸 (2)カプリル酸 (3)カプリン酸 (4)ラウリン酸 (5)ミリスチン酸 (6)パルミチン酸 (7)ステアリン酸 (8)イソステアリン酸 (9)リルン酸 (lO)リノール酸 〈11)オレイン酸 (12)エライジン酸 (13)ベヘン酸 (14)マロン酸 (15)コハク酸 (16)マレイン酸 (17)グルタル酸 (18)アジピン酸 (19)ピメリン酸 (20)アゼライン酸 (21)セバシン酸 (22)  1.12−ドデカンジカルボン酸(23)
オクタンジカルボン酸 上記の脂肪酸エステルの例は次の通りである。
(1)オレイルオレート (2)イソセチルステアレート (3)ジオレイルマレエート (4)ブチルステアレート (5)ブチルパルミテート (6)ブチルミリステート (7)オクチルミリステート (8)オクチルパルミテート (9)アミルステアレート (10)アミルパルミテート (11)イソブチルオレエート (12)ステアリルステアレート (13)ラウリルオレート (14)オクチルオレート (15)イソブチルオレート (16)エチルオレート (17)イソトリデシルオレート (18)  2−エチルへキシルステアレート(19)
エチルステアレート (20)  2−エチルへキシルパルミテート(21)
イソプロピルパルミテート (22)イソプロピルミリステート (23)ブチルラウレート (24)セチル−2−エチルへキサレート(25)ジオ
レイルアジペート (26)ジエチルアジペート (27)ジイソブチルアジペート (28)ジイソデシルアジペート 上述した脂肪酸、脂肪酸エステル以外にも、他の潤滑剤
(例えばシリコーンオイル(カルボン酸変性、エステル
変性であってもよい)、グラファイト、フッ化カーボン
、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、脂肪酸アミ
ド、α−オレフィンオキサイド等)等が例示される。
なお、潤滑剤は、分散液中に硬化剤を加える直前に加え
るようにすることもできる。
硬化剤添加工程において分散液中に硬化剤を添加するこ
とにより、磁性層の耐久性を向上させることができる。
硬化剤としては、ポリイソシアネート系硬化剤が好まし
い。かかるポリイソシアネート系硬化剤としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ヘキサンジイソシアネート等の2官能イ
ソシアネート、コロネートし (日本ポリウレタン工業
n製)、デスモジュールしくバイエル社製)等の3官能
イソシアネート、又は両末端にイソシアネート基を含有
するウレタンプレポリマーなどの従来から硬化剤として
使用可能であるポリイソシアネートであればいずれも使
用できる。また、そのポリイソシアネート系硬化剤の量
は全結合剤量の5〜80重量部用いる。
塗布工程においては、非磁性基体上に磁性塗布液が塗布
される。
この非磁性基体は、ポリエステル(例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート
)、ポリオレフィン(例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン)、セルロース誘導体(例えばセルローストリアセ
テート、セルロースダイアセテート、セルロースアセテ
ートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート
)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、
ポリアミド、ポリヒドラジド類、金属(例えばアルミニ
ウム、銅)、紙等からなっていて良い。
非磁性基体上へ磁性塗布液を塗布する方法としては、ブ
レード塗布、リバースロール塗布、グラビア塗布、スプ
レー塗布、キャスト塗布、エアードクター塗布、エアナ
イフ塗布等が例示される。
具体的には、「コーティング工学」 (朝倉書店発行、
昭和46年)の第253頁〜第277頁に記載されてい
る。
後処理工程においては、必要に応じ、配向処理、乾燥処
理、表面平滑化処理、キュアー、裁断が行われ、磁気記
録媒体が製造される。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
なお、下記の実施例において「部」はすべて「重量部」
を表す。
くビデオテープの製造〉 まず、下記のようにして、実施例1.2、比較例1〜3
の各ビデオテープを作製した。
11.2、   1 第1図に示す各工程に従ってビデオテープを作製した。
(混練工程A) 下記組成物をオープンニーダ−にて1時間混練し、第1
の混練物を調製した。
Co−被着酸化鉄          100部(但し
、実施例1はBET値40rtf/g、実施例2はBE
T値45rrf/g、 比較例1はBET値25rrr/g) スルホ基含有塩化ビニル系共重合体樹脂 10部RP−
710  (リン酸エステル)2.7部メチルエチルケ
トン          45部(混練工程B) 下記組成物をオープンニーダ−にて1時間混練し、第2
の混練物を調製した。
カーボンブラック            3部RP 
−710(リン酸エステル)0.3部スルホ基含有塩化
ビニル系共重合体樹脂 1部メチルエチルケトン   
       5部(混練工程C) 第1の混練物156.7部と第2の混練物9.3部とを
オープンニーダ−にて230分間混練し、第3の混練物
を得た。
(希釈工程) 第3の混練物166部に下記組成物を加えて希釈した。
ウレタン樹脂             6部Alz0
3              4部メチルエチルケト
ン          30部トルエン       
        40部、(分散工程) 混線物の希釈後、サンドグラインダーにて2時間分散し
た。
(希釈工程) 分散液246部を下記組成物にて希釈した。
MA (ミリスチン酸)          1部SA
(ステアリン酸)          1部Bust 
(ブチルステアレート)       2部メチルエチ
ルケトン          40部トルエン    
           40部(硬化剤添加工程) ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製[コロネー
)LJ)を10部添加し、磁性塗布液とした。
(塗布工程及び後処理工程) M 性塗布液を14μmポリエステルベースフィルム上
に、乾燥膜厚5.0μmになるように、リバースロール
コータ−によって塗布し、乾燥した。これに更に表面平
滑化処理を施し、しかる後にキュアを行い、1部2イン
チ幅に断裁した。
此1生l工」− 第2図に示す各工程に従ってビデオテープを作製した。
(前分散工程) 下記組成物をサンドグラインダーにて4時間分散した。
Co−被着酸化鉄          100部(但し
、比較例2はBET値25m/g、比較例3はBET値
40rd/g) スルホ基含有塩化ビニル系共重合体樹脂 10部カーボ
ンブランク            3部RP −71
0(リン酸エステル)      3部Alz03  
            4部メチルエチルケトン  
        80部トルエン          
     40部(希釈工程及び後分散工程) 上記分散液240部に下記組成物を加えて希釈し、しか
る後にサンドグラインダーにて再び1時間分散した。
ウレタン樹脂             6部MA (
ミリスチン酸)          1部SA(ステア
リン酸)          1部Bust (ブチル
ステアレート)       2部メチルエチルケトン
          40部トルエン        
       40部(硬化剤添加工程) 後分散工程後の磁性塗布液330部に対し、ポリイソシ
アネート(日本ポリウレタン社製「コロネートLJ)を
10部添加し、磁性塗布液とした。
(塗布工程及び後処理工程) 磁性塗布液を14μmポリエステルベースフィルム上に
、乾燥膜厚5.0μmになるように、リバースロールコ
ータ−によって塗布し、乾燥した。これに更に表面平滑
化処理を施し、しかる後にキュアを行い、1部2インチ
幅に断裁した。
く評価〉 実施例1.2、比較例1〜3の各ビデオテープについて
、角形比、ビデオS/N、走行性、動摩擦係数をそれぞ
れ測定した。測定、評価方法は以下の通りである。
角形比: 振動試料型磁束計(東英工業製)を用いHm 5KOe
でB r / B mを求めた。
ビデオS/Nニ ジバック製ノイズメーター(925c)を使用し、基準
テープを比較例2のテープとし、S/N比の差を求めた
バイパスフィルター10kHz、ローパスフィルター 
4 M Hzでノイズレベルを測定した。
使用したVTRは松下N V −8300である。
走行性: 40℃、80%にて200時間連続して試料テープを 
ビデオデツキで走行させてRF小出力低下、スキュー、
粉落ちを測定した。Aは良好、Bは普□ 通、Cは不十分であることを示す。
動摩擦係数: 25℃にてテープ走行性試験機TBT−300D   
′(横浜システム研究所)にてクロムメツキステンレス
4φピンにテープを180°巻きつけ、テープスピード
1cIII/sec、入口テンション20g1て測定し
、次式にてμkを算出した。
(以下余白、次頁に続く。) 表から明らかなように、本発明に基づいて磁気記録媒体
を製造することにより、分散性の良好な、角形比、S/
N比の高い、しかも表面性が良好で摩擦係数が小さく、
走行性に優れたビデオテープを得ることができるのが解
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造工程を示すフローチャートである
。 第2図は比較例の製造工程を示すフローチャートである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、スルホ基とホスホ基とカルボキシル基とスルホ基の
    アルカリ金属塩とホスホ基のアルカリ金属塩とカルボキ
    シル基のアルカリ金属塩とからなる群より選ばれた一種
    又は二種以上の置換基を含有する樹脂、BET値が35
    m^2/g以上である強磁性粉末、分散剤及び溶剤を混
    練して第1の混練物を調製する工程と;前記樹脂、カー
    ボンブラック、分散剤及び溶剤を混練して第2の混練物
    を調製する工程と;前記第1の混練物と前記第2の混練
    物とを混練して第3の混練物を調製する工程と;この第
    3の混練物に少なくとも溶剤と研摩剤とを加えて希釈し
    、次いで分散する工程と;この分散後の分散液に少なく
    とも溶剤と潤滑剤とを加えて希釈し、しかる後に硬化剤
    を添加して磁性塗布液とする工程と;この磁性塗布液を
    非磁性基体上に塗布する工程とを含む磁気記録媒体の製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010248285A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Hitachi Maxell Ltd 磁性塗料の製造方法

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