JPH01169061A - プレファブ式トイレの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 、本発明はビルジングの屋内にプレファブ方式により設
けられるトイレの組立方法に関する。

（従来の技術） プレファブ方式、つまり、予め工場等で製作しておいた
パネル物やユニット類を現場に搬入し組立てる仕方でビ
ルジング屋内にトイレを設ける場合，一般には、壁パネ
ルを建並べると共に天井パネルを張り渡して夫々側方及
び上方から所要のトイレスペースを画成し、こ一に、配
管ユニー／　｝や衛生機器Ｔ適宜なトイレ設備を施すよ
うにしている。

そうした際の壁パネルの建並べ方には、通常、枠組を構
築してこれに壁パネルを建材は連結していく枠組方式と
、壁体をもたれ立ちさせて連設結合していく壁体方式と
があり、前者の場合、枠組を組上げる為の基礎が必要と
なる。

そこで、従来、プレファプ式トイレを設けるに際し、枠
組方式による場合には、床蟻体上に基礎枠を敷き廻して
、枠組構築の基礎とし、また、そうした基礎枠で囲まれ
た床躯体領域に防水施工を施し、これを床仕上げして、
トイレスペースを下方から画成する床面を得るようにし
ていた。

（発明が解決しようとする問題点） この為、現場によっては基礎枠の芯出し、水平出しやそ
の上に構築される枠組の垂直取り等に手間取ることがあ
り、また防水施工や床仕上等躯体への直接工事を必要と
する関係上、施工方式に諸種の制約を受けざるを得す、
特に、現場作業であることから、工期が限られ、余裕を
持って施工に入念を期すことが難しかった。

本発明は斯かる従来の問題点を有効に解決すべ〈為され
たもので、その目的とする処は、枠組方式によりブレフ
ァブ式トイレを設けるに際し、床部体上への基礎枠敷設
を必要とせず、従って、その分の手間が省け、しかも、
トイレ床部の施工を張体側とは独立に行なえ、施工面で
の７レキシビリテイに優れるのみか、工期上の制限も実
質的に回避し得るプレファブ式トイレの組立方法を提供
するにある。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決すべく本発明は、所要のトイレスペー
スを下方から画成する防水構造の床体を用意し、その上
に枠組を構築して壁パネルを建材けるようにした。

（作用） Ｌ記手段によれば、躯体側の床とは別体の床体に、防水
施工済みのトイレ床部と基礎枠との役目を兼ねさせるこ
とになる為、床躯体への直接工事や基礎枠の敷設が不要
となり、また、そうした床体を予め用意しておくように
している為、工期上の制限を実質的に回避することがで
きる。

（実施例） 以下１本発明の実施例に付き、添付図面に基いて詳細な
説明を行なう。

先ず、第３図及び第４図を参照して、本実施例が適用さ
れるプレファブ式トイレの全体構成に付き説明しておく
。

第３図はビルジングの屋内に設けられたトイレの一部破
断概略斜視図、第４図は支柱基部の取付構造を示す縦断
面図である。

図中、Ｔはトイレの全体を表し、トイレＴは、合成樹脂
等で一体的に形成された床パンＦの略全体に亘り部屋状
の構造物Ｒ（本実施例では説明の便宜上直方体形状とす
るがこれに限るものではない）を構築して所要のトイレ
スペースＳを囲繞画成し、その中に間仕切壁やブース等
を立て−スペースＳを適宜なサブスペースに仕切ると共
に、大小便器や洗面蕃等所要の衛生機器Ｅｓ及び配管二
二ッ）Ｕｔを設置し、更に照明や換ｌＡ設備を設ける等
、所謂トイレ用内装設備（以降、総称的にはＩｔで表わ
す）を施した構成になっている。

トイレスペースＳを下方から画成する床パンＦは、防水
構造の底部ｌと、その周縁沿いの立上げ部２とから成り
、立上げ部２は、第４図に示すように、その途中に外方
への段部２ａを設けて、下側と上側の立上げ部２ｂ、２
ｃに二分されている。

尚１本実施例の床パンＦは、説明の便宜上、底　　　゛
部ｌを全体に亘リフラットにしであるが、床パン底部の
形状は、その上面側と下面側いずれについても、任意に
定めて良く１例えば、上面側の場合であれば、間仕切壁
沿いに立上げ部を形成し、或いは衛生機器Ｅｓや配管ユ
ニッ）Ｕｔの据付部を隆起させ、更には斯かる隆起部を
ｒｍＫｆｒに形成して椅子や荷装置の役目を兼ねさせ、
また下面側の場合には、適所に突起を設けて躯体側と点
接触させる１様々にバリエーションを持たせることがで
きる。特に、傾ネ１面にトイレを設ける場合等、床パン
底部を階段状に構成しても良い。

部屋状構造物Ｒは、これを構造的枠組Ｒｓとして捉える
とき、床パンＦの各コーナ一部Ｃｒ・・・に位置する周
縁段部２ａ上に立設された隅柱としての支柱３・・・と
、これに架は廻された頭つなぎ材としての天井囲枠４と
、囲枠４の各辺４ａ〜４ｄ間に架設された横梁５・・・
や火打梁それに角隅部槽て張り等の補強材とから成る。

また１部屋状構造物Ｒは、これをトイレスペース画成体
Ｒｄとして見るとき、上記スペースＳを側方から囲繞画
成する周壁６と上方から画成する天井７から成り、周壁
６は平壁パネルやドア付壁パネル等適宜な壁パネルＰｗ
・・・を建材はジヨイントして構成され、天井７は天井
パネルＰｃ・・・を吊設して形成される。

各壁パネルＰｗは、パネル下地部としての補強枠と、そ
の室内Ｓ側若しくは内外双方側に着設された芯材として
の壁装下地板と、これを壁装する例えば室内側であれば
磁器質のタイルその他また室外側であれば合成樹脂やク
ロス等の壁面仕上材とから成る。

こ−で、第１図及び第２図を併せ参照しつ覧、上記トイ
レＴの組立方法を説明する。

第１図及び第２図はトイレの組立手順を示す施工図であ
る。

トイレＴの組立に際しては、先ず、第１図に示すように
、水平に置かれた床パンＦの各コーナー部Ｃｒに支柱３
を鉛直に立設する。

本実施例では、支柱３を直角の等逸出形断面とし、その
下端部３ａに方形の底板３ｂを固設する一方、床パンＦ
の全周に亘り前記段部２ａの上面と上側立上げ部２ｃの
内面を側面視で直交させると共に、各コーナ一部Ｃｒに
おいて同立上げ部２Ｃの内面を平面視直角に折曲してお
き、以って、この部分に支柱下端部３ａを宛がい密着さ
せて支柱３に鉛直姿勢を取らせるようにしている。

そして、第４図に示すように、この鉛直姿勢に在る支柱
３に立上げ部２ｃの外面側からポルト８を挿通し、ナツ
ト９で締付は固定している。

次いで、第２図に示すように、支柱３・・・の上端部３
Ｃ・・・間を枠材でつないでいき、天井囲枠４を形成す
る。そして、その各辺４ａ〜４ｄ間に横梁５・・・や火
打梁その他の梁材を縦横斜めに架設し、捨て張り等の補
強材も入れて、部屋状の枠組Ｒｓを得、本実施例では、
この段階で現場に搬入し、床パンＦ共々床躯体上に設置
する。この点、最初に床パンＦのみを設置しておき、後
で、その上に枠組Ｒｓを構築するようにしても構わない
。

現場設置後、適宜な梁材から野縁受ｌＯ・・・を釣り渡
し、これから天井パネルＰｃ・・・を吊設して第３図に
示すような天井７を形成すると共に、天井囲枠４と床パ
ンＦの周縁段部２ａとの間に壁パネルＰｗ・・・を建材
けて周壁６を形成し、以って、部屋画成体Ｒｄ得るよう
にするが、その順序は現場に応じ任意に定め得る。

本実施例では、こうした部屋画成体Ｒｄの中に資材を持
込み、床パン底部１上に均しモルタルを敷き、床仕上材
を張り込んで、トイレ床面Ｆｔを得、その上に内装設備
品Ｉｔを設置し、トイｌ／　Ｔの施工を完了する。

この点、トイレの規模によっては１周壁６の完成に先立
ち、床仕上や内装設備を適宜済ましておくようにする。

特に、標準法仕様が適用される場合や入念な床施工を必
要とする場合等には、現場搬入に先立ちトイレ床面Ｆｔ
を仕上ておくようにする。

本実施例によれば、所要のトイレスペースＳを下方から
画成する防水構造床体としての床パンＦを用意し、その
上に部屋構造の枠組Ｒｓを構築して壁パネルＰｗを建材
けるようにしているので、床唾体への直接工事や基礎枠
の敷設を必要とせず、しかも、床パンＦ上でのトイレＴ
の施工進度を現場とは切離した形で如何様にも調節でき
る為、工期上の制限を実質的に回避することができる。

また、床パンＦを合成樹脂等で一体的に形成するように
している為、随意な形状に仕上ることができ都合が良い
、この点、トイレの規模に応じ、適宜形状の床パンを連
設してトイレ金体の床を形成するような構成にすること
は差支えない。

それに、床パンＦの周縁立上げ部２の途中に外方への段
部２ａを設け、その上面に壁パネルＰｗを建材けるよう
にしているので、パネルの座りが良く、安定した構成が
得られる。

（発明の効果） 以上の説明により明らかな如く１本発明によれば、枠組
方式によりプレファプ式トイレを設けるに際し、所要の
トイレスペースを下方から画成する防水構造の床体を用
意し、その上に枠組を構築して壁パネルを建材けるよう
にしているので、床幌体への直接工事や基礎枠の敷設を
必要としないばかりか、施工面でのフレキシビリティに
富み、工期上の制限を実質的に回避することもできる等
多くの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例に係る組立方法が適用されたプレ
ファプ式トイレに付いてのもので、第１図及び第２図は
トイレの組立手順を示す施工図。 第３図はトイレの一部破断概略斜視図、第４図は支柱基
部の取付構造を示す縦断面図である。 尚、図中、ｌは床パン底部、２はその周縁立上げ部、３
は支柱、４は天井囲枠、Ｆは床パン、Ｆｔはトイレ床面
、Ｉｔはトイレ内装設備品の総称、Ｐｃは天井パネル、
Ｐｗは壁パネル、Ｒ５は部屋枠組、Ｒｄは部屋画成体、
Ｓはトイレスペース、Ｔはプレファブ式トイレを表して
いる。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）枠組を構築して壁パネルを建材けることにより所
   要のトイレスペースを側方から画成するようにしたプレ
   ファブ式トイレの組立方法において、 前記トイレスペースを下方から画成する防水構造の床体
   を用意し、 該床体上に前記枠組を構築するようにしたことを特徴と
   するプレファブ式トイレの組立方法。
2. （２）前記床体は合成樹脂性のパン部材から成ることを
   特徴とする前記特許請求の範囲第１項に記載のプレファ
   ブ式トイレの組立方法。
3. （３）前記床体の周縁部に支柱を立設し、該支柱に頭つ
   なぎ材を渡していくことにより前記枠組を構築したこと
   を特徴とする前記特許請求の範囲第１項に記載のプレフ
   ァブ式トイレの組立方法。
4. （４）前記床体をビルジング躯体の床上に設置した後に
   前記枠組を構築したことを特徴とする前記特許請求の範
   囲第１項に記載のプレファブ式トイレの組立方法。
5. （５）前記枠組を構築した後、前記床体をビルジング躯
   体の床上に設置したことを特徴とする前記特許請求の範
   囲第１項に記載のプレファブ式トイレの組立方法。