JPH01168731A - ポリフェニレンエーテルアミン塩、そのブレンドの難燃性押出物、およびこれらの製造方法 - Google Patents

ポリフェニレンエーテルアミン塩、そのブレンドの難燃性押出物、およびこれらの製造方法

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JPH01168731A
JPH01168731A JP63218605A JP21860588A JPH01168731A JP H01168731 A JPH01168731 A JP H01168731A JP 63218605 A JP63218605 A JP 63218605A JP 21860588 A JP21860588 A JP 21860588A JP H01168731 A JPH01168731 A JP H01168731A
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polyphenylene ether
amine salt
bronsted acid
acid amine
anion
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Gary W Yeager
ガリイ・ウィリアム・イェーガー
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    • C08G65/485Polyphenylene oxides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 アポリンズ(Abollns )らの米国特許第4,0
24.093号およびホワイト(Whlte )の米国
特許第4,670.537号にも記載されているように
、ポリフェニレンエーテルは金属アミン錯体触媒の存在
下でフェノールを酸化カップリングさせることによって
製造することができる。米国特許第4,670,537
号に開示されているように、上述の酸化カップリング反
応で形成されたポリフェニレンエーテルは、化学的に結
合したアルキルアミノ末端基によって置換することがで
きる。シゼク(C1zek )の米国特許第3,383
゜435号には、ポリフェニレンエーテルをスチレン樹
脂と広範囲の重量割合でブレンドして多岐にわたる種々
の高性能熱可塑性樹脂を製造できることがさらに開示さ
れている。
ポリフェニレンエーテルとそのブレンドの双方の難燃性
を改善すべく、相当の努力がなされてきた。通常、特に
ポリフェニレンエーテルのブレンドに、得られた難燃性
熱可塑性樹脂の耐衝撃性を実質的に低減させることなく
改善された難燃性を付与するには、種々の化合物、たと
えばヘキサブロモビフェニル、および金属塩、たとえば
有機鉄化合−、具体的にはステアリン酸第二鉄のような
有機カルボン酸の第二鉄塩が使用されてきた。
本発明は、以下に説明するように、アルキルアミノ基で
置換したポリフェニレンエーテルをブレンステッド酸で
中和して対応するポリフェニレンエーテルブレンステッ
ド酸アミン塩を製造することができるという知見に基づ
いている。反応は、実質的に不活性なを機溶剤中で、ブ
レンステッド酸とアルキルアミノ置換ポリフェニレンエ
ーテルとの間で行わせることができる。驚くべきことに
、以下で説明するように、得られたポリフェニレンエー
テルブレンステッド酸アミン塩をポリスチレンまたはH
IPSとブレンドし、その後ブレンドを押出すと、実質
的に改善された難燃性を有する押出物が生成する。押出
物は難燃剤を追加してさらに変性する必要はない。しか
し、UL94の「装置および器具の部品用のプラスチッ
ク材料の易燃性(FlamIIlablllty Or
 Plastlcs Materlals t’or 
Parts 1n Dovlces and AppH
ancos) J  (1973年6月1日)による難
燃性等級のv−0を達成したい場合には、比較的少量の
難燃剤、たとえば臭素化ポリカーボネートオリゴマー(
FR−25)を、好ましくは押出しの前にブレンドに加
えることができる。
以下で使用する場合には、「押出物」という用語は含鉄
表面と接触しつつ溶融押出されたポリフェニレンエーテ
ルアミン塩とスチレン樹脂とのブレンドを意味する。
・発明の開示 本発明は、ブレンドして難燃性押出物を製造するのに有
用なポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩
の製造方法を提供する。この方法は、 (1)重合体1g当り約0.2−2mgの窒素を化学的
に結合した一NRRI基の形態で有するポリフェニレン
エーテルと少なくとも中和に十分な量のブレンステッド
酸との不活性有機溶剤への溶液を撹拌して、ポリフェニ
レンエーテルブレンステッド酸アミン塩を生成させ、 (2)(1)の溶液からポリフェニレンエーテルブレン
ステッド酸アミン塩を沈澱させ、そして (3)(2)の混合物からポリフェニレンエーテルブレ
ンステッド酸アミン塩を回収する工程よりなる。式中の
RはCアルキル基または枝分れアルキル基から選ばれ、
モしてR1は水素またはRから選ばれる。
本発明の別の観点は、重合体1g当り0.2−2a+H
の窒素を化学的に結合した次式;のブレンステッド酸ア
ミン単位の形態で有するポリフェニレンエーテルからな
るポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩に
関する。ここでRおよびR1は上記定義の通り、そして
A−はブレンステッド酸陰イオンである。
本発明のさらに別の観点では、ポリフェニレンエーテル
ブレンステッド酸アミン塩のブレンドの難燃性押出物を
提供する。この押出物は、(A)約30−60%のポリ
フェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩、および
(B)約70−40%のポリスチレンを含有する。
本発明を実施してポリフェニレンエーテルブレンステッ
ド酸アミン塩を製造するにあたって使用することのでき
るポリフェニレンエーテルには、次式: %式% を有する複数の構造単位からなるポリフェニレンエーテ
ルが包含される。上記の各単位ではそれぞれ独立に、各
Qlはハロゲン、第一または第二低級アルキル(すなわ
ち7個以下の炭素原子を有するアルキル)、フェニル、
ハロアルキル、アミノアルキル、炭化水素オキシ、また
はハロゲン原子と酸素原子の間に2個以上の炭素原子が
介在するハロゲン化炭化水素オキシ;そして各Q2はそ
れぞれ独立に水素、ハロゲン、第一または第二低級アル
キル、フェニル、ハロアルキル、炭化水素オキシ、また
はQlについて定義したのと同じハロゲン化炭化水素オ
キシである。適当な第一低級アルキル基の例には、メチ
ル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、
n−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキ
シル、2゜3−ジメチルブチル、2−.3−または4−
メチルペンチル、および対応するヘプチル基がある。
第二低級アルキル基の例には、イソプロピル、5ea−
ブチル、および3−ペンチルがある。いずれのアルキル
基も枝分れでなく直鎖であるのが好ましい。各Qlがア
ルキルまたはフェニル、特に01−4アルキル、そして
各Q2が水素であることが最も多い。
ポリフェニレンエーテル単独重合体とポリフェニレンエ
ーテル共重合体の双方が知られている。
単独重合体には、たとえば2.6−シメチルー1゜4−
フェニレンエーテル単位を含むものが包含される。共重
合体にはこの種の単位を(たとえば)2.3.6−ドリ
メチルー1,4−フェニレンエーテル単位と組合せて含
むランダム共重合体が包含される。多くの適当なランダ
ム共重合体ならびに単独重合体が特許文献に開示されて
いる。
分子量、溶融粘度および/または衝撃強さのような特性
を変性する成分を含をするポリフェニレンエーテルも知
られている。この種の重合体は特許文献に記載されてお
り、公知の方法でポリフェニレンエーテルにアクリロニ
トリルおよびビニル芳香族化合物(たとえばスチレン)
のようなビニル単量体、またはポリスチレンおよびエラ
ストマーのような重合体をグラフトさせることによって
製造することができる。生成物は通常グラフトした部分
とグラフトしていない部分の双方を含有する。他のポリ
フェニレンエーテルとしてはカップリングした重合体が
あり、これはカップリング剤を公知の方法で2つのポリ
フェニレンエーテル鎖のヒドロキシ基と反応させて、ヒ
ドロキシ基とカップリング剤の反応生成物を含む高分子
量重合体として生成させたものである。カップリング剤
の例には低分子量ポリカーボネート、キノン、複素 ′
環式化合物、およびホルマールがある。
ポリフェニレンエーテルは通常、少なくとも1種の対応
するモノヒドロキシ芳香族化合物の酸化カップリングに
よって製造される。特に有用で入手が容易なモノヒドロ
キシ芳香族化合物は2,6−キシレノール(式中で各Q
1がメチルで各Q2が水素)(この場合には重合体はポ
リ(2,6−シメチルー1,4−フェニレンエーテル)
となる)、および2. 3. 6−ドリメチルフエノー
ル(式中の各Q1および一方のQlがメチルでもう一方
のQlが水素)である。
酸化カップリングによるポリフェニレンエーテルの製造
には種々の触媒系が知られている。これらの触媒系は大
抵少なくとも1種の重金属化合物、たとえば銅、マンガ
ン、またはコバルト化合物を通常種々の他の材料と組合
せて含有している。
銅化合物を含有する触媒系はたとえば米国特許箱3,3
06,874号、第3.306,875号、第3,91
4.266号および第4.028゜341号に開示され
ている。これらは大抵第一または第二銅イオン、ハロゲ
ン化物(すなわち塩化物、臭化物またはヨウ化物)イオ
ン、および1種以上のアミンの組合せである。
他の触媒系はマンガン化合物を含有する。これらは通常
二価のマンガンがハロゲン化物、アルコキシド、または
フェノキシトのような陰イオンと結合したアルカリ性の
系である。マンガンは1種以上の錯生成剤および/また
はキレート化剤、たとえばジアルキルアミン、アルカノ
ールアミン、アルキレンジアミン、O−ヒドロキシ芳香
族アルデヒド、0−ヒドロキシアゾ化合物、ω−ヒドロ
キシオキシム(単量体または重合体)、0−ヒドロキシ
アリールオキシムおよびβ−ジケトンとの錯体として存
在することが最も多い。コバルト含有触媒系も知られて
いる。ポリフェニレンエーテル製造用のマンガンおよび
コバルト含有触媒系は、数多くの特許や刊行物に開示さ
れているので当業界で公知である。
本発明は好ましくは、次式: %式%) の末端基(以下「アルキルアミノ末端基」と称する)を
有する分子を含むポリフェニレンエーテルに関する。式
中のQlおよびQJt上記定義の通り、各R2はそれぞ
れ独立に水素またはアルキルであるが両方のR2基中の
炭素原子の合計数は6以下であり、そして各R3はそれ
ぞれ独立に水素またはC(1−8)第一アルキル基であ
る。好ましくは、各R2は水素であり、各R3はアルキ
ル、特にメチルまたはn−ブチルである。
この種の重合体は通常、特に銅またはマンガン含有触媒
を使用するときに、酸化カップリング反応混合物の一成
分として、適当な第一または第二モノアミンを含有させ
ることによって得られる。
この種のアミン、特にジアルキルアミン、そして好まし
くはジ−n−ブチルアミンおよびジメチルアミンは、大
抵1個以上のQl基のα−水素原子の1個と置換するこ
とによって、ポリフェニレンエーテルに化学的に結合さ
れることが多い。主要な反応部位は重合体鎖の末端単位
のヒドロキシ基に隣接したQl基である。さらに加工お
よび/またはブレンドを行う間に、アミノアルキル末端
基は種々の反応を受け、その際おそらく次式:のキノン
メチド型の中間生成物を生じる。
これらのアルキルアミノ末端基はポリフェニレンエーテ
ルの化学的性質に数多くの影響を与える。
これらの影響の多くは有利なもので、衝撃強さおよび他
のブレンド成分との相溶性が増大することが多い。米国
特許第4,054,553号、第4゜092.294号
、第4.477.649号、第4.477.651号お
よび第4,517,341号を参照されたい。
本発明を実施する際に使用することのできるブレンステ
ッド酸には、たとえばHB r * HC1*H1,H
O3SRがあり、ここでRはC(1−8)アルキルまた
はCアリール基である。
本発明を実施することによってブレンステッド酸で中和
されたポリフェニレンエーテルは、好ましくは化学的に
結合した次式: のビニル芳香族樹脂単位を25モル%以上有するポリビ
ニル芳香族樹脂とブレンドすることができる。ここでR
4およびR5は水素および炭素原子数1−6の低級アル
キルまたはアルケニル基よりなる群から選ばれ R6お
よびR7はクロロ、ブロモ、水素および炭素原子数1−
6の低級アルキルよりなる群から選ばれる。
式(4)の単位を製造するのに使用されるビニル芳香族
単量体と共重合させることのできる物質は、一般式: %式% を有するもので、ここでR8およびR9は水素、ハロゲ
ン、炭素原子数1−4のアルキル基、カルボアルコキシ
よりなる群から選ばれるか、あるいはRaとR9が合わ
さって無水物結合(−Co。
QC−)を形成し、そしてRIGは水素、ビニル、炭素
原子数1−12のアルキルまたはアルケニル基、シクロ
アルキル、カルボアルコキシ、アルコキシ−アルキル、
アルキルカルボキシ、ケトキシ、ハロゲン、カルボキシ
、シアノまたはピリジルから選ばれ、モしてnは0−9
の整数である。
上述の一般式の例としては、単独重合体、たとえばポリ
スチレンポリメチルスチレン、およびモノクロロポリス
チレン、変性ポリスチレン、たとえばゴム変性耐衝撃性
ポリスチレン、およびスチレン含有共重合体、たとえば
スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタ
ジェン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アルキ
ルスチレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−ブ
タジェン共重合体、エチルビニルベンゼンとジビニルベ
ンゼンの共重合体;スチレン−マレイン酸無水物共重合
体;スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体
およびスチレンブタジェンブロック共重合体;およびス
チレン−ブタジェン−スチレン−マレイン酸無水物ブロ
ック共重合体がある。
本発明の難燃性ブレンドは、強化充填材、たとえばガラ
スロービング、ガラス繊維、無機クレー、マイカおよび
シリカも含有することができる。さらに、耐衝撃性改良
剤、たとえばKG−1651、難燃剤、たとえば臭化ポ
リスチレンまたは臭化ポリカーボネートオリゴマー、流
れ促進剤、可塑剤、または酸化防止剤も含有することが
できる。強化充填剤は、ブレンド100重量部当り50
重量部以下を含有させることができる。本発明の組成物
は、ヘンシェルミキサーでブレンドし、その後ワーナー
Φブフレイデラー(Werner−Pf’1elder
er )押出機で配合することによって製造することが
できる。押出物はペレットに細断して、ニューバリー射
出成形機で成形することができる。
当業者が本発明をより良〈実施できるように、以下に実
施例を例示するが、本発明はこれらによって限定される
ものではない。すべての部は重量基準である。
実施例1 約900 ppmの化学的に結合した窒素をジ−n−ブ
チルアミン基の形態で有し、クロロホルム巾約25℃で
の固有粘度が0,47のポリフェニレンエーテル600
gを4リツトルのクロロホルムにゆっくり加えた。ポリ
フェニレンエーテルがすべて溶解した後に、過剰なHB
rを溶液に3時間にわたって通気した。次にメタノール
を溶液に加えて重合体を沈澱させた。得られた固形分を
濾過し、減圧炉中で50℃にて約12時間乾燥した。
製造方法に基づいて、得られたのは化学的に結合したジ
−n−ブチルアンモニウム臭化水素酸塩を有するポリフ
ェニレンエーテルであった。生成物の同定を’C−NM
Rでの化学シフトによってさらに確認したところ、53
. 4ppm  (Ar −CH2N)、53.21)
I)l  (N  CH2Pr)、24.9ppm  
(N−CH2−CH2Et)、20、  lppm  
(N −(CH2)  2 −CH2−CH3) 、1
3. 4ppm  (N −(CH2)  3 −CH
5)を示した。生成物の元素分析によって0゜45重置
火の臭素が含有されていることが示された。
実施例2 HBrガスのかわりにHCjガスを用いた以外は実施例
1の手順を繰り返した。化学的に結合したアミン塩酸塩
を有するポリフェニレンエーテルが得られた。化学的に
結合したジ−n−ブチルアンモニウム塩酸塩の’C−N
MRでの化学シフトは54、 0ppm  (Ar−C
H2−N) 、52. 1ppa+  (N−CH2−
P r) 、24. 5ppm  (N −CH2CH
2−E t) 、19. 8ppm  (N−(CH2
) 2   CH2−CH3) 、13. 4ppm(
N −(CH2) 3−CH3)を示した。元素分析に
よって0.19重量%の化学的に結合した塩素が存在す
ることが示された。
実施例3 臭化水素ガスのかわりに50gのメタンスルホン酸を使
用した以外は実施例1の手順を繰返した。
13C−NMRによって最終生成物を分析したところ、
重合体に結合したジ−n−ブチルアンモニウムメタンス
ルホン酸塩の化学シフト)t53.2pI)l  (A
r−CH2N)、53. 0ppm  (N−CH2−
Pr) 、24.7ppm  (N−CH2−CH2−
E t) 、21. 3ppm  (N −(CH2)
 2−CH2CH3) 、13. 6ppl  (N−
(CH2)3−CH3)であった。硫黄についての元素
分析によって約0.30重量%の硫黄が存在することが
示された。
実施例4 ブレンステッド酸として100gの1)−トルエンスル
ホン酸−水和物を使用した以外は、実施例1の手順を繰
返した。得られた重合体の13 c −NMRによる分
析から、ジ−n−ブチルアンモニウムp−トルエンスル
ホン酸塩の化学シフトが53゜07ppm  (Ar−
CH2−N) 、52. 8ppm(N−CH2−P 
r) 、24. 61)I)II  (N−CH2−C
H2−E t) 、19. 75ppIIl(N −(
CH2) 2 −CH2−CH3) 、13. 4pp
rA(N  (CH2) 3−CH3)であることが示
された。重合体の元素分析から0637重量%の硫黄が
存在することが示された。
実施例5 等fflffi部の、実施例1のポリフェニレンエーテ
ル臭化水素酸塩と耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を
ヘンシェルミキサー中でブレンドした。トライブレンド
をハーグ(Haake )共回転二軸押出機(帯域1.
2−265℃、ノズル−270℃)中で120 rpm
にて押出した。押出物を水中で急冷し、ペレット化した
。ペレットを15トンのボーイ(Boy)成形機(帯域
1−230℃、帯域2−270℃、ノズル−280℃)
を使用して5インチX0.5インチxO,125インチ
の棒に成形した。同じ手順を使用して実施例2,3およ
び4のポリフェニレンエーテル塩と耐衝撃性ポリスチレ
ンのブレンドのペレットを製造した。消炎時間(FOT
)は、UL94試験基準; 「装置および器具の部品用
のプラスチック材料の易燃性(PIaauaablll
ty of’ Plastics Materials
  ror Parts  1n Devices a
nd Appliances) J 、アンダーライタ
ー実験室(Undervrlters Laborat
ories )  (1973年6月1日)によって測
定した。ノツチ付アイゾツト衝撃強さはASTM  D
256にしたがって測定した。実施例1に示したのと同
じ材料を使用して、等置部の未処理ポリフェニレンエー
テルと耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)のブレンドか
らもペレットを製造した。以下の結果が得られた。なお
rPPElはポリフェニレンエーテルのことである。
第1表−PPE−)IA/IIIPS (5(1150
ffiffi/重量)押出ブレンド ノツチ付アイゾ 消炎時間 ラド衝撃強さ 試験番号  組 成        (秒)    (
rt−1b/In)I    PPB/IIIPs  
       36.0    4.32    PP
E −HBr/HIPS       Ll、5   
 1.13      PPB−11C7/IIIPS
        13.7     0.84    
  PPE・II(h 5CII 3 /IIIPS 
   11.2     1.15    PPE・1
10言SCH3/HIPS   11.9    1.
0上記の結果から、本発明のブレンステッド酸で処理し
たポリフェニレンエーテルを使用したポリフェニレンエ
ーテル−HIPS押出ブレンドの方が未処理ポリフェニ
レンエーテルブレンドと比べて消炎時間が実質的に向上
していることがわかる。
ブレンステッド酸で処理したポリフェニレンエーテルを
利用した場合にノツチ付アイゾツト衝撃強さが低減する
ことも示されている。
ブレンステッド酸で処理したポリフェニレンエーテルの
ブレンドの衝撃強さを難燃性に影響を及ぼすことなく上
昇させることができるかをみるために、実施例1のHB
rで処理したポリフェニレンエーテルを使用したブレン
ドを種々の量のクラトン(Kraton) G 165
1エラストマーと組合せた。衝撃強さについての結果を
以下に示す。
第2表−PPE −11Br/HIPS押出ブレンド(
5G150重fi/重ff1)のKG1651との組合
せ試験   KG1851   ノツチ付アイゾツト衝
撃  消炎時間計  (重量%)  強さ(rt−1b
/In)       (秒)1    0.0   
    1.1       11.52    2.
4       4.8       11.33  
  4.8       5.7       11.
14    9.1        g、1     
  10.11上記の結果から、本発明のHBrで処理
したポリフェニレンエーテルのブレンドにたった2、4
重量%のクラトン01651を加えることによって、押
出ブレンドの消炎時間に実質的に影響を及ぼすことなく
ノツチ付アイゾツト衝撃強さの値が有意に改善されるこ
とがわかる。
HBrで処理したポリフェニレンエーテル押出ブレンド
を、臭素化ポリカーボネートオリゴマー(FR−25)
または臭素化ポリスチレン(68PB)の添加によって
その難燃性を改善することに関して、さらに評価した。
以下の結果が得られた。
第3表−PPB −Illlr/IIIPS押出ブレン
ド(5G150重ffi/重量)とPR−25または6
11PBとの組合せ 試験番号 PR−25(%)  6g−PB(%)B「
(%) 消炎時間(秒)1    −     −  
  0     10.12    2.3    −
    1.4     5.73    4.8  
       2.7     3.84      
    2.0   1.4     4J5    
−     3.9   2.7     5.4上記
の結果から、少量の標準的な難燃剤を利用することによ
って、難燃性を有意に改善することができることがわか
る。
ブレンステッド酸で処理したポリフェニレンエーテルの
耐衝撃性ポリスチレンに対する割合を変化させた際の影
響に関して、易燃性の研究をさらに行った。以下の結果
が得られた。
第4表−PPE−HBr/HIPS押出ブレンドの易燃
性試験番号 PPE−HBr/HIPS (ffiff
i/重ff1) 消炎時間(秒)1        8
0/40         5.02        
50150         11.53      
  30/70         17.34    
    20/80          有炎滴下上記
の結果から、ブレンド中に少なくとも30重量%のブレ
ンステッド酸で処理したポリフェニレンエーテルを含有
させることによって、難燃性を改善できることがわかる
上記の実施例は本発明を実施する上で使用することがで
きる極めて多くの変数のうちほんの少数に関するもので
あるが、これらの実施例の前の説明でも示したように、
本発明はこれらよりはるかに広範な種々のブレンステッ
ド酸で処理したポリフェニレンエーテルおよびそのブレ
ンドに関するものであると理解されたい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)重合体1g当り約0.2−2mgの窒素を化
    学的に結合した−NRR^1基の形態で有するポリフェ
    ニレンエーテルと少なくとも中和に十分な量のブレンス
    テッド酸との不活性有機溶剤への溶液を撹拌して、ポリ
    フェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩を生成さ
    せ、 (2)(1)の溶液からポリフェニレンエーテルブレン
    ステッド酸アミン塩を沈澱させ、そして (3)(2)の混合物からポリフェニレンエーテルブレ
    ンステッド酸アミン塩を回収する工程よりなり、 前記式中のRがC_(_1_−_8_)アルキル基また
    は枝分れアルキル基から選ばれR^1が水素またはRか
    ら選ばれる、ポリフェニレンエーテルブレンステッド酸
    アミン塩の製造方法。 2、ブレンステッド酸が臭化水素である請求項1記載の
    方法。 3、ブレンステッド酸が塩化水素である請求項1記載の
    方法。 4、ブレンステッド酸がメタンスルホン酸である請求項
    1記載の方法。 5、ブレンステッド酸がトルエンスルホン酸−水和物で
    ある請求項1記載の方法。 6、不活性有機溶剤がクロロホルムである請求項1記載
    の方法。 7、重合体1g当り0.2−2mgの窒素を化学的に結
    合した次式: A^−H^+ −NNR^1 のブレンステッド酸アミン単位の形態で有するポリフェ
    ニレンエーテルからなり、前記式中のRがC_(_1_
    −_8_)アルキルまたは枝分れアルキル基から選ばれ
    R^1が水素またはR、そしてA^−がブレンステッド
    酸陰イオンである、ポリフェニレンエーテルブレンステ
    ッド酸アミン塩。 8、A^−が臭化物陰イオンである請求項7記載のポリ
    フェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩。 9、A^−が塩化物陰イオンである請求項7記載のポリ
    フェニレンエーテルブレンステッド酸アミン塩。 10、A^−がメタンスルホン酸塩陰イオンである請求
    項7記載のポリフェニレンエーテルブレンステッド酸ア
    ミン塩。 11、A^−がp−トルエンスルホン酸塩陰イオンであ
    る請求項7記載のポリフェニレンエーテルブレンステッ
    ド酸アミン塩。 12、(A)約30−60重量%のポリフェニレンエー
    テルブレンステッド酸アミン塩、および(B)約70−
    40重量%のポリスチレ ンを含むブレンドの難燃性押出物。 13、ポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン
    塩が臭化物陰イオンを有する請求項12記載の難燃性押
    出物。 14、ポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン
    塩が塩化物陰イオンを有する請求項12記載の難燃性押
    出物。 15、ポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン
    塩がメタンスルホン酸塩陰イオンを有する請求項12記
    載の難燃性押出物。 16、ポリフェニレンエーテルブレンステッド酸アミン
    塩がp−トルエンスルホン酸塩陰イオンを有する請求項
    12記載の難燃性押出物。
JP63218605A 1987-09-03 1988-09-02 ポリフェニレンエーテルアミン塩、そのブレンドの難燃性押出物、およびこれらの製造方法 Pending JPH01168731A (ja)

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