JPH01168248A - 飲食品用消泡剤 - Google Patents

飲食品用消泡剤

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JPH01168248A
JPH01168248A JP62325543A JP32554387A JPH01168248A JP H01168248 A JPH01168248 A JP H01168248A JP 62325543 A JP62325543 A JP 62325543A JP 32554387 A JP32554387 A JP 32554387A JP H01168248 A JPH01168248 A JP H01168248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
monoglyceride
foods
antifoaming
food
Prior art date
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Pending
Application number
JP62325543A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Nishibashi
秀治 西橋
Tadao Matsubayashi
松林 忠男
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、飲食品用消泡剤に関するもので、特にステビ
ア甘味料やグリチルリチン甘味料を含有した飲食品に効
果的であり、安価でしかも安全な消泡剤に関するもので
ある。
(従来の技術) 最近、砂糖によシ近い甘味質に改良されたステビア甘味
料(以下単にステビアという)が開発されるに至り、こ
れが単独もしくはグリチルリチン甘味料(以下単にグリ
チルリチンという)と組み合わせて多くの飲食品に応用
される様になってきた。
しかしながら、ステビアやグリチルリチンを使用した飲
食品は、製造工程においてとかくその発泡性が問題とさ
れてきた。
即ち、ステビアやグリチルリチンを用いた飲食品は、そ
の発泡性が原因でジェース、豆乳等の充填工程において
気泡が生じ、大きな障害となっておシ、用途的に限定を
受けているのが現状である。
その為時折消泡剤が用いられているがステビアやグリチ
ルリチンに起因する発泡に対しこれまで用いられてきた
最も効果的な消泡剤であるシリコーン樹脂は、食品衛生
法による使用制限がある。
又、通常一般の飲食品の消泡剤にはオレイン酸モノグリ
セライド等脂肪酸グリセライド類が使用されているが、
これらは効果が低いとされ、これに代わるものとして、
低級脂肪酸(炭素数C6〜C42)のジグリセライド(
特開昭56−164750号公報)及び06〜C12の
飽和脂肪酸のトリグリセライドの少なくとも1種及びエ
タノール及びプロピレングリコールよりなる群から選ば
れたアルコールの少なくとも1種を有効成分とする消泡
剤(特開昭61−247345号公報)の提案がなされ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ステビアやグリチルリチンを含有した飲
食品に対する安全な消泡剤に関しては、これまで特別な
報告はなく、又はとんど検討されていないのが実状であ
る。又一般の飲食品で提案されている上記特開昭56−
164750号による消泡剤は、ジグリセライドのみを
取シ出す為に製造コストが高くつく欠点があると共に、
ステビアやグリチルリチンによる発泡に対しては06〜
C12といった低級脂肪酸グリセライドの混合物は全く
効果がなかった。さらに特開昭61−247345号で
提案されているC6〜C12の飽和脂肪酸トリグリセラ
イドも効果がないか非常に弱いものであると共に、これ
ら脂肪酸グリセライドは不快な脂肪酸臭があり、飲食品
用への使用に問題があった。
本発明者らは、ステビアやグリチルリチンを含有した飲
食品に対し、特異的に消泡効果を示す安価で安全な消泡
剤を鋭意に検討し本発明を完成させた。
(問題を解決する為の手段) 本発明者らは、ステビアやグリチルリチンを含有した飲
食品に対し、種々の安全な食品添加物、例えば動植物油
脂、ショ糖脂肪酸エステル類、非イオン界面活性剤、グ
リセリン脂肪酸エステル類〜ソルビタン脂肪酸エステル
類等を添加して検討してきた。その結果C14〜C22
の飽和脂肪酸のモノグリセライドか又はジ及びトリグリ
セライドの混合物を水に均一に分散させるか又はエタノ
ールに溶解させ1使用することによシステビア及びグリ
チルリチン含有飲食品の発泡に対し特に優れた消泡効果
を示すことを見い出した。さらに驚くべきことに該消泡
剤をエタノール溶液として用いることによりその効果が
更に高められることも見い出し得た。
また本発明の消泡剤は、使用量が少なくて済むこともあ
シ、これを用いることによシ従来グリセリン脂肪酸エス
テルの欠点として言われている不快な脂肪酸臭を回避す
ることができた。
即ち、本発明は、(I)炭素数14〜22の長鎖飽和脂
肪酸の少くとも1種の脂肪酸のモノグリセライド(5)
、又は(IO該モノグリセライド囚と、前記長鎖飽和脂
肪酸のジグリセライド(B)及びトリグリセライド(C
)の少くとも1種とよシ成るグリセライド混合物、のい
ずれかの0.01〜50重量%を含有するエタノール溶
液を有効成分とする、ステビア甘味料及びグリチルリチ
ン甘味料の少くとも1種を含有した飲食品用の消泡剤で
ある。
そして、本発明における成分(1)たる、炭素数14〜
22の長鎖飽和脂肪酸のモノグリセライド(4)として
は、具体的にはミリスチン酸モノグリセライド(C14
)、パルミチン酸モノグリセライド(C16)、ステア
リン酸モノグリセライド(018)、アラキシン酸モノ
グリセライド(020)、ベヘニン酸モノグリセライド
(C22)が例示される。これらの実際のものとしては
、これらモノグリセライドの純度が90チ以上である蒸
留モノグリセライドと呼ばれるものが好適である。
また、この成分(1)の代りに、成分(II)たる、前
記モノグリセライド(4)の他に前記長鎖飽和脂肪酸の
ジグリセライド(B)またはトリグリセライド(C)ま
たは該(B) (C)両者を含有するグリセライド混合
物も好適でアシ、実際のものとしては、モノグリセライ
ドの純度が約30〜55%である反応モノグリセライド
と呼ばれるものが挙げられる。
本発明の消泡剤は、ステビア又はグリチルリチン又はこ
れら両者を含有する飲食品に対して、特異的に消泡活性
を示すものである。そして、これら甘味料は、砂糖の2
00倍前後の甘味度(ステビア甘味料の1種であるレバ
ウデイオサイドAの甘味度は、砂糖の約300倍)を有
する低カロリ−甘味料として、砂糖その他の甘味料と併
用されるか、又は単用されるもので、飲食品中の含有率
は一般的に少量である。
従って、本発明におけるステビア及びグリチルリチンの
少くとも1種を含有した飲食品としては、該甘味料を0
.001重量−以上含有した飲食品を指すものとし、通
常は0.1重量係以下の含有率のものである。しかしと
の含有率が0.IJを越えても支障がない。
本発明消泡剤は、上記に例示したC14〜C22の長鎖
飽和脂肪酸モノグリセライドか又はモノグリセライドと
ジ及びトリグリセライド等との混合物を、水中でホモジ
ナイザーあるいは超音波破砕機等によシ均一に分散させ
て用いても、一応の消泡効果は得られるが、特に0.0
1〜50重量%、好ましくは0.05%〜10重量%の
含有割合で、本発明脂肪酸エステルをエタノールにて溶
解させた溶液を有効成分として用いることによシ、消泡
効果を飛曜的に増大させることができる。
本発明消泡剤のステビアあるいはグリチルリチン含有飲
食品に対する添加量としては、全量当シ0.00005
チ〜0.0025チ程度で充分であり、とくに0.00
25%以上添加することは消泡効果の向上にそれほど影
響がないばかりか、本発明で用いる脂肪酸モノグリセラ
イドの水に対する溶解度が低い為、表層に浮遊物として
残り、製品とくに飲料においては見た目に不快度を来た
す恐れがある。
また本発明の消泡剤は、他の消泡剤と併用したシ、他の
食品素材例えば糖、デンプン、天然ガムや食品添加物例
えば着色料、着香料と併用してもよく、特に限定すべき
ものではない。
又、添加方法としては特に制約がなく、製造工程中に発
泡が認められた場合に、任意に随時添加してよいし、先
に原料あるいは製品中に配合しておくことによシ、工程
中の発泡トラブルの心配なしに製造を進めることが出来
る。
(実施例) 以下に実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが
、もちろん本発明がこれに限定されるべきものでないこ
とは言うまでもない。
実施例1 ステビア甘味料(商品名クリサンタAX−P、大日本イ
ンキ化学工業■製品)の0.051水溶液50Mを10
0mの栓付試験管に入れ、本発明に係るグリセライドお
よび比較のためのグリセライドに相当する各種のグリセ
リン脂肪酸エステル0.05Iを99.51エタノール
に加温溶解させて5Iとして調製した消泡剤を、溶液に
対し0.05%添加した。各試験管を50回激しく振と
う後装置し、1分後の泡の高さを測定した。
結果は表−1に示した。表示は泡の高さ(m)で行った
/ 、7″ // 7〜′ 表  −1 実施例2 市販オレンジジェース(天然果汁100憾農協製品)に
ステビア甘味料(商品名クリサンタ■−P大日本インキ
化学工業■製) 0.05 %になる様に添加し、実施
例1で調製した消泡剤を0.1係添加した以外は実施例
1と全く同様の方法で各種消泡剤の試験を行りた。結果
は表−2に示した。
表−2 比較例1 各グリセリン脂肪酸エステル0.05.9を10+11
7容栓付試験管に取シ、蒸留水にて52とした後超音波
洗浄機(寺内科学器械■製)中でミルク色のエマルジョ
ンになるまで破砕を行い各種油泡剤をFJIA製した。
実施例1と同様の方法で各種消泡剤の試験を行りた。一
応の消泡効果は認められるが、乳化に手間がかか勺、性
能にバラツキがある。結果を表−3に示した。
表−3 実施例3 グリチルリチン甘味料(商品名サンリチン320山陽国
策パルプ■製)0.05’l溶液50mを100−の栓
付試験管に入れ実施例1と同様の方法で調製した各種消
泡剤を0.14添加し実施例1と全く同様の方法にて消
泡試験を行った。結果は表−4に示した。
/ 7、/ 7・′ 〆 表  −4 (発明の効果) 本発明の消泡剤は、以上に述べた通り、ステビアやグリ
チルリチンを含有した飲食品に特有の発泡に対して特異
的な消泡活性を有し、発泡を極めて効果的に防止すると
共に、生じた泡を消すことができる。しかもこの消泡剤
は、食用油脂と類縁の物質(グリセライド)とエタノー
ルを有効成分とするから、食品衛生上も安全で、しかも
異臭が少く、特別な問題が無込と共に、製造に当シ、主
としてグリセライドをエタノールに溶解するに過ぎない
ので製造プロセス上も有利性が高く、安価である。
代理人 弁理士 高 橋 勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素数14〜22の長鎖飽和脂肪酸の少くとも1種
    の脂肪酸のモノグリセライド又は、該モノグリセライド
    と、該脂肪酸のジグリセライド及びトリグリセライドの
    少くとも1種とより成るグリセライド混合物0.01〜
    50重量%を含有するエタノール溶液を有効成分とする
    、ステビア甘味料及びグリチルリチン甘味料の少くとも
    1種を含有した飲食品用の消泡剤。 2、グリセライド成分が蒸留モノグリセライドである特
    許請求の範囲第1項記載の飲食品用消泡剤。
JP62325543A 1987-12-24 1987-12-24 飲食品用消泡剤 Pending JPH01168248A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5378484A (en) * 1991-04-19 1995-01-03 Mitsubishi Kasei Corporation Process for making an anti-foaming agent-containing beverage
JP2016529893A (ja) * 2013-08-02 2016-09-29 テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー 甘味組成物
US10729632B2 (en) 2013-08-02 2020-08-04 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc Sweetner compositions

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016529893A (ja) * 2013-08-02 2016-09-29 テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー 甘味組成物
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