JPH0116765Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116765Y2
JPH0116765Y2 JP16571684U JP16571684U JPH0116765Y2 JP H0116765 Y2 JPH0116765 Y2 JP H0116765Y2 JP 16571684 U JP16571684 U JP 16571684U JP 16571684 U JP16571684 U JP 16571684U JP H0116765 Y2 JPH0116765 Y2 JP H0116765Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal strip
power supply
sparks
supply roller
electricity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16571684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6182954U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16571684U priority Critical patent/JPH0116765Y2/ja
Publication of JPS6182954U publication Critical patent/JPS6182954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0116765Y2 publication Critical patent/JPH0116765Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は金属ストリツプを通電加熱する金属ス
トリツプの通電加熱装置に関する。 〔考案の背景〕 金属ストリツプに熱処理を施すための方法とし
て特開昭49−122806号公報及び特開昭58−96826
号公報に記載のように金属ストリツプに通電して
ジユール熱により加熱する方法が知られている。
しかし、金属ストリツプには給電ローラにより給
電されるため、給電ローラと金属ストリツプ間に
スパークが発生し易く各々の表面にスパーク傷が
残り、給電ローラの寿命短縮、金属ストリツプ品
質の低下を招いていた。 〔考案の目的〕 本考案の目的は、通電加熱中に給電ローラと金
属ストリツプ間でスパークが発生するのを防止し
て、該金属ストリツプ、及び給電ローラ表面にス
パーク傷が発生しない金属ストリツプの通電加熱
装置を提供するにある。 〔考案の概要〕 本考案はスパークの発生を防止するため給電ロ
ーラ近傍に金属ストリツプの振れを防止する押え
ローラを設けると共に、通電加熱されている部分
の金属ストリツプを非酸化性雰囲気で囲む囲いを
設けることにより、上記目的を達成するようにな
したものである。即ち、スパークの発生原因を究
明するために、スパークが発生状況を観察したと
ころ給電ローラと金属ストリツプの接触開始付近
に多くスパークが発生すること、及び金属ストリ
ツプが高温になり酸化膜が厚くなるに従いスパー
クが多く発生することがわかつた。第1表及び第
2図は軟鋼ストリツプでのスパーク発生状況の観
察結果を示す。連続的に送給されて来た金属スト
リツプ1はデフレクターローラ2a,2b,2c
で方向変換され第1給電ローラ3a、第2給電ロ
ーラ3bより給電される。この時金属ストリツプ
1と給電ローラ3a,3bとの接触開始部aは金
属ストリツプの振れのため接触開始点が絶えず微
少な範囲で変動して、その結果スパークが発生し
易いものと考えられる。また酸化膜が厚い場合は
前記の接触開始部に限らず接触部全長にわたつて
不規則にスパークが発生するが、これは酸化膜の
電気抵抗がその金属に比較して極めて大きいこと
に起因するものと考えられる。第1表に示す薄い
酸化膜とは、約500Å以下、厚い酸化膜とは約
1000〜10000Åでスパークを発生しない限界の酸
化膜厚は印加電圧、電流、金属ストリツプ材質な
どによつて変化するため特定することは困難であ
るが、酸化膜が実質上生じないようにすればスパ
ークを防止できることがわかる。 以上の観察及び検討結果からスパークを防止す
るには給電ローラ近傍に金属ストリツプの振れを
押える押えローラを設けると共に、通電加熱され
ている部分の金属ストリツプを非酸化性雰囲気で
囲むことが有効であるとの結論に達した。 〔考案の実施例〕 第1図は本考案の実施例を示すもので、給電ロ
ーラ3a,3bの近傍にそれぞれ押えローラ4
a,4b,4c,4dを設けて、且、通電加熱さ
れている金属ストリツプを囲い5により大気と遮
断し囲い5内は非酸化性ガスを満してある。 押えローラ4a(他の押えローラ4b,4c,
4dについても同様)を設けることにより振れに
影響する自由な金属ストリツプの長さがacから
abに短縮され、金属ストリツプの振れが実質上
防止される。この結果、a部での金属ストリツプ
と給電ローラとの接触が安定しスパークの発生を
防止することができた。 また囲い5内は窒素などの非酸化性ガスを満た
し空気の浸入を防止するため、ガス供給口6より
窒素などの非酸化性ガスを供給し囲い5の入口7
及び出口8より少量ずつ漏らしながら囲い5内を
満すようにしている。この結果入口7から出口8
に至るまで金属ストリツプは酸化することなく通
電加熱されスパークの発生を防止することができ
た。出口8を出た金属ストリツプは高温のため酸
化するが、これ以後は通電加熱しないためスパー
クが発生することはない。 本考案によれば、金属ストリツプを通電加熱す
るに際しスパークの発生を防止することができ、
スパークの発生に伴うスパーク傷の防止が達成さ
れ、その工業的価値は極めて大きい。 【表】
○ スパーク発生せず
× スパーク発生
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の通電加熱装置を示
す配置図、第2図は従来の通電加熱装置を示す配
置図である。 1……金属ストリツプ、2a,2b,2c……
デフレクターローラ、3a,3b……給電ロー
ラ、4a,4b,4c,4d……押えローラ、6
……ガス供給口、7……入口、8……出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属ストリツプに電流を流しジユール熱により
    加熱する装置において、給電ローラ近傍に金属ス
    トリツプの振れを防止する押えローラを設けると
    共に、通電加熱されている部分の金属ストリツプ
    を非酸化性雰囲気で囲む囲いを設けたことを特徴
    とする金属ストリツプの通電加熱装置。
JP16571684U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH0116765Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16571684U JPH0116765Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16571684U JPH0116765Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6182954U JPS6182954U (ja) 1986-06-02
JPH0116765Y2 true JPH0116765Y2 (ja) 1989-05-17

Family

ID=30723556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16571684U Expired JPH0116765Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0116765Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6182954U (ja) 1986-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0116765Y2 (ja)
JPH0714823B2 (ja) ガラスの切断方法
JP3217445B2 (ja) 通電ロール
JPH0527479Y2 (ja)
JP3061073B2 (ja) 接点付ばね材の部分焼鈍方法
JPH06322409A (ja) 通電粉末圧延による板の製造方法及び装置
JPH06128655A (ja) 金属帯への通電方法
JPH0435031B2 (ja)
JP3110269B2 (ja) 通電加熱装置
JPS6128026B2 (ja)
JP3095938B2 (ja) 通電加熱装置
JPS6024546B2 (ja) 通電加熱装置
JPH03111517A (ja) スラブの均一加熱方法
JPH093554A (ja) 通電加熱方法
JPH0137835B2 (ja)
JPS61165282A (ja) スポツト溶接用電極
JPH06293924A (ja) 金属帯の通電加熱方法および装置
JP3297200B2 (ja) 通電加熱装置及び通電加熱方法
JPH06287644A (ja) 金属帯の通電加熱方法
JPH0212399B2 (ja)
JPH0641645A (ja) プレス加工用薄板の溶接部割れ防止方法及び溶接部の通電加熱焼鈍装置
JPH10130743A (ja) 金属製被加熱帯材の通電加熱方法
JPS5647574A (en) Plasma etching apparatus
JPS63261649A (ja) 陰極線管の高電圧処理方法
JPH08246067A (ja) 鋼板の連続焼鈍装置および方法