JPH01167297A - LiNb↓1−xTaxO↓3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法 - Google Patents

LiNb↓1−xTaxO↓3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法

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JPH01167297A
JPH01167297A JP32638587A JP32638587A JPH01167297A JP H01167297 A JPH01167297 A JP H01167297A JP 32638587 A JP32638587 A JP 32638587A JP 32638587 A JP32638587 A JP 32638587A JP H01167297 A JPH01167297 A JP H01167297A
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公隆 大野
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松永 宏典
Yasunari Okamoto
康成 岡本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光デバイス等に用いられるLiNb1−xT
 aX 03 (0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法に
関する。
〈従来の技術〉 LiNb1 )(TaxO3(0≦x≦1)は、高融点
でかつ高いキューリ温度を有する強誘電体材料であり、
他の強誘電体材料に比べてその電気機械結合係数が大き
い事は良く知られている。それ等を利用した表面弾性波
(SAW)デバイス材料としてバルク単結晶を用いたも
のが実用に供されている。又光デバイスの分野に於いて
も、その電気光学効果や非線形光学効果を利用した光導
波路、光スィッチ、光変調器、光結合器、波長変換器等
の光集積回路用基板材料として、広範囲な応用開発が行
なわルでいる。更に応力や温度等の外場の変化による屈
折率の変化を利用した各種の光ICセンサへの適用も試
みられている。その上、L i N bI X TaX
03 (0≦x≦1)では、Fe等の不純物を添加させ
るとその不純物の影響により光照射に対して屈折率が大
きく変化する光損傷効果が存在する。この現象を利用し
た光メモリや三次元ホログラム材料としての応用が検討
されてきている。
上記の様な応用開発には、現在引き上げ法で作製さルた
バルク単結晶から適当な面方位を持った厚さ数百ミクロ
ンのウェーハを切り出して使用しているのが実情である
〈発明が解決しようとする問題点〉 引き上げ法で作製されたバルク単結晶から11出された
ウェハーを使用する場合、実際にデバイスとして機能す
るはウェーハ表面の十数ミクロン厚の領域にすぎない。
従って最初から薄膜状のものが得られれば、特性的にも
、材料的にも、コヌト的にも並びに生産的にも大きな効
果が期待されるが、現状では十分確立された製造技術が
見い出されていない。
現在LiNb□−XTaXO3(0≦x≦1)の薄膜化
法としては、スパッタリング法が最も一般的に用いら九
でおち、サファイア(7面、R面)、水晶面、酸化マグ
ネシウム((11])面)等の単結晶基板上にヘテロエ
ピタキシャル成長する事が報告さ九ている。
スパッタリング法では目的とする材料と同じ組成の粉末
あるいはその粉末を焼結したターゲットを用いる方法と
酸素プラズマ雰囲気中で金属や合金ターゲットをスパッ
タリングして基板上に酸化物薄膜を作製する方法がある
。上記の方法では、いずれもスパッタガスとしてArガ
ス等の不活性ガスを用いるため、膜中に不純物としてA
r等の混入する慣れが多く、所望する特性の膜を比較的
低温で作製することが難かしい。
又、格子不整合の大きな基板上に薄膜単結晶をヘテロエ
ピタキシャル成長させる場合には、基板の格子定数に近
づけることが大切であシ、そのためには形成せしめる膜
の組成を変えることが必要となってくる。すなわち、膜
組成を連続的に変化させて格子不整合を緩和させたりあ
るいは組成の異なる薄膜を多層に積層しようとする際に
は、原料調整を根気よく行なって最適条件を求めるため
の実験を多くしなければならない。
その他の方法としては、酸化物原料を電子ビーム蒸着も
しくは抵抗加熱法を用いて薄膜の各構成成分に対応した
加熱源から同時に蒸着する方法が挙げられる。即ち、各
原料の加熱温度を変えることで蒸着速度と制御できる事
から、膜組成の制御が比較的容易に可能となる。しかし
この様な方法では、原料として酸化物を用いているため
酸素成分が欠乏し、均一な組成の薄膜を作製することが
困難である。そこで酸化物原料を用いる代りに酸素ガス
雰囲気中で複数の単元素成分原料を加熱同時蒸着する方
法が提唱されているが、LiNb1)(TaX03(0
≦x≦1)の場合にはエピタキシャル温度が高温である
ため酸素雰囲気中での成膜は難しい0 〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上述の問題点を解決したものであり、不純物
が少なく膜組成の制御や多層膜作製の容易なLiNbx
−XTaXO3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法を
提供することを目的とするものである。
即ち、金属ニオブ(Nb) 、タンタル(Ta)及びリ
チウム(Li)を独立かつ同時に酸素プラズマ中で基板
上へ加熱同時蒸着する方法である。
この様な製法を利用することによって模膜中への酸素の
導入やエピタキシー温度の低減を効率的に行ない、原料
を変更する事なく各原料の加熱温度を変えることによV
蒸着速度を制御し、膜組成を任意に変える事が可能とな
る。
更には、各原料の蒸着をシャッターで開閉する事によっ
て異なる組成の薄膜を積層する事も可能となり、その膜
厚制御も容易である。
〈作用〉 本発明では、金属ニオブ、クンタル及びリチウムの各蒸
発セルの温度を任意制御できるため、N b + T 
a + L +の各蒸発速度が組成に見合う形で蒸発す
る。その結果、任意の組成物かつ格子定数のものが容易
に得られる。又、連続的に組成を変えられるため基板の
格子定数とのミスマツチが緩和され基板を積層するL 
i N bl−X T axO3(0≦x≦1)単結晶
薄膜との応力によるソリを少なくすることができる。
バルク単結晶では価格的にも高価であるが、本発明は異
種基板上へヘテロエピタキシャル成長させているため集
積化が容易になり、コスト的にも低廉化が可能になる点
では、バルク単結晶よシは有利であると言える。
本発明によって得られるL 1NbI XTaXo3 
(o≦X≦1)は高純度の単結晶薄膜であるため、性能
的に優れており利用範囲の拡大が期待される。
〈実施例〉 第1図は本発明の1実施例であるLiNb□−xTax
O3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法の説明に供す
る蒸着装置の模式構成図である。
第1図に於いて、本蒸着装置は真空槽1内にT a +
Nbを蒸着させるための2個の電子ビーム蒸発源12a
、12b、Liを蒸着するためのクヌーセンセル(K−
CELL )13及び酸素をプラズマ化させるための高
周波誘導(Rf)コイル10と自動整合装置11等が配
置され、上部には基板9を挿入する基板ホルダー18及
びそれ等を高温に加熱するヒータ7を備えている。
次にLiNbTaO3の作製法について述べる。
真空槽1を真空排気装置3により 10 ”Torr台
まで真空排気した後、ゲートバルブ2を閉成し、バリア
プルリークバルブ5を開けて酸素ガヌ6を真空度が2X
10 ’Torr iでなる様に酸素導入管4よシ導入
し、自動整合装置(マツチングボックス)10に高周波
電流を印加し、Rfコイル内に酸素プラズマを発生させ
た。印加するRfパワーは180Wであフ、この後電子
ビーム蒸発源12a。
12bとに−CELL13を独自に加熱蒸発させヒータ
7によシ、850℃壕で加熱した基板ホルダー18内に
装着されたサファイア基板9上に同時蒸着させた。
この時の蒸着条件は電子ビーム蒸発源12a。
12bのエミッション電流はNbでは150mATaで
は70mAで、K−CELL13の加熱温度は800℃
に設定して行なった。蒸着時間は2時間30分で、サフ
ァイア(R面)基板9上に、透明な薄膜が750OAの
厚さに成長していた。
得られた薄膜について二次イオン質量分析装置(S I
MS )及びオージェ電子分光装置(AES)によシ、
深さ方向の組成分析を行ったところ、膜中全体に亘9均
一で、組成的にはLiNbo、9T ao、+03に成
っていることが判明した。
次に同じ膜をX線回折によシ測定を行ったところ、第2
図に示す様な結果が得られた。サファイア基板9上にR
面反射(012)、(024)。
(036)に対応してL 1Nbo、g T ao、x
 Oaの(012)。
(024)、(036)の反射が求められた。更に、こ
の回折パターンから得られた格子定数の値は文献値の1
3.884A(C軸)と一致した。
以上の結果から得られた膜は1iNb(1,gTao、
103の単結晶薄膜であり、この膜のR面がサファイア
(R面)基板上にヘテロエピタキシャル成長しているこ
とが確認できた。尚、上記実施例はTa。
Nbの蒸発に電子ビーム蒸着を用いたが抵抗加熱法等で
蒸着条件の適するものであれば利用することができる。
またL1粒子の供給手段としてクヌーセンセル13を用
いたが、制御性のよい他の供給手段を用いることも可能
である。
〈発明の効果〉 本発明によシ酸素プラズマ中で各L l+ N b +
Taの金属蒸気を酸化させ、基板温度が800℃と非常
に低温でバルクの単結晶が1200°C〜1650℃と
高いの比べて低い温度で成膜されかつ均一に単結晶基板
上にヘテロエピタキーが行なえることが判明した。又、
膜の組成を連続的に変えることが可能であり基板との格
子のミスマッケによるソリも認められず本製造方法が非
常に有効であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例の説明に供するL IN 
bI X T a)(03(0≦x≦1)単結晶薄膜を
製造する装置の構成図である。 第2図は上記実施例で得られた薄膜のX線回折結果を示
す特性図である。 1:真空槽(ベルジャ)  2:ゲートバルブ3:真空
排気装置  4:酸素導入管  5:バリアプルリーク
バルブ  6:酸素ガス7:ヒータ  8.14 :熱
電対  9:基板10:Rf:ffイル  11:自動
整合装置(マツチングボックヌ)   12a、12b
:電子ビ。 −ム蒸発源  13 : K−CELL (クヌーセン
セル)   15.16:シャッター  17:圧力計 代理人 弁理士  杉 山 毅 至(他1名)第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属Nb、金属Ta及び金属Liを原料として、そ
    れぞれを独立にかつ同時に蒸発させ、前記各金属原料の
    蒸発粒子を酸素プラズマ中でイオン化して基板上へ堆積
    することにより単結晶薄膜を形成せしめることを特徴と
    するLiNb_1_−_xTa_xO_3(0≦x≦1
    )単結晶薄膜の製造方法。 2、金属Nb及び金属Taの蒸発手段として電子ビーム
    蒸発法を用いた特許請求の範囲第1項記載のLiNb_
    1_−_xTa_xO_3(0≦x≦1)単結晶薄膜の
    製造方法。3、金属Liの蒸発手段としてクヌーセンセ
    ルを用いた特許請求の範囲第1項記載のLiNb_1_
    −_xTa_xO_3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造
    方法。 4、基板としてサファイヤ基板を用いた特許請求の範囲
    第1項記載のLiNb_1_−_xTa_xO_3(0
    ≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法。
JP32638587A 1987-12-14 1987-12-22 LiNb↓1−xTaxO↓3(0≦x≦1)単結晶薄膜の製造方法 Granted JPH01167297A (ja)

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US07/522,498 US4981714A (en) 1987-12-14 1990-04-30 Method of producing ferroelectric LiNb1-31 x Tax O3 0<x<1) thin film by activated evaporation

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