JPH0116728B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0116728B2
JPH0116728B2 JP56009219A JP921981A JPH0116728B2 JP H0116728 B2 JPH0116728 B2 JP H0116728B2 JP 56009219 A JP56009219 A JP 56009219A JP 921981 A JP921981 A JP 921981A JP H0116728 B2 JPH0116728 B2 JP H0116728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
shaft
gear
crimping
bound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56009219A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57125108A (en
Inventor
Hitoshi Satomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP921981A priority Critical patent/JPS57125108A/ja
Publication of JPS57125108A publication Critical patent/JPS57125108A/ja
Publication of JPH0116728B2 publication Critical patent/JPH0116728B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、接着性テープを用いて野菜、花、果
物などの被結束物をテープ結束するための結束装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、基台上に設けた被結束物載置台上に被結
束物を載置し、基台上に枢着した結束腕の起倒動
に関連して、結束腕の先端に設けたテープ圧着装
置と協働して、被結束物載置台上の被結束物に捲
回させた接着性テープの捲回端部を、基台上に設
けた圧着台上で圧着するとともに、接着性テープ
を切断し該接着性テープの切断端部を圧着台の近
傍に設けた保持装置により保持させる結束装置が
用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の結束装置では、被結束物
の進入方向の延長線上でかつ被結束物載置台の近
傍に結束腕が基台に枢着されているため、結束腕
が邪魔となつてテープ結束をした被結束物をその
まま進入方向前方へ送ることができない。さら
に、被結束物載置台と結束腕の間にはテープ結束
した被結束物を置いておくスペースがないため、
テープ結束された被結束物はいちいち側方から手
作業で取り出さなければならない。
そのため、従来の結束装置を用いて流れ作業を
行なう場合や、結束作業の自動化を図る場合など
には、被結束物の結束装置への進入方向とテープ
結束された被結束物が結束装置から送り出される
方向とが一致していないことにより、流れのスム
ーズな作業が行なえず作業効率が悪くなつたり、
自動化する場合の装置が複雑となる等の問題点が
あつた。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、被結束物の結束装
置への進入方向と結束装置からの送り出す方向と
を一致させることのできる結束装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 以上の問題点を解決する手段として、基台の側
部に設けたフレームから前記基台と平行に支持枠
を延設し、該支持枠に昇降動自在にテープ圧着装
置を支持させ、該テープ圧着装置に対面する基台
上には、被結束物に捲回させた接着性テープの捲
回端部を前記テープ圧着装置と協働して圧着する
圧着台と、該圧着台近傍で切断刃により切断され
た前記接着性テープの切断端部を保持する保持体
とからなるテープ保持装置を設けたものである。
(作用) この構成によると、テープ圧着装置を基台の側
部に設けたフレームから基台に平行に延設した支
持枠に昇降自在に支持させたため、結束装置の後
方に従来の結束腕のように邪魔するものがなくな
り、被結束物を結束装置の前方から進入させて、
そのまま同一方向で結束装置の後方へ送り出すこ
とができる。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図に従つて説明す
る。
本発明に係る結束装置を示す第1図および第2
図において、基台1上の一端部には、フレーム2
が起立して取り付けられ、フレーム2の内側側面
2aの上部から基台1の長手方向に平行に延びる
支持枠3が取り付けられている。この支持枠3の
先端のブラケツト3aとフレーム2間には、軸4
が掛渡されて軸受け5,6で支持されている。該
軸4はフレーム2内に組み込まれた駆動回路によ
つて正逆回転可能に配置されている。
駆動回路について述べれば、フレーム2には
正、逆回転可能なモーター7が設けられ、モータ
7の回転軸7aに歯車8が取り付けられていて、
この歯車8が軸9に摩擦クラツチ10を介装して
取り付けられた歯車11と噛み合つている。ここ
で、モーター7は、基台1の上面1aの両端部に
設けたスタートボタン12,12′に接続され、
これらボタン12,12′がオンになつたとき、
回転軸7aを正転させるものである。図中、13
はメインスイツチ、14は停止ボタン、15はフ
レーム2内に組み込まれた電源盤である。なお、
摩擦クラツチ10はモーター7の過負防止をはか
るものであり、フレーム2の内側内側面2aから
突出している歯車8、歯車11の部分は保護枠1
6で被われている。
軸4に平行な軸9は、軸受け17に回転可能に
支持されていて、フレーム2内の軸9には大小の
歯車18,19がそれぞれ一方向回転クラツチ2
0,21を介して取り付けられている。一方向回
転クラツチ20は、第2図に示したモーター7の
回転軸7aの正回転、すなわち第2図中実線矢印
で示した時計方向の回転時のみに、歯車19の回
転を許容するものである。逆に、一方向回転クラ
ツチ21は、回転軸7aの逆回転すなわち図中逆
時計方向の回転時にのみに、歯車18の回転を許
容するものである。
他方、歯車19に噛み合う歯車22は、歯車1
9の回転方向と逆方向の回転のみを許容する一方
向回転クラツチ23を介して軸4に取り付けら
れ、また歯車18に噛み合う歯車24は、歯車1
8の回転方向とは逆方向の回転のみを許容する一
方向回転クラツチ24を介して軸4に取り付けら
れている。
したがつて、軸4には、これら歯車18,24
からなる歯車列または歯車19,22からなる歯
車列のいずれかによつて軸9の回転力が伝達され
る。そして軸4は、歯車19,22を介して回転
するときは、モーター7の回転軸7aの正転と同
一方向に回転し、逆に歯車18,24を介して回
転するときは回転軸7aの逆転と同一方向に回転
することになる。しかも、歯車22は歯車19に
比べて歯数を大きくしているため、歯車19、歯
車22を介しての軸4の回転は遅く、他方歯車1
8と歯車24はその歯数が等しくしているため、
歯車18、歯車24を介しての軸4の回転は速
い。なお、歯車18の歯数を歯車24の歯数より
も大として軸4の回転を増速させるようにしても
よいことは勿論である。
前記軸4と平行にその上方には、送りネジ棒2
6がフレーム2側の軸受27とブラケツト3a側
の軸受28に両端を支えられて回転可能に設けら
れている。
この送りネジ棒26と軸4に跨つて、テープ圧
着装置および巻戻し機構を備えた同一構成の直方
体状のケース30,30′が取り付けられている。
なお、ここでは第1図中左側のケース30側のみ
を説明し、他方のケース30′についてはその各
部材にダツシユをつけた符号を付すことにより、
ケース30′の各部材の説明を必要に応じて省略
する。
ケース30,30′の上部に挿通された送りネ
ジ棒26には右ネジ26a、左ネジ26bが切つ
てあつて、また、図示を省略したがケース30内
には右ネジ26aに螺合するネジ部が設けられ、
ケース30′内には左ネジ26bに螺合するネジ
部が設けられていて、ケース30,30′は送り
ネジ棒26を回動することによつて互いに接近、
離反するようになつている。そして、ケース3
0,30′の側部に設けた固定ネジ31,31′を
締め付けることによつて、ケース30,30′は
任意位置での固定が可能である。
ケース30,30′の下部には軸4が挿通され
ていて、軸4の外周に円筒32,32′が嵌合さ
れている。以下ケース30側についてだけ述べ
る。
第3図および第4図に示す如く、軸4の外周に
は軸方向にキー溝4aが切つてあつて、これに円
筒32の内周に設けたキー(図示してない)が嵌
まつていて、円筒32は抜け止めリング33で係
止されてケース30と一体となつて軸方向に摺動
するようになつている。円筒32の中央部外周に
はピニオン32aが形成されていて、該ピニオン
32aと噛み合つてラツク部材34がケース30
内をその長手方向に貫通して設けられている。こ
のラツク部材34の下端は、テープ圧着装置60
のブロツク60aの基部にナツト35によつて固
定されていて、軸4と一体に回転する円筒32の
ピニオン32aによつてラツク部材34が昇降動
し、それに従つてテープ圧着装置60は基台1と
接近・離反するように設けられている。
また、ラツク部材34に平行にガイドロツド3
6,37が各々上端でブロツク38にピン39で
固定され、ブロツク60aにピン39によつてピ
ン止め固定されている。そして、ガイドロツド3
6,37の中間部はケース30内のガイド孔30
aに嵌挿されている。
ケース30の側面にはケース前方に向けてリー
ル支持枠40が設けられ、リール支持枠40先端
にリール支持軸41が固動可能に軸受42に支持
されていて、該リール支持軸41には外周に図示
例二点鎖線で示した接続性テープ43を装着する
ためのテープリール44が回動可能に支持されて
いる。そしてリール支持軸41には該軸41とテ
ープリール4とを摩擦結合させるための摩擦クラ
ツチ45がばね46で付勢して設けられ、テープ
リール44はテープ圧着装置60の両側枠60
b,60c間にテープ43を送り出すようになつ
ている。接着性テープ43としては、ここではた
とえば、片面に粘着剤を塗布した片面粘着テー
プ、圧力を加えることによつて粘着性が現われる
自着性テープ、加熱で接着剤が活性化して接着性
を有する感熱性テープなどが使用し得る。
リール支持枠40には、テープリール44にテ
ープ巻取り方向の回転を与える巻戻し装置50が
設けられ、リール支持軸41と円筒32の端部外
周部に形成したピニオン32bとは巻戻し装置5
0によつて連結されている。
この巻戻し装置50について詳述すれば、第4
図に示すようにリール支持枠40に植設された軸
51にピニオン32bと噛み合う歯車52がそ歯
数比によつて回転範囲を制限して軸支され、歯車
52に噛み合つた歯車53が、一方向回転クラツ
チ54を介してリール支持軸41にテープ送出方
向とは逆方向のみに回転力を与えるように、回転
可能にかつ軸方向に摺動可能に支持されている。
歯車53と一方向回転クラツチ54とは、歯車5
3が摺動して一方向回転クラツチ54のフランジ
部54aに植設したピン54bに歯車53の凹所
53bが係合したときに、一体に作動するもので
ある。
リール支持枠40には歯車53を軸方向に移動
させ凹所53bをピン54bに係合させるための
アーム部材55が取付けられており、アーム部材
55の一端部55aは歯車53の外周に形成され
た環状溝53aに係合している。歯車52にはア
ーム部材55の他端部55bに所定の変位を与え
るためのほぼ環状のカム部材56が取付けられて
いる。アーム部材55は、ばね57でカム部材5
6上に押圧されている。カム部材56は、肉厚部
と肉薄部を有し、その厚みの差によつてアーム部
材を揺動させるものである。
したがつて、回転範囲が決められた歯車52と
一体に回転するカム部材56によつて、アーム部
材55は、テープ圧着装置60の静止状態では歯
車53の凹所53bをピン54bから離脱させる
位置にきて、またテープ圧着装置60の移動状態
では歯車53の凹所53aをピン54bに係合さ
せる位置にきて、歯車53と一方向回転クラツチ
54の係脱を可能にするのである。
なお、上記巻戻し装置において、軸4によるリ
ール支持軸41への回転伝達を断つ手段として、
一方向回転クラツチ機構を有する歯車をピニオン
32bと噛み合わせ、この歯車を支持する軸とリ
ール支持軸41とにプーリー、ベルト又はスプロ
ケツト、チエーンのいずれかの伝達手段を設けて
行つてもよいものである。また、他の回転伝達を
断つ手段として、リール支持軸41に直接取り付
けた歯車53とピニオン32bとの間に、電磁ク
ラツチを設けた歯車52を一方向に回転させると
きのみ噛み合わせて回転伝達させてもよいもので
ある。
ケース30の上、下の側部にはれぞれマイクロ
スイツチ47,48が取り付けられ、またケース
30′の上側側部にはマイクロスイツチ47′が取
り付けられている。上側のマイクロスイツチ4
7,47′は、モータ7の回転軸7aの正転によ
つてラツク部材34,34′が降下し、接点38
aが接点47aにおよび接点38a′が接点47
a′に当接したとき同時にオンとなつて、モーター
7の回転軸7aを逆転させ、ラツク部材34を上
昇させるものである。逆に、マイクロスイツチ4
8は、ラツク部材34が上昇してテープ圧着装置
60側の接点60dが接点48aに当接したとき
オンとなつて、モーター7の作動を停止させるも
のである。
第3図および第5図に詳細に示すように、テー
プ圧着装置60には案内ローラ61が設けられ、
テープリール44から引き出したテープ43を両
側枠60b,60c間に導き、案内ローラ61に
沿わせてテープ圧着装置60の先端部に導くよう
になつている。テープ圧着装置60の先端部は基
台1に向けて対向させてあり、第5図に詳細に示
すように先端部には出没可能にかつ突出側にそれ
ぞればね62,63で各々付勢されたテープの第
1の圧着杆64および第2の圧着杆65が設けら
れ、圧着杆64,65間にはテープの切断刃66
が固定されている。
更に、両側枠60b,60cの先端には後述す
るテープ保持装置70の挾持杆71を保持体72
から離すためのカム面60e,60fが形成さ
れ、カム面60e,60fの近傍には保持体72
の保持溝72aと係合してテープ43の一部を保
持体72と挾持杆71との間に押込むテープ押込
杆68が取り付けられ、また切断刃66と第1の
圧着杆64との間にはテープ43の引出端を保持
体72と挾持杆71との間から引出すテープ逃し
杆67が取り付けられている。
このテープ圧着装置60に対応させて、テープ
保持装置70が基台1の上面1a上をスライドす
るスライドブロツク73に取り付けらている。す
なわち、スライドブロツク73にネジ固定した左
右一対のブラケツト74と一体にテープ圧着台7
5を設け、このブラケツト74に保持体72が回
転可能に軸着されている。挾持杆71は、ブラケ
ツト74に枢着されたアーム76,76の先端部
間に一体に形成され、ばね77で保持体72側に
押圧されている。保持体72の外周には、挾持杆
71と係合可能な複数個のテープ保持溝72a,
72a…を設け、テープ圧着装置60の先端から
延びたテープ43の引出し端部を保持溝72aと
挾持杆71とで挾持させるようになつている。図
中、78は保持体72の第3図中時計方向の回転
を阻止する爪板である。
テープの圧着台75の後面部近傍には被結束物
ガイド部79が立設され、該ガイド部79によつ
て、被結束物Aの前面側部分を束状に案内し、テ
ープ圧着台75側への被結束物Aのはみ出しの防
止が図られている。
このテープ保持装置70の後方には被結束物A
を載置するための被結束物載置台80が、下方の
左右の側板81に支えられてほぼ水平の状態に設
けられている。
テープ保持装置70を設けたスライドブロツク
73の前端部は、円筒体73aに形成されてい
て、基台1の両端に渡され回動自在に支持された
送りネジ棒82の右ネジ82aに円筒体73aの
内周のネジを螺合させ、ハンドル83を正逆に回
転することによつてスライドブロツク73は第1
図中軸方向に左右に移動するようになつている。
同様に、第1図中右側に位置し、テープ保持装置
70と同一構成であるテープ保持装置70も、送
りネジ棒82の左ネジ82bに円筒体73a′の内
周のネジを螺合させているため、結局ハンドル8
3を回転させれば、左右のテープ保持装置70,
70′は軸線方向に互いに接近・離反する方向に
移動することになる。図中、73bは固定ネジで
ある。
また、送りネジ棒82にはスプロケツト84が
取り付けられ、また送りネジ棒26にもスプロケ
ツト85が取り付けられて、このスプロケツト8
4,85に跨つて図中一点鎖線で示すチエーン8
6が巻回され、ハンドル83を回転させれば、送
りネジ棒82と送りネジ棒26とは同一方向に回
転するようになつている。したがつて、第一図中
左側のテープ圧着装置60とテープ保持装置7
0、および右側のテープ圧着装置60′とテープ
保持装置70′は、互いに接近・離反しながら移
動することが可能である。
ガイド部79の後方には、該ガイド部79に対
して近接・離反可能な被結束物締付体90が設け
られている。被結束物締付体90は、被結束物載
置台80の下方の側板81に回動自在に設けらた
支軸91に取換え可能に取り付けられている。支
軸91にはラチエツト車91aと歯車92が固設
され、歯車92と噛み合う歯車93が側板81に
軸支され、歯車93との間には歯車93を第3図
中時計方向に付勢するばね94が取り付けられて
いる。
また、第5図に示すように側板81にはラチエ
ツト車91aに噛合可能なラチエツト98aを有
するラチエツト98が、軸98bによつて回動自
在に取り付けられている。ラチエツト98の他端
には、挾持杆71の後面に当接可能な腕部98c
が設けられ、ラチエツト98はばね99によつて
第3図中時計方向、すなわちラチエツト部98a
がラチエツト車91aに噛合する方向に付勢され
ている。
他方、基台1の側板部1b,1b間に渡された
案内軸95には、側面L字形の被結束物巻締用レ
バー96が回動自在にかつ軸方向に摺動可能に取
り付けられていて、該レバー96の先端部分96
aは軸82と平行にのびばね94,94′の下端
と接している。そして被結束物巻締用レバー96
の他部96bは、スライドブロツク73の円筒体
73aの下端部に一体に取り付けたブラケツト7
3bとばね97によつ連結されている。
該レバー96の基部96bを下方に倒せば、ば
ね94、歯車93,92を介して被結束物締付体
90はガイド部79に向けて近接し、被結束物載
置台80に載せた被結束物Aをガイド部79とと
もに巻締めるようになつている。なお、被結束物
締付体90にはその上、下端に亘るばねなどの締
付けバンドを設けて、その締付け強化を図つても
よい。
以上の構成からなる本発明に係る結束装置にお
いて、特に基の長いねぎ、枝豆、かぶなどの被結
束物Aをテープ結束するときは、まず、第1図に
示した左側のケース30及びテープ保持装置70
並びに右側のケース30′及びテープ保持装置7
0′を、被結束物Aの長さに応じて必要な適正位
置に調整する。すなわち、ハンドル83を回わし
て、送りネジ棒82を回転させるとともに、送り
ネジ棒19をスプロケツト84,85とチエーン
86とによつて回転伝達し、同一方向に回転させ
る。このようにして、第1図中左側のケース30
とテープ保持装置70および右側のケース30′
とテープ保持装置70′を一体に移動させて、左
側のケース30、テープ保持装置70と右側のケ
ース30′、テープ保持装置70′とをそれぞれ互
いに接近・離反させて、テープ結束に必要な位置
に調整する。
上記調整後に、テープ結束することになるが、
第1図中左側のテープ圧着装置60、テープ保持
装置70と右側のテープ圧着装置60′、テープ
保持装置70′とは同一作用なので、以下におい
ては主に左側のテープ圧着装置60、テープ保持
装置70についてその操作をのべる。
まず、テープ43の端を挾持杆71と保持体7
2間に挾持させた状態で、第3図に示すように、
テープ保持装置70の前方から被結束物Aで図中
実線矢印方向にテープ43を押して、該被結束物
Aをガイド部79と被結束物締付体90間に進入
させて被結束物載置台80上に載せる。この際、
テープリール44はリール支持軸41とともに、
自由に回転してテープ43を必要長さだけ繰り出
す。
次に、被結束物巻締用レバー96の基部96b
下方に倒し、ばね94の下端を上方に持ち上げて
歯車93,92を回転させ、被結束物締付体90
をガイド部79側に接近させて該締付体90とガ
イド部79との間で被結束物Aを締付ける。この
とき、ラチエツト98のラチエツト部98aがラ
チエツト車91aに噛み合うため、被結束物締付
体90は被結束物Aを締付けた状態で保持され
る。
この締付状態でスタートボタン12,12′を
押せば、モーター7が始動し、回転軸7aを第2
図中実線矢印で示す正転方向に回転させる。回転
軸7aの正回転力は歯車8、歯車11を介して軸
4に回転伝達され、更に一方向回転クラツチ20
によつて方向規制された歯車19が回転し、該歯
車19に噛み合う歯車22が回転して、一方向回
転クラツチ23によつて軸4が回転軸7aと同一
方向に回転伝達される。このとき、歯車20は一
方向回転クラツチ21によつて、また歯車24は
一方向回転クラツチ25によつてその回転が共に
許容されない。
軸4が回転することによつて、第4図に示すよ
うにケース30内の円筒32も同一方向に回転
し、円筒32のピニオン32aに噛合するラツク
部材は下方に移動する。ラツク部材34の下動と
一緒に、テープ圧着装置60もテープ保持装置7
0に向けて下降する。また、同時に、円筒32の
ピニオン32bの回転によつて歯車52,53が
回転し、一方向回転クラツチ54によつて方向規
制されたリール支持軸41はテープ送出方向とは
逆方向に回転伝達され、テープ43は適量捲戻さ
れつつ被結束物Aの周りに捲回される。
テープ圧着装置60が下降して、第1の圧着杆
64がテープ圧着台75に衝合することにより、
捲回したテープ43の両捲回端部の粘着面同士が
圧着されて貼り合わされる。このとき、又はその
後カム面60e,60fが挾持杆71に当接し、
テープ圧着装置60の下降につれて、挾持杆71
をカム面60e,60fの傾斜面に沿つて保持体
72から離反する。
また、カム面60e,60fが挾持杆71に当
接したとき、又はその後、押込杆67が保持溝7
2aのうちのいずれかにテープ43を介して係合
する。テープ圧着装置60の下降につれて、第5
図に示す如く、押込杆67は上記離反した保持体
72と挾持杆71との間に進入し、保持体72を
図中反時計方向に回転させ、保持溝72aを挾持
杆71を受け入れる位置まで変位させる。
なお、挾持杆71は後方に離反する際に第5図
に示す如くラチエツト98の腕部98cを押圧
し、ラチエツト部98aをラチエツト車91aか
ら離脱させるため、被結束物締付体90はばね9
4のばね力によつて歯車93,92を介して締付
前の原位置に回動復帰され、被結束物Aの拘束力
が解除される。
そして、第2の圧着杆65が保持体72に衝合
したとき、押込杆67の下降も止まり、保持体7
2の回転も止まる。その後、テープ圧着装置60
が下降すると、第2の圧着杆65はテープ圧着装
置60の先端部内に埋没し、挾持杆71は保持体
72から一定の離隔位置に保たれ、切断刃66は
押込杆68と挾持杆71との間に進入し、テープ
43を切断する。切断刃66とともに逃し杆67
は、挾持杆71とテープ圧着台75との間に進入
し、テープ43の捲回端部側の切断端を挾持杆7
1とテープ圧着台75との間に引き出す。
この一連の操作が完了したとき、マイクロスイ
ツチ47の接点47aがブロツク38側の接点3
8aに当接し、同時にマイクロスイツチ47′の
接点47a′がブロツク38′側の接点38a′に当
接したときに、回路が切り替えられてラツク部材
34,34は同時に上動を始める。すなわち、回
路の切り替えにより、モーター7の回転軸7aは
第2図中逆回転方向すなわち、逆時計方向に回転
し、回転軸7aの回転力は歯車8,11に回転伝
達され、回転軸7aの逆回転方向のみの回転を許
容する一方向回転クラツチ21,25により歯車
18,24を回転させ、軸4を逆回転させてテー
プ圧着装置60を上昇させ、下降に比して早く原
位置に戻す。このとき、歯車19,22はそれぞ
れ一方向回転クラツチ20,23によつてその回
転が許容されない。
なお、テープ圧着装置60を上昇させる際に、
テープ43の新たな端部が挾持杆71と保持体7
2とで挾持され、テープ圧着装置60を上昇させ
ることによつてテープ43がテープリール44か
ら送り出される。そして、ラツク部材34が上昇
してテープ圧着装置60の接点60aがマイクロ
スイツチ48の接点48aに当接することによつ
てモーター7が停止し、モーター7の1サイクル
作動が終了することになる。
ついで、テープ結束した被結束物Aを結束装置
に対する進入側とは反対側に送つて、次のテープ
結束作業の態勢を整えることになる。
このように以上の操作を繰り返すことによつ
て、被結束物Aのテープ結束作業を繰り返して行
うことができる。
なお、上記実施例においては軸4の駆動源とし
てもモーター7を用いたが、本発明の他の実施例
として第6図に示すようにエアシリンダー100
を用いて軸4を回転駆動させてもよい。すなわ
ち、エアシリンダー100のロツド101の先端
に取り付けたラツク102を、軸4に取り付けた
ピニオン103に噛み合わせて、ロツド101の
上下動に関連してラツク102、ピニオン103
を介して軸4を回転伝達させ、テープ圧着装置6
0を昇降動させることになる。ここで、エアシリ
ンダー100は、第1図に示したモーター7と同
様にスタートボタン12,12′に接続されてい
る。なお、第6図中、第1図と同じ符号を付した
ものは、第1図の実施例と同様の構成である。
また、以上の実施例では、対をなすテープ圧着
装置60とテープ保持装置70とが二連設けてあ
るが、これは一連であつてもよくその数は問わな
い。
更に、フレーム2は、上記実施例の如く、一つ
に限ることなく、基台1の両側にそれぞれ設け、
一対のフレーム間にさし渡した軸4にテープ圧着
装置60を支持してもよいことはもちろんであ
る。
そして、また、フレーム2は被結束物載置台8
0の後方に、テープ結束した被結束物を置くスペ
ースを取るようにして、設けてもよいものであ
る。
また、上記実施例における軸26,82にねじ
を切ることなく、軸外周に寸法目盛を付し、ケー
ス30,30′およびスライドブロツク73,7
3′をそれぞれ手動で軸方向に摺動させて任意位
置で固定ネジ31,31′および固定ネジ73b,
73b′で固定するようにしてもよいものである。
更に、また、本発明装置において感熱テープを
使用するときは、テープ圧着装置の第1の圧着杆
またはテープ保持装置の圧着台の何れかに加熱ヒ
ーターを設ければよいものである。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明は、テープ圧
着装置を基台の側部に設けたフレームから基台に
平行に延設した支持枠に昇降動自在に支持させた
ため、被結束物を結束装置の前方から進入させ、
テープ結束した後に結速装置の後方へ送り出すこ
とができ、テープ結束した結束物の取出を容易に
行なわしめることができる。
そのため、被結束物をベルトコンベア等の移動
手段を用いて大量の被結束物を流れ作業により結
束を行なう場合などには、被結束物の進入側とは
反対側にテープ結束した被結束物を送り出せるの
で非常に効率的に作業が行なえるものとなる。
さらに、自動化を行なう際にも、同一方向に被
結束物を移送できるため、自動化の装置が複雑と
なることがなく装置コストの低減が図れる等の利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す結束装置の正
面図、第2図は第1図に示した結束装置の側面
図、第3図は第1図の―線に沿つた断面図、
第4図は第3図の―線に沿つた拡大断面図、
第5図はテープ圧着装置とテープ保持装置との作
動状態を示す一部切欠いた拡大正面図である。第
6図は本発明の他の実施例を示す結束装置の一部
省略した正面図である。 1…基台、2…フレーム、3…支持枠、4…
軸、30,30′…ケース、34,34′…ラツク
部材、60,60′…テープ圧着装置、66…切
断刃、70,70′…テープ保持装置、72…保
持体、75…テープ圧着台、90,90′…被結
束物締付体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基台の側部に設けたフレームから前記基台と
    平行に支持枠を延設し、該支持枠に昇降動自在に
    テープ圧着装置を支持させ、該テープ圧着装置に
    対面する基台上には、被結束物に捲回させた接着
    性テープの捲回端部を前記テープ圧着装置と協働
    して圧着する圧着台と、該圧着台近傍で切断刃に
    より切断された前記接着性テープの切断端部を保
    持する保持体とからなるテープ保持装置を設けた
    ことを特徴とする結束装置。
JP921981A 1981-01-24 1981-01-24 Bundling device Granted JPS57125108A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921981A JPS57125108A (en) 1981-01-24 1981-01-24 Bundling device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921981A JPS57125108A (en) 1981-01-24 1981-01-24 Bundling device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57125108A JPS57125108A (en) 1982-08-04
JPH0116728B2 true JPH0116728B2 (ja) 1989-03-27

Family

ID=11714320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP921981A Granted JPS57125108A (en) 1981-01-24 1981-01-24 Bundling device

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57125108A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424196A (en) * 1977-07-22 1979-02-23 Nichiban Kk Bundler

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424196A (en) * 1977-07-22 1979-02-23 Nichiban Kk Bundler

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57125108A (en) 1982-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3232217A (en) Strapping machine
JPH0755690B2 (ja) 荷造テープの送り・緊張装置
US3841055A (en) Package binding machine
US4232498A (en) Device for binding a thermally adhesive tape to articles
KR940021190A (ko) 분할장치
US3414451A (en) Apparatus for wrapping pressure sensitive tape around an elongated article
JPH0116728B2 (ja)
US4204905A (en) Taping machine
JP3501596B2 (ja) ワイヤストリッパ
JPH021726B2 (ja)
JPH044206B2 (ja)
JPH0116727B2 (ja)
JP2862181B2 (ja) テープ類の接続装置
JP3194320B2 (ja) テープ結束装置
JPH0248325Y2 (ja)
JP2506232Y2 (ja) 線状物の結束装置
JPH0443447Y2 (ja)
JPH0115610Y2 (ja)
JPH0123922Y2 (ja)
JPH0642611U (ja) 紙葉類結束装置におけるテープガイド機構
JPH06156420A (ja) 自動束線機
JPS621043Y2 (ja)
JPS6341292Y2 (ja)
JP3716689B2 (ja) 電動結束機の起動装置
JPH0723146B2 (ja) 紙葉類における大束結束機