JPH0123922Y2 - - Google Patents

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JPH0123922Y2
JPH0123922Y2 JP14933281U JP14933281U JPH0123922Y2 JP H0123922 Y2 JPH0123922 Y2 JP H0123922Y2 JP 14933281 U JP14933281 U JP 14933281U JP 14933281 U JP14933281 U JP 14933281U JP H0123922 Y2 JPH0123922 Y2 JP H0123922Y2
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clutch
pin
camshaft
band
cam
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バンド式梱包機において、前グリツ
パー、後グリツパー、プレスバー、ヒーターなど
の作動を行わせるカムシヤフトの停止あるいは駆
動を確実に行なわしめるカムシヤフトクラツチ装
置に関するものである。
この種のバンド式梱包機は、梱包物にバンドを
周回させてバンド先端を固定し、これを引締めて
その引締め側を固定し、上下バンド端間にヒータ
ーを挿入して上下バンドの内面を溶融し、この溶
融した上下バンドを圧着接合の上バンド端を切断
してその梱包を終了するものである。
ところが、このためのバンド端あるいはその引
締側をスライドテーブル間で固定するための前グ
リツパー、後グリツパー、バンドを溶融するヒー
ター、溶融したバンドを圧着、切断するプレスバ
ーなどはカム機構によるカムシヤフトの回転で行
つている。
このような複雑な作動を、殆ど、瞬間的にカム
シヤフトの回転によつて行つているので、このカ
ムシヤフトの停止あるいはその駆動が少しでもタ
イミングが狂うと接着不良をきたし問題とならな
い。
このカムシヤフトの停止駆動は従来はクラツチ
機構を介して行われているが、従来のクラツチ機
構は複雑であつて、しかもその作動が明確でな
く、徒らに高価なものであつた。
この従来のクラツチ機構を特開昭56−74411号
公報に記載されたものについて説明する。
これはウオームホイル20の回転力をクラツチ
を介してカム軸13に伝えんとするものである。
係合片25のピン25bがストツパー36aに
当接している間は(第2図で示されている)、係
合片25の突起25aはウオームホイル20の切
欠20aから離脱している。
すなわちこの時はウオームホイル20の回転力
は回転体23に伝達されずクラツチは切れてい
る。
次にソレノイド32を励磁すると、ピン25b
とカム板26の突起34aとの係合は外れ、係合
片25の突起25aは第2図で示すようにウオー
ムホイル20の切欠20aに係合し、ここでクラ
ツチが入り、ウオームホイル20の回転力は回転
体23に伝達される。
さらに回転体23が回転し、ピン25bが次の
揚程部35bを経てストツパ36bに当接すると
突起25aと切欠20aとの係合が外れカム軸1
3は停止する。
すなわち、前記の構成においてクラツチ入切を
直接行う係合片25は、回転体23の周縁部に軸
24(第2図参照)で回転体23の面と平行な面
内で相対回動自在に支持されている。
このように従来のクラツチ機構は、軸24で回
転体23の面と平行的に接触する面内で軸支され
た回転体23、ピン25b、突起25a切欠20
a、カム板26などの種々の部品を必要としその
構成は極めて複雑となつている。
本考案は後で詳細に説明する如く、これを極め
て単純な構成とし、しかもその作動が確実なもの
としてこの種のバンド式梱包機に実用的にこれを
供さんとするものである。
これを図示のものについて説明する。
Mはモータであつて、このモータMは瞬時正転
逆転可能なもので交流の100Vあるいは200V単相
のもので電磁ブレーキなど内蔵せず正転逆転の切
換えが即座にできるものである。
2は減速機でモータMの回転はプーリー6、ベ
ルト4、ダブルプーリー3を経て、その入力軸
2″に伝えられる。
ダブルプーリー3の小径プーリー3′と電磁ク
ラツチ14の入力によりこれと一体となるプーリ
ー15とにはベルト5を掛け渡す。10はアイド
ラプーリーでベルト5のテンシヨンを調整する。
11は電磁クラツチ14ないしはプーリー15
の軸管でこの軸管11は、引締・送りローラー1
3の回転軸16にその軸心方向に移行可能に嵌装
する。そして同軸16に突設すたピン18と軸管
11端部の斜辺19′を有する切欠凹部19とを
係合せしめる。回転軸16の他端部にはスプリン
グ受20を固定し、スプリング受20と軸管11
端面との間にスプリング21を装着する。
M1はマイクロスイツチであつてその接点22
は電磁クラツチ14の移行により同クラツチ14
の後面と接触する。
23は引締・送りローラー13と圧接する補助
ローラーである。
補助ローラー23は、第2図で示すように、機
枠に固着されたピン軸24にその根部を枢着した
レバー25の根部近くに軸架される。レバー25
の先端にはピン26を固定し、このピン26とブ
ラケツト27に固着したピン28との間にスプリ
ング29を掛け渡す。
すなわちこのスプリング29は、レバー25
を、ピン軸24を中心として、補助ローラー23
が常に引締・送りローラー13に圧接される方向
に引張る。
30は両ローラー13,23間にバンドを誘導
するバンドガイドである。
一方2′は減速機2の出力軸でこれにクラツチ
Cを設ける。31は減速機2の出力軸2′に取付
けられたクラツチ盤であつてその内面にクラツチ
ピン32と係合する噛合歯31′を多数有す。
クラツチハウジング33には、クラツチピン3
2の下端部をこれに枢着して同ピン32を枢着点
を中心として、前後に、回動自在ならしめて、同
ピン32をクラツチ盤31の噛合歯31′と係脱
可能に噛み合わせしめる。
クラツチピン32の上方背面はスプリング34
が装着され、クラツチピン32とクラツチ盤31
の噛合歯31′とが常に噛合うようにこれを押圧
する。
クラツチピン32の上端には、突片35を突設
する。35′は突片35に形成された斜面である。
一方38はクラツチアームでピン軸38′をも
つて回転動自在に機枠(特に図示はない)に枢着
され、ソレノイドSの励磁によつてピン軸38′
を中心として回動の作動をする。
クラツチアーム38の前面には、クラツチピン
32の突片35の第1および第2係止部37a,
37bを所要間隔を置いて設ける。
37′は係止部37a,37bに続く斜面であ
る。39は戻しばねである。
42,44,45はカムシヤフト36に固定し
たカムで、後グリツパー46プレスバー48前グ
リツパー49の上下動を規制する。カム43はヒ
ーター62(第1図)を作動するカム、47は後
グリツパー46とプレスバー48間のスペーサー
である。
50はカムシヤフト36端に軸着したタイミン
グカムでマイクロスイツチM2,M4と接触する。
51,52は下部及び上部ガイド、53,53
はスライドガイド、54はスライドテーブルであ
る。
55は挿し込んだバンド先端と衝合するスイツ
チレバー、56は同レバーによつて移行するスイ
ツチピンでその外端はマイクロスイツチM3と当
接する。
その作用効果を説明する。
バンドガイド30で下方より案内されたバンド
引締・送りローラー13上面、下部ガイド51、
スライドテーブル54の下面を経てテーブル上に
誘導され、テーブル上の梱包物を周回し、上部ガ
イド52より再びスライドテーブル54の下面に
挿入され、バンド先端は、同テーブル54下面の
スイツチレバー55を押圧し、スイツチレバー5
5はスイツチピン56を移行しその外端はマイク
ロスイツチM3を入力させる。
同スイツチM3の入力とともにモータMが回転
し、このモータMの回転はプーリー6、ベルト
4、ダブルプーリー3を経て減速機2を回転し、
さらにソレノイドSの励磁のよりクラツチアーム
38が回動し、第3図で示されているように、第
1係止部37aと係止しているクラツチピン32
の突片35は、これより外れてクラツチが入りカ
ムシヤフト36を回転し、カム45の回転で前グ
リツパー49が上昇しスライドテーブル54間で
先ずバンドをグリツプする。カムシヤフト36
は、クラツチピン32の突片35が第2係止部3
7bと係止することにより停止する。
これと同時にカムシヤフト36端のタイミング
カム50の回転でマイクロスイツチM2が入力し、
これで電磁クラツチ14を入力する。これでモー
タMの回転がダブルプーリー3の小径プーリー
3′、ベルト5を介して伝えられているプーリー
15は電磁クラツチ14と同調して回転し、回転
軸16が回転するとともに引締・送りローラー1
3が回転し、これに圧接している補助ローラー2
3と共動してバンドを引戻す。
この引戻しによつて梱包物とこれを周回してい
るバンド間の撓みがなくなり、さらにこれを引締
める時点、すなわち引締・送りローラー13に負
荷が掛り始めると動力伝達部である軸管11の切
欠凹部19の斜辺19′とピン18の間に発生す
る軸方向推力がスプリング21の押力にうち勝つ
て軸管11は外側へ移行する。すなわちピン18
は切欠凹部19の斜辺19′を移行し、同凹部1
9の軸心と平行の短い辺19″で停止するに至る。
このとき軸管11上の電磁クラツチ14の後面
はマイクロスイツチM1の接点22と当接し、こ
れを入力させる。
その入力により、ソレノイドSを励磁し、クラ
ツチピン32の突辺35はさきに係合していた第
2係止部37bより外れてカムシヤフト36は回
転を始める。
そしてカム42で後グリツパー46が上昇しバ
ンドを後グリツプする。
この後グリツプ完了と同時に、タイミングカム
50の回転によるマイクロスイツチM1の入力で
電磁クラツチ14を消磁する。
この間ヒーター62はカム43の作動でバンド
の上下面間に差込まれバンドの上下面を溶融の上
退去し、カム44の作動によるプレスバー48で
バンドを圧着するとともにバンド端を切断する。
これが終ると、カムシヤフト36は、クラツチ
ピン32の突片35が第1係止部37aに再び係
合することによりその回転を停止する。
この略ぼ直前にタイミングカム50がマイクロ
スイツチM4を入力させて電磁クラツチ14を再
び入力させてプーリー15と結合させ同時にモー
タMは逆転し、引締・送りローラー13と補助ロ
ーラー23との圧接でバンドを送り出す。
前記せるクラツチ機構Cの入脱の状態を詳述す
ると、第3図の状態はクラツチピン32の突片3
5が第1係止部37aと係止し、クラツチピン3
2はクラツチ盤31の噛合歯31′より外れてク
ラツチ脱の状態である。
ここでソレノイドSが励磁すると、クラツチア
ーム38はピン軸38′を中心として同図左方に
回動し、クラツチピン32の突片35は第1係止
部37aより外れ、同ピン32は、スプリング3
4で押され、ピン軸32′を中心として回動し、
同ピン32はクラツチ盤31の噛合歯31′と噛
合い、クラツチが入りカムシヤフト36は回転す
る。
クラツチアーム38は、前記回動とともに、そ
の外側の円孤面がクラツチハウジング33の外周
面に接し、その第2係止部37bが何時でもクラ
ツチピン32の突片35と係止可能の状態とな
る。
前記のように、クラツチが入つてカムシヤフト
36が回転するに伴つて、クラツチピン32の突
片35の斜面35′は、第5図で示すように、ク
ラツチアーム38の第2係止部37bの斜面3
7′に近ずき、そして両斜面35′,37′は係合
し、これによつて突片35は、スプリング34に
抗し、クラツチ盤31の噛合歯31′より外れ、
次いで突片35は、第6図より第7図の状態とな
つて第2係止部37bに完全に係止する。
すなわちこの間クラツチピン32はピン軸3
2′を中心として回動しクラツチ脱の状態となる。
本考案は、このように第1係止部と第2係止部
を有するクラツチアームをソレノイドで、そのピ
ン軸を中心として回動させることによつて、クラ
ツチハウジングにその下端を枢着したクラツチピ
ンの突片とクラツチアームの前記第1、第2係止
部とを係合させ、あるいはこれにより離脱させる
という簡単な構成によつてその係脱を確実に行う
ことができ、またこれによつてバンド梱包機にお
ける、梱包物に対するバンドの周回引締、バンド
の加熱溶融、圧着切断などという一連の操作を確
実に行うことができる。
また本考案においては、明細書当初に記載の、
従来のクラツチ機構のクラツチ入切を直接行う係
合片に相当するクラツチピンはその下端部をクラ
ツチハウジングに枢着し、同ピンを、枢着点を中
心として、軸心方向に前後に回動自在として、同
ピンの上端の突片をクラツチ盤の噛合歯と係脱可
能に噛合わして、所謂クラツチの入切を行うよう
にしている。
このクラツチピンの構成は極めて単純であつ
て、他の部品とは殆ど関係なく、単独でクラツチ
ハウジングに装着され単独で作動する。したがつ
て減速機の軸心とカムシヤフトの軸心とが仮りに
一致していないでもその作動には格別支障はない
し、また減速機は市販の通常のものをそのまま使
用することもできる。
従来の、このクラツチピンに相当する前記係合
片は、クラツチハウジングに相当する回転体と平
行的に面接触をなし回転体に軸支され、係合片の
突起がウオームホイルに係合しこれでクラツチが
入るようになつているので係合片の面と回転体の
両面は精密仕上げなされなければクラツチ作動が
円滑になされず、また回転体の軸心と係合片とは
軸心が完全に一致していなければならない。
すなわち本案の構造は単純であるが従来のもの
は構造複雑で特殊の構造をもつている。
またクラツチの入脱の切換えに当つてはクラツ
チピンの突片とクラツチアームの係止部にそれぞ
れ斜面を設けたことによつてスムースにこれを行
うことができる。
したがつてこのクラツチ機構によつてカムシヤ
フトを停止せんとする場合に応答性がよく、また
停止位置がずれることなく、所期の位置に停止せ
しめることができ、そしてバンド熱接着のための
各種の作動が精確となり、しかもクラツチ機構は
その構成が極めて簡易化され安価にこれを製作す
ることができ、しかもバンド式梱包機全体の機能
が高度化され能率よく自動的にバンド梱包を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバンド式梱包機全体の平面図、第2図
はその縦断側面図、第3図はクラツチアームの部
分の正面図、第4図はクラツチアームのみの正面
図第5図はクラツチが入つた状態、第6図はクラ
ツチ脱の状態、第7図はクラツチの完全脱の状態
を示すその要部の各縦断側面図、第8図は本考案
主要部の組立図である。 2……減速機、2′……出力軸、31……クラ
ツチ盤、31′………噛合歯、32……クラツチ
ピン、33……クラツチハウジング、34……ス
プリング、35……突片、35′,37′……斜
面、36……カムシヤフト、37a……第1係止
部、37b……第2係止部、38……クラツチア
ーム、42,43,44,45……カム、46…
…後グリツパー、48……プレスバー、49……
前グリツパー、62……ヒーター、S……ソレノ
イド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後グリツパー46、プレスバー48、前グリツ
    パー49およびヒーター62を作動させるカム4
    2,44,45,43を有するカムシヤフト36
    の入力端側にクラツチ機構Cを設け、このクラツ
    チ機構Cは、減速機2の出力軸2′に設けた、内
    面に多数の噛合歯31′を有するクラツチ盤31
    と、カムシヤフト36に設けたクラツチハウジン
    グ33とよりなり、クラツチハウジング33に
    は、クラツチピン32の下端部をこれに枢着して
    同ピン32を枢着点を中心として軸心に沿つて前
    後に回動自在ならしめて、同ピン32の上端に設
    けた突片35をクラツチ盤31の噛合歯31′と
    係脱可能に噛合わせしめ、クラツチピン32の上
    方背面には、クラツチピン32が噛合歯31′と
    常に噛合う方向に同ピン32を押圧するスプリン
    グ34を装着し、一方ソレノイドSによつて回動
    するクラツチアーム38には、前記クラツチピン
    32の突片35と係止可能の第1係止部37aと
    第2係止部37bとを設け、かつクラツチピン3
    2の突片35と、第1、第2係止部37a,37
    bとには互いに衝合する斜面35′と斜面37′と
    を形成したバンド式梱包機のカムシヤフトクラツ
    チ装置。
JP14933281U 1981-10-07 1981-10-07 バンド式梱包機のカムシヤフトクラツチ装置 Granted JPS5853003U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14933281U JPS5853003U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 バンド式梱包機のカムシヤフトクラツチ装置

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JP14933281U JPS5853003U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 バンド式梱包機のカムシヤフトクラツチ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5853003U JPS5853003U (ja) 1983-04-11
JPH0123922Y2 true JPH0123922Y2 (ja) 1989-07-21

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ID=29942106

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JP14933281U Granted JPS5853003U (ja) 1981-10-07 1981-10-07 バンド式梱包機のカムシヤフトクラツチ装置

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JPS5853003U (ja) 1983-04-11

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