JPH0116574B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116574B2 JPH0116574B2 JP15184480A JP15184480A JPH0116574B2 JP H0116574 B2 JPH0116574 B2 JP H0116574B2 JP 15184480 A JP15184480 A JP 15184480A JP 15184480 A JP15184480 A JP 15184480A JP H0116574 B2 JPH0116574 B2 JP H0116574B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spinneret
- diameter
- spinning
- dish
- holes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- 238000004080 punching Methods 0.000 claims description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 5
- 229910000963 austenitic stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紡糸口金の製造方法に関するものであ
る。
る。
従来、多数の微細な紡糸貫通孔を穿設する紡糸
口金（紡糸口金の直径60mm〜350mm、紡糸貫通孔
の数2000個〜120000個、紡糸貫通孔の直径0.03mm
〜0.2mm）を製造するには、紡糸口金材料にパン
チ工具により孔明け加工を行なつて多数のポリマ
ー導孔とそれに続く微細な吐出孔とから成る紡糸
貫通孔を穿設していた。
口金（紡糸口金の直径60mm〜350mm、紡糸貫通孔
の数2000個〜120000個、紡糸貫通孔の直径0.03mm
〜0.2mm）を製造するには、紡糸口金材料にパン
チ工具により孔明け加工を行なつて多数のポリマ
ー導孔とそれに続く微細な吐出孔とから成る紡糸
貫通孔を穿設していた。
然し乍ら、この方法では孔明け加工時の紡糸口
金材料の塑性変形により伸びが発生する。例えば
この伸びは、直径240mm、板厚0.5mmのオーステナ
イト系ステンレス鋼材より成る紡糸口金材料に、
直径0.3mmのポリマー導孔とそれに続く直径0.05
mmの吐出孔とより成る紡糸貫通孔を100000個程孔
明け加工を行なうと、直径で３mm程大きくなる。
従つて第１図に示す紡糸装置の口金フレーム１
に、伸びの生じた紡糸口金２を装置できないとい
う問題が発生したり、加えて第２図に示す如く紡
糸口金２の紡糸面２ａが膨らんで平坦度が悪くな
る為、紡糸時に糸切れが多発するという問題があ
つた。
金材料の塑性変形により伸びが発生する。例えば
この伸びは、直径240mm、板厚0.5mmのオーステナ
イト系ステンレス鋼材より成る紡糸口金材料に、
直径0.3mmのポリマー導孔とそれに続く直径0.05
mmの吐出孔とより成る紡糸貫通孔を100000個程孔
明け加工を行なうと、直径で３mm程大きくなる。
従つて第１図に示す紡糸装置の口金フレーム１
に、伸びの生じた紡糸口金２を装置できないとい
う問題が発生したり、加えて第２図に示す如く紡
糸口金２の紡糸面２ａが膨らんで平坦度が悪くな
る為、紡糸時に糸切れが多発するという問題があ
つた。
本発明はかかる諸事情に鑑みなされたものであ
り、紡糸面の平坦度が高く紡糸時に糸切れが生じ
ることのない品質の良好な紡糸口金を作ることの
できる紡糸口金の製造方法を提供せんとするもの
である。
り、紡糸面の平坦度が高く紡糸時に糸切れが生じ
ることのない品質の良好な紡糸口金を作ることの
できる紡糸口金の製造方法を提供せんとするもの
である。
本発明の紡糸口金の製造方法は、第３図ａ及び
第４図ａに示す如く胴部を逆円錐に成形し皿型部
を設けたフランジ付紡糸口金材料の底部に、多数
の微細な紡糸貫通孔を穿設することを特徴とする
ものである。
第４図ａに示す如く胴部を逆円錐に成形し皿型部
を設けたフランジ付紡糸口金材料の底部に、多数
の微細な紡糸貫通孔を穿設することを特徴とする
ものである。
本発明の皿型部４のフランジ付紡糸口金材料５
の胴部３を逆円錐に成形するのは、第１図及び第
２図に示す如く孔明け加工に伴う口金材料の伸び
による口金フレーム１への装着不可及び紡糸口金
２の紡糸面２ａが膨らんで平坦度が悪くなるとい
う問題の発生を防止するためである。
の胴部３を逆円錐に成形するのは、第１図及び第
２図に示す如く孔明け加工に伴う口金材料の伸び
による口金フレーム１への装着不可及び紡糸口金
２の紡糸面２ａが膨らんで平坦度が悪くなるとい
う問題の発生を防止するためである。
以下本発明による紡糸口金の製造方法の効果を
明瞭ならしめる為にその具体的な実施例について
説明する。
明瞭ならしめる為にその具体的な実施例について
説明する。
実施例 １
第３図ａに示すごとく外径80mm、巾10mmのフラ
ンジ６を有し、上部が外径60mm、内径59mm、底部
が外径59mm、内径58mm、深さ10mmの逆円錐の皿型
部４を有する厚さ0.5mmのTaよりなるフランジ付
紡糸口金材料５の皿型部４の底に、第３図ｂに示
す如く数千個正しくは3000個の直径0.35mmのポリ
マー導孔７とそれに続く直径0.06mmの吐出孔８と
から成る紡糸貫通孔９を一定間隔を存して同芯放
射状に穿設し、上部が外径60mm、内径59mm、底部
が外径60mm、内径59mm、深さ10mmの皿型部４′を
有する紡糸口金５′を得た。
ンジ６を有し、上部が外径60mm、内径59mm、底部
が外径59mm、内径58mm、深さ10mmの逆円錐の皿型
部４を有する厚さ0.5mmのTaよりなるフランジ付
紡糸口金材料５の皿型部４の底に、第３図ｂに示
す如く数千個正しくは3000個の直径0.35mmのポリ
マー導孔７とそれに続く直径0.06mmの吐出孔８と
から成る紡糸貫通孔９を一定間隔を存して同芯放
射状に穿設し、上部が外径60mm、内径59mm、底部
が外径60mm、内径59mm、深さ10mmの皿型部４′を
有する紡糸口金５′を得た。
実施例 ２
第４図ａに示すごとく、外径260mm、巾10mmの
フランジ６を有し、上部が外径240mm、内径200
mm、巾40mm、底部が外径237mm、内径200mm、巾37
mm、深さ10mmの逆円錐の皿型部４を有する厚さ
0.5mmのオーステナイト系ステンレス鋼よりなる
フランジ付紡止口金材料５の皿型部４の底に、第
４図ｂに示すごとく数万個正確には90000個の直
径0.28mmのポリマー導孔７とそれに続く直径0.04
mmの吐出孔８とから成る紡糸貫通孔９を一定間隔
を存して同芯環状に穿設し、上部が外径240mm、
内径200mm、底部が外径240mm、内径200mm、深さ
10mmの皿型部４′を有する紡糸口金５′を得た。
フランジ６を有し、上部が外径240mm、内径200
mm、巾40mm、底部が外径237mm、内径200mm、巾37
mm、深さ10mmの逆円錐の皿型部４を有する厚さ
0.5mmのオーステナイト系ステンレス鋼よりなる
フランジ付紡止口金材料５の皿型部４の底に、第
４図ｂに示すごとく数万個正確には90000個の直
径0.28mmのポリマー導孔７とそれに続く直径0.04
mmの吐出孔８とから成る紡糸貫通孔９を一定間隔
を存して同芯環状に穿設し、上部が外径240mm、
内径200mm、底部が外径240mm、内径200mm、深さ
10mmの皿型部４′を有する紡糸口金５′を得た。
以上詳記した通り本発明の紡糸口金の製造方法
によれば、パンチ加工による塑性変形の伸びはす
べて、紡糸口金底部のひろがりに消費されるので
紡糸面への影響はなく、極めて平坦度の高い紡糸
口金を容易に作ることができるという優れた効果
がある。
によれば、パンチ加工による塑性変形の伸びはす
べて、紡糸口金底部のひろがりに消費されるので
紡糸面への影響はなく、極めて平坦度の高い紡糸
口金を容易に作ることができるという優れた効果
がある。
第１図は従来の製造方法によつて得られた紡糸
口金が紡糸装置の口金フレームに装着できない状
態を示す図、第２図は第１図の紡糸口金の紡糸時
に於ける糸切れ状態を示す図、第３図ａ及びｂは
本発明による紡糸口金の製造方法の一実施例の工
程を示す図、第４図ａ及びｂは他の実施例の工程
を示す図である。 ３……胴部、４，４′……皿型部、５……フラ
ンジ付紡糸口金材料、５′……紡糸口金、７……
ポリマー導孔、８……吐出孔、９……紡糸貫通
孔。
口金が紡糸装置の口金フレームに装着できない状
態を示す図、第２図は第１図の紡糸口金の紡糸時
に於ける糸切れ状態を示す図、第３図ａ及びｂは
本発明による紡糸口金の製造方法の一実施例の工
程を示す図、第４図ａ及びｂは他の実施例の工程
を示す図である。 ３……胴部、４，４′……皿型部、５……フラ
ンジ付紡糸口金材料、５′……紡糸口金、７……
ポリマー導孔、８……吐出孔、９……紡糸貫通
孔。
Claims (1)
- １ 胴部を逆円錐に成形し皿型部を設けたフラン
ジ付紡糸口金材料の底部に多数の微細な紡糸貫通
孔を穿設することを特徴とする紡糸口金の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15184480A JPS5777308A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of spinneret |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15184480A JPS5777308A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of spinneret |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5777308A JPS5777308A (en) | 1982-05-14 |
| JPH0116574B2 true JPH0116574B2 (ja) | 1989-03-24 |
Family
ID=15527510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15184480A Granted JPS5777308A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Production of spinneret |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5777308A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5916633A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-27 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 紡糸口金の製造方法 |
| CN102414008B (zh) * | 2009-04-28 | 2016-01-20 | 开德阜-塑料有限公司 | 喷嘴板、挤出装置以及它们的应用 |
| CN106435769B (zh) * | 2016-10-31 | 2018-10-30 | 哈尔滨天顺化工科技开发有限公司 | 一种pan基碳纤维原丝纺丝用喷丝板及喷丝总成 |
-
1980
- 1980-10-29 JP JP15184480A patent/JPS5777308A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5777308A (en) | 1982-05-14 |
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