JPH01165728A - 鉛の精製方法 - Google Patents

鉛の精製方法

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Publication number
JPH01165728A
JPH01165728A JP32278987A JP32278987A JPH01165728A JP H01165728 A JPH01165728 A JP H01165728A JP 32278987 A JP32278987 A JP 32278987A JP 32278987 A JP32278987 A JP 32278987A JP H01165728 A JPH01165728 A JP H01165728A
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JP
Japan
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lead
activated carbon
soln
adsorbent
titanium oxide
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JP32278987A
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Inventor
Takafumi Shimizu
隆文 清水
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特にα線放射量の小さい鉛合金ろう材の原料と
して好適の鉛を得る方法に関するものである。
〔従来の技術〕
高信頼性を要する産業用LSIはセラミックパッケージ
に収納するのが一般的である。このセラミックパッケー
ジは、側部に多数の金属リードがろう付けされた積層セ
ラミック基板の窪みにLS4を接合し、LSI上の電極
と基板の窪みに露出しているリード端子とを金属極細線
で接続した後、該窪みを覆う金属製キャップを基板に載
せてろう付けするものである。
従来上記金属製キャップと基板とのろう付けには金−錫
合金ろう材が主に使われてきたが、コスト節減のために
鉛−錫合金ろう材の使用が検討されている。ところでこ
の鉛−錫合金ろう材に用いる鉛には通常極微量の放射性
元素が含まれているが、集積度が増すにつれてこの元素
から放射されるα線による影響(即ちソフトエラー)が
無視し得ないものとなってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
市販の金属鉛から放射性元素を除去する方法の一つが電
解精製法である(例えば特開昭62−146289号)
。しかしながら電解法は長時間を要し、効率的でない上
、α線放射量を0.1 cph (countsper
 hour) /C11”程度に低下させるのがほぼ限
度である。電解液をイオン交換処理すればα線放射量を
更に幾分低下させ得るが、操作が煩雑化する。
本発明の目的は、比較的短時間の処理で効果的に、α線
放射量を小さくできる鉛の精製方法を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明の方法は、品位4ナイン
以上の鉛を硝酸鉛とし、これを水に溶解した水溶液を含
水酸化チタン−活性炭系複合吸着剤と接触せしめた後ア
ルカリで中和して不溶性の鉛化合物を生成沈澱せしめ、
該鉛化合物を還元して金属鉛とする点に特徴がある。
〔作 用〕
原料とする鉛の品位を4ナイン以上とするのは、上記本
発明法により得られた精製器をそのまま合金ろう材に使
用できるようにするためであり、そのような原料として
は市販の電気鉛が適当である。
この鉛を過剰の濃硝酸に入れて加熱溶解し、冷却して硝
酸鉛を析出せしめ、この硝酸鉛を純水に溶解して水溶液
とし、該水溶液を含水酸化チタン−活性炭系複合吸着剤
と接触させる。含水酸化チタン−活性炭系複合吸着剤は
、活性炭に四塩化チタンを含浸せしめた後加水分解して
活性炭の細孔内に含水酸化チタンを生成せしめた吸着剤
であり、近年海水中の微量ウランを採取するための吸着
剤として研究されている。本発明はこの吸着剤によると
原料船中の放射性元素が極めて効果的に除去されること
を見出して到達されたものである。キレート樹脂、陰イ
オン交換樹脂など、放射性廃液処理によく用いられてい
る樹脂を種々試みたが、含水酸化チタン−活性炭系複合
吸着剤が最も優れている。この事実は硝酸鉛水溶液では
放射性元素がイオンとしてだけではなく、酸化物のコロ
イドでも存在することを示唆している。
硝酸鉛水溶液と上記吸着剤との接触は、該水溶液に粉状
吸着剤を投入して撹拌後が遇する方式、該水溶液を粒状
吸着剤充填カラムに流入せしめる方式等、種々の方式を
採用できる。このようにして硝酸鉛水溶液から放射性元
素を除去した後、該水溶液を中和して不溶性の鉛化合物
を沈澱させる。
この鉛化合物としては、還元され易くしかも不純物を残
留しにくいものが望ましく、水酸化物、炭酸塩、塩基性
炭酸塩等が適当で、中和剤はこのような化合物を生成し
得るものを選択すると良い。
この鉛化合物の還元には、不純物の混入を避けるため水
素を用いるのが望ましい。この還元は鉛と反応しない容
器に鉛化合物を入れ、加熱しながら水素を流入して行う
のが簡便である。この還元によりα線放射量の極めて小
さい金属鉛が回収される。
〔実施例〕
α線放射量が2cph/cm2.  品位99.99%
の鉛10kgを濃硝酸20!に入れて80°Cに加熱し
、鉛が全部溶解した後放冷し、析出した硝酸鉛を純水4
!M!に溶解した。
一方、粉末状活性炭500gに塩化チタン12を加えて
24時間放置し、次いで水を1.51加え、かきまぜな
がらアンモニア水を注入してpHを7に調整し、これを
i濾過、洗浄、乾燥して含水酸化チクンー活性炭複合吸
着剤を得た。上記硝酸鉛水溶液に該吸着剤200gを加
え、48時間攪拌後該水溶液を吸引濾過して吸着剤と分
離し、炉液に炭酸アンモニウム9kgを加えて塩基性炭
酸鉛を沈澱させた。この塩基性炭酸鉛を濾過、洗浄、乾
燥し、水素気流中500 ”Cで還元して金属鉛を得た
。この鉛のα線放射量は住友化学製α線測定器LAC5
1000の測定限界値0.01 cph/cm2以下で
あった。
〔発明の効果〕
本発明法によりα線放射量の小さい鉛が比較的短時間の
処理で得られるようになり、鉛の精製コスト低減に大き
く寄与できた。
特許出願人  住友金属鉱山株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 品位4ナイン以上の鉛を硝酸鉛とし、これを水に溶解し
    た水溶液を含水酸化チタン−活性炭系複合吸着剤と接触
    せしめた後アルカリで中和して不溶性の鉛化合物を生成
    沈澱せしめ、該鉛化合物を還元して金属鉛を得ることを
    特徴とする、鉛の精製方法。
JP32278987A 1987-12-22 1987-12-22 鉛の精製方法 Pending JPH01165728A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100860344B1 (ko) * 2006-09-28 2008-09-25 닛코킨조쿠 가부시키가이샤 납의 회수 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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