JPH0116494Y2 - - Google Patents

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JPH0116494Y2
JPH0116494Y2 JP4282884U JP4282884U JPH0116494Y2 JP H0116494 Y2 JPH0116494 Y2 JP H0116494Y2 JP 4282884 U JP4282884 U JP 4282884U JP 4282884 U JP4282884 U JP 4282884U JP H0116494 Y2 JPH0116494 Y2 JP H0116494Y2
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JP
Japan
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molten resin
filtration chamber
passage
connection port
filtration
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JP4282884U
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JPS60155914U (ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 技術分野 本考案は、ろ過装置に関するものであり、この
ろ過装置は例えば溶融樹脂用のスクリーンチエン
ジヤに使用される。
(ロ) 従来技術 本出願人は、特願昭59−30416号「スクリーン
チエンジヤ」昭和59年2月22日出願(従つて本出
願時点においては未公開)において、複数の円板
状スクリーンパツクの外側から内側へ溶融樹脂を
流して溶融樹脂中の異物などを除去するろ過装置
を使用したスクリーンチエンジヤを開示した。す
なわち、このろ過装置は、溶融樹脂の入口となる
接続口を有する略円筒状のろ過室と、ろ過室内に
設けられ内外径を貫通する多数の通路穴を有する
略円筒状のガイド筒と、ガイド筒内部に重ね合せ
た状態で配列させる複数の略円板状のスクリーン
パツクと、スクリーンパツクを外側から内側へ通
過した溶融樹脂を集めて溶融樹脂出口である別の
接続口へ流す通路を有するガイド軸と、を有して
いる。溶融樹脂は溶融樹脂入口からろ過室内に入
り、ろ過室内周面とガイド筒外周面との間のすき
まを通り、次いでガイド筒の通路穴を通過し、ス
クリーンパツクの外側に達する。次いで、溶融樹
脂はスクリーンパツクを外側から内側へ通過し、
ここで異物等が除去され、次いでガイド軸の通路
を通つて溶融樹脂出口に達する。上記のような構
成とすることにより、比較的小さなスペースの中
で広いろ過面積を有するろ過装置を得ることがで
きる。しかし、このようなろ過装置では、ろ過室
内周面とガイド筒外周面との間のすきまの断面積
は一様であり、またガイド筒の全周に等径の通路
穴を均一に配置していたので、粘度が高い溶融樹
脂は主として溶融樹脂入口に近い通路穴を通つて
ガイド筒内部に流入し、溶融樹脂入口から遠い部
分の溶融樹脂は円滑に流動せず、滞留しがちとな
つていた。このため、運転開始時にはスクリーン
パツクの溶融樹脂入口に近い側に偏荷重が作用
し、スクリーンパツクが変形又は破損することが
あり、また溶融樹脂入口から遠い部分の樹脂が滞
留することによつて樹脂焼け、変質等を発生する
ことがあつた。
(ハ) 考案の目的 本考案は、スクリーンパツクの全周から均一に
流体が流入するろ過装置を得ることを目的として
いる。
(ニ) 考案の構成 本考案は、円周方向各位置から流入する流体に
対する流路抵抗をほぼ均一なものにすることによ
り、上記目的を達成する。すなわち、本考案は、
接続口(流体の流れの方向に応じて入口又は出口
となる)を有する略円筒状のろ過室と、ろ過室内
に設けられ内外径を貫通する多数の通路穴を有す
る略円筒状のガイド筒と、ガイド筒内部に重ね合
せた状態で配列される複数の略円板状のスクリー
ンパツクと、スクリーンパツクの内側と他方の接
続口(流体の流れの方向に応じて出口又は入口と
なる)とを連通させるガイド軸と、を有するろ過
装置に適用されるものであり、ろ過室の接続口と
ガイド筒内部との間の流路の抵抗が全周にわたつ
てほぼ均一となるように、ろ過室内周面とガイド
筒外周面とによつて形成される通路の面積及びガ
イド筒の通路穴の面積(すなわち、通路穴の径又
は個数)のいずれか一方又は両方がろ過室の接続
口に近い側から遠い側へ周方向に徐々に変化して
いることを特徴としている。
(ホ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1〜4図
に基づいて説明する。
(第1実施例) 第1及び2図に本考案の第1実施例を示す。ケ
ーシング10及びこれに取り付けられるカバー1
2によつてろ過室14が形成されている。ろ過室
14は略円筒状であり、溶融樹脂入口16(接続
口)を1個有している。ろ過室14の内部には略
円筒状のガイド筒18が設けられており、ろ過室
14の内周面とガイド筒18の外周面との間に環
状の通路19が形成されている。ガイド筒18は
内外径を貫通する多数の通路穴20を有している
が、通路穴20は円周方向及び軸方向に等間隔で
配置されている。ただし、通路穴20の直径は、
第2図に示すように、溶融樹脂入口16に最も近
い側が最も小さく(直径d1)、溶融樹脂入口16
から最も遠い側が最も大きく(直径d2)してあ
る。溶融樹脂入口16に最も近い通路穴20(直
径d1)と、最も遠い通路穴20(直径d2)との間
の穴20の直径は、直径d1から直径d2へ徐々に増
大するようにしてある。なお、直径d1及びd2は後
述のようにして決定してある。ガイド筒18の内
部には多数の略円板状のスクリーンパツク22が
重ね合せた状態で配置されている。スクリーンパ
ツク22は頭部24aを有するガイド軸24及び
これにねじ込まれたナツト26によつて一体に保
持されている。ガイド軸24にはスクリーンパツ
ク22に対応した位置に設けられた半径方向穴2
8及びすべての半径方向穴28と連通する軸方向
穴30が設けられている。軸方向穴30の開口端
が溶融樹脂出口31(接続口)である。
次にこの実施例の作用について説明する。溶融
樹脂入口16からろ過室14内に流入した溶融樹
脂は、通路19を通つてガイド筒18の全周から
通路穴20を通つてガイド筒18の内部に流入す
る。その際、各通路穴20を通る溶融樹脂の流量
はほぼ等しくなる。なぜならば通路穴20の直径
を溶融樹脂入口16に近い側から遠い側へ向けて
徐々に大きくしてあるからである。溶融樹脂入口
16に最も近い通路穴20の直径d1と最も遠い通
路穴20の直径d2とは次のようにして決定してあ
る。すなわち、溶融樹脂入口16からこれに最も
近い通路穴20までの流路抵抗と、溶融樹脂入口
16からこれに最も遠い通路穴20までの流路抵
抗との差が、直径d2の穴の流路抵抗と直径d1の穴
の流路抵抗との差と等しくなるようにしてある。
こうすることによつて、各通路穴20について溶
融樹脂入口16からガイド筒18の内部に至るま
での流路抵抗がほぼ等しくなる。従つて、各通路
穴20からほぼ均一に溶融樹脂が流入する。ガイ
ド筒18の内部に流入した溶融樹脂はスクリーン
パツク22を外側から内側へ通過し、更にガイド
軸24の半径方向穴28を通つて軸方向穴30達
し、溶融樹脂出口31から流出する。スクリーン
パツク22を通過する際に溶融樹脂内に含まれて
いた異物などが除去される。溶融樹脂はスクリー
ンパツク22全周からほぼ均一に流入するため、
スクリーンパツク22へ偏荷重が作用することは
なく、スクリーンパツク22の変形、破損などは
発生しない。また、溶融樹脂は均一に流れるた
め、溶融樹脂が部分的に滞留して焼け、変質など
を発生することもない。
なお、上記実施例では、通路穴20の直径をd1
からd2に各穴ごとに拡大していくこととしたが、
通路穴20の所定個ごとに拡大していくこととし
ても差しつかない。また、上記実施例では通路穴
20の直径を変えることにより流路抵抗を均一と
するようにしたが、通路穴20の数を変えるこ
と、すなわち、例えば溶融樹脂入口16から遠ざ
かるにつれて通路穴20の円周方向の間隔又は
(及び)軸方向の間隔を小さくして流路抵抗が均
一となるようにすることもできる。
(第2実施例) 第3及び4図に本考案の第2実施例を示す。こ
の第2実施例においては、ガイド筒18′の通路
穴20′の直径及び配置は全周にわたつて均一と
してある。ろ過室14′の略円筒状の内周面は、
第4図に示すように、ガイド筒18′の中心に対
して偏心させてある。すなわち、ろ過室14′の
内周面とガイド筒18′の外周面とによつて形成
される通路19′の通路面積が溶融樹脂入口16
側で最も小さく、その反対側で最も大きくなるよ
うにしてある。こうすることによつて、溶融樹脂
入口16からこれに最も近い通路穴20′までの
流路抵抗と、溶融樹脂入口16からこれに最も遠
い通路穴20′までの流路抵抗とがほぼ等しくな
るようにしてある。従つて、ガイド筒18′の全
周から均一に溶融樹脂を流入させることができ、
前述の第1実施例と同様の作用・効果を得ること
ができる。
なお、上記第2実施例では、ろ過室14′の内
周面を偏心させることにより通路面積を変化させ
たが、ガイド筒18′の肉厚を変化させることに
よつて通路面積を変えることもできる。
また、第1実施例と第2実施例とを組合せ、通
路19′の面積を変化させるのに加えて、穴2
0′の直径又は数も変化させるようにすることも
できる。
また、上述のいずれの実施例においても溶融樹
脂を説明したのとは逆向きに流すようにすること
もできる。この場合にも上述と同様の効果を得る
ことができる。
(ヘ) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、ろ
過室の接続口(説明した実施例では、溶融樹脂入
口16)とガイド筒内部との間の流路の抵抗が全
周にわたつてほぼ均一となるように、ろ過室内周
面とガイド筒外周面とによつて形成される通路
(説明した実施例では、通路19′)の面積及びガ
イド筒の通路穴20の面積のいずれか一方又は両
方がろ過室の接続口に近い側から遠い側へ周方向
に徐々に変化するようにしたので、流体がスクリ
ーンパツクの全周から流入するようになり、運転
開始時に偏荷重が発生せず、スクリーンパツクの
変形及び破損が防止され、また溶融樹脂が滞留し
ないため樹脂焼け、変質等の発生も防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるろ過装置の第1実施例の
断面図、第2図は第1図の−線に沿う断面
図、第3図は本考案のろ過装置の第2実施例の断
面図、第4図は第3図の−線に沿う断面図で
ある。 10……ケーシング、12……カバー、14,
14′……ろ過室、16……溶融樹脂入口(ろ過
室の接続口)、18,18′……ガイド筒、19,
19′……通路、20,20′……穴、22……ス
クリーンパツク、24……ガイド軸、26……ナ
ツト、28……半径方向穴、30……軸方向穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続口を有する略円筒状のろ過室と、ろ過室内
    に設けられ内外径を貫通する多数の通路穴を有す
    る略円筒状のガイド筒と、ガイド筒内部に重ね合
    せた状態で配列される複数の略円板状のスクリー
    ンパツクと、スクリーンパツクの内側と他方の接
    続口とを連通させるガイド軸と、を有するろ過装
    置において、 ろ過室の接続口とガイド筒内部との間の流路の
    抵抗が全周にわたつてほぼ均一となるように、ろ
    過室内周面とガイド筒外周面とによつて形成され
    る通路の面積及びガイド筒の通路穴の面積のいず
    れか一方又は両方がろ過室の接続口に近い側から
    遠い側へ周方向に徐々に変化していることを特徴
    とするろ過装置。
JP4282884U 1984-03-27 1984-03-27 ろ過装置 Granted JPS60155914U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4282884U JPS60155914U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ろ過装置

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JP4282884U JPS60155914U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ろ過装置

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Publication Number Publication Date
JPS60155914U JPS60155914U (ja) 1985-10-17
JPH0116494Y2 true JPH0116494Y2 (ja) 1989-05-16

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ID=30553933

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JP4282884U Granted JPS60155914U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 ろ過装置

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JPS60155914U (ja) 1985-10-17

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