JPH01164896A - 内面塗膜付給湯給水管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築設備において、使用される給湯給水管に関
するもので、特に耐食性能を改善したものである。

（従来の技術および発明が解決すべき問題点〕銅管は他
の配管材に比して耐食性、加工性、施工性が優れている
ところから断熱被覆した構造のものを含めて、建築分野
で巾広く使用されている。しかしながら一部の特殊な水
質や環境では、腐食による漏れや、銅の溶解に伴う水や
衛生器具等の着色問題を起すことがある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれに鑑み種々検討の結果、銅管のもつ加工性
、施工性を保持しながら耐食性を更に改善した内面塗膜
付給湯給水管を開発したもので、銅管の内面に、シリコ
ン樹脂を基材とする塗料の塗膜を５〜５０μｍの厚さに
形成したことを特徴とするものである。

（作　用〕 本発明は上記の如く銅管の内面に、シリコン樹脂を基材
とする塗料の塗膜を５〜５０μｍの厚さに形成したのは
、銅管の加工性、施工性を損なうことなく、耐食性を改
善するためである。

しかして塗膜の厚さが５μｍより薄いと均一な塗膜の形
成が困難となり、従って十分な耐食性が得られず、塗膜
の厚さか５０μｍを越えると経済性の点で好ましくない
からである。

〔実施例〕

市販のシリコン樹脂塗料（ガンマ−化学株式会社製、フ
ジガンマ−＃１１００）に所定の溶剤を加えて塗料を調
合し、これを第１図に示すように外径２２．２２　ｒｒ
ｍ、肉厚０．８１ｍの銅管（１）の内１に塗装し、厚さ
２５μ而の塗膜（２）を形成して発明給湯給水管を作製
した。これについて通試験と銅イオン溶出試験を行なっ
た。その結を第２図に示す内面塗装を行なわない銅管（
１からなる従来の給湯給水管の場合と比較して１表に示
す。

通水試験は循環水に６０°Ｃの尼崎重上水通（残留塩素
濃度２．０〜３．ＯＩｎ！ｊ／１）ヲ用イ、速ｉ、ｏ　
ｍ’ｓｅｃで３０日間（７２０時間）通水したその外観
を観察すると共に、最大腐食深さを定した。また銅イオ
ンの溶出試験は銅管内に記水道水を封入し、２０℃及び
６０°Ｃで２４時間保］した後、水中に溶出した銅イオ
ン量を測定また。

酊　　　　　第１表 寺　　　を塗装し、その塗膜の厚さを５〜５０μ瓦とし
た０　　　本発明給湯給水管は、銅管の持つ加工性や施
工性を生かし、かつ大巾に耐食性を向上させるもので、
工業上顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明給湯給水管の一例を示す断面図、第２図
は従来の給湯給水管の一例を示す面図である。 １、銅管 ２、塗膜 第１図　　　第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 銅管の内面に、シリコン樹脂を基材とする塗料の塗膜を
   ５〜５０μｍの厚さに形成したことを特徴とする内面塗
   膜付給湯給水管。