JPH01164720A - 抗菌性無定形アルミノケイ酸塩 - Google Patents

抗菌性無定形アルミノケイ酸塩

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JPH01164720A
JPH01164720A JP32351487A JP32351487A JPH01164720A JP H01164720 A JPH01164720 A JP H01164720A JP 32351487 A JP32351487 A JP 32351487A JP 32351487 A JP32351487 A JP 32351487A JP H01164720 A JPH01164720 A JP H01164720A
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眞志 内田
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Yoshihiro Kajiura
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の細菌及びカビ類に対して抗菌効果を有
する無定形アルミノケイ酸塩(以下AASという)及び
その製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来から無機系の抗菌剤として例えば活性炭に銀を担持
したもの(特開昭49−61950号)、有機系の抗菌
防黴剤として例えばN −(フルオロジクロロメチルチ
オ)−フタルイミドが知られている。しかし、前者(無
機系のもの)は、銀イオンの溶液への溶出が早く、抗菌
効果を永続的に得られないという問題点が有った。一方
、後者(有機系のもの)は、菌の種類によっては抗菌作
用を示さない(菌の種類による汎用性を欠く)ものがあ
り、また耐熱性を付与したタイプのものでも、150〜
300℃で樹脂に練り込む際に分解しあるいは蒸発し、
効果の減少するものであった。
このような従来の抗菌剤の持つ問題点を解消するものと
して、ゼオライトやA A Sに抗菌性成分を担持した
いわゆる抗菌性ゼオライトや抗菌性AASが開発されて
いる(特公昭61−22977号、特開昭60−181
002号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の抗菌性、へASは、確かに水中あるいは空気中に
放置した際の抗菌力の永続性に優れ、かつ、樹脂への練
り込みの際に変質等することがない優れた抗菌剤である
しかるに該抗菌性A A Sを練り込んだ樹脂が、経時
的に徐々に変色するという問題点があった。
変色:ごよりAASの抗菌性に変化はない。しかし該抗
菌性、へASを含有する樹脂成形品の変色は、それを利
用した商品の価値を著しく低下せしめることがある。
そこで本発明の目的は、樹脂に添加しても、該樹脂を経
時的に変色させることがなく、かつ従来の抗菌性A A
 Sと同等の優れた抗菌性を有する抗菌性A 、A S
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、IVI20(Mはアルカリ金属である)含有
率10%以下の無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換
可能なイオンの一部または全部を抗菌性金属イオンで置
換した抗菌性無定形アルミノケイ酸塩に関する。
以下本発明について詳細する。
本発明において、原料として用いるAAS(無定形アル
ミノケイ酸塩)は、特に制限なく、従来から知られてい
るものをそのまま用いることができる。AASは一般に
組成式X〜120弓β203・yS102・ZH20で
表示され、ここでN11は一般にはアルカリ金属元素(
例えばナトリウム、カリウム等)である。またx、yS
zはそれぞれ金属酸化物、シリカ、結晶水のモル比率を
示している。
A 、A、 Sはゼオライトと称されている結晶性アル
ミノ珪酸塩と異なり、X線回折分析でも回折パターンが
現れない非晶質の物質であり、その合成工程にて数10
Aの極く微細なゼオライト結晶が生成し、その表面に5
102、AI!、203、M2Oなどが複雑に組合され
た非晶質物質が付着した構造と考えられている。AAS
の製造は一般にはアルミニウム塩溶液、ケイ素化合物溶
液およびアルカリ金属塩溶液を所定の濃度で60℃以下
の低温度域で反応させ、結晶化が進行する前に水洗して
製造される。製造法としては例えば特公昭52−580
99号、特開昭55−162418号などに記載された
方法がある。ただし、いずれの方法により得られたAA
Sもアルカリ金属酸化物が10%以上含まれている。
本発明の抗菌性AASにおいては、M20含有率が10
%以下好ましくは8%以下である。M20含有率をこの
範囲に制御することによって、樹脂に添加した際の樹脂
の経時的変色を有効に防止することができる。
さらに本発明の抗菌性A 、A Sは、抗菌性金属イオ
ンでイオン交換されている。抗菌性金属イオンの例とし
ては、銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛、ビスマス、カドミ
ウム、クロム又はタリウムのイオン、好ましくは銀、銅
又は亜鉛のイオンが挙げることができる。
抗菌性金属のうち銀の添加量は0.1〜50%、好まし
くは0.5〜5%とすることが優れた抗菌力を示すとい
う観点から適当である。またさらに銅、亜鉛、水銀、錫
、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム及びタリウムのい
ずれか1つあるいは2つ以上の金属を0.1〜10%含
有することが好ましい。
さらに本発明の抗菌性、へASは、上記抗菌性金属jご
加えてアンモニウムイオンをイオン交換により含有させ
ることもできる。アンモニウムイオンは1.A、 A 
S中に15%まで含有させることができるが、A 、A
 S中のアンモニウムイオンの含有量は0.5〜5%と
、好ましくは0.5〜2%とすることが、該、A A 
Sの変色を有効に防止するという観点から適当である。
尚、本明細書において、%とは110℃乾燥基準の重量
%をいう。
以下本発明の抗菌性AASの製造方法について言凭明す
る。
本発明の抗菌性ゼオライトは、例えば以下の(1)及び
(2)の方法により製造することができる。
(1)M2O(Mはアルカリ金属である)含有率10%
以下の無定形アルミノケイ酸塩と抗菌性金嘱イオンとを
接触させて、無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換可
能なイオンと抗菌性金属イオンとを交換することにより
抗菌性アルミノケイ酸塩を製造することができるう (2)無定形アルミノケイ酸塩スラリーのpHを6以下
に調整し、次いで該スラリー中の無定形アルミノケイ酸
塩と抗菌性金属イオンとを接触させて、無定形アルミノ
ケイ酸塩中のイオン交換可能なイオンと抗菌性イオンと
を交換することにより抗菌性アルミノケイ酸塩を製造す
ることができる。
(1〕の方法において無定形アルミノケイ酸塩(AAS
)としてM20含有率が10%以下のものを用いる。通
常の方法で得られるAASは10%を超える1VI20
を含有する。そこで前記方法により得られたAASを例
えば水に懸濁させ、次いで得られたスラリーを撹拌しな
がら酸水溶液を滴下することによりAAS中のアルカリ
金属及び/又はアルカリ土類金属を中和することにより
M20含有率を10%以下に調整することができる。酸
水溶液として0.IN以下の濃度の希酸水溶液を用い、
撹拌条件及び反応規模によっても異なるが滴下速度10
0d/30分以下で行うことが好ましい。さらに中和は
、スラリーのpHが3〜6、好ましくは4〜5の範囲に
することが好ましい。
又、中和に使用できる酸としては硝酸、硫酸、過塩素酸
、リン酸、塩酸などの無機酸及びギ酸、酢酸、シュウ酸
、クエン酸などの有機酸等を挙げることができる。
中和して得られたM20含有率10%以下のAASは濾
過し、水洗し、スラリーとしてそのまま(1)の方法に
用いることもできるし、あるいは乾燥してM20含有率
10%以下のAASとしてもよい。
(1)の方法においてM20含有率10%以下のAAS
のスラリーと抗菌性金属イオン含有水溶液とを混合して
銀イオン、銅イオン、亜鉛イオン等の抗菌性金属イオン
を含有する混合水溶液にAASを接触させて、AAS中
のイオン交換可能なイオンと上記イオンとを置換させる
。接触は、5〜70℃、好ましくは40〜60℃で1〜
24時間、好ましくは10〜24時間パンチ式又は連続
式(例えばカラム法)によって行うことができる。
混合水溶液中の各イオンは、通常いずれも塩として供給
される。例えば銀イオンは、硝酸銀、硫酸銀、過塩素酸
銀、酢酸銀、ジアンミン銀硝酸塩、ジアンミン銀硫酸塩
等、銅イオンは硝酸銅(n)、過塩素酸鋼、酢酸銅、テ
トラシアノ銅酸カリウム、硫酸銅等、亜鉛イオンは硝酸
亜鉛(■)、硫酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、チオシアン酸亜
鉛、酢酸亜鉛等、水銀イオンは、過塩素酸水銀、硝酸水
銀、酢酸水銀等、錫イオンは、硫酸錫等、鉛イオンは、
硫酸鉛、硝酸鉛等、ビスマスイオンは、塩化ビスマス、
ヨウ化ビスマス等、カドミウムイオンは、過塩素酸カド
ミウム、硫酸カドミウム、硝酸カドミウム、酢酸カドミ
ウム等、クロムイオンは、過塩素酸クロム、硫酸クロム
、硫酸アンモニウムクロム、硝酸クロム等、カリウムイ
オンは、過塩素酸タリウム、硫酸タリウム、硝酸カリウ
ム、酢酸タリウム等を用いることができる。
アンモニウムイオンを含有させる場合には、例えば硝酸
アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、
過塩素酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、リン酸
アンモニウム等を用いろことができる。
A A S中のアンモニウムイオン等の含有量は前記混
合水溶液中の各イオン(塩)濃度を調節することによっ
て、適宜制御することができる。例えば抗菌性A A 
S fa<銀イオンを含有する場合、前記混合水溶液中
の銀イオン濃度を0.017Vi#2〜0.30M#と
することによって、適宜銀イオン含有量0.5〜6%の
抗菌性A A Sを得ることができる。又、抗菌性A 
、A Sがさらに銅イオン、亜鉛イオンを含有する場合
、前記混合水溶液中の銅イオン濃度は0.05M/β〜
0.4M/R1亜鉛イオン濃度は0.’05 M/β〜
0.4M/βとすることによって、適宜銅イオン含有量
1〜8%、亜鉛イオン含有量1〜8%の抗菌性A A 
Sを得ることができる。
本発すにおいては、前記の如き混合水溶液以外に各イオ
ンを単独で含有する水溶液を用い、多水溶液とAASと
を逐次接触させることによって、イオン交換することも
できる。各水溶液中の各イオンの濃度は、前記混合水溶
液中の各イオン濃度に準じて定めることができる。
イオン交換が終了したA A Sは、充分に水洗した後
、乾燥する。乾燥は、常圧で105℃〜115℃、又は
減圧(1〜30 torr)下70℃〜90℃で行うこ
とが好ましい。
尚、錫、ビスマスなど適当な水溶性塩類のないイオンや
有機イオンのイオン交換は、アルコールやアセトンなど
の有機溶媒溶液を用いて難溶性の塩基性塩が析出しない
ように反応させることができる。
一方(2)の方法は、常法により得ちれたAASのスラ
リーのpHを6以下、好ましくは3〜6、より好ましく
は4〜5に調整して、A A S中のM20含有率を1
0%以下とする。該pHの調整は前記(1)の方法にお
いて例示した方法を同様に用いることができる。
次いでpHを調整したスラリーと抗菌性金属イ第ン含有
溶液とを混合して、該スラリー中のA A Sをイオン
交換することができる。イオン交換法等は(1)の方法
と同様の方法をそのまま採用することかできる。
この様にして得られた本発明の抗菌性AASの抗菌性は
、種々の一般細菌、真菌、酵母菌に対する最少発育阻止
濃度(MIC)を測定することにより評価することがで
きる。
テストには以下に示す菌を用いることができる。
バシラス・セレウス・バー・マイコイデス[:Baci
llus cereus var mycoides、
 ATCC11778(麦胞)〕 ニジエリチア・コリー [IEsherichia coli、  IFO33
01〕シユードモナス・エルギノーザ CPseudomonas aeruginosa、 
 IIDP−1〕スクフイロコンカス・オーレアス [:5taphylococcus aureus、 
 ATCC6538P:]ストレプトコンカス・ファエ
カリス C3trepto coccus faecalis、
  RATCC8043〕アスペルギラス・ニガー 〔八spergillus  niger  IFO4
400オーレオバシデイウム・プルランス 〔八ureobasidium  pullulans
  IFO635:Dケトミウム・グロボーサム [:Chaetomium globosum ATT
CC6205]グリオクラデイウム・ビレンス f’G1iocladium virens  IFO
6355)ヘニシリウム・フニクロスム CPenicillum funiculosum  
IFO6345)カンディダ・アルビカンス (Can+jida albicans  IFO15
94Eサツカロマイセス・セレビシェ C3accharomyces  cerevisia
e   IFO19501最小発育阻止濃度の試験は抗
菌性AASのテストサンプルを任意濃度に添加した平板
培地に接種用菌液を塗抹培養後、発育が阻止される最低
濃度をもって最小発育阻止濃度とする。
本発明の抗菌性AAS及び附脂を含有する抗菌性樹脂組
成物を提供することもできる。樹脂としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロヒツン、塩化ビニル、ABS樹脂
、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アミド、ポリスチレン、ポリアセクール、ポリビニール
アルコーノペポリカーボネイト、アクリル樹脂、ふっ素
樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラス
トマー、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂
、レーヨン、キュプラ、アセテート、トリアセテート、
ビニリデン、天然及び合成ゴムなどの熱可塑性又は熱硬
化性樹脂を挙げることができる。本発明の抗菌性(封脂
組成物は、前記抗菌性AΔSを上記樹脂に直接線込み又
は表面にコーティングすることにより得ることができる
。上記樹脂に抗菌・防黴・防藻機能を付加するという観
点から0.05〜80%、好ましくは0.1〜80%の
抗菌性A A Sを含有させることが適当である。尚、
抗菌性樹脂組成物のM I Cは前記と同様に行うこと
ができる。さらに、樹脂の変色を実質的に防止するとい
う観点からは抗菌性、へ、へSの含有率を01〜3%と
することが好ましい。
本発明の前記抗菌性AASは、さらに種々の分野で利用
することができる。
水系分野では浄水器、クーリングクワ−水、各種冷却水
の抗菌防藻剤として利用可能であり又、切花延命剤とし
ても利用可能である。
塗料分野では油性塗料、ラッカー、フェス、アルキル樹
脂系、アミノアルキド樹脂系、ビニール樹脂系、アクリ
ル樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、水系、粉
体系、塩化ゴム系、フェノール系、などの各種塗料に直
接混合し又は塗膜表面にコーティングして、塗膜に抗菌
・防黴・防藻機能を付加する事が可能である。建築分野
では目地材、壁材、タイルなどに混合し、又はそれらの
表面にコーティングして、抗菌・防黴・防藻機能を付加
する事が可能である。
製紙分野ではぬれティッシュ、紙包材、ダンボール、敷
紙、鮮度保持紙に抄き込み、又はコーティングすること
によってこれらの紙に抗菌・防黴機能を付加する事が可
能であり、又、特に製紙分野ではスライムコントロール
剤としても利用可能である。
本発明の抗菌性A A Sは、上記の諸分野に限らず、
一般細菌・真菌、藻、など微生物の発生、増殖の防止を
必要とするあらゆる分野で利用可能である。
以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
参考例1 水酸化アルミニウム19.4kgを水酸化ナトリウム4
9%溶液22.3kgに加え、加熱溶解した後、水34
71を加えて30℃に保持した(■液)。
一方、ケイ酸ナトリウム42.0kgに水25.5 B
を加えて、30℃に保持した([8)。I液及び■液を
水酸化ナトリウム49%溶液4.1kgに水21.3β
を加えた液(■液)を入れた反応槽に注入した。上述の
操作後、撹拌しながら、温度を50±2℃に保持し30
分間反応させた。生成物を濾過し、同相成分を温水にて
洗浄し過剰のアルカリを除去した。さらに100℃にて
乾燥し、すンプルを得た。このサンプルは化学組成比で
Na2O・Al2O2:5102=0.93 : 1 
: 2.55であり、X線回折分析では回折ピークがま
ったく認められない無定形アルミノケイ酸塩であった。
参考例2 水酸化カリウム10.6 kgを水32.1βに加え溶
解した。この液に水酸化アルミニウム3.9kgを加え
加熱溶解した後、30℃に保持した(■液)。
一方コロイダルシリカ (スノーテックス30)19.
8kgに水40.1 jl’を加えて、30℃に保持し
たく■液)。■液及び■液を水酸化カリウム11.6k
gを水12.6βに溶かした液(■液)を入れた反応槽
に注入した。以下参考例1と同様に操作した。得られた
サンプルは化学組成比でに20:八p2os :5iO
2=0.97 : 1 : 2.06テあり、X線回折
分析では回折ピークがまったく認められない無定形アル
ミノケイ酸塩であった。
実施例1 (抗菌性AASの調製) 参考例1で得たX、マa、o :A、LO3: ysi
o2の組成比でXが0.5−1.3、yが1.3−10
のA A Sを使用した。これら、へASを1kg分取
し、1βの水に懸濁させ、これに0.05 Nの硝酸水
溶液を100d/30分の滴下速度で滴下し、所定のp
H値(5〜7)に調整した。次いで該スラリーにイオン
交換の為、所定濃度の抗菌性金属塩の混合水溶液3βを
加えた。この反応は室温から60℃にて10〜24時間
撹拌し平衡状態に到達させた。
イオン交換終了後、へ、へS相を口過し室温の水又は温
水でAAS相中の過剰の銀イオンがなくなる迄水洗した
。次にサンプルを110℃で加熱乾燥し、19種種類サ
ンプルを得た。使用したA A S及び得られたA−1
〜19の抗菌性A 、A、 Sサンプルに関するデータ
を表1に示す。
さらに参考例2で得た。A A Sを用いて上記とサン
プルA−1〜19と同様にしてC−1及び2の抗菌性A
ASサンプルを得た。これらサンプルに関するデータを
表1に示す。
硝酸でpHを5〜7に調整したA 、A Sスラリーを
濾過、水洗、乾燥し、得られたAASlkgを21の水
に懸濁し、pHを調節して得られたスラリーを抗菌性金
属によるイオン交換に供した他は、前記サンプル、八−
1〜19を得る方法と同様!l: L/てサンプルB−
1〜5を得た。これらサンプルに関するデータを表1に
示す。
実施例2 (変色試験) 加熱乾燥した抗菌性AASサンプルを練込量1wt%で
樹脂に練込んだ後に射出成型(滞留時間2分)してサン
プルを得た(ピースの寸法: 7.3 cmX 4.4
 cm X 2mm)。射出成型直後のサンプルの色、
及び該サンプルを屋外にて10,20及び30日間日光
照射した後のサンプルの色を、各サンプルを白ケント紙
(■ブ a” b”  93.1、−0.7、−05〉
上に置いてミノルタ色彩色差計CR−100型(D65
光線使用)を用いて測定した。結果を表2及び第1図〜
第3図に示す。尚、△EはL′″  a * 、b *
から求められた。
く樹脂) ポリプロピレン(PP) :宇部興産製J−109G低
密度ポリエチレン(LDP[、) :脂化成製サンテン
ク    F−1920 高密度ポリエチレン(HDPB)  脂化成製サンチッ
ク   HDS−360 直鎖状低密度ポリエチレン(LL[]PE)  :三菱
化成製Ftl−206 第1図によれば、M20含有率が10%以下の抗菌性A
 A Sは(釘脂に添加した場合、該樹脂は実用上許容
し得る△Eを有すること、及びM2o含有率が8%以下
になると△Eは最小となり、さらに好ましいことがわか
る。
表   2 実施例3 (抗菌力試験) 抗菌力の評価は下記の方法により実施した。
試験菌株としてはアスベルギラス・ニガー(Asper
gillus niger) IFO4407(カビ)
、カンディダ・アルビカンス((:an6icla a
lbicans) IFO1594(酵母)、シュード
モナス・エルギノーザ(Pseudomonas ae
ruginosa)110 P−1(クラム陰性i21
iftjl 菌) 及ヒスタフィロコツカス・オーレア
ス(Staphylococcus aureus) 
AT[:C6538P (ダラム陽性一般菌)の4種類
を使用した。
増菌用培地は細菌用:!、Iueller−Hinto
n Broth(Difco) 、カビ用:ポテトデキ
ストロース寒天培地(栄研)、酵母用: Yeast 
)、lorphology Agar(Difco)を
使用した。感受性測定用培地は細菌用: !、1uel
ler−Hinton Mediu+n(Difco)
、カビ・酵母用:サブロー寒天培地(栄研)を使用した
感受性測定用平板の作成は以下の如〈実施した。
滅菌精製水で各サンプルの希釈段階懸濁液を調製し、こ
れを溶解後50〜60℃となった感受性測定用培地に、
培地の1/9量加えて、充分に混合後シアーレに分注、
固化させて、感受性測定用平板とした。
接種用菌液の調製は細菌用:増菌用培地に継代培養した
試験菌株を接種し、培養後菌数が106/証になるよう
に増菌培地で希釈して接種用菌液とした。
カビ用:増菌用培地に継代培養した試験菌株を接種、培
養後形成した分生子を約106/mffになるようjこ
滅菌0.05%ポリソルベート80溶液に浮遊させ、接
種用菌液とした。酵母用:増菌用培地に継代培養した試
験菌株を接種、培養後形成した菌体を約106/mIに
なるように滅菌生理食塩水に浮遊させ、接種菌液とした
培養は以下の如〈実施した。
接種用菌液を感受性測定用平板にニクロム線ループ(内
径的1mm)で2cm程度画線塗抹し、細菌は37℃、
18〜20時間、カビは25℃、7日間培養した。判定
は所定の時間培養後、発育が阻止された濃度を持って最
小発育阻止濃度とした。
得られた結果を表3に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば樹脂に添加しても、該樹脂を経時的に変
色させることがなく、かつ従来の抗菌性AASと同等の
優れた抗菌性を有する抗菌性A A Sが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、△Eと抗菌性A A S中のM2Oの含有量
との関係を示す。第2図及び第3図は、抗菌性A A 
Sを練り込んだ樹脂の色の経時的変化を示すためのL°
サンプル/L” ブランクと経過日数との関係を示す図
である。 錦2図 経過日数 第3図 径過日数

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)M_2O(Mはアルカリ金属である)含有率10
    %以下の無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換可能な
    イオンの一部又は全部を抗菌性金属イオンで置換した抗
    菌性無定形アルミノケイ酸塩。
  2. (2)無定形アルミノケイ酸塩のM_2O含有率が8%
    以下である特許請求の範囲第(1)項記載の抗菌性無定
    形アルミノケイ酸塩。
  3. (3)抗菌性金属イオンが銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛
    、ビスマス、カドミウム、クロム及びタリウムからなる
    群から選ばれる少なくとも1種の金属のイオンである特
    許請求の範囲第(1)項記載の抗菌性無定形アルミノケ
    イ酸塩。
  4. (4)抗菌性金属イオンが銀、銅、又は亜鉛のイオンで
    ある特許請求の範囲第(3)項記載の抗菌性無定形アル
    ミノケイ酸塩。
  5. (5)M_2O(Mはアルカリ金属である)含有率10
    %以下の無定形アルミノケイ酸塩と抗菌性金属イオンと
    を接触させて、無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換
    可能なイオンと抗菌性金属イオンとを交換することを特
    徴とする抗菌性無定形アルミノケイ酸塩の製造法。
  6. (6)無定形アルミノケイ酸塩スラリーのpHを6以下
    に調整し、次いで該スラリー中の無定形アルミノケイ酸
    塩と抗菌性金属イオンとを接触させて、無定形アルミノ
    ケイ酸塩中のイオン交換可能なイオンと抗菌性イオンと
    を交換することを特徴とする抗菌性無定形アルミノケイ
    酸塩の製造法。
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