JPH01167212A - 抗菌性無定形アルミノケイ酸塩 - Google Patents

抗菌性無定形アルミノケイ酸塩

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JPH01167212A
JPH01167212A JP62326171A JP32617187A JPH01167212A JP H01167212 A JPH01167212 A JP H01167212A JP 62326171 A JP62326171 A JP 62326171A JP 32617187 A JP32617187 A JP 32617187A JP H01167212 A JPH01167212 A JP H01167212A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の細菌及びカビ類に対して抗菌効果を有
する無定形アルミノケイ酸塩(以下AASという)及び
該抗菌性AASを含有する抗菌性樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来から無機系の抗菌剤として例えば活性炭に銀を担持
したもの(特開昭49−61950号)、有機系の抗菌
防黴剤として例えばN−(フルオロジクロロメチルチオ
)−フタルイミドが知られている。しかし、前者(無機
系のもの)は、銀イオンの溶液への溶出が早く、抗菌効
果を永続的に得られないという問題点が有った。一方、
後者(有機系のもの)は、菌の種類によっては抗菌作用
を示さない(菌の種類による汎用性を欠く)ものがあり
、また耐熱性を付与したタイプのものでも、150〜3
00“Cで樹脂に練り込む際に分解しあるいは萎発し、
効果の減少するものであった。
このような従来の抗菌剤の持つ問題点を解消するものと
して、ゼオライトやAASに抗菌性成分を担持したいわ
ゆる抗菌性ゼオライトや抗菌性AASが開発されている
(特公昭61−22977号、特開昭6(1−1810
02号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の抗菌性AASは、確かに水中あるいは空気中に放
置した際の抗菌力の永続性に優れ、かつ、樹脂への練り
込みの際に変質等することがない優れた抗菌剤である。
しかるに該抗菌性AASを練り込んだ樹脂が変色し、か
つ変色の度合が経時的に増大するという問題点があった
。変色によりAASの抗菌性に変化はない。しかし該抗
菌性AASを含有する樹脂成形品の変色は、それを利用
した商品の価値を著しく低下せしめることがある。
そこで本発明の目的は、樹脂に添加しても、該樹脂を変
色させず、かつ変色の度合が経時的に増大させることが
なく、かつ従来の抗菌性AASと同等の優れた抗菌性を
有する抗菌性AASを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換可能
なイオンの一部または全部を抗菌性金属イオン及びアン
モニウムイオンで置換した抗菌性無定形アルミノケイ酸
塩に関する。
以下本発明について詳細する。
本発明において、原料として用いるAAS (無定形ア
ルミノケイ酸塩)は、特に制限なく、従来から知られて
いるものをそのまま用いることができる。AASは一般
に組成式XMho・1203・ySiO□・zH20で
表示され、ここでMは一般にはアルカリ金属元素(例え
ばナトリウム、カリウム等)である。またx、y、zは
それぞれ金属酸化物、シリカ、結晶水のモル比率を示し
ている。
AASはゼオライトと称されている結晶性アルミノ珪酸
塩と異なり、X線回折分析でも回折パターンが現れない
非晶質の物質であり、その合成工程にて数1OAの極(
微細なゼオライト結晶が生成し、その表面にSiO□、
Aj2zO:+ 、M2Oなどが複雑に組合された非晶
質物質が付着した構造と考えられている。AASの製造
は一般にはアルミニウム塩溶液、ケイ素化合物溶液およ
びアルカリ金属塩溶液を所定の濃度で60°C以下の低
温度域で反応させ、結晶化が進行する前に水洗して製造
される。製造法としては例えば特公昭52−58099
号、特開昭55−162418号などに記載された方法
がある。
本発明の抗菌性AASは、抗菌性イオンに加えてアンモ
ニウムイオンでイオン交換される。アンモニウムイオン
でイオン交換することによって、AAS自身の変色及び
樹脂に添加した際の樹脂の変色(経時的変色を含む)を
有効に防止することができる。
抗菌性金属イオンの例としては、銀、銅、亜鉛、水銀、
錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム又はタリウムの
イオン、好ましくは銀、銅又は亜鉛のイオンが挙げるこ
とができる。
抗菌性金属のうち銀の添加量は0.1〜50%、好まし
くは0.5〜5%とすることが優れた抗菌力を示すとい
う観点から適当である。またさらに銅、亜鉛、水銀、錫
、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム及びタリウムのい
ずれか1つあるいは2つ以上の金属を0.1〜10%含
有することが好ましい。
さらに本発明の抗菌性AASは、上記抗菌性金属に加え
てアンモニウムイオンをイオン交換により含有させる。
アンモニウムイオンは、AAS中に15%まで含有させ
ることができるが、AAS中のアンモニウムイオンの含
有量は0.5〜5%と、好ましくは0.5〜2%とする
ことが、該AAS及びAASを練り込んだ樹脂の変色を
有効に防止するという観点から適当である。尚、本明細
書において、%とは110°C乾燥基準の重量%をいう
以下本発明の抗菌性AASの製造方法について説明する
本発明の抗菌性AASは、例えば以下の方法により製造
することができる。
前記公知の方法により得られたAASを例えば水に懸濁
させ、得られたAASのスラリーと抗菌性金属イオン及
びアンモニウムイオン゛含有水溶液とを混合して銀イオ
ン、銅イオン、亜鉛イオン等の抗菌性金属イオン及びア
ンモニウムイオンを含有する混合水溶液にAASを接触
させて、AAS中のイオン交換可能なイオンと上記イオ
ンとを置換させる。接触は、5〜70°C1好ましくは
40〜60°Cで1〜24時間、好ましくは10〜24
時間バッチ式又は連続式(例えばカラム法)によって行
うことができる。尚、上記混合水溶液のpHは3〜12
、好ましくは3〜6に調整する。該調整により、銀の酸
化物等のAAS表面又は細孔内への析出を防止できるの
で好ましい。混合水溶液中の各イオンは、通常いずれも
塩として供給される。例えば銀イオンは、硝酸銀、硫酸
銀、過塩素酸銀、酢酸銀、ジアンミン銀硝酸塩、ジアン
ミン銀硫酸塩等、銅イオンは硝酸銅(■)、過塩素酸銅
、酢酸銅、テトラシアノ銅酸カリウム、硫酸銅等、亜鉛
イオンは硝酸亜鉛(■)、硫酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、チ
オシアン酸亜鉛、酢酸亜鉛等、水銀イオンは、過塩素酸
水銀、硝酸水銀、酢酸水銀等、錫イオンは、硫酸錫等、
鉛イオンは、硫酸鉛、硝酸鉛等、ビスマスイオンは、塩
化ビスマス、ヨウ化ビスマス等、カドミウムイオンは、
過塩素酸カドミウム、硫酸カドミウム、硝酸カドミウム
、酢酸カドミウム等、クロムイオンは、過塩素酸クロム
、硫酸クロム、硫酸アンモニウムクロム、硝酸クロム等
、タリウムイオンは、過塩素酸タリウム、硫酸タリウム
、硝酸タリウム、酢酸タリウム等を用いることができる
アンモニウムイオンとしては、例えば硝酸アンモニウム
、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、過塩素酸アン
モニウム、チオ硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム
等を用いることができる。
AAS中のアンモニウムイオン等の含有量は前記混合水
溶液中の各イオン(塩)濃度を調節することによって、
適宜制御することができる。例えば抗菌性AASがアン
モニウムイオン及び銀イオンを含有する場合、前記混合
水溶液中のアンモニウムイオン濃度を0.1M/β〜1
.7M/7!とじ、根イオン濃度を0.OIM/β〜0
.30M//!とすることによって、適宜アンモニウム
イオン含有量0.4〜4%、銀イオン含有量0.5〜6
%の抗菌性AASを得ることができる。又、抗菌性AA
Sがさらに銅イオン、亜鉛イオンを含有する場合、前記
混合水溶液中の銅イオン濃度は0.05M/β〜0.4
M/β、亜鉛イオン濃度は0.05M//i〜0.4M
/βとすることによって、適宜銅イオン含有量1〜8%
、亜鉛イオン含有量1〜8%の抗菌性AASを得ること
ができる。
本発明においては、前記の如き混合水溶液以外に各イオ
ンを単独で含有する水溶液を用い、各水溶液とAASと
を逐次接触させることによって、イオン交換することも
できる。各水溶液中の各イオンの濃度は、前記混合水溶
液中の各イオン濃度に準じて定めることができる。
イオン交換が終了したAASは、充分に水洗した後、乾
燥する。乾燥は、常圧で105°C〜115℃、又は減
圧(1〜30 torr)下70℃〜90℃で行うこと
が好ましい。
尚、錫、ビスマスなど適当な水溶性塩類のないイオンや
有機イオンのイオン交換は、アルコールやアセトンなど
の有機溶媒溶液を用いて難溶性の塩基性塩が析出しない
ように反応させることができる。
この様にして得られた本発明の抗菌性AASの抗菌性は
、種々の一般細菌、真菌、酵母菌に対する最少発育阻止
濃度(M I C)を測定することにより評価すること
ができる。
テストには以下Gこ示す菌を用いることができる。
バシラス・セレウス・バー・マイコイデス[Bacil
lus  cereus  var  mycoide
s、  ATCC11778(麦胞)〕 ニジエリチア・コリー [Esherichia coli、  IFO330
1’)シュードモナス・エルギノーザ (Pseudomonas aeruginosa、 
IIDP−1)スタフィロコッカス・オーレアス C3taphylococcus aureus、  
ATCC6538P)ストレプトコッカス・ファエカリ
ス (Strepto coccus faecalis、
  RATCC8043)アスペルギラス・ニガー (Aspergillus niger IFO440
7)オーレオバシディウム・プルランス 〔八ureobasidium  pullulans
  IFO6353)ケトミウム・グロポーサム (Chaetomium globosum ATTC
C6205)グリオクラデイウム・ビレンス (Gliocladium virens  IFO6
355)ペニシリウム・フニタロスム (Penicillum funiculosum  
IFO6345〕カンデイダ・アルビカンス (Candida albicans  IFO159
4)サツカロマイセス・セレビシェ (Saccharomyces cerevisiae
  IFO1950)最小発育阻止濃度の試験は抗菌性
AASのテストサンプルを任意濃度に添加した平板培地
に接種用菌液を塗抹培養後、発育が阻止される最低濃度
をもって最小発育阻止濃度とする。
本発明は上記抗菌性AAS及び樹脂を含有する抗菌性樹
脂組成物をも提供する。樹脂としては、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ABS樹脂、ナイ
ロン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド
、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリビニールアルコ
ール、ポリカーボネイト、アクリル樹脂、ふっ素樹脂、
ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー
、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、レー
ヨン、キュプラ、アセテート、トリアセテート、ビニリ
デン、天然及び合成ゴムなどの熱可塑性又は熱硬化性樹
脂を挙げることができる。
本発明の抗菌性樹脂組成物は、前記抗菌性AASを上記
樹脂に直接線込み又は表面にコーティングすることによ
り得ることができる。上記樹脂に抗菌・防黴・防藻機能
を付加するという観点から0.05〜80%、好ましく
は0.1〜80%の抗菌性AASを含有させることが適
当である。尚、抗菌性樹脂組成物のMICは前記と同様
に行うことができる。さらに、樹脂の変色を実質的に防
止するという観点からは抗菌性AASの含有率を0.1
〜3%とすることが好ましい。
本発明の前記抗菌性AASは、さらに種々の分野で利用
することができる。
水系分野では浄水器、クーリングタワー水、各種冷却水
の抗菌防藻剤として利用可能であり又、切花延命剤とし
ても利用可能である。
塗料分野では油性塗料、ラッカー、ワニス、アルキル樹
脂系、アミノアルキド樹脂系、ビニール樹脂系、アクリ
ル樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、水系、粉
体系、塩化ゴム系、フェノール系、などの各種塗料に直
接混合し又は塗膜表面にコーティングして、塗膜に抗菌
・防黴・防藻機能を付加する事が可能である。建築分野
では目地材、壁材、タイルなどに混合し、又はそれらの
表面にコーティングして、抗菌・防黴・防藻機能を付加
する事が可能である。
製紙分野ではぬれティッシュ、紙包材、ダンボール、敷
紙、鮮度保持紙に抄き込み、又はコーティングすること
によってこれらの紙に抗菌・防黴機能を付加する事が可
能であり、又、特に製紙分野ではスライムコントロール
剤としても利用可能である。
本発明の抗菌性AASは、上記の諸分野に限らず、一般
細菌・真菌、藻、など微生物の発生、増殖の防止を必要
とするあらゆる分野で利用可能である。
以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
参考例 水酸化アルミニウム19.4kgを水酸化ナトリウム4
9%溶液22.3 kgに加え、加熱溶解した後、水3
4.7 Aを加えて30°Cに保持した(I液)。
一方、ケイ酸ナトリウム42.0 kgに水25.5 
Aを加えて、30°Cに保持した(■液)。I液及び■
液を水酸化ナトリウム49%溶液4.1kgに水21、
3 Aを加えた液(■液)を入れた反応槽に注入した。
上述の操作後、攪拌しながら、温度を50±2°Cに保
持し30分間反応させた。生成物を濾過し、固相成分を
温水にて洗浄し過剰のアルカリを除去した。さらに10
0℃にて乾燥し、サンプルを得た。このサンプルは化学
組成比でNa2O:Aβzo3:5iOz=0.93 
: 1 : 2.55であり、X線回折分析では回折ピ
ークかまった(認められない無定形アルミノケイ酸塩で
あった。
実施例1 (抗菌性AASの調製) 参考例で得たxNazo :Aj2zO3: ysio
zの組成比でXが0.5−1.3、yカ月、3−10の
AASを使用した。これらAASを1kg分取し、2.
31の水に懸濁させ、これに0.05Nの硝酸水溶液を
10On+/!/30分の滴下速度で滴下し、所定のp
)l値(3〜7)に調整した。次いで該スラリーにイオ
ン交換の為、所定濃度の抗菌性金属塩の混合水溶液3.
5β加えた。この反応は室温から60℃にて10〜24
時間攪拌し平衡状態に到達させた。
イオン交換終了後AAS相を口過し室温の水又は温水で
AAS相中の過剰の銀イオンがなくなる迄水洗した。次
にサンプルを110°Cで加熱乾燥し、20種類のサン
プルを得た。使用したAAS及び得られた0−1〜6−
7の抗菌性AASサンプルに関するデータを表1に示す
尚、サンプル隘6−7のみアルコール溶液中でイオン交
換された。
実施例2 (変色試験) 加熱乾燥した抗菌性AASサンプルを練込M1iyt%
で樹脂に練込んだ後に射出成型(滞留時間2分)してサ
ンプルを得た(ピースの寸法ニア、3cmx4.4cm
X2ml+1)。射出成型直後のサンプルの色、及び該
サンプルを屋外にて10及び30日間日光照射した後の
サンプルの色を、各サンプルを白ケント紙(L” a”
 b” 93.1、−〇、7、−0.5 )上に置いて
ミノルタ色彩色差計CR− 100型(D65光線使用)を用いて測定した。結果を
表2及び第1図〜第7図に示す。
(樹脂) ナイロン:三菱化成製ツバミツドl0IOJポリプロピ
レン(PP) :宇部興産製J−109G、低密度ポリ
エチレン(LDPE) :脂化成製サンチック   F
−1920 高密度ポリエチレン(HDPE) :脂化成製サンチッ
ク   HDS−360 ポリスチレン(PS) :大日本インキ製 GH960
0ABS樹脂:電気化学工業製 GTR−10ポリ塩化
ビニル(PVC) :電気化学工業製B−3050F2 (DOP 60部 添加) さらに抗菌性AASを紫外線照射した場合の変色(表3
)及び熱処理した場合の変色(表4)を測定した。抗菌
性AAS自身の色は、ガラス製シャーレ(150φ)に
各抗菌性AASを’l cmの高さになる様に振動充填
して測定した。
表3 実施例3 (抗菌力試験) 抗菌力の評価は下記の方法により実施した。
試験菌株としてはアスペルギラス・ニガー(Asper
gillus niger) TFO4407(カビ)
、カンディダ・アルビカンス(Candida alb
icans) IFO1594(酵母)、シュードモナ
ス・エルギノーザ(Pseudomonas aeru
4inosa)IID P−1(ダラム陰性一般細菌)
及びスタフィロコッカス・オーレアス(Staphyl
ococcus aureus) ATCC6538P
’(ダラム陽性一般細菌)の4種類を使用した。
増菌用培地は細菌用: Mueller−Hinton
 Broth(Difco)、カビ用:ポテトデキスト
ロース寒天培地(栄研)、酵母用: Yeast Mo
rphology Ag’ar(Difco)を使用し
た。感受性測定用培地は細菌用: Mueller−H
inton Medium(Difco)、カビ・酵母
用:サブロー寒天培地(栄研)を使用した。
感受性測定用平板の作成は以下の如〈実施した。
滅菌精製水で各サンプルの希釈段階懸濁液を調製し、こ
れを溶解後50〜60°Cとなった感受性測定用培地に
、培地の1/9景加えて、充分に混合後シャーレに分注
、固化させて、感受性測定用平板とした。
接種用菌液の調製は細菌用:増菌用培地に継代培養した
試験菌株を接種し、培養後菌数が1067m1lになる
ように増菌培地で希釈して接種用菌液とした。
カビ用:増菌用培地に継代培養した試験菌株を接種、培
養後形成した分生子を約10’/m#になるように滅菌
0.05%ポリソルベート80溶液に浮遊させ、接種用
菌液とした。酵母用:増菌用培地に継代培養した試験菌
株を接種、培養後形成した菌体を約106/nu!にな
るように滅菌生理食塩水に浮遊させ、接種菌液とした。
培養は以下の如〈実施した。
接種用菌液を感受性測定用平板にニクロム線ループ(内
径約inm)で2 cm程度画線塗抹し、細菌は37℃
、18〜20時間、カビは25℃、7日間培養した。判
定は所定の時間培養後、発育が阻止された濃度を持って
最小発育阻止濃度とした。
得られた結果を表5に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば樹脂に添加しても、該樹脂を経時的に変
色させることがなく、かつ従来の抗菌性AASと同等の
優れた抗菌性を有する抗菌性AASが提供される。
【図面の簡単な説明】
第1回〜第7図は、抗菌性AASを練り込んだ樹脂の色
の経時的変化を示すためのL″サンプル/L1′ブラン
ク経過日数との関係を示す図である。 槌 代 皺 リC’J、    ″ 、、−+      0 ■ 蔽 区      (t/:1.、、(−717匁く4−(
ト) 蝦 寸 皺

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換可能なイ
    オンの一部又は全部を抗菌性金属イオン及びアンモニウ
    ムイオンで置換した抗菌性無定形アルミノケイ酸塩。
  2. (2)抗菌性金属イオンが銀、銅、亜鉛、水銀、錫、鉛
    、ビスマス、カドミウム、クロム及びタリウムからなる
    群から選ばれる少なくとも1種の金属のイオンである特
    許請求の範囲第(1)項記載の抗菌性無定形アルミノケ
    イ酸塩。
  3. (3)抗菌性金属イオンが銀、銅又は亜鉛のイオンであ
    る特許請求の範囲第(2)項記載の抗菌性無定形アルミ
    ノケイ酸塩。
  4. (4)無定形アルミノケイ酸塩中のイオン交換可能なイ
    オンの一部又は全部を抗菌性金属イオン及びアンモニウ
    ムイオンで置換した抗菌性無定形アルミノケイ酸塩及び
    樹脂を含む抗菌性樹脂組成物。
  5. (5)樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
    ル、ABS樹脂、ナイロン、ポリエステル、ポリ塩化ビ
    ニリデン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリアセタール
    、ポリビニールアルコール、ポリカーボネイト、アクリ
    ル樹脂、ふっ素樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリ
    エステルエラストマー、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
    メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
    、ウレタン樹脂、レーヨン、キュプラ、アセテート、ト
    リアセテート、ビニリデン、天然ゴム及び合成ゴムから
    なる群から選ばれる少なくとも一種の樹脂である特許請
    求の範囲第(4)項記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60500859A (ja) * 1983-03-07 1985-06-06 サントル ナシヨナル ド ラ ルシエルシユ スイアンテイフイク (セ.エン.エ−ル.エス.) オフレタイト構造を有するアルミノケイ酸塩ゼオライト
JPS6270221A (ja) * 1985-08-23 1987-03-31 Zenji Hagiwara 抗菌剤

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