JPH01164552A - 曲面自動倣い研摩装置 - Google Patents

曲面自動倣い研摩装置

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JPH01164552A
JPH01164552A JP32268587A JP32268587A JPH01164552A JP H01164552 A JPH01164552 A JP H01164552A JP 32268587 A JP32268587 A JP 32268587A JP 32268587 A JP32268587 A JP 32268587A JP H01164552 A JPH01164552 A JP H01164552A
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金型の型面のような複雑な曲面を研摩するの
に適した研摩装置に関するもので、特に、ワーク自身の
曲面形状に自動的に倣いながら研摩する、曲面自動倣い
研摩装置に関するものである。
(従来の技術) プレス成形用金型、プラスチック射出成形用金型、ダイ
カスト用金型等は、その型面の平滑度が製品の品質に大
きく影響するので、機械加工や放電加工によって形成さ
れた金型の表面を研摩して、鏡面に近く仕上げる必要が
ある。このような金型の研摩作業は、金型が単品製造さ
れるものであることやその型面が複雑な三次元曲面であ
ること等から自動化が困難であるために、従来はほとん
ど手みがき作業に頼っていた。しかしながら、この手み
がき作業は、金型の全製造工程の2割から3割もの割合
を占める熟練と根気を要する作業であるので、その自動
化が切望されている。
そこで、ロボットを用いてこのような複雑な曲面の研摩
作業を自動化する研究が進められている。ロボットは大
きな自由度を有しているので、複雑な三次元立体曲面に
も倣わせることができる。また、簡単に工具軌跡をティ
ーチングすることができるので、作業性がよい。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ロボットは、一般に工作機械に比べて剛
性が小さく、位置決め精度も低い。
そのために、単にロボットのアームの先端に砥石を取り
付けただけでは、研摩作業に必要な加圧力が常に砥石に
加えられるようにすることば難しい。また、砥石は加工
曲面に倣って一定圧で法線方向に押圧されるようにしな
ければならないが、そのようにロボットを制御すること
も極めて困難である。
このようなことから、砥石を、ボールスプライン及びユ
ニバーサルジヨイントを介してロボットのアームにフレ
キシブルに支持させ、磁石の吸引力によって金型の型面
に押圧させるようにした磁力研摩装置が考えられている
。このような磁力研摩装置によれば、砥石から法線方向
の反力が加えられることがなくなるので、剛性の小さい
ロボットによっても研摩することができるようになる。
また、砥石は磁力によって加工面に密着するので、精度
の悪いロボットであっても、簡単な制御によって曲面を
研摩させることが可能となる。
しかしながら、そのよな磁力研摩装置は、ワークが強磁
性体でなければ採用することができないという問題を有
している。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、剛性が小さく精度も低いロボット等に
よっても、任意の材料からなるワークの自由曲面を、高
精度で研摩することができるようにすることである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本発明では、モータを位置
及び傾き制御自在に支持する制御アームに、ボールスプ
ライン等の伸縮許容手段及びユニバーサルジヨイントを
介して砥石をフレキシブルに支持させるとともに、その
砥石をコイルスプリングによってワークの加工面に押圧
させるようにしている。そのコイルスプリングは、モー
タの回転を砥石に伝える工具軸を取り巻くようにして設
けられている。
そして、コイルスプリングの一端側を支持する支持部に
、そのコイルスプリングから加えられる荷重の円周方向
の分布を検出し得る荷重分布検出装置を取り付け、その
検出装置によって検出された荷重分布に基づいて、演算
器により工具軸の傾きと砥石の加圧力とを算出するよう
にしている。制御アームは、その算出値に基づいて制御
され、モータの位置及び傾きを制御するようになってい
る。
(作用) このように構成することにより、砥石の加工面に対する
加圧力は、コイルスプリングによって加えられるように
なる。したがって、ワークの材料が非磁性体であっても
研摩が可能となる。そして、砥石はフレキシブルに支持
されているので、容易に加工面の曲面に倣って変位する
その場合、砥石が工具軸に対して傾斜すると、コイルス
プリングが変形し、そのコイルスプリングによって砥石
に加えられる加圧力に不均衡が生ずる。そこで、そのコ
イルスプリングからその支持部に反力として加えられる
荷重が検出され、その荷重分布に基づいて、工具軸の傾
きと砥石の加圧力とが求められる。すなわち、コイルス
プリングは、砥石を押圧する機能と加工面の曲面形状を
測定するセンサとしての機能とを果たすことになる。
そして、求められた工具軸の傾きと砥石の加圧力とに基
づいて制御アームを制御することにより、砥石は常に一
定の加圧力で加工面に対して法線方向に押圧されるよう
になり、複雑な曲面の精度の高い研摩が可能となる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
図中、第1図は本発明による曲面自動倣い研摩装置の一
実施例を示す縦断側面図であり、第2図はその研摩装置
に取り付けられている砥石の斜視図、第3図はロードセ
ルの配置図である。
第1図から明らかなように、この曲面自動倣い研摩装置
は、ロボット1とそのアーム1aに支持される工具2と
によって構成されている。
そのアームlaの先端には、工具2を駆動する直流モー
タ3が取り付けられている。ロボットlは、垂直多関節
型で5自由度を有するものとされている。したがって、
モータ3は、そのロボット1のアーム1aにより、互い
に垂直な3軸方向の位置と互いに垂直な2平面に対する
傾斜角とが制御されるようになっている。。
モータ3の出力軸には、ボールスプライン4を介して工
具軸5が連結されている。したがって、その工具軸5は
、モータ3の回転は伝えられるが、軸線方向には摺動自
在、すなわち伸縮自在となっている。その伸縮は、例え
ば25mmの範囲で制限されるようになっている。
工具軸5の先端には、ユニバーサルジヨイント6を介し
て、有底円筒状の砥石ホルダ7が取り付けられている。
そのユニバーサルジヨイント6は、砥石ホルダ7をいず
れの方向にも傾動自在に支持するとともに、工具軸5の
回転を砥石ホルダ7に伝え得るものとされている。した
がって、砥石ホルダ7は、工具軸5に対してどのように
傾斜しているときにも、ユニバーサルジヨイント6を介
してモータ3により回転駆動されるようになっている。
砥石ホルダ7の下面には、円筒状の砥石8が固着されて
いる。第2図に示されているように、その砥石8の先端
面には、円周方向に離れた3位置に、下方に突出する山
部8a、8a。
8aが形成されている。したがって、砥石8は、常にそ
の山部8aの頂部である3個の研摩部9.9.9におい
て、ワーク10の加工面S(第1図)と接触するように
されている。その研摩部9には、半径方向にもわずかに
曲率が付与されている。
モータ3には、ボールスプライン4のナツト4aを回転
自在に支持する円筒状のハウジング11が設けられてい
る。そして、そのハウジング11の先端に、荷重分布検
出装置12の支持部であるフランジ13が固着されてい
る。したがって、そのフランジ13は、ロボット1のア
ーム1aに対して固定されている。
荷重分布検出装置12は、第3図に示されているように
、工具軸5を中心として円周方向に120°の等間隔を
置いて放射状に配置された3個のロードセル14,14
.14によって構成されている。各ロードセル14の基
端部は、フランジ13にビス止めされている。また、各
ロードセル14の先端部には、ボールベアリング15の
インナレース15aが固着されている。
このボールベアリング15のアウタレース15bには、
リング状のホルダ16が取り付けられている。そして、
そのホルダ16と砥石ホルダ7との間に、コイルスプリ
ング17が圧縮状態で装着されている。このコイルスプ
リング17は、通常状態では工具軸5がその中心部に位
置するように配置されている。
第4図に示されているように、各ロードセル14の出力
は、ブリッジボックス18を介してひずみ増幅器19に
送られ、その増幅器19からAD変換器20を通して演
算器21に入力されるようになっている。そして、その
演算器21の算出値に応じて、制御装置22により、ロ
ボット1の各関節を駆動する関節モータ23.23.・
・・の回転角が制御されるようになっている。
次に、このように構成された研摩装置の作用について説
明する。
モータ3が十分上方に位置し、砥石8がワーク10の加
工面Sから離れた状態にあるときには、工具軸5は最も
伸長しており、その軸線上に砥石8の軸線が位置してい
て、コイルスプリング17は円筒状を保っている。この
状態でモータ3を作動させると、その出力軸の回転はボ
ールスプライン4、工具軸5、及びユニバーサルジヨイ
ント6を介して砥石ホルダ7に伝えられ、砥石8がその
軸線のまわりに回転する。
このとき、砥石ホルダ7の回転に伴ってコイルスプリン
グ17も回転するが、その回転はボールベアリング15
によって吸収されるので、固定されているロードセル1
4に伝えられることはない。そして、このときには、コ
イルスプリング17に作用している力は円周上のいずれ
の点においても均一である。
この状態から、ロボット1を作動させてモータ3を下降
させる。すると、砥石8がワーク10の加工面Sに接触
する。そして、砥石ホルダ7がユニバーサルジヨイント
6を中心として傾動する。このとき、砥石8には3個の
突出した研摩部9,9.9が設けられており、砥石8は
その研摩部9によって常に3点で加工面Sに接触するの
で、砥石ホルダ7は必ず加工面Sに倣って傾くことにな
る。しかも、そのときには、加工面Sから砥石8に加え
られる反力によって工具軸5が収縮し、コイルスプリン
グ17が圧縮される。
そして、このように砥石ホルダ7が傾くと、コイルスプ
リング17が変形し、そのコイルスプリング17に作用
する力が円周方向に不均一となる。したがって、コイル
スプリング17からホルダ16及びボールベアリング1
5を介して3個のロードセル14,14.14に加えら
れる荷重分布が変化する。その荷重は、各ロードセル1
4によって検出される。
第5図は、このように砥石8が工具軸5に対して傾斜し
た状態を模式的に示すものである。
なお、この図においては、便宜上、コイルスプリング1
7の上面側に砥石8が位置し、下面側にロードセル14
が位置するものとしている。
第5図に示されているように、工具座標系X、Y、Zを
、Y軸が工具軸5の軸線と一致し、xz平面上にコイル
スプリング17のロードセル14側の端面が位置するよ
うに定める。
そして、120°の間隔を置いて配置された3個のロー
ドセルをそれぞれW、R,Bと呼ぶこととし、そのうち
のロードセルWがX軸の負の側に位置するものとする。
第5図は、砥石8が2軸から角度βの方向に角度γだけ
傾斜した状態を示している。すなわち、砥石8は、ユニ
バーサルジヨイント6の中心を通りXY平面に対して角
度βをなすA′軸のまわりに角度γだけ傾いている。こ
の砥石8の傾きは加工面Sに倣ったものであるから、こ
のときには、工具軸5が加工面Sの法線に対して角度γ
だけ傾いていることになる。
このように砥石8が傾いたとき、コイルスプリング17
の砥石8側の端面には、A′軸まわりに角度γに対応し
た曲げモーメントMA’がかかる。そして、コイルスプ
リング17の他端面には、A′軸に平行で座標の原点を
通るA軸まわりに、曲げモーメントMA’に対応した曲
げモーメントMAが生じる。したがって、各ロードセル
W、R,Bには、この曲げモーメントMAによる荷重と
Y軸方向の加圧力Pとが加わることになる。
そこで、各ロードセルW、R,Bにかかる荷重をそれぞ
れNW、NR,NBと表し、力の釣り合いを求めると、 NW十NR+NB=P             ・・
・ (1)−NW−a−sinβ−NB−a −cos
 (i /6+β)+ NR−a−CO3(7C/6−
β) =MA  ・(2)−NW−a−cosβ+NB
−a−sin (π/6+β)+NR−a−sin(x
/6−β) =0  ・(3)となる。ここで、aは、
ロードセルに荷重がかかる点の原点からの距離、すなわ
ちボールベアリング15のインナレース15aの半径で
ある。
これらの式において、(1)式はY軸方向の力の釣り合
いを示すものであり、(2)式はA軸まわりのモーメン
トの釣り合いを、また、(3)式はA軸に直交する軸ま
わりのモーメントの釣り合いをそれぞれ示すものである
(3)式を解くと、 β= tan−’ [(2−NW−NB−NR)/Ll
” 3・(NB−NR) )]が得られる。そして、こ
のβと各ロードセルによって検出された荷重NW、NR
,NBとを(2)式に代入すると、曲げモーメントMA
が算出される。
コイルスプリング17の一端面の傾斜角γと、それによ
って他端面に生ずる曲げモーメントMAとは、一定の関
係にある。その関係は、理論式あるいは実験式によって
表される。したがって、曲げモーメントMAが求められ
れば、傾斜角γも求めることができる。
そして、これら2つの角度β、γにより、加工面Sの法
線方向を検出することができる。また、砥石8に加えら
れている加圧力Pは、(1)式により求めることができ
る。
このようにして、コイルスプリング17から3個のロー
ドセル14,14.14に加えられる荷重を検出するこ
とにより、そのときの加工面Sの法線に対する工具軸5
の傾き及び砥石8の加圧力が求められる。すなわち、コ
イルスプリング17は、砥石8を押圧する働きと工具軸
5の傾きを検出する働きとをなすことになる。
上述のような演算は、演算器21によって行われる。そ
して、算出された加圧力Pとあらかじめ設定された設定
加圧力とが比較され、その差に応じて制御装置22に指
令信号が送られる。制御装置22は、その指令値に応じ
てロボット1の関節モータ23を作動させ、アーム1a
を昇降させる。アーム1aが昇降すると、モータ3と加
工面Sとの間の距離が変化し、コイルスプリング17の
圧縮量が変化する。それによって、砥石8の加圧力が制
御される。
また、演算器21においては、工具軸5の軸線と加工面
Sの法線との偏角が算出され、その算出値に応じて制御
装置22に指令信号が送られる。制御装置22は、その
指令値に応じてロボット1の関節モータ23を作動させ
、アーム1aの向きを変える。それによって、モータ3
の軸線の方向が変化し、工具軸5が加工面Sの法線方向
に向けられる。
このようにして、工具軸5の軸線を加工面Sの法線と一
致させ、砥石8に所定の加圧力を均一に加えた状態で、
加工面Sが研摩されるようになる。したがって、加工面
Sが偏って研摩されることもなくなり、曲面に倣った良
好な仕上げ面が得られるようになる。
この間において、砥石8を押圧するコイルスプリング1
7の反力は、モータ3のハウジング11を介してロボッ
ト1のアーム1aに伝えられる。しかしながら、そのア
ーム1aにはモータ3等の重力が加わっているので、そ
の重力によってコイルスプリング17の反力が相殺され
る。したがって、ロボット1に剛性が求められることは
ない。また、砥石8が自動的に加工面Sの曲面に倣うの
で、ロボット1は所定の軌跡に沿って工具2を移動させ
ていきさえすればよく、ロボット1に高い位置決め精度
が求められることもない。
演算器21及び制御装置22は、コンピュータによって
構成される。その場合、ロボット1の制御は、第6図に
示されたフローチャートに従って行われる。
すなわち、制御がスタートすると、まず、フラグ■がゼ
ロにセットされる。そして、ロボット1により工具2が
降下される。
砥石8が加工面Sに接触すると、ロードセル14の出力
が変化する。その出力はコンピュータにサンプルされる
。そして、砥石8に加えられている加圧力が算出され、
その加圧力とあらかじめ制御プログラム中に入力されて
いる設定加圧力との誤差が計算される。その誤差が許容
範囲内にないときには、ロボット1により工具2が更に
降下あるいは上昇され、加圧力が修正される。その後、
再びロードセル14の出力がサンプルされて、同様の計
算が行われる。こうして、誤差が許容範囲内に収束する
まで、加圧力の修正が行われる。
加圧力の修正が終わると、次いで、工具軸5の傾斜角が
算出される。そして、加工面Sの法線からの偏角が計算
され、その偏角が許容範囲内に収束するまで、ロボット
1により工具軸5の傾斜角が修正される。
工具軸5の傾斜角の修正が終了すると、加圧力が再修正
される。最終的に加圧力及び工具軸傾斜角の両者が設定
許容範囲内となると、その点での測定を終え、次の点へ
と移動する。
このような制御プログラムを実行することにより、工具
軸を常に加工面Sの法線方向に向け、一定の加圧力で自
由曲面の研摩を行うことが可能となる。
しかしながら、この制御プログラムでは、研摩する各点
ごとに加圧力と工具軸傾斜角との検出及び修正を行わな
ければならないので、許容範囲内に収束させるまでに時
間がかかり、砥石8が各点に長時間滞在することになる
。そのために、加工面Sにうねりが生じる等の問題が発
生することがある。
そのような問題に対処するためには、各点におけるデー
タをディスクにファイルしていき、そのデータに基づい
てロボット1を動作させるようにすればよい。そのよう
にすれば、研摩作業の高速化も可能となる。
なお、上記実施例においては、荷重分布検出装置12と
して、円周方向に等間隔を置いて配置された3個のロー
ドセル14を用いるものとしているが、その間隔はそれ
ぞれ異なっていてもよく、ロードセル14をより多数配
置したものとしてもよい。しかしながら、少数のロード
セルで、計算も簡単に行うことができるようにするため
には、上記実施例のような配置が望ましい。
また、ロードセル14に限られることはなく、他の荷重
センサを用いることもできる。
更に、上記実施例においては、ロードセル14とコイル
スプリング17との間にボールベアリング15を設ける
ものとしているが、そのポールベアリング15、あるい
は他のベアリングをコイルスプリング17と砥石ホルダ
7との間に設けるようにすることもできる。そのように
すれば、砥石ホルダ7の回転に伴ってコイルスプリング
17が回転することはなくなるので、コイルスプリング
17をロードセル14に固着することも可能となる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、工具
を支持する制御アームに対して砥石をフレキシブルに支
持するとともに、それら制御アームと砥石との間にコイ
ルスプリングを設けるようにしているので、砥石は加工
面の曲面に自動的に倣うようになり、また、コイルスプ
リングによって加工面に押圧されるようになる。したが
って、支持剛性や正確な位置決めを要することなく、任
意の材料からなるワークの曲面を研摩することができる
ようになる。
そして、コイルスプリングから加えられる荷重の円周方
向の分布を検出することにより、加工面の法線に対する
工具軸の傾きと砥石に加えられている加圧力とを求める
ことができるので、簡単な制御によって、工具軸を常に
加工面の法線方向に向けた状態で、一定の加圧力を加え
るようにすることが可能となる。したがって、複雑な三
次元曲面の加工面をも高い精度で研摩することができる
ようになる。
また、砥石をボールスプライン等の伸縮許容手段及びユ
ニバーサルジヨイントを介して支持し、コイルスプリン
グによって押圧するようにするだけでよいので、工具は
簡単な構造で小形のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による曲面自動倣い研摩装置の一実施
例を示す一部縦断側面図、 第2図は、その研摩装置に用いられている砥石の斜視図
、 第3図は、その研摩装置に用いられている荷重分布検出
装置を示すもので、第1図の ■−■線から見た底面図、 第4図は、その研摩装置に用いられている制御系のブロ
ック図、 第5図は、その研摩装置における砥石の加圧力と工具軸
の傾斜角とを算出する方法を説明するための説明図、 第6図は、その研摩装置の制御手順の一例を示すフロー
チャートである。 1・・・ロボット 1a・・・アーム(制御アーム) 2・・・工具         3・・・モータ4・・
・ボールスプライン   5・・・工具軸6・・・ユニ
バーサルジヨイント 8・・・砥石         9・・・研摩部10・
・・ワーク   12・・・荷重分布検出装置13・・
・フランジ(支持部) 14・・・ロードセル15・・
・ボールベアリング 17・・・コイルスプリング  21・・・演算器22
・・・制御装置 S・・・加工面        P・・・加圧力β、γ
・・・傾斜角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータを支持し、そのモータの位置及び軸線の方
    向を制御する制御アームと、 前記モータによってその軸線のまわりに回転駆動される
    とともに、軸線方向に摺動自在に支持された工具軸と、 その工具軸の先端にユニバーサルジョイントを介して傾
    動自在に取り付けられ、前記モータの回転によりそれら
    工具軸及びユニバーサルジョイントを介して回転駆動さ
    れる砥石と、その砥石と前記制御アームに対して固定さ
    れた支持部との間に前記工具軸を取り巻くようにして設
    けられ、前記砥石をワークの加工面に押圧するコイルス
    プリングと、 前記支持部に取り付けられ、前記コイルスプリングから
    加えられる荷重の円周方向の分布を検出し得る荷重分布
    検出装置と、 その検出装置によって検出された荷重分布に基づいて、
    前記工具軸の前記加工面に対する傾斜角と前記砥石に加
    えられている加圧力とを算出する演算器と、 その演算器の算出値に基づいて、前記制御 アームを制御する制御装置と、 を備えている、曲面自動倣い研摩装置。
  2. (2)前記砥石が、前記ワークの加工面に摺接する3個
    の突出した研摩部を有している、 特許請求の範囲第1項記載の曲面自動倣い研摩装置。
  3. (3)前記荷重分布検出装置が、円周方向に等間隔を置
    いて配置された3個のロードセルによって構成されてい
    る、 特許請求の範囲第1項記載の曲面自動倣い研摩装置。
  4. (4)前記コイルスプリングが、ボールベアリングを介
    して前記ロードセルに荷重を加えるようにされている、 特許請求の範囲第3項記載の曲面自動倣い研摩装置。
  5. (5)前記コイルスプリングが、前記砥石に対して相対
    回転自在に支持されている、 特許請求の範囲第3項記載の曲面自動倣い研摩装置。
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