JPH01163514A - 焼却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭あるいは業務上発生する生ごみ、古紙、
し尿等の可燃性廃棄物の焼却に利用される。

従来の技術 焼却装置としてガス燃料、液体燃料を用いる焼却装置が
ある。これは燃料をバーナで燃焼し、その熱で廃棄物を
焼却してしまうものである。また、新しい提案としてヒ
ータ、マグネトロンのような電力を加熱源として備えた
焼却装置がある。

特にマグネトロンを用いたマイクロ波で焼却する方式は
、直接廃棄物を加熱するため改善焼却がしやすく注目さ
れている。

発明が解決しようとする問題点 従来のマグネトロンを備えた生こみ処理装置は、まだそ
の構成面で不十分な点がある。この方式はマイクロ波に
よって、完全燃焼しやすいにもかかわらず、排気ガスの
経路から臭気が出やすい欠点をもつものである。

一般に電力加熱手段の装置は小型化可能となるが、廃棄
物の燃焼熱は一般に低く、ガス、石油等の補助燃料を用
いる場合に比べて排気の臭気が強くなる欠点が生じる。

電力では十分な熱は出ないためである。

とくに、マイクロ波は狭い隙間、金属を通過しないため
、廃棄物を投入するための扉のような部分に付いた未燃
成分は焼却できず臭気が漏れ易い問題をもつものであっ
た。

問題点を解決するための手段 本発明は、燃焼用の空気経路の一部に扉を有する空気室
を設け、前記扉から収納される廃棄物用皿状容器と、前
記空気室の上部に形成した前記皿状容器の上蓋と、前記
上蓋に設けた排気口と、前記凹状容器内と前記空気室を
連通し、かつ前記排気口を囲んで設けた空気取入れ部と
、前記排気口の下流に設けたガス燃焼室と、前記前記皿
状容器と、前記上蓋上方の空気室でなる空間を共振体と
振 したマイクロ波発情部を有する焼却装置である。

作用 廃棄物が加熱されて発生ずるガスはほとんど未燃成分で
臭いとともに、極めて重いものである。

発生ずるガスは重合して分子量が大きいこともあるが、
ミスト状であるので、空気にたいして５〜１２倍重い。

乙のように重いガスを外部に漏らすことなく軽い燃焼用
空気でガス燃焼室に搬送できるようにしたものである。

すなわち空気室で皿状容器を与圧してガスの流出を防止
し、皿状容器の内部で空気がガスを包むように空気を周
辺からいれて、ガスが中央上部の排気口から出るように
している。

この方法では重いガスは下に溜るか、あるいは皿状容器
の中央を上昇して排気口にいくしかないので、皿状容器
の出し入れのため必然的に生じる皿状容器の上部と上蓋
のすきまからガスは漏れにくい。すなわちマイクロ波の
入りにくいこのようなすきまをガスから完全に遮断して
いる。またこのような二重の構成では皿状容器全体が高
温になって汚れにくく、使用後に臭気を残すこともない
ものである。

実施例 図は本発明の一実施例の焼却装置の断面図である。

図において１は空気室である。空気室１の前部には廃棄
物の扉２が設けられている。廃棄物は空気室ｌに設けら
れた回状容器３にいれられている。

このｔｍ状容器３の内側は断熱材で保護されている。

また炭化珪素のような電波吸収体４が設けられている。

また空気室１の上部の開口５はマグネトロン６の発信部
と導波管７て連通している。

また、空気室１の上部に設けられた上蓋８には空気孔９
が設けられている。この空気孔９へ燃焼用空気は、送風
機１０およびダンパー１１によって供給されている。

上蓋８の略中央に排気口１２が設けである。空気室１の
下流には、排気口１２と連通しているガス通過孔１３、
着火ヒータ１４と、および燃焼孔１５を有するガス燃焼
室１６である。燃焼孔１５に前記送風機１０より燃焼空
気が送られている。

ガス燃焼室１６の下流には燃焼温度検知部１７、触媒１
８、および排気孔１９、排気希釈部２０がおかれている
。またガス燃焼室１６の側壁の燃焼孔１５の一］二流に
ヒータ２１が設けである。

以下、−ヒ記構成の動作について説明する。

空気室ｌから皿状容器３は扉２から前方に取り出すこと
が出来る。廃棄物は皿状容器３に入れられ再び空気室１
にセットされる。

振 次にマグネトロン６の発←、送風機１０の運転、および
ヒータ２１の通電によって乾燥を開始する。

２４５０　Ｍ　Ｈｚのマクロ波は導波管７から、電波透
過性のアルミナ繊維を主として作られている断熱性の上
蓋８を通過して空気室１上部と皿状容器３で形成される
電波共振空間に高い電界を作る。電波は金属壁で反射す
るので、はとんど廃棄物中の水分に吸収される。このた
め廃棄物は急速に乾燥する。また同時に電波吸収体４も
廃棄物の乾燥進行とともに、電波を吸収し始め高温化し
ていく、この電波吸収体４の高熱で廃棄物は分解しガス
を発生する。

ガス燃焼室１６に設けた着火ヒータ１４はガス燃焼室１
６のガス濃度が除徐に濃くなり可燃ガスとなると着火さ
せる。

この間ヒータ２１の熱は空気で搬送されしは触媒１８を
その活性化温度に昇温し、臭気の発生を防止している。

また燃焼温度検知部１７で燃焼量を検出しマイクロ波を
コントロールすれは、このガス燃焼室の燃焼能力を超す
燃焼量の増加は抑制される。

本発明は気化しやすい成分を分離、ガス化し燃焼させる
が、廃棄物が炭化していくに従いガスの発生は弱まって
いく。

この状況を廃棄物の重量、燃焼量の変化、あるいは目視
で判断し、ダンパー１１を操作して多量の空気をこの炭
化物におくって灰化燃焼にはいる。

廃棄物がすでに分解ガスを失っているので、過大燃焼せ
ず、炭化物が赤熱する。

また、マグネトロン６のマイクロ波は炭素で放電を発生
して、この炭素の燃焼を促進している。

上記構成において、臭気が出難い理由は次のとうりであ
る。

凹状容器３の内部で発生するガスはほとんど未燃成分で
臭いとともに、極めて重いものである。

発生するガスは重合して分子量が大きいこともあるが、
ミスト状であるので、空気にたいして５〜１２倍重い。

このように重いガスを外部に漏らすことなく軽い燃焼用
空気でガス燃焼室１６に搬送できるようにしたものであ
る。すなわち空気室１で皿状容器３を与圧してガスの流
出を防止し、凹状容器の内部で空気がガスを包むように
空気を周辺から入れて、ガスが中央上部の排気口１２か
ら出るようにしている。この方法では重いガスは下に溜
るか、あるいは皿状容器３の中央を上昇して排気口１２
シこいくしかないので、凹状容器３の上部と上蓋８のす
きまからガスは出にくい。すなわちマイクロ波のはいり
にくいこのようなすきまをガスから完全に遮断している
。

このすきまは皿状容器３の出し入れのため必然的に生じ
ているものであるが、もし、ここより空気室１にガスの
一部でも漏れると空気室１の内壁に臭気成分が凝縮し汚
損し、これがたまると外部に扉２より漏れて極めて臭い
。

このような空気孔９はまた皿状容器３の上部側面に設け
てもよく、皿状容器３と」−蓋８のすきまを利用して形
成してもよい。

またこのような二重の構成で６．ｔＩＵＩ状容器３全体
が高温になって汚れにくく、使用後に臭気を残すことも
ないものである。

発明の効果 以上のように本発明の焼却装置においては、廃棄物収納
の利便性がよく、廃棄物が電力で一定の燃焼をするので
コンパクトになる。また収納のための隙間から臭気が漏
れにくく、装置も汚損しにくい。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の焼却装置を示す断面図である。 １・・・空気室、３・・・皿状容器、６・・・マグネト
ロン、８・・・上蓋、９・・・空気孔、１２・・・排気
口、１６・・・ガス燃焼室。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃焼用の空気経路の一部に扉を有する空気室を設
   け、前記扉から収納される廃棄物用皿状容器と、前記空
   気室の上部に形成されたマイクロ波透過材でできた前記
   皿状容器の上蓋と、前記上蓋に設けた排気口と、前記皿
   状容器内と前記空気室を連通し、かつ前記排気口を囲ん
   で設けた空気取入部と、前記排気口の下流に設けたガス
   燃焼室と、前記皿状容器と、前記上蓋上方の空気室でな
   る空間を共振体としたマイクロ波発振部を有する焼却装
   置。
2. （２）皿状容器が扉と連動する特許請求の範囲第１項記
   載の焼却装置。