JPH01162676A - 複写機の中間トレイへの用紙排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写及び定着工程を終了した用紙を一旦収容
して再度転写工程に送り出す中間トレイを有する両面複
写機等の複写機に関し、特に、中間トレイへの用紙の排
出を良好に行うための用紙排出装置に関する。

〔従来の技術〕

両面複写を行う複写機においては、その表面への転写及
び定着工程を終了した用紙を一旦中間トレイに収容し、
再度転写工程に送り出し、次に、その裏面に転写及び定
着を行うようになっている。

この中間トレイとして、従来、特開昭６０’−３６２６
２号公報或いは特開昭６０−３３５６９号公報等に記載
されている構造のものが知られている。

これは、第５゛図に示すように、両端の排出ローラ５０
を巻回するように軸方向に分割されたベルト５１を装着
し、このベルト５１の経路中に、複数の排出ローラ５０
を設けると共に傾動可能な複数のゲート爪５２を設けて
排出ゲート装置を構成している。

そして、これらのゲート爪５２を用紙すのサイズに応じ
て選択的に用紙の搬送経路中に進退させることによって
、一方の面に複写が行われた用紙すがそのサイズに応じ
た位置で中間トレイ５３に収容されるようになっている
。中間トレイ５３に収容された用紙すの前端は、呼び込
みローラ５４によりストッパ５５に当接されて位置決め
が行われる。その後に、ストッパ５５が解放され、他面
の複写のために中間トレイ５３から再度搬出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の構造のものにあっては、前工
程において定着装置を通った用紙すが熱と圧力のため湾
曲した状態で収容された場合、次のような不都合が生じ
ていた。

すなわち、０字状すなわち下に向いて凸に湾曲した用紙
すが中間トレイ５３に収容されると、用紙すは第６図に
示すように後端が跳ね上がった状態で収容される。この
ため、既に中間トレイ５３内に収容されている用紙の後
端に、後続用紙の先端が追突して紙詰まりが生ずるとい
う問題があった。

そこで、本発明、は、中間トレイに収容される用紙後端
の跳ね上がりに起因する用紙の追突を防止して用紙の搬
送を良好に行うことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の複写機の中間トレイへの用紙排出装置は、前記
目的を達成するため、中間トレイへ用紙を排出する排出
ローラの軸に前記中間トレイ内の収容用紙の後端を押さ
えつけるパドルを設けると共に、該パドルの下方に該パ
ドルの下方への突出を防止するガイドを設けたことを特
徴とする。

〔作用〕

本発明に係る用紙排出装置の作用を第１図を参照して具
体的に説明する。

用紙すが中間トレイ２２へ排出されるとき、排出ローラ
２３の軸２５に設けたパドル２６によって用紙すの後端
が下方に押しつけられる。したがって、用紙すの後端の
湾曲は矯正され、排出ローラ２３により排出された用紙
の前端が中間トレイ２２内に収容されている用紙すの後
端に衝突することがない。

また、このとき、パドル２６の下方に設けたガイド２７
によってパドル２６の下方・＼の突出が防止されので、
このパドル２６より上流から搬送されてくる用紙すの移
動が阻害される、ことはない。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明の特
徴を具体的に説明する。

第２図は本発明に係る用紙排出装置を装備した複写機の
概略断面図である。

複写機１の上部にはプラテン部２が設けられ、このプラ
テン部２に載置された原稿ａを露光ランプ３で照射して
走査し、その反射光により感光ドラム４を露光するよう
になっている。

感光ドラム４の周囲には、現像装置５及び転写装置６が
設けられている。また、複写機１の中央部には、用紙収
容トレイ７が設けられている。

この用紙収容トレイ７には、片面或いは両面複写用の用
紙が収容されていて、給紙ローラ８及び搬送ローラ９に
よって転写装置６に給紙されるようになっている。

転写装置６の下流には搬送ベルト１０が設けられ、搬送
ベルト１０の下流には、加熱ローラｌｌａ　と加圧ロー
ラｌｌｂからなる定着装置ｌｌが設けられており、転写
の終了した用紙すを搬送しながら定着を行うようになっ
ている。このとき、用紙すは、加熱・加圧されて湾曲す
る。

定着袋Ｗ１１の下流において、搬送路は排紙用搬送路１
２と両面複写用搬送路１３に分岐している。そして、こ
の分岐点には、用紙振り分は爪１４が設けられている。

排紙用搬送路１２には、排紙ローラ１５が設けられてお
り、複写が緒わった用紙すを排紙トレイ１６に排出する
。

一方、両面複写用搬送路１３は、更に用紙反転用搬送路
１７と反転用紙搬送路１８に分岐されている。

そして、この分岐点にも用紙振り分は爪１９が設けられ
ている。なお、図中、２０及び２１は、搬送ローラであ
る。また、反転用紙搬送路１８の下流には、中間トレイ
２２が設けられている。

両面複写の場合には、転写装置６及び定着装置１１にお
いてその片面に転写・定着が終了した用紙すは、用紙振
り分は爪１４によって両面複写用搬送路各１３）ご導か
れる。

次いで、搬送ローラ２０．用紙振り分は爪１９及び搬送
ローラ２１によって用紙反転用搬送路１７に導かれる。

更に、搬送ローラ２１を逆転させ、用紙振り分：す爪１
９１反転用紙搬送路１８に設）すだ反転用紙撮出ローラ
２３によって反転用紙搬送路１８に導かれ、中間トレイ
２２に収容されるようになっている。

ここで、反転用紙搬送路１８から中間トレイ２２に到る
部分の詳細な構造を第３図に示す。

反転用紙搬送路１８には、所定間隔をおいて複数の反転
用紙搬出ローラ２３が設けられており、また、反転用紙
搬送路１８の経路中には複数のゲート爪２４が設けられ
ており、その首振り運動により、各サイズの用紙すを中
間トレイ２２に導くようになっている。

また、反転用紙搬出ローラ２３の全ての軸２５に用紙の
湾曲を押さえるパドル２６を設けている。

第４図にパドル２６部周辺の斜視図を示す。

これらのパドル２６は各軸２５に固定されて、反転用紙
搬出ローラ２３．軸２５と共に常時回転している。

したがって、第１図に示されるように、反転用紙搬出ロ
ーラ２３から排出された用紙ｂ　（２点鎖線で示す）は
、これらのパドル２６によって連続的に押さえられる。

すなわち、用紙すの後端からノくドル２６が外れると用
紙すは湾曲しようとするが、湾曲する前にパドル２６が
再度回転してきて用紙すの後端を押さえる。したがって
、用紙すの後端部分がＵ字状に湾曲してしていても矯正
され、後端が跳ね上がる形状にはならない。これにより
、反転用紙搬出ローラ２３から排出される次の用紙の前
端は、中間トレイ２２内に収容されている用紙すの上面
に滑り込むことになり、用紙すの後端に衝突することが
ない。

なお、このパドル２６の材質としては、たとえば、マイ
ラーフィルム等の可撓性を有し且つ摩擦係数が小さいも
のが選ばれている。

また、第３図に示されるように、最後部の反転用紙搬出
ローラ２３以外の全てのパドル２６の下方には、それぞ
れ、これらのパドル２６の下方への突出を防止するため
の複数のガイド２７が設けられている。

ガイド２７は、中間トレイ２２の底板との間に所定の間
隔αを有しており、当該反転用紙搬出ローラ２３より上
流側から進行してくる大サイズの用紙の移動をパドル２
６の回転によって阻害しないようになっている。

すなわち、用紙すの後端を押さえた後のパドル２６は更
に回転して、同パドル２６の下方に設けたガイド２７に
当接して弾性変形しながら回転する。したがって、パド
ル２６が当該パドル２６の上流側から搬送されてきた用
紙すに逆向きの力を加えることはない。そして、ガイド
２７を抜けて回転して来たパドル２７により再び用紙す
を押さえる。

上述のような動作により、反転用紙搬出ローラ２３から
中間トレイ２２へ排出される用紙すは、湾曲に起因する
追突が発生せず、スムーズに排出される。

また、中間トレイ２２の前端側には、呼び込みローラ２
８を設けている。この呼び込みローラ２８は、中間トレ
イ２２に搬送されてきた各サイズの用紙すの先端をスト
ッパ２９に当接させて用紙すの位置決めを行うためのも
のである。

中間トレイ２２に反転状態で収容された用紙すは、給紙
ローラ３０によって第２図に示される転写装置６部に再
度給紙され、今度はその裏面に転写が行われるようにな
っている。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、本発明においては、排出ローラの
軸に設けたパドルによって収容用紙の後端が連続的に押
さえられる。したがって、用紙の湾曲が押さえられ、後
続用紙が収容用紙の後端に追突することがなくなる。こ
れにより、紙詰まりが発生することがなくなり、円滑に
用紙は搬送される。また、パドルの下方には、このパド
ルの下方への突出を防止するガイドを設けているので、
大サイズの用紙の先端も下流側にあるパドルによってそ
の進行が阻害されることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る用紙排出装置の要部拡大図、第２
図は用紙排出装置を装備した複写機の断面図、第３図は
本発明実施例の用紙排出装置の全ｊ本側面図、第４図は
同用紙排出装置において使用されるパドルの斜視図、第
５図及び第６図は従来例における用紙排出装置の全体側
面図である。 ２２：中間トレイ　　　２３：反転用紙搬出ローラ２５
：軸　　　　　　２６：パドル ２７：ガイド　　　　　ｂ：用紙 特許出願人　　　富士ゼロックス　株式会社代　　理　
　人　　　　　小　　堀　　　益　　（ほか２名）第１
図 第２図 第３図 笛４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、中間トレイへ用紙を排出する排出ローラの軸に前記
   中間トレイ内の収容用紙の後端を押さえつけるパドルを
   設けると共に、該パドルの下方に該パドルの下方への突
   出を防止するガイドを設けたことを特徴とする複写機の
   中間トレイへの用紙排出装置。